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足の爪のカビは爪真菌症と呼ばれる感染症です。爪の下で感染が起こり、爪の色が変わる、厚くなる、もろくなるといった症状が、1つまたは複数の爪に現れます。厄介な問題なので、できるだけ早く治したいと考えるのは当然です。聞いたことがあるかもしれませんが、民間療法の1つとして、真菌を取り除くために酢に足を浸す方法があります。酢は酸性なので、細菌や真菌を殺す効果があります。[1] しかし、酢は爪の下までは浸透しないため、成功例は限られています。酢による民間療法を試すことはできますが、2週間続けても症状が改善しなければ医療機関で治療を受けましょう。

方法 1 の 2:
酢の溶液を作る

酢を使って爪のカビを治すには、足を酢水に浸すのが一番です。肌を刺激しないように、酢を水で薄めることが重要です。毎日足を酢水に浸して症状が改善するか確認しましょう。効果がなくても慌てる必要はありません。その場合は医薬品で治しましょう。

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    足を浸す前に爪を切りましょう。真菌が爪で覆われていると、患部を浸しても効果があまりありません。爪切りを使って、できるだけ深く爪を切りましょう。こうすると酢が真菌に届きやすくなり、殺菌作用が高まります。[2]
    • 怪我をする恐れがあるので、