親知らずを抜いた後は、速く完治させるために念入りな処置が必要です。手術後、歯と口内が正しく洗浄されていないと、感染症や「ドライソケット」として知られる痛みを伴う炎症、歯槽骨炎を引き起こす可能性があります。[1] ドライソケットは、下の親知らずを抜いた場合、約20%に発症するため、手術後の処置には特に注意が必要です。親知らずを抜いた後は少なくとも1週間は、時間と手間のかからない簡単な方法で口内ケアをしましょう。

パート 1 の 3:
歯を洗浄する

  1. 1
    歯科医の指示通りにカーゼを取り替える 手術後は抜歯した部位にガーゼが詰められますが、必要であれば、通常は1時間程度で取り替えることができます。出血し続けている場合は、30〜45分おきにガーゼを取り替えて軽く押しましょう。[2] 手術後数時間以上出血が続く場合は、医師、または歯科医に連絡をしましょう。[3]
    • 手術後24〜48時間は少量の血が滲み出てくるのは正常です。この滲み出てくるものは、ほとんどの場合、唾液と少量の血によるものですが、これよりも量が多いのは過度な出血であるため、すぐに医師に連絡をしましょう。[4]
  2. 2
    手術後1日目は歯を磨くのを避ける 手術の翌日は、歯を磨く、唾を吐く、マウスウォッシュですすぐことは避けましょう。歯を磨くなどすると、治癒過程が妨げられ、ドライソケットや感染症などの原因となります。[5]
    • 手術後最初の24時間は、治癒過程において非常に重要です。歯を磨くなど、その他の口内洗浄は、縫合部分に触れてしまったり、血液凝固を妨げるため、回復を長引かせ、感染症を引き起こす可能性があります。[6]
  3. 3
    最初の3日間は抜歯部位の歯磨きは避ける 手術後3日間は、抜歯部位の周りを歯ブラシで磨くのは避けましょう。代わりに手術の翌日から、コップ半分のお湯と少量の塩で口をすすぐことができます。[7]
    • うがいをした塩水を強く吐き出してはいけません。代わりに、頭を左右に軽く傾けて、患部を塩水で洗い、最後は吐き出さずに頭を傾けて口から流します。
  4. 4
    他の歯をゆっくり慎重に磨く 手術した当日は、慎重にそっと磨きます。抜歯部位に刺激を与えたり、患部を保護する血液凝固を壊したりしないように注意しましょう。[8]
    • 毛先の柔らかい歯ブラシで、小さい円を描くように優しくゆっくりと磨きます。[9]
    • 手術後最初の数日間は、歯磨き粉を吐き出してはいけません。唾を吐くと、傷ついた歯茎の上の血の塊の形成を妨げてしまいます。塩水か殺菌効果のあるマウスウォッシュで、口内をそっとすすぎ、頭を横に傾けて口から流します。
  5. 5
    手術後3日目に通常の歯磨きとデンタルフロスを再開する 手術から3日経ったら、通常の歯磨きとデンタルフロスを再開することができます。患部を刺激しないように優しく扱いましょう。
    • 歯を磨く時、傷ついた歯茎に入って、感染を引き起こす原因となる食べかすや細菌を取り除くため、舌も忘れずに磨きましょう。
  6. 6
    感染に注意する 医師の指示に従って口内と歯を清潔に保てば、感染のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。ただし、 手術後の合併症を避けるため、感染の兆候には注意を払い、兆候が見られたら医師に連絡をしましょう。
    • 飲み込むことや呼吸が困難、発熱、患部の周りや鼻の中に膿ができた、または腫れが悪化した場合は、直ぐに医師の診察を受けましょう。[10]
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パート 2 の 3:
口内を洗浄する

