起動しないノートパソコンのHDDを復旧する方法

3 方法:古いHDDを外付けHDDに変える(Windows、Mac、Linux)古いHDDをデスクトップパソコンに繋ぐ(Windows、Linux)他のパソコンを使って古いHDD上のファイルにアクセスする(Macのみ)

パソコンが起動しなくなった場合、ハードウェアの問題ではなく、ソフトウェアの不具合であれば、保存したファイルは、HDD(ハードディスクドライブ)上に残っていることがあります。以下に紹介するいずれかの方法に従って、起動しないWindowsやMac、LinuxのノートパソコンのHDDからデータを復旧しましょう。

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古いHDDを外付けHDDに変える(Windows、Mac、Linux)

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    HDDケース(HDDエンクロージャー)を入手しましょう。HDDケースとは、USB接続を使用して別のパソコンからHDDにアクセスするために、HDDを格納することができるアイテムです。基本的に、ノートパソコンのHDDを外付けHDDとして使用することができるようになります。使用されているHDDのモデルは、パソコンによって異なるため、HDDケースを購入する前に、起動しないノートパソコンの仕様を必ず確認しましょう。例えば、ノートパソコンの内蔵HDDが2.5インチ SATA HDDである場合、2.5インチ SATA USB接続 HDDケースが必要になります。
    • 復旧したいHDDがSATA HDDではない場合は、必ずノートパソコン対応サイズのHDDケースを購入しましょう。デスクトップパソコンとノートパソコン両方のHDDを格納することができるのは、SATA対応のケースのみです。
    • HDDケースが量販店で見つからない場合でも、インターネットで購入することができます。
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    起動しないパソコンと互換性のある、正常なパソコンを用意しましょう。起動しないパソコンがWindowsであれば、Windowsをもう1台、Macであれば、Macをもう1台使用します。起動しないノートパソコンから復旧したいファイルを格納するのに十分な容量があるパソコンを使用しましょう。もしくは、別の外付けHDDを接続して、ファイル転送を行うためだけに正常なパソコンを使用しても構いません。
    • Linuxのパソコンでは、Windowsのファイルを読み取ることができます(逆に、WindowsのパソコンでLinuxのファイルを読み取ることはできません)。しかし、両OSに精通していない限り、WindowsのHDDの復旧には、Windowsのパソコンを使用した方がよいでしょう。
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    Macの場合、MacにNTFS-3GやParagon NTFSなどの追加ドライバーをインストールしていなければ、WindowsのHDDをMacのパソコンに挿入して、HDDの内容を読み込むことができます(書き込みはできません)。ただし、操作には十分注意しましょう。HDDの「マウント」処理中は、ディスクユーティリティのみを使用します。ディスクユーティリティでその他の操作を行うと、HDDの内容が削除される場合もあります。
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    起動しないノートパソコンからHDDを取り外しましょう。ノートパソコンの電源を落として、電源ケーブルを抜き、バッテリーを取り外します。ノートパソコンを裏返すと、ノートパソコンの底面の様々な部分が、ネジを外して部分的に取り外せるようになっていることが確認できます。ノートパソコンのモデルをインターネットで検索して、HDDの正確な位置を確認するか、HDDが配置されていそうな場所を探しましょう。モデルによって違いはありますが、ほとんどのノートパソコンのHDDは、3.5インチフロッピーディスクと同じようなサイズと形です。HDDのカバーのネジを外して、HDDを取り出しましょう。HDDが上向きに装備されたモデルもあれば、下向きに取り付けられたモデルもあります。
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    HDDケースのコネクタプレートを外して、HDDのインターフェースに取り付けます。HDDの片方の端にあるコネクタのピンを探して、HDDケースのコネクタと接続する場所を確認しましょう。
    • IDE接続のHDDの場合は、取り外し可能なアダプタがインターフェースに付いていることに注意しましょう。HDDケースのコネクタプレートにHDDを接続する際は、アダプタは抜き取ります。
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    HDDをHDDケースに挿入しましょう。必要に応じて、HDDをネジで固定します。詳細な手順については、HDDケースのマニュアルを確認しましょう。
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    USBケーブルを使って、外付けHDDを正常なパソコンに接続します。パソコンの電源が入っていることを確認してから、HDDを接続しましょう。HDDが接続されると、HDDのアイコンがデスクトップに表示されるか(Macの場合)、通知がポップアップ表示されます(Windowsの場合)。また自動的にHDDのフォルダが開く場合もあります。
    • Windowsの場合、初めて接続した外付けHDDの確認画面が自動的に表示されなければ、マイコンピューターを開いて、新しいHDDを探しましょう。
    • HDDが認識されない場合は、HDDを一旦取り外した後、再び接続してみましょう。
    • HDDが読み込めない場合、パソコンのソフトウェアではなく、HDD自体が破損している可能性があります。それでもデータの復旧が必要な場合は、専門家の助けを借りる必要があります。専門家によるデータ復旧は、高額になる場合もあるので注意しましょう。
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    古いHDD上のファイルを調査して、復旧します。正常なパソコン、または別の外付けHDDに、コピーアンドペースト、クリックアンドドラッグなどの操作でファイルを転送しましょう。大きなサイズのファイル(音楽や映画など)が大量にある場合、転送には数時間かかる可能性があることに注意しましょう。
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    転送が完了したら、HDDのウィンドウを閉じます。幸いなことに、起動しないパソコンは、物理的には破損しておらず、オペレーションシステムを再インストールすると、正常に動作する可能性があります。
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    USBのアイコンを右クリックして、「取り出し」を選択します。これで、古いHDDを取り外すことができます。

