記憶力を高める方法

4 方法:聞いて覚える人見て覚える人触れたり動かして覚える人読んで覚える人には

テストの真っ最中に昨晩覚えたことが思い出せない、なんてことはありませんか?あなたに適した方法を使えば、どんなことでも簡単に覚えられるようになります。それにはどの方法があなたに最も適しているのかを決めるだけです。これを使えば六法全書だって簡単に覚えることができます!

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聞いて覚える人

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    聞く 聞いたことがすぐにできたり、聞き取ったことを覚えていられるのなら、あなたはおそらく聞いて覚えるタイプでしょう。以下の事柄があてはまるかチェックしてみてください。
    • 会話や講義で聞いた内容を事細かに覚えている。
    • 語彙が豊富、言葉が好き、言語能力に長けている。外国語を比較的簡単に覚えられる。
    • 話がうまく、面白い会話を続けられる。アイデアや考えを明確に説明できる。
    • 楽器の才能があり、音程やリズムを聞き取る能力がある。コードや合奏を聞きながら個々の音を聞き取る能力がある。
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    深呼吸をする これから読む文章にさっと目を通して、内容を大まかに把握します。長い文章は区切って読みましょう。
    • 文章の内容と自身の経験に関連性を見つけて、それを書き留めます。これは「関連付けて覚える」という方法です。関連性に理由は必要はありません。覚えやすいもの(面白いもの、おかしいもの、楽しいもの)や創造性があることのほうが重要です。例えばアメリカの憲法1条を覚えるのであれば、 「All legislative powers (powerは電力を指すことも) herein granted shall be vested(授与するという意味ですが、服のベストも同じ単語です) in a congress(議会)...,」では、ベストを来た議員が電源コードをポケットから出している姿をイメージします。
    • 覚える単語の頭文字を取って、頭字語を作る 例えば脳下垂体前葉が分泌する主要な6つのホルモンであれば TSH (thyroid-stimulating hormone:甲状腺刺激ホルモン)、ACTH (adrenocorticotropic hormone:副腎皮質刺激ホルモン)、FSH (follicle-stimulating hormone:卵胞刺激ホルモン)、LH (luteinizing hormone:黄体形成ホルモン)、 PCR (prolactin:プロラクチン)、 GH (growth hormone:成長ホルモン)が挙げられます。これをすべて覚えるのは非常に大変ですが、それぞれの頭文字を取って頭字語をつくることで比較的簡単に覚えることが出来ます。(日本語であればデジタルカメラをデジカメと言ったり小田原急行鉄道を小田急と省略します。上の例は難しくなっていますが、卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンで卵黄ともとれますよね)
    • 覚えるものに関連した話を作る。例えば侃々諤々のカンちゃん、旗幟鮮明のキシくん、剛毅果断なゴウくんで物語を作ってみると覚えにくい語彙も覚えやすくなります。意味を成す必要はありません。なにかしらの形で引っかかりが出来さえすれば覚えやすくなります。
    • 覚える内容を説明した絵を描く 例えば科学的な定義(科学者が自然界を研究して集めた証拠を元にした説明)を覚えるのであれば、誰かに向かって説明している科学者の絵を描いて、吹き出しに説明を入れます。副詞や動詞といった小さめな言葉を書き込んだら、次のコマに移りましょう!解かりやすく順番に書くことを心掛けましょう。
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    反復する 記憶するために、繰り返し音読します。:
    • まず1つ目の題材を読みます。
    • 続いて文章を見ないで暗唱します。
    • 次に1つ目と2つ目の題材を通して読みます。
    • 手元を見ること無くそれらを繰り返し暗唱します。
    • 1つ目と2つ目、そして3つ目の題材を通して読みます。
    • 記憶するまで繰り返し暗唱します。
    • 手元を見ずに暗唱できるまでこの過程を繰り返します。
    • 文章の最後まで進んだら、最初から暗唱します。さらに全文を3回繰り返し暗唱します。
    • 3回暗唱できなかったら、最初からやり直します。
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    休憩する 頭をスッキリさせておくことは大事です。頭の回転が遅くて覚えられないと感じたら、20-30分休憩を取りましょう。楽しくて簡単にできること(あまり頭を使わないこと)をしてみましょう。電話で誰かと話をしたり、公園を散歩するのもよいでしょう。脳をリラックスさせることで脳内の長期記憶に情報を移す時間ができます。新しい概念を過度に取り入れようとしたり、難しいことを学ぼうとすると、この長期記憶へ記憶を移す作業が阻害されます。
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    記憶したものをチェックする 休憩後は休憩前に覚えた事柄を確認します。覚えたものが言えるようでしたら、頭の中に残っているということになります。それができなければ、覚えてない箇所をもう一度やり直します。小休止を挟んで、もう一度確かめてみましょう。
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    自分の声を録音して聞く 記憶する内容を声に出して録音し、睡眠中にそれを再生します。新しい情報や不慣れな情報を覚えるという点ではあまり効果は得られませんが、既知の情報を脳に定着させる点では、睡眠中に繰り返し聞くことが役立ちます。
    • ヘッドホンをしたまま寝る ヘッドホンの購入を検討してみてください。導眠のためにリラクゼーションミュージックを聞く人が使っている商品です。
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    他者の話を聞く 許可を得てできるようならば、ノートの補助として講義を録音して、その録音した講義を再度聞いてみてください。何度か繰り返し聞くことで苦労せずに情報が入ってくるようになります。
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    動き回わる 勉強や情報を反芻している間は部屋の中を歩きまわりましょう。あたりを歩くと右脳と左脳が活性化し、覚えようとする内容が簡単に記憶できるようになります。

