良い本というのは別世界につながる扉のようなものです。魔法の王国や未来都市、不気味な屋敷や未知の風景へとあなたを連れて行ってくれます。フィクションやノンフィクション、詩の本や教科書など、興味の対象が何であれ、いくつかのテクニックを学び、文学的な体験を最大限に楽しみましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
読書の基本のステップ

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    本を選ぶ 楽しみのために読書をするのであれば、単純に興味のあるフィクションやノンフィクションを選びます。[1] これらの本は無数にあるので、自分に合ったものを見つけるのは難しいでしょう。まずは、自分の好きなもの、嫌いなものを考えるところから始めていきましょう。世の中にはさまざまな種類の本があります。スーザン・コリンズの『ハンガー・ゲーム』のようなディストピア系の作品、ナターシャ・フレンドの『Perfect』のような写実小説、クリス・コルファーの『The Land of Stories』のようなファンタジー、ローレンス・イェップの『Dragonwings』のような歴史小説など、本当にたくさんの作品があるのです。
    • 自分の好みを知ることで、自分が読んで楽しい本を見つけられるようになります。誰かが良い本だと言ったからといって、必ずしもその本を自分が楽しめるとは限りません。ファンタジー小説が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。ワクワクする冒険物語を読みたい、頭を使ってアイデアを探求したい、リアリティのあるキャラクターの人生を通じて感動したいなど、自分が読書を通してどのような体験をしたいのか考えてみましょう。また、どれくらいの長さで、どの程度の難易度の本がよいか、本の内容について期待する視点や避けたい思想などはあるか、といった質問に答えていけば本を絞り込むことができます。
    • ノンフィクションは、フィクションよりも少しだけ絞り込みやすいでしょう。ノンフィクションの中では、歴史や有名人の伝記が人気です。もっとよく知りたいと思う有名人はいますか?国・ランドマーク・戦争・歴史上の出来事などについて知りたいと思いませんか?海・恐竜・海賊・ステージマジックなどについて知りたいことはないでしょうか?こうして思いつくことのほとんどに、それについて書かれたノンフィクションの本が存在します。
      • 興味のあることについてのノンフィクションの本を見つけたからといって、その本が気に入るとは限りません。出来が良くおもしろい本もあれば、出来が悪くつまらない本もあります。好きなことについて書かれたノンフィクション作品を見つけたら、まず最初の数ページを読んで、その作家の文体が好きかどうかを確認しましょう。最初のページで難しい、またはつまらないと感じたら、そのまま読み進めてもおもしろくなっていくことはないでしょう。
    • 図書館に行ってみましょう。地元の図書館は本を探すのにうってつけの場所です。興味のある本があれば、お金を払わなくても読むことができます。司書に自分の興味のある内容について伝え、それに関連したおもしろい本がありそうな棚を1つ2つ教えてもらいましょう。
    • 本を表紙で判断しないようにしましょう。タイトルや表紙のイラストがつまらなそうで好きになれない場合でも、本の中にはあなたを夢中にさせる、喜びと楽しみにあふれた世界が広がっているかもしれません。ただし、必ずしもそうとは限らないのでよく考えて選ぶようにしましょう!本の厚さも重要なポイントです。早く読み終えたいのであれば、大型の分厚い本を選ぶのはやめておきましょう。その逆もまた然りです。自分以外の人のために本を買う場合は、その人の年齢や興味のあることに合わせて選びましょう。子供のために本を買うなら、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のようなヤングアダルト作品は理想的な選択とは言えないかもしれません。
    • 身近な人におすすめの本を聞いてみましょう。仲の良い友人や親戚なら、その人自身がおもしろいと感じ、あなたも楽しめそうだと思う本を勧めてくれるかもしれません。ただし、長い物語を読むのが好きな人とそうでない人がいるので注意が必要です。例えば、科学が好きな人は、科学の本について聞いてみるとよいでしょう。
    • オンラインで探す インターネット上には、本を愛する読書家たちがたくさんいて、さまざまな作品についての彼らの感想をシェアしています。本について語り合うコミュニティを見つけて自分の好きなテーマの本を探したり、オンライン上で本を購入できるウェブサイトで、おもしろそうな本のレビューを閲覧したりしてみましょう。いずれの方法でも、さまざまなカテゴリの一番人気の作品や、最も評価の高い作品を手っ取り早く知ることができます。