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古いHDDをデスクトップパソコンに繋ぐ(Windows、Linux)

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    ノートパソコンHDD変換マウンタキットを入手します。変換マウンタを使用すると、ノートパソコンのHDDを互換性のあるデスクトップパソコンに直接接続することができます。HDDのモデルは、パソコンによって異なるため、HDD変換マウンタを購入する前に、必ず起動しないノートパソコンの仕様を確認しましょう。例えば、ノートパソコンの内蔵HDDが2.5インチ SATA HDDである場合、2.5インチ SATA HDD変換マウンタが必要になります。
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    起動しないパソコンと互換性のある、正常なパソコンを用意しましょう。起動しないパソコンがWindowsであれば、Windowsパソコンをもう1台、Linuxであれば、Linuxパソコンをもう1台使用します。起動しないノートパソコンから復旧したいファイルを格納するのに十分な容量があるパソコンを使用しましょう。もしくは、別の外付けHDDを接続して、ファイル転送を行うためだけに正常なパソコンを使用しても構いません。
    • Linuxのパソコンでは、Windowsのファイルを読み取ることができます(逆に、WindowsのパソコンでLinuxのファイルを読み取ることはできません)。しかし、両方のOSに精通していない限り、WindowsのHDDの復旧には、Windowsのパソコンを使用した方がよいでしょう。
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    起動しないノートパソコンからHDDを取り外します。ノートパソコンの電源を落として、電源ケーブルを抜き、バッテリーを取り外します。ノートパソコンを裏返すと、ノートパソコンの底面の様々な部分が、ネジを外して部分的に取り外せるようになっていることが確認できます。ノートパソコンのモデルをインターネットで検索して、HDDの正確な位置を確認するか、HDDが配置されていそうな場所を探しましょう。ノートパソコンの種類によって違いはありますが、ほとんどのノートパソコンのHDDは、3.5インチフロッピーディスクと同じようなサイズと形です。HDDのカバーのネジを外して、HDDを取り出しましょう。HDDが上向きに装備されたモデルもあれば、下向きに取り付けられたモデルもあります。
    • ノートパソコンの内蔵HDDがIDE接続の場合、HDDのインターフェースに取り外し可能なアダプタが付いていることに注意しましょう。インターフェースを利用するには、アダプタは抜き取ります。
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    デスクトップパソコンの電源を落として、電源ケーブルを抜き、筐体を開けましょう。古いHDDをデスクトップパソコンのマザーボードに変換マウンタを使って直接繋ぐ作業を行います。
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    HDD変換マウンタを使って、起動しないパソコンのHDDを正常なパソコンに接続します。接続する方法は、HDDやドライブの種類によって異なるため、HDD変換マウンタの取扱説明書を確認しましょう。
    • IDE接続のHDDの場合は、「スレーブ」モードに設定してからIDE用フラットケーブルに接続しましょう。モードの設定方法は、ハードディスク本体に記載されています。HDDのインターフェースで、プラスチックのキャップを被せるピン(ジャンパーピン)を移動することで設定を変更します。スレーブモードに設定すると、ノートパソコンのHDDが、起動中にデスクトップパソコンの「マスター」HDDと競合するのを防ぎます。
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    新しいHDDを認識できるようデスクトップパソコンを設定します。デスクトップパソコンに電源ケーブルを繋ぎ、電源を入れて、BIOSを開きましょう。「Standard CMOS Settings」(標準的なCMOS設定)または「IDE Config」(IDE設定)を開きます。マスターとスレーブの設定に関連した4つの設定が表示されているはずです。4つの設定をすべて自動検出(Auto)に変更しましょう。
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    BIOSを終了して、再起動します。これで、お使いのデスクトップパソコンで新たに接続するハードウェアが自動的に検出されるはずです。
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    接続したHDDを開きます。Windowsを使用している場合は、「マイコンピューター」を開いて、HDDを探しましょう。Linuxの場合、「dev」ディレクトリに表示されるはずです。
    • HDDが読み込めない場合、パソコンのソフトウェアではなく、HDD自体が破損している可能性があります。それでもデータの復旧が必要な場合は、専門家の助けを借りる必要があります。専門家によるデータ復旧は、高額になる場合もあるので注意しましょう。
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    古いHDD上のファイルを調査して、復旧します。正常なパソコン、または外付けHDDに、コピーアンドペースト、クリックアンドドラッグなどの操作でファイルを転送しましょう。大きなサイズのファイル(音楽や映画など)が大量にある場合、転送には数時間かかる可能性があることに注意しましょう。
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    必要に応じて、デスクトップパソコンの電源を落として、電源ケーブルを抜き、HDDをアンインストールしましょう。HDDは、物理的に破損しているわけではないので、古いノートパソコンにOSを再インストールした場合、正常に動作する可能性があります。

