葬式をする方法

葬式は、言うまでもなく故人との最期のお別れの儀式です。親族や親しい知人が故人の死を悼み生前を偲ぶために集まることが目的ですから、主催者である喪主や家族としてはつつがなくきちんと式を執り行いたいという気持ちが強いでしょう。疲労困憊や悲しみの中で、初めて経験する準備をしていかなければならない場面が多々ありますから、こういった準備については平穏な時期に学んでおきたいところです。

方法 1 の 2:
葬式の準備をしましょう

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    臨終を看取りましょう 親密な人との最期のお別れを迎えて、動揺するなというのは酷でしょう。そのような辛い中で冷静さを保つのは難しいことですが、それでも判断が必要になるのは葬儀に関することです。他の家族にとっても緊急事態ですが、一人で抱えずに支え合いながら乗り切りましょう。
    • 多くは病院か自宅で臨終を迎えることになります。気をしっかり持って、すぐにその場にいない家族に報告しましょう。
    • 次に、家族以外の親族や知人に連絡を入れましょう。近隣や地域の人に伝えるかどうかは地域の慣習にもよりますので、年長者など地域事情に明るい人に確認しましょう。自分の勤務先にも連絡しておく必要があります。連絡する相手は家族で慎重に選んでおいた方がいいでしょう。
    • 医師に最期の診断を受け、死亡診断書を書いてもらいます。[1]
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    葬儀業者を手配しましょう 葬儀に最も重要なのは葬儀社です。葬儀社を使うメリットは形の整った葬儀を円滑に執り行ってくれることの他、遺体の取り扱いや死亡の届け出なども代行してくれる点にあります。葬儀業者が決まれば大筋のことは彼らが代行または補佐して進めてくれるので、早めに手配する方が賢明です。
    • 早い段階で葬儀社の手配ができれば、後々の行動に余裕ができますから、いくらかは気持ちを落ち着かせることができるのではないでしょうか。8割以上のケースで没後12時間以内に葬儀社を選定しているというアンケート結果が出ています。[2]
    • 葬儀社の担当者が到着したら、概要の打ち合わせをします。まずは葬儀のスタイルを選ぶことになるでしょう。親族とごく親しい知人のみで行う家族葬が一般的ですが、通夜を行わない一日葬や自宅葬といった選択肢もあります。予算も重要な要素ですので、費用についても相談しましょう。
    • 遺体に死化粧を施すなどして安置してもらいます。
    • 死亡届の提出や火葬場の予約も葬儀社がやってくれることがほとんどです。
    • ひと呼吸つけるようになった段階で、詳細な打ち合せを行いましょう。
    • 葬式の内容が決まったら、葬儀社に希望を伝えながら供花・遺影・会葬者への礼状や返礼品などを手配していきます。
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    葬儀社以外の準備をしましょう 葬儀社がやってくれることは多いですが、家族や地域の中での取り決めは遺族側でする必要があります。その代表的なものは、まず最初に喪主を決めることです。喪主は遺族の代表者という一面も確かにありますが、葬式の開催という大仕事を乗り切るには周りの支えが不可欠です。準備には地域特有のものもあり、わからなかったり見落とすこともあるかもしれません。親族で手分けをして進めていきたいものです。
    • 喪主とは葬式の主催者たる人ですが、法律で定められたものではなく明確な決まりもありません。一般的には故人との血縁と関係の深さを最優先するのが無難です。
    • 菩提寺があれば、葬儀社との打ち合わせに際して連絡をしましょう。
    • 葬儀の案内状を送付する相手をリストアップしなければなりません。慎重に行いましょう。
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方法 2 の 2:
葬式を執り行いましょう

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    通夜を行いましょう 通夜は一般的に葬儀の前日に行われます。元々は親族や知人など身近な人たちが線香やろうそくをあげ、火を絶やさずに終夜故人を偲ぶ儀式でした。現代では、葬儀当日よりも比較的参列がしやすい「葬式の一部」と位置付けられているようです。
    • 通夜の中心は、僧侶の読経と喪主からの挨拶とお礼です。告別式よりも短時間で、勤め人の方が参列しやすい時間に設定するのが一般的です。
    • 読経への参列者だけでなく、訃報を人づてで知った知人なども、線香だけでも上げたいという気持ちで参列するでしょう。故人に代わって、できる限りお礼の言葉を伝えましょう。
    • 読経と挨拶の儀式は、簡易な告別式だと思うとイメージしやすいかもしれません。読経と挨拶の後、通夜振る舞いと呼ばれる参列者への接待をする場合も少なくありません。進行は葬儀社の担当者が行います。
    • 通夜振る舞いまでが終わると、式典としての通夜は一段落します。深夜に弔いに来られる方があるかもしれませんが、通常は親族の誰かが交代で起きていますので、起きている者が応対しましょう。
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    告別式を行いましょう 通夜が明けた翌日、告別式を執り行います。一般的には「葬式」と呼ばれのはこの式典ことです。家族葬の場合、告別式に参列する方の人数は20~30名程度ですから、[3] 静かにゆっくりと故人を偲ぶ気持ちでのぞみましょう。
    • 葬式の内容は葬儀社の担当と打ち合せをしておきますが、当日の進行は担当に任せて問題ありません。
    • 僧侶の読経の後、弔辞・弔電の読み上げ、席焼香、棺への花入れ等と進んでいきます。
    • 告別式の終わりに、喪主が参列者にお礼を申し上げます。故人に成り代わり、また親族の代表としても、誠意と心からの感謝を込めた挨拶をしたいところです。
    • 最後に出棺となります。火葬を行い、遺骨を骨壺に収めます。
    • その後も、手伝ってくれた人たちとの精進落としの接待や初七日の儀式などがありますが、地域によって違いが大きいので地域で確認する必要があります。基本的な部分については葬儀社からアドバイスがあるかもしれません。
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    事後の諸用を済ませましょう 葬式が終わった後にもするべきことがたくさんあります。大きく分けると、葬式の後処理・お礼・故人関係の事務手続きの3つです。葬式が終わったばかりで心身共に疲労しているところですが、お金や財産や人間関係に関係する重要な事ばかりです。なるべく複数人でチェックしながら手抜かりなく進めましょう。
    • 最初にするのは葬式関連の事務を、手伝ってくれた方から引き継ぐことです。参列者の記帳や受け取った香典、使用した事務用品や食品まで色々あります。相手も疲れているでしょうから、2人以上で引継ぎを受け、聞き漏らさないようにしましょう。引き継いだ内容を整理し、葬儀社との間で最終的な支払額が確認できれば、葬儀社関連の仕事はほぼ片付いたと言っていいでしょう。
    • 参列や香典、弔電を頂いた方や葬式の手伝いをして頂いた方へ、それぞれお礼をしましょう。香典返しやお礼状が必要ですが、足を運べる先へは直接お礼に伺うのが礼儀です。
    • 故人に関わる手続きは思いのほか複雑な場合があります。年金や健康保険については市役所、医療保険など個人契約のものはそれぞれの契約先に相談しましょう。
    • 相続が発生するがあるかもしれません。かかりつけがあれば弁護士や司法書士へ、なければ市役所に行ってみましょう。相談コーナーや弁護士の無料相談サービスがある市役所もあります。
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ポイント

  • 葬式に関しても、当人の意志が残されていれば遺族の負担が減ります。葬式のスタイルや喪主選び、参列者の選別なども当人なら簡単にできるでしょう。エンディングノートを用意しておくという事は、親族への愛情表現のひとつと言えるかもしれません。

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このwikiHow記事について

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カテゴリ: 哲学・宗教
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