    • グループイベントに参加しましょう。読書会や朗読会では、楽しみながら新しい本に出会えるでしょう。
      • SFやロマンスなど特定のジャンルの本に特化した読書会もたくさんありますが、より一般的な作品を取り上げているものもあります。
      • 小説の朗読会は、多くの独立系書店で定期的に開催されています。
      • ノンフィクション作家が、近くの大学で朗読会や無料のゲスト講演を行っていることがあります。彼らの本が自分の読みたいタイプの作品かどうか、話を聞きに行って確かめましょう。興味のある事柄について少し学ぶこともできます。本によっては簡単な説明から始まるものもあるので、最初の数ページで飽きて、読むのをやめてしまわないようにしましょう。どんな物語からも学ぶことはあるものです。
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    読みたい本を手に入れる 下記の通りさまざまな方法があります。
    • 図書館で本を借りましょう。この方法のメリットは、無料かつ簡単なことです。もし、図書館の会員になっていなければ、図書館に行って会員になりましょう。
      • 多くの図書館で、読みたい本を事前にオンライン上で予約できる仕組みになっています。その本が貸出可能になったという通知が来たら、借りに行きましょう。
      • 人気のある本の場合は、何週間あるいは何ヶ月も順番待ちになってしまうことがあるので、注意が必要です。
    • 本を買いましょう。好きなだけ手元に置いておきたい場合は、書店や駅の売店などで本を購入します。この方法のメリットは、ちょっとがんばって探せば、話題の本でもすぐに読むことができる点です。デメリットは、本を買うのにお金を払わなければならないという点でしょう。
      • お店で本を手に取って数ページ読んでみます。せっかくお金を払うのだから、家で読む際にも、その著者の文体を楽しめるかどうか確認してから買うようにしましょう。
    • 人から本を借りる 本を勧めてくれた友人や親戚が、その本を持っているというパターンが多いはずです。彼らはあなたが読み終えるまで喜んで貸してくれるでしょう。
      • 借りた本は大切に扱い、すぐに読むようにしましょう。すっかり忘れて、翌年まで本棚でほこりをかぶっているということのないようにします。
    • 電子書籍を購入する ここ数年、携帯型の電子書籍リーダーやスマートフォンが登場したことで、紙の本が電子書籍版で出版されるケースも増えてきました。これは、スマートフォン・kindle・タブレット・iPodさえあれば、どこにでも本を持っていけるということでもあります。
      • 電子書籍の価格は、紙の本よりもわずかに安い場合が多いので、電子書籍リーダーを持っている人は、少しだけお金を節約できるかもしれません。最後まで読まないことがわかっているなら、長めの本は買わないようにしましょう。Kindleアプリは電子書籍を読むのに最適なアプリの1つです。新しいバージョンのアップル系デバイスのユーザーなら、ブック(iBooks)を利用するとよいでしょう。
      • 紙とインクの本と同じように、電子書籍もお金を払った後は自分のものになります。ただ紙の本と違って端末にインストールされているため、売るなどしてお金にできないのが難点です。
      • 電子書籍は通常の書籍より、長期休暇やキャンプに持っていって読むのが難しいでしょう。
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    本を読む 座り心地のよい明るい場所で表紙を開き、最初(前付け部分がない場合は第一章)から読み始めます。本の終わりまで各ページを順番に読んでいきましょう。後付け部分がある場合は、本の続きを読み終えてから読むようにします。
    • 前付け部分を読むかどうかは自由です。前付けは、最初の章ではない、本の巻頭部分についているページを指します。前付けは基本的に4種類あり、それぞれ目的が異なります。前付けのどのセクションを読むか(または読まないか)は自分で選んで構いません。前付けの4つの種類については以下の通りです。
      • 謝辞:執筆中に何らかの形で著者を助けてくれた人を列挙した、シンプルなセクションです。好きな人は読んで構いませんが、ほとんどの人は読まないでしょう。また謝辞は、一般的に本の最後に掲載されることが多いでしょう。
      • 他序:本の著者とは違う人が書いた序文のことです。通常は、受賞歴のある小説や重要な科学的功績のある本など、過去に何らかの実績を残した本の後刷りにのみ掲載されます。他序では、その本の内容に期待することや、なぜその本を読む価値があるのかについて、軽く触れられています。
