血腫を治療する方法

共同執筆者 Victor Catania, MD

この記事には:自宅で手当てをする医療に頼る12 出典

血腫とは、破れた血管や静脈から漏れ出た血液が1カ所に貯まり、固まったものです。打撲傷とは異なり、通常は大きく腫れ上がります。[1]血腫の重症度は、血腫ができた場所によって決まります。医学的に血を排出させる必要があるものもあれば、長い時間をかけて治癒するまで待つものもあります。血腫が頭部や内臓付近にできた場合、すぐに医師に診てもらうようにしましょう。[2] この種類の血腫は、自分で治そうとしてはいけません。また腕や脚の皮下にある血腫は、医療機関で検査した上で合併症が発生していなければ、自宅で手当てを行うことができます。[3]

パート 1
自宅で手当てをする

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    R.I.C.E.を行う R.I.C.E.とは、Rest(動かさない)、Ice(冷やす)、Compression(圧迫する)、Elevation(持ち上げる)を表しています。自宅で腕や脚の血腫の手当てを行う際は、このステップに従いましょう。また最善の結果を得るために、毎日このステップに基づいて手当てを行いましょう。[4]
    • 血腫ができたらすぐにR.I.C.E.を実践して、短期間での治癒を目指しましょう。
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    血腫のある腕や脚を動かさない 血腫ができてから最初の24~72時間は、患部を動かさないようにしましょう。そうすることで、それ以上の出血を防ぎ、患部が治癒しやすくなります。[5]
    • 医師から、血腫のある脚を少なくとも48時間は動かさないようにと言われることもあるでしょう。どのくらいの時間動かさないようにしておくかは、血腫の程度によって決まります。
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    最初の48時間は、患部を一日に数回20分間冷やす 保冷剤をタオルで包んで患部に当てたり、血腫ができた脚を氷を使ってマッサージしたりしましょう。血腫による痛みや腫れが軽減します。[6]
    • 氷を使ってマッサージを行う際は、発泡スチロール製のコップに水を入れて凍らせます。血腫ができた脚に布やキッチンペーパーのような紙のタオルを被せ、その上から水を入れて凍らせたコップを当ててマッサージしましょう。
    • 保冷剤を皮膚に直接当てないようにしましょう。血腫に熱傷や凍傷が起こる危険性が高くなります。
    • 最初の48時間が経過すれば、カイロや温かいタオルなどを使って、患部を温めましょう。一日に2~3回行えば、体が血腫から血液を吸収しやすくなります。
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    腫れを引かせるために血腫を圧迫する 圧迫用の筒状包帯や弾性包帯を使って、腫れが軽減するまで患部を圧迫しましょう。圧迫用の筒状包帯や弾性包帯はドラッグストアや薬局で購入することができます。[7]
    • 少なくとも2~7日間は患部の圧迫を続けましょう。包帯が患部にぴったりと巻かれていることが大事です。その際、きちんと脚に血が流れるよう気をつけましょう。
    • 包帯がきつすぎて血が流れなくなると、患部にズキズキとした痛みが発生したり、皮膚の色が濃い紫に、もしくは青白く変化したりします。
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    患部を高く持ち上げる 患部を高い位置に持ち上げることで、痛みや腫れが軽減します。血腫のできた脚が心臓より高い位置になるようにして、椅子や積み重ねた枕の上に置きましょう。[8]
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    市販の鎮痛剤や抗炎症薬を服用する この種類の薬は、血腫が治癒していく過程で発生する痛みや腫れに効果的です。[9][10]
    • イブプロフェン(ロキソニン、バファリン)は、非常に良く効く鎮痛剤・抗炎症薬です。使用する際は、パッケージに記載された服用方法を必ず守りましょう。一度に2錠以上を服用してはいけません。4~6時間ごとに服用しましょう。
    • 抗炎症薬にはナプロキセンナトリウム(ナイキサン錠)もあります。痛みや腫れの状態に合わせて、12時間ごとに服用しましょう。
    • アセトアミノフェン(タイレノールA)は効き目の高い鎮痛剤で、不快感や痛みを和らげます。
    • 出血性疾患を患っている場合は、アスピリンを含む非ステロイド系の抗炎症薬の服用を避けましょう。この種類の薬は、血液中の血小板の働きを抑えるため出血を長引かせてしまいます。
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    血腫がなくなるのを数カ月間待つ 血腫が腕や脚、手にある場合、自宅で丁寧に手当てを行い、血液が体に再吸収されるのを辛抱強く待ちましょう。数カ月後、血腫は自然に消えてなくなり、痛みも治まります。[11]

パート 2
医療に頼る

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    頭部や内臓に血腫ができた場合は病院へ行く 腕や脚以外の部分を負傷すると、体内で血腫が発生している危険性があるため、すぐに医師の診断を受けましょう[12]
    • 急性の硬膜下出血や硬膜外出血は、脳内で数分から数時間の間に発症します。どちらも外傷が引き金となって脳周辺や脳内で発生するもので、医師による迅速な診断が必要です。すぐに治療を行わなければ、深刻な脳障害や死につながる可能性もあります。急性硬膜下出血には多くの場合、「激しい」頭痛が伴います。
    • 慢性硬膜下出血を発症することもあります。慢性硬膜下出血は、何日、何週間という時間をかけて血が貯まっていくもので、血腫ができてもしばらくの間、発症していることに気がつかないことがあります。頭部や内臓に血腫ができた場合は、深刻な合併症を起こしていないかどうか確認するため、医師に診てもらうことが重要です。
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    血腫が破れたら医療機関へ行く 血腫を覆う皮膚が破れると、感染症を起こす危険性があるため病院へ行きましょう。医師が血腫の状態を診て、血液を排出させるべきかどうかを判断します。
    • 身に覚えのない打撲傷ができていたら、それは別の病気の兆候かもしれません。医師に診てもらい、その打撲傷が発生した原因を突き止めてもらいましょう。
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    2週間が経過しても症状が改善しなければ病院へ行く 2週間自宅で丁寧に手当てをしても四肢血腫が改善しない場合は、病院へ行きましょう。手当ての方法が正しければ、2週間が経過すると腫れと痛みが軽減しているのが分かるはずです。医師は血腫の状態を診て、他に治癒を妨げている原因がないかどうか医学的に判断します。

必要なもの

  • 圧迫用の包帯
  • 市販の抗炎症薬
  • カイロまたは温かいタオル

記事の情報

この記事はVictor Catania, MDが共著しています。 カターニア医師はペンシルバニア州在住の家庭医です。2012年にセントクリストファー・ネイビス連邦にキャンパスを置く医学大学、「Medical University of the Americas」にて医学博士号を取得しています。

カテゴリ: 健康 | 救急処置・緊急医療

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