落下を生き延びる方法

建物10階の足場から転落してしまったら、どうしますか?スカイダイビングを楽しんでいた際パラシュートが開かなかった時はどうしたらよいでしょう。このような状況で生還する確率は低いものの、絶対に不可能というわけでもありません。冷静さを保つことができれば、落下速度を下げ、落下の衝撃を和らげることができるかもしれません。

方法 1 の 2:
高さのある位置からの落下を生き延びる

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    落下している最中に物をつかむ 厚板や垂木など、落下している途中で何かをつかむできると、生存確率が高まります。転落した時の衝撃がいくらか吸収されるので、骨にかかる負担が少し軽くなります。[1]
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    落下を分割する 建物、あるいは崖からの転落である場合は、一気に地面まで落ちてしまわないよう、できる限り分割しましょう。突起、岩棚、木などがあると理想的です。こうした障害物があることで落下が分割されることで勢いが分散します。従って、生存する確率も高まります。
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    体の力を抜く 肩や肘が完全に伸びきっていて筋肉がこわばった状態で落下すると、落下の衝撃による体内の重要臓器への影響も大きくなります。体の力を抜きましょう。できるかぎり緊張をほぐし、衝突時の体にかかる負担を少しでも軽くしましょう。
    • 生存確率を高めるための手順をこなしていくことに意識を集中すると、気持ちが落ち着くかもしれません。
    • 自分の体に注意を払いましょう。腕や脚が伸びきってしまわないよう動かしていましょう。
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    膝を曲げる 恐らく最も大切な点は、膝を曲げるということでしょう。膝を曲げていれば地面に衝突する際の衝撃は36分の1になるということを示す研究結果も存在します。ただし、深く曲げすぎないことも重要です。軽く曲げる程度で十分でしょう。
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    足から着地する 落下する高さに限らず、必ず足から着地しましょう。足から着地することで、地面に衝突する際に衝撃を受ける面積が小さくなり、足(さらに脚)が最も致命的な衝撃を吸収します。足での着地が難しい姿勢で落下している時は、地面と衝突する前に向きを変えることを試みましょう。
    • 幸い、人間は本能的に足を下ににしようとします。
    • 脚を揃えて、同時に衝撃を吸収させましょう。
    • 母指球から着地しましょう。地面に衝突する直前に少しつま先を下に向けることで母指球が正しい位置にくるでしょう。このように工夫することで、下半身が、より効果的に衝撃を吸収できるようになります。
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    横に倒れる 足から着地することができたのであれば、前後あるいは左右のいずれかの方向に体が倒れます。この時、後ろに倒れないよう努力しましょう。統計上、横に倒れることが最も理想的です。それが難しい場合は、前に倒れ腕で受け止めましょう。
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    地面で弾んでしまう時は頭を保護する かなりの高さから落下すると、地面に衝突した際に体が恐らく弾みます。第一の衝撃を(足から着地することで)生き延びたにも関わらず、この第二の衝撃によって致命傷を負ってしまった人もいます。弾む時は恐らく意識を失っています。肘が前を向くようにして(つまり顔の前に突き出ているような状態になるよう)腕を側頭部に添え、頭あるいは首の後ろで指を絡み合わせましょう。このように頭を覆うことで保護します。
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    迅速に医療処置を受ける 命の危機に直面しアドレナリンが分泌されているため、転落直後は怪我の痛みが感じられないかもしれません。仮に目視できる怪我がないとしても、骨折や深刻な内臓損傷を負っている可能性があります。この場合、直ちに治療を受けなければなりません。この時点でどのように感じているかに関わらず、直ちに病院へ搬送されるべきでしょう。
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方法 2 の 2:
飛行機からの落下に備える