      • まえがき:その本の著者によって書かれる序文です。通常は、他序よりも短く(長い場合もあります)、その本がどういった理由で、どのようにして書かれたのかを説明するエッセイになっています。著者個人の生活や創作過程に興味がある場合は、まえがきから貴重な情報を得られるでしょう。
      • 序章:序章では、著者が読者に直接語りかける形でその本を紹介し、その本の意図を伝えることで、読みたいという読者の気持ちを盛り上げます。序章はフィクションよりもノンフィクション作品で多く見られるでしょう。本編の情報を先に知るのが嫌な人は、著者による序章は後で読むようにします。
    • 後付け部分を読むかどうかも読み手の自由です。後付け部分は本編の後に掲載されています。本編とは別のものであり、通常はその本の著者ではない人によって書かれているでしょう。
      • 後付けは、一般に本そのものに関するエッセイや論説で構成されています。海外の場合、ジョン・スタインベックの「怒りの葡萄」のような有名な本を学術的に検証した「研究版」などでない限り、通常はついていないものです。日本の場合は、小説の文庫化などの際に、著者以外の作家などによる解説などが掲載されていることが多いでしょう。
      • 前付け部分と同様に、後付け部分を読むかどうかも完全に個人の自由です。
      • 本がとてもおもしろかった場合、後付けを読むことで、その本のポイントを振り返ることができます。また、その本の重要性を理解できなかった場合でも、重要なポイントである歴史的・文化的背景を知ることができるでしょう。それ以外の場合、ほとんどの人は後付けまで読むことはありません。
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    自分のペースで読む 本当におもしろい本を読んでいると、夢中になってあっという間に時間が過ぎてしまいます。しおりを用意しておき、一度の読書時間が長くなりすぎないように気をつけましょう(必要であれば、スマートフォンや時計のタイマーをセットしておきます)。そうすることで、より長く本を楽しむことができますし、本に夢中になって仕事の締め切りに間に合わない、他のやるべきことができなくなるといった事態を防ぐことができます。
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方法 2
方法 2 の 3:
エッセイや詩の本を読む

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    目次と索引に目を通す 複数の作品で構成されている本には、特定の作品のページをすぐに開けるよう、わかりやすい目次がついています。巻末に索引がついていて、キーワードや重要な用語がページ番号とともに掲載されている場合もあるでしょう。[2]
    • 詩集やエッセイ集に挑戦するなら、最初から順番に読んでいくのではなく、おもしろそうなものを選んで、パラパラと読んでいく方法が効果的です。最初に目次を眺め、それぞれの作品をどう感じるかによって、読んでいく順番を考えましょう。自分が好きなタイプの作品をどんどん見つけて読んでいき、つまらないものや印象の薄いものは後回しにします。
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    好きな順番で読む ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの『パターソン』やホメロスの『イーリアス』のような長編詩は別として、短詩集の場合は、好きな順番で作品を読んでいって構いません。ざっと眺めたり、パラパラとめくったりして、気になる作品を見つけたらじっくり読むようにしましょう。
    • 自分だけの読書体験を楽しみましょう。ただ読み進めようとするのではなく、自分の気分に合わせて読んでいきます。よい作品に出会うまで、興味を持てないままだらだらと読み続けた場合よりも、驚きや喜びを感じられるでしょう。
    • アンテナは常にはっておきましょう。本のトーンに慣れてくると、今までつまらないと思っていた作品もおもしろいと感じるようになり、常に何か読みたいと思うようになるはずです。
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    本との対話を楽しむ 自分の好きな部分を重点的に読むことで、本の中の文章に入り込み、自分の人生の一部にしていきましょう。淡々と分析したり、ただ無理をして読み進めたりするよりも、はるかに楽しめるはずです。[3]
    • 読んだ作品を記録しましょう。特に気に入った作品については、ページ番号や著者名などを書き留めておくと、今後読み返す際に探すのが楽になります。
