被災地支援方法

3 パート:被災地ボランティアになる支援物資を送る金銭的な支援をする

災害が発生すると、「いてもたってもいられない!」と、焦って自己流の支援をする人がいますが、結果的に被災地の負担や迷惑になってしまう場合があります。
被災地のニーズを第一に考えた被災地支援方法を学び、自分の「力になりたい」という気持ちを効果的に形にしましょう。被災地支援の方法は大きく分けて3つあります。一つ目は被災地ボランティア、二つ目は物資支援、三つ目は寄付です。自分に合った支援方法を選び、さっそく行動に移しましょう。

パート 1
被災地ボランティアになる

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    被災地ボランティアの活動内容を理解する 被害にあった住宅地へ赴き土砂の撤去や家の中の掃除の手伝い、避難所での炊き出し、がれき処理、写真洗浄など、ボランティアとしての活動内容は多岐に渡ります。[1]体力に自信のない人や、災害を実際に体験したことも被災地ボランティアとしての経験もない人が、むやみに被災地へ押しかけても、ただでさえ通行規制や道路破損で渋滞しやすい被災地への交通網をさらに混雑させ、必要とされている物流や緊急車両の邪魔になる可能性があります。「災害ボランティアセンター」が発信する募集要項を読み、まずは自分が何をできるか、それを被災地は必要としているのか、そしてどのルートで被災地へ向かうのかを、落ち着いて考えましょう。
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    被災地ボランティアになる為の準備をする 食料や水を含む、ボランティア期間に必要な物を持参し、自己完結を心がけましょう。支援物資は被災者の為にあります。また、宿泊場所や移動手段の確保も自己責任です。被災地の負担になってしまっては、本末転倒です。
    • ボランティアに行くと決めたら、ボランティア保険に必ず加入しましょう。居住地域の社会福祉協議会にて加入することができます。[2]ボランティア保険に加入したという証明書を被災地へ赴く際に持参しましょう。 
    • 災害の種類や活動内容に適した服装、道具を持参しましょう。長靴、防塵マスク、丈夫なゴム手袋、ゴーグル、ヘルメット等の安全装備に加え、季節によっては熱中症対策も必要です。[3]
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    被災地ボランティアとしての心構え ボランティア活動を行う際に、心身ともにとても辛い思いをしている被災者と話す機会もあることでしょう。会話をする際は配慮を忘れずに、話に耳を傾け、無責任に「大丈夫ですよ!」や、「元気を出してください!」などと言わないようにしましょう。自分の気持ちを押し付けることは避け、相手の心に寄り添いましょう。また、被災した住宅で掃除やゴミ出し作業を手伝う際、他人からしたら不必要なゴミに見える物でも、本人にとっては大切な思い出の品である可能性があります。ゴミ扱いをせずに、まずはどうしたら良いか確認しましょう。
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    被災地ボランティアとしての長期的な支援 連日のテレビ報道が落ち着き、世間が震災について忘れ始めても、被災地はボランティアを必要としている場合があります。直後のボランティアも大切ですが、復興するまで数年かかる場合があるということを忘れないようにしましょう。復興庁のウェブサイトや被災地の社会福祉協議会にて、ボランティアを現在も必要としているかどうかを確認することができます。[4]

パート 2
支援物資を送る

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    被災地のニーズに応える 実際に被災地へ行かずに出来る支援の一つが支援物資を送ることです。支援物資は誰でも気軽に出来る被災地支援であると同時に、被災地のニーズに応えることが一番難しい支援の形でもあります。
    • 災害の際、個人での支援物資がたくさん集積所へと届きますが、実際に必要な物資では無い、または、仕分け作業の人手が足りない、などの問題が発生します。市町村によっては個人レベルでの支援物資を受け付けていない場合もあります。支援物資の受け入れについて被災地に電話をかける行為も負担になります。個人での支援物資を受け付けているか、そして現在何を募集しているかを、公表されている情報を元に確認してから送りましょう。また、人手の足りている周辺の市町村が支援物資を受け付けている場合もあります。
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    支援物資を選ぶ 物資支援は前からいらなかった物を処分するチャンスではありません。状態の良くない古着、使用済み下着、お弁当の様な腐ってしまう食品などは活用されることなく、税金を使い処分されることになります。必要とされる自信のない物資を送るより、募金をする方が有効な支援になります。
    • 缶詰を送る際は道具を必要としないプルトップ式缶を選びましょう。
    • 辛いものや食べた後に極端に喉が乾く食品は避けましょう。
    • 水、電気またはガスがあるかを確認するまで、カップラーメンは控えましょう。
    • 仕分けの手間を考え、段ボールは開けやすくし、箱の外側に内容を明記しましょう。「サイズSの女性服」の様に、一つの箱に同じものを入れることで仕分け作業が軽減されます。
    • 手回し充電式ではない、電池式のラジオや懐中電灯を送る際は、電池を入れておきましょう。また、モバイルバッテリーを送る際も、あらかじめ充電しておきましょう。
    • 心のこもった寄せ書きや千羽鶴は、場所の限られた避難所では邪魔になってしまいます。自分の気持ちを押し付けるのではなく、被災地のニーズを一番に考えましょう。
    • テレビ報道が少ない地域も支援物資を必要としているかもしれません。注目されている避難所だけではなく、周辺地域の自治体から発信されている支援物資の要請情報も手に入れる努力をしましょう。
    • 直接避難所や集積所へ送る以外にも、支援物資を受け付けて効果的に被災者へと届けるノウハウを持つNPO団体も多々あります。
    • 「〇〇が足りていない」とSNSで拡散されている被災者の声も、実際に送り、届いた頃には既に足りているということもあります。被災地のニーズは常に変化していることを忘れないようにしましょう。

パート 3
金銭的な支援をする

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    寄付金で被災地支援をする 寄付金は自宅からいつでも行える支援の方法です。必要な時に必要な物に使ってもらえる、最も被災地のニーズに合った支援法でもあります。寄付金には支援金、義援金と、大きく分けて二つの種類があります。
    • 支援金は被災者に直接届くものではなく、復旧活動や支援団体の活動費に充てられます。義援金は直接被災者に届きますが、公平性を守るために、届けられるまでに時間がかかってしまいます。その点、支援金はすぐに役立てられます。
    • 支援金としてNPO等の支援団体へと寄付する際は、活動内容と支援金の使い道を公開している信頼できる団体を選びましょう。
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    寄付金以外での金銭的な支援をする 寄付や募金以外の方法でも被災地を金銭的に支援できる方法はあります。
    • 「ふるさと納税」という形で被災地の自治体を直接支援する。
    • 被災地の名産品を特集した物産展で買い物をする。
    • 災害被害が少し落ち着いた頃に、被災地へ観光をしに行き、観光産業に貢献する。

ポイント

  • 被災地にいる家族の安否を既に確認できている人、または家族ではない知人の安否が気になる人は、電話回線の混雑を避けるために連絡を控えましょう。回線を混雑させるだけではなく、被災者の携帯電話の貴重な充電を減らすことになりかねません。

記事の情報

カテゴリ: 学び・コミュニケーション | 住まいと暮らし・ガーデニング

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