  1. 1
    塩水で口をすすぐ 手術後は歯磨きの合間に塩水溶液を使って、歯と口内を清潔に保ちましょう。これは、口内を清潔に保つだけではなく、炎症を抑えるのにも効果があります。[11]
    • 塩水の溶液は、お湯200〜250mlに、塩小さじ1/2を溶かして作ります。
    • 一口分の溶液で30秒ほど軽くすすぎます。溶液は吐き出さず、頭を横に傾けて口から流せば、空の歯槽を傷つけずに済みます。
    • 毎食後に塩水で口をすすいで、口内に残っている食べかすを取り除きましょう。[12]
    • 患部に刺激を与えないように、アルコールが含まれていないマウスウォッシュで口内を洗浄することもできます。
  2. 2
    口腔洗浄器で口をすすぐ 口腔洗浄器、または小さいプラスチック製の注射器で口をすすぐよう、歯科医から処方されるかもしれません。歯科医の指示により、食後や就寝前に使用しましょう。
    • 下の親知らずを抜いた場合のみ、処方される可能性があります。使用の際は必ず歯科医の指示に従いましょう。
    • 口腔洗浄器には塩水の溶液を使用することができます。
    • 口腔洗浄器の先端を患部に近づけて洗い流しましょう。また他の歯を洗うこともできます。これは少々痛みを伴いますが、口内と患部を清潔に保ち、感染やドライソケットのリスクを減らすことができます。
  3. 3
    ジェット水流による口腔洗浄器は使用しない ウォーターピックやジェットウォーッシャーなどの口腔洗浄器のジェット水流は、手術直後には強すぎるため、患部を傷つけ、回復を遅らせてしまいます。歯科医が特に推奨しない限り、親知らずを抜いた後1週間は、こういった口腔洗浄器は使ってはいけません。[13]
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パート 3 の 3:
親知らず抜歯後の口内ケア

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    ストローは使用禁止 手術後の数日間は、飲料やスムージーを飲むためにストローを使用してはいけません。ストローを使って吸う行為は、回復が遅くなります。[14]
  2. 2
    水をたくさん飲む 手術後は水をたくさん飲みましょう。口を湿った状態に保ち、ドライソケットや感染を防ぐ効果があります。[15]
  3. 3
    温かい飲み物は避ける 紅茶、コーヒー、ココアなどの温かい飲み物は、抜歯後の歯槽の治癒に必要な血液凝固を取ってしまう可能性があります[17]
  4. 4
    軟らかい食べ物か流動食を食べる 空いた歯槽に詰まったり、血液凝固を妨げる可能性のあるものは食べてはいけません。噛む必要がある場合は、反対側の歯を使って噛みましょう。[18] 流動食なら歯槽に詰まらず、感染のリスクを最小限に抑えることができます。[19]
    • 手術後初日は感染を引き起こさないために、患部に刺激にならず、歯にも詰まらないヨーグルトやアップルソースのようなものを食べましょう。軟らかいオートミールや朝食用ポリッジなどでも良いでしょう。[20]
    • 硬い、なかなか噛み切れない、ボロボロ崩れやすい食べ物、または非常に熱い、辛い食べ物は、患部を刺激し、詰まるなどして感染の原因となるため、食べるのは避けましょう。[21]
    • 手術後最初の週は毎食後、温かい塩水で口をすすぎましょう。[22]
  5. 5
    喫煙は避ける 喫煙やかみたばこはできるだけ長く避けましょう。手術後に禁煙をすれば、感染や炎症を寄せ付けずに済み、迅速な回復が期待できるでしょう。[23]
  6. 6
    鎮痛剤を服用する 親知らずを抜いた後の数日間は、痛みがあるのは普通です。市販、または処方された鎮痛剤のいずれかで、痛みや腫れを和らげましょう。
    • イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド系抗炎症薬を服用しましょう。手術による腫れを緩和するのに効果があるでしょう。アセトアミノフェンも服用できますが、炎症には対処しません。
    • 市販の鎮痛剤が効かない場合は、医師に相談して処方してもらいましょう。
  7. 7
    腫れと痛みをアイスパックで冷やす 手術後の数日間は腫れがありますが、これは正常です。アイスパックを頬に当てると、歯の周りも含め、腫れと痛みが軽減するでしょう。[27]
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  1. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  2. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  3. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  4. http://heritageoralsurgery.com/surgical-instructions/wisdom-tooth-removal/
  5. http://www.oralfacialsurgeon.com/procedures/surgical-instructions/after-wisdom-tooth-removal/
  6. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  7. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  8. http://www.nhs.uk/Conditions/Wisdom-tooth-removal/Pages/Recovery.aspx
  9. http://www.nhs.uk/Conditions/Wisdom-tooth-removal/Pages/Recovery.aspx
  10. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  11. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  12. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  13. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  14. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  15. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  16. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  17. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  18. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652
  19. http://www.mayoclinic.org/tests-procedures/wisdom-tooth-extraction/basics/what-you-can-expect/prc-20020652

このwikiHow記事について

Ken Miyazato, DDS
共著者 :
Ken Miyazato, DDS
口腔外科医
この記事の共著者 Ken Miyazato, DDS. ミヤザト医師はサンフランシスコベイエリアのサンタ・クララ・バレー医療センターに勤務する歯科医です。2013年にザ・パシフィック大学で歯学博士号を取得後、2014年にルーサラン・メディカルセンターにて臨床研修を修了しています。
カテゴリ: 全般的健康
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