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見て覚える人

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    入念に見る もし視覚上の情報が目に飛び込んできて、それをよく覚えているのであれば、あなたはおそらく目で情報を集める人でしょう。こうした人は対象物を見ただけで理解できます。以下がこうした人の特徴です。
    • 口頭で伝えられる情報より、写真や表、ダイアグラムなどの視覚的情報を容易に覚えられる。
    • 学習中に情報をイメージすることができる。また距離を測るように情報を「見る」。
    • 頭のなかに情報のイメージが明確に浮かび上がる。憲法を学びながら、草案者たちが議論を重ねている様子を思い描くことができる。
    • サイズ、形、質感、角度、全体図などが手に取るようにわかる特別な技術を持つ。
    • 身振りから言いたいことや考えを読み取ることができる。
    • 周囲に注意を払う。美的感覚や美術、視聴覚メディアに大きな関心を示す。
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    落ち着いた場所に座る 邪魔になるものや視界に入るものが無い場所を探します。「光るもの」を避けると、記憶したいものに集中することができます。「光るもの」とはテレビや開いた窓、目が動く猫の時計などのことです。
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    情報を色分けする 例えば、歴史のノートの内容を覚えたいときには日付や重要な人物に色をつけます。ジョージ・ワシントンは青、ベン・フランクリンはオレンジ、革命はどれも赤、ジョージ王は緑、などなど・・・。
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    すべてを暗記するまでは繰り返し色付けをする ポストイットのメモ用紙の色をそろえて情報を書き込むと、同色のメモのつながりを思い出させるだけでなく、次のステップでも役立ちます。
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    よく目にする場所にメモ用紙かカードを貼る ロッカーや寝室は恰好の場所です。前を通る時は毎回それを読みます。色に応じて垂直や水平に並べてみてください。時代に応じても貼るのもいいでしょう。
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    何度もメモを書き直す 貼られているメモを書き直して、既存のものと交換します。とりわけ難しい内容があれば、より頻繁に目にするところに貼りましょう。時折場所を変えてみてください。
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    一緒に勉強してくれるパートナーを探す ダイアグラムや表、概要をお互いに説明しあって、記憶しやすくします。
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    大事な点を強調する 記憶したい事柄や強調したいものに応じて重要なキーワードを探します。オンライン上のPDFファイルが読めるのなら、キーポイントを強調できる機能を利用しましょう。記憶にも役に立ちますし、文章をもう一度探すときにも時間がかかりません。
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    動き回る 勉強したり情報を反芻している間は部屋の中を歩きまわりましょう。先ほども述べましたが、あたりを歩くことで右脳と左脳が活性化し、覚えようとする内容が簡単に記憶できるようになります。