    • 鉛筆で書き込みをしましょう。自分で購入した本の場合、気になったセリフや言葉があったら、鉛筆で簡単に印をつけておきます。[4]
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方法 3
方法 3 の 3:
教科書を読み込む

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    メモを取る 教科書を楽しんで読むことは不可能ではありませんが、あまり一般的なことではないでしょう。ほとんどの人は、知識を得る目的で教科書を読みます。教科書は多くのトピックがわかりやすくまとめられた優れた情報源です。横にメモ帳を用意して読み進め、教科書を最大限に活用しましょう。
    • 作業パターンを決めましょう。1つの段落を読んだら、読むのを一旦やめ、その段落に何が書いてあったかをメモします。1~2フレーズ、あるいは1~2文にまとめてみましょう。
    • まとめたものを確認しましょう。作業が終わるころには、必要な情報がすべて盛り込まれた、オリジナルのメモができているはずです。それを読み返し、全体の意味がわかるかどうか確認しましょう。
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    章ごとに読む 大抵は、教科書を最初から最後まで読み通す必要はありませんが、セクションからセクションへと、飛び飛びで読んでもあまり意味がありません。ある章の一部を読む必要があって、その章をまだ読んでいない場合は、その章全体を読むようにしましょう。
    • 内容についての理解を深めましょう。章全体を一通り読むことで、一連の文脈の中に含まれる必要な知識を理解しやすくなり、記憶しやすくなります。
    • ここまでやればもう大丈夫です。この作業を最初にやってしまえば、今後、章全体を読み返す必要はなくなります。必要に応じてその章の内容を抜き出せるようになるでしょう。
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    継続する 教科書を読み込んでいるということは、おそらくその科目のテストで合格点を取るのが目的でしょう。教科書は内容が濃く、読むのに時間がかかります。作業には早めに取り掛かり、教科書開くたびに着実に進めていきましょう。
    • 読む日を決めておきましょう。少なくとも週に2、3日は教科書を読む時間を確保します。テストの直前にすべてを詰め込もうとするよりも、ずっと楽に教科書を読み進めることができるでしょう。
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ポイント

  • オーディオブックの場合、自分で本を読むというよりも読んでもらう感覚になりますが、状況によってはその方がよい場合もあります。オーディオブックは、プロによる本の朗読を音楽プレーヤー用に収録したものです。毎日の通勤時間やドライブ中に読書を楽しみたい場合には、本を読む代わりにオーディオブックを利用するとよいでしょう。
  • 教科書を読むときには、概念、原理、法律などに注意しましょう。[5]
  • 気に入るかどうかわからないけど、ちょっと読んでみたいという本があれば、すぐに読んでみましょう。30ページほど、あるいは数章読んでも気に入らなければ、読むのをやめても構いません。
  • ミステリー・サスペンス・マジック&ミステリー・ファンタジー・三部作・写実小説など、どんなジャンルでも、気に入った作品であれば、リラックスして目を閉じるだけで物語の世界に入り込めるでしょう。
  • 試しにいろいろなジャンルを読んでみましょう。意外と気に入るものがあるかもしれません!
  • 本を読んでいるときは、内容を理解し、イメージを膨らませ、本の中に入り込みましょう。
  • 一度読んだ章を再読するようにすると、内容がより記憶に残ります。
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注意事項

  • 読書は気分が乗っているときに行うようにします。取り乱していたり、怒っていたり、心配事があって集中できなかったりすると、あまり実りのない読書となり、おそらく翌日には何も覚えていないでしょう。
  • 図書館の返却期限を忘れないようにしましょう。図書館の本を期日までに返却したり、返却期限を更新したりすることで、(海外の場合は)延滞料を払わずに済みます。日本の場合は延滞料を取られることはありませんが、返却期限は守りましょう。(お気に入りの作家を見つけたら、まずその人の本を最初にチェックするようにしましょう!)
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