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他のパソコンを使って古いHDD上のファイルにアクセスする(Macのみ)

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    FireWireケーブルを入手します。新品のFireWireケーブルを購入するか(600円から2,000円程度)、友達に借りましょう。
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    正常に動作するMacを用意します。起動しないノートパソコンから復旧したいファイルを格納するのに十分な容量があるパソコンを使用しましょう。もしくは、別の外付けHDDを接続して、ファイル転送を行うためだけに正常なMacを使用しても構いません。
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    FireWireケーブルを使って、起動しないMacを正常なMacに接続します。接続する際、正常なMacの電源がオフになっていることを確認しましょう。
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    正常なMacの電源を入れた直後に「T」キーを押し、FireWireのアイコンが表示されるまで、長押しします。これで、Macが「ターゲットモード」で起動し、ターゲットとなるMacのマスタードライブにアクセスできるようになります。
    • OS X 10.4以降のmacOSを使用している場合:パソコンを普段通り起動して、「システム環境設定」から「起動ディスク」を開き、「ターゲットディスクモード」を選択します。パソコンを再起動すると、ターゲットモードで起動します。
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    Macのデスクトップ上で、起動しないMacのHDDを探して、開きます。ターゲットのHDDがデスクトップ上に表示されない場合、古いMacは、物理的な損傷を受けている可能性が高く、データを復旧するためには専門家の助けが必要になります。専門家によるデータ復旧は、高額になる場合もあるので注意しましょう
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    古いHDD上のファイルを復旧します。正常なMac、または外付けHDDに、コピーアンドペースト、クリックアンドドラッグなどの操作でファイルを転送しましょう。大きなサイズのファイル(音楽や映画など)が大量にある場合、転送には数時間かかる可能性があることに注意しましょう。
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    転送が完了したら、HDDのウィンドウを閉じます。幸いなことに、起動しないパソコンは、物理的には破損しておらず、オペレーションシステムを再インストールすると、正常に動作する可能性があります。
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    ターゲットのHDDを右クリックして、「取り出し」を選択します。これで、起動しないパソコンを取り外すことができます。

ポイント

  • ウイルスが原因で古いノートパソコンが起動しなくなったと考えられる場合は、正常なパソコンにファイルを移す前に、必ず古いHDDをアンチウイルスソフトウェアでスキャンしましょう。
  • 取り外したHDDを古いノートパソコンに戻したくない場合は、外付けHDDまたはデスクトップパソコンのスレーブドライブとしてそのまま使い続けることができます。

注意事項

  • Linuxでは、ファイルシステムを読み取り専用としてマウントしてから、操作を行いましょう。追加パッケージをインストールしていない場合、デフォルトではNTFSファイルシステムは読み取り専用としてのみ開くことができます。

必要なもの

  • 小ぶりのドライバー数本
  • 互換性のあるパソコン
  • HDDケース(方法1の場合)
  • ノートパソコンHDD変換マウンタキット(方法2の場合)
  • FireWireケーブル(方法3の場合)

記事の情報

カテゴリ: メンテナンスと修理

他言語版:

English: Recover Data from the Hard Drive of a Dead Laptop, Español: recuperar información de un disco duro de una laptop inservible, Italiano: Recuperare i Dati dal Disco Fisso di un Portatile non Funzionante, Deutsch: Daten von einer Festplatte in einem defekten Notebook retten, Русский: восстановить данные с жесткого диска неисправного ноутбука, Português: Recuperar os Arquivos de um Disco Rígido de um Laptop com Defeito, Français: récupérer les données du disque dur d’un ordinateur portable hors d’usage, Nederlands: Gegevens redden van de harde schijf van een defecte computer, Bahasa Indonesia: Mengembalikan Data dari Hard Drive Laptop Mati, ไทย: กู้ข้อมูลจากฮาร์ดไดรฟ์ของแล็ปท็อปที่เสีย, Tiếng Việt: Khôi phục dữ liệu từ ổ cứng của laptop hỏng, العربية: استرجاع البيانات من القرص الصلب لجهاز كمبيوتر محمول معطوب, Türkçe: Ölü Bir Dizüstü Bilgisayarın Sabit Diskinden Nasıl Veri Kurtarılır

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