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触れたり動かして覚える人

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    触って情報を得るのが得意な人は、実践で覚えるのがいいでしょう。触れることを通じて情報を得る人は、とにかく何でもやってみます。以下が触れて覚える人の特徴です。:
    • 実践で物事を学ぶ。物に触れたり動かしたりすると物事を現実的に捉えられる。
    • 手を動かしながら話をする。
    • 話や見たこととしてではなく、出来事として物事を記憶している。
    • 絵画や芸術、料理や手作業など、道具を使った作業が得意である。
    • 長時間じっとしているのが苦手で、気が散りやすい。
    • 狭いところに押し込められるのが嫌いで、自由に動きまわったり休憩ができる場所を好む。
    • 教室での授業より野外授業を好む。
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    場所を探す 自由に動ける場所を探しましょう。閉め切った部屋より食卓で勉強するほうがあなたには向いています。
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    創造力を高める 覚える対象になりきって演じたり、対象の事細かな点を真似てみましょう。憲法を覚えるときは、紙を広げてみます。真っ白なプリント用紙ではなく、茶色い紙袋を切って使うと、実際に憲法が書かれていた紙のようです。そのうえ、匂いを関連付けることもできます。憲法が書かれた紙だと思い込み、憲法の項目をひとつずつ読んでいきます。触覚、視覚、嗅覚、聴覚を使うと覚えるのが楽になります。
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    抽象的な事柄の記憶 円周率のような抽象的なものを覚える場合は、個々の数字をフラッシュカードに書きます。ステッカーを用いたり絵を描いたりしてフラッシュカードに個性をだしましょう。シャッフルしたカードを正しい順番に並べ替えます。必ず正しい順番をどこかに書き留めておいて下さい。そうしないと正しい順序がわからなくなってしまいます。
    • 別の方法として、トランプを二つ使って小数点以下の数字を探して遊ぶこともできます。エース、5,9,2,6,5,・・・それぞれを並べて裏返します。左から右にカードを表向きにしながら数を言っていきます。二度目は数を言ってからカードを表向きにします。
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    上記の「聞いて覚える人」「見て覚える人」の項目もこのタイプの人には参考になります。特に「関連付け」や歩きながら覚える方法は効果的です。覚える題材とうまく関われるように「ポイント」の項目も必要に応じて参考にしてください。

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読んで覚える人には

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    読書家は読んで覚えるのが一番です。このタイプの人はおそらく視覚上の要素を取り入れたり、幼少期から読んで覚えることを身につけてきた人です。
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    覚えたいことを何度も繰り返し読みます。
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    音読を繰り返したあとに、重要事項をカードに書き出します。カードの裏側には表面の事柄に対する質問を書き込みましょう。
    • 通常、脳は色彩を好みます。そこでノートは多くの色やデザインを用いて書きましょう。
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    自問自答する カードに書かれた設問を読んで、答えと書いた内容が合っているか確認します。
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    他者の協力を得る 協力してくれる友人を探して、これまでに学んだことを説明します。その後に、設問を投げかける形でテストをしてもらいます。
    • 他者に説明すると、相手に新しい知識を与えるだけでなく、あなた自身も教えた内容を記憶することができます。
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    暗証できるまで繰り返し読みます。

ポイント

  • 読んだ後や何かを記憶した後、時間があるなら少なくとも一回はそれを書いてみましょう。1回書くことは3回読むことと同等だからです。
  • 短い休憩を何度もとりましょう。10分間だけテレビを見るような受け身の休憩より、運動などをする休憩がよいでしょう。テレビに夢中になると、勉強をしている自覚を失います。運動は脳を刺激して、勉強に戻った時に頭の回転がよくなります。ただし、やり過ぎないように注意して下さい。
  • 覚える必要のあるものはなんでも書き留めましょう。書き留めた後は何回か音読します。これは外国語の文章を暗記する時に特に効果があります。
  • 大抵の人は上記の方法を取り混ぜて行っていることに留意してください。上記の3つの方法のすべてに当てはまる人や、少しずつ当てはまる人もいることでしょう。また状況によって異なる方法を用いる人もいるはずです。どの方法が最も自分に適しているのかを知り、他の人が「君は見て学ぶ人だね」と言ったからといってそれに固執する必要はありません。もし他のやり方が合っているのであれば、それを利用しましょう。
  • 内容を歌に乗せて覚える方法もあります。曲を聞いて覚える人もたくさんいます。

出典と引用

記事の情報

カテゴリ: 学び・コミュニケーション

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