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    体を反らせ、落下速度を下げる 飛行機から落下している時でしか、この手順を実行する時間の余裕はありません。手足を広げ、スカイダイビングのテクニックを利用して体の面積を広げましょう。
    • 地面に対してうつ伏せになるよう体の向きを調整しましょう。
    • 背中と骨盤を反らせ、頭を後ろに傾けましょう。足と頭を触れるさせるような要領で弓なりに反らす、という姿を描くと分かりやすいかもしれません。
    • 腕を伸ばし肘を90度に曲げましょう。つまり前腕から手先までが前を向き(自分の側頭部と平行になり)、手の平が地面の方を向きます。両脚は肩幅に開きましょう。
    • 膝は若干曲げましょう。真っすぐに伸びきってしまわないよう注意し、脚の筋肉の力を抜き落下することで衝撃を吸収しましょう。
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    最適な着地点を見つける 高所から落下した際は、どのような場所に落下するかで生存確率が変わります。着地した際は勢いがある程度残るので、急な角度から徐々に傾斜が緩やかになっている斜面を探しましょう。落下しながら地形をよく観察することが大切です。
    • コンクリートといった固い地面は最も危険です。同様に、いびつな地形やゴツゴツとした地形も落下時の衝撃を分散させる表面積が減ってしまうことから理想的ではありません。
    • 落下の衝撃で圧縮されたり形状が変わるような地面が最も理想的です。例えば、雪、柔らかい地面(耕されたばかりの畑や沼地)、木やうっそうとした茂み(ただし枝が刺さる可能性が高いでしょう)を探しましょう。
    • 水に安全に落下できるのは、45~46メートル程度の高さまでです。これを超える高度から転落した時は、圧縮されないという特徴からコンクリート地面と危険性はあまり変わりません。また、水に落ちるということは溺死の危険があるということも意味しています(気を失っている可能性が高いためです)。泡立っている水の方が安全性が高まります。
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    着地点に体を誘導する 飛行機から落下している時は、地面に衝突するまで1~3分程の時間があります。その間、かなりの距離(3キロ程)を水平に移動することができます。
    • 弓なりに反った姿勢から、両腕を肩の位置で少し後ろに引き、両脚を伸ばすと前に進めるようになります。つまり、元の姿勢ほど腕が前に伸びていない状態になります。
    • 腕を伸ばし、後頭部をかかとで触ろうとしているかのように膝を曲げると後ろに進みます。
    • 基本の弓なりの姿勢から、上半身をやや右に傾ける(つまり右肩を少し下げる)と右に進みます。同様に、左肩を少し下げると左に進みます。
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    正しい着地テクニックを用いる 体の力を抜き、膝を曲げ、足から着地するというポイントを思い出しましょう。後ろではなく前に倒れ、体が弾んだ時に備え両腕で頭を保護しましょう。
    • 弓なりに反った姿勢になって落下していた時は、地面に衝突する前に体の方向を地面に対して垂直になるよう調整しましょう。参考までに、高度300メートルほどの場所から落下すると、速度によって違いはあるものの、衝突するまでおよそ6~10秒の時間があります。
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ポイント

  • 体が回転して制御が効かなくなっている場合は、弓なりに反る姿勢になり体を安定させる必要があります。体が安定すると気持ちも落ち着きやすくなるでしょう。
  • 緩い砂地あるいは柔らかな粘土質の地面に落下すると、動けなくなり体が沈み始める可能性があります。パニックにならないようにしましょう。手を使って体を長く力強く上に押し出しながら梯子をのぼる時の様に体を動かしましょう。
  • 落ち着きを失わないようにしましょう。パニックに陥ると、正常に考えられなくなります。
  • 市街地の上空を落下している時は、理想的な着地点まで移動することが難しいかもしれませんが、ガラス張りあるいは屋根がトタン張りになっている建物、建物の日よけ、自動車の上などは、道路やコンクリート製の屋根よりも好ましいと言えるでしょう。
  • 健康と若さも落下の生存確率を高める要因となります。年齢を若返らせることはできませんが、これもまた 健康を維持して体を鍛える良い口実となるでしょう。
  • このような状況に対処する方法を教える講座があるかもしれません。
  • 絶対に かかとから着地しないようにしましょう。高所から落下し、かかとから着地をすると脚の骨と背骨の両方が粉々に砕ける恐れがあります。常につま先から着地することを心がけましょう。
  • 時間に余裕がある場合は、落下中にポケットに入っているものを捨てましょう。着地時の衝撃で体に刺さる恐れがあります。
  • 木の上に落下するのは好ましくありません。木が落下を受け止めることはなく、枝が体に刺さる恐れもあります。
  • 落下の高度や衝撃の度合い次第では、水に落下して大けがを負うこともあります。

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注意事項

  • 30メートル以上の高さから落下して生き延びる可能性はかなり低いでしょう。6~9メートルといった位置からの落下ですら死亡率が高いので、落下しないことが一番です。
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出典

  1. Injury Prevention OnlineAnalysis of falls from heights of 50–150 feet (15.2–45.7 m)
  2. Jack R. Hunt Library, Embry-Riddle Aeronautical University “Survival of High-Velocity Free-falls in Water” by Richard G. Snyder, 1965: a Federal Aviation Administration report
  3. Greenharbor.com The Free Fall research page. Lots of information about free-falls from airplanes, including specific survival stories.
  4. Jack R. Hunt Library, Embry-Riddle Aeronautical University “Human Survivability of Extreme Impacts in Free-Fall” by Richard G. Snyder, 1963: a Federal Aviation Administration report
  5. http://www.popularmechanics.com/technology/aviation/safety/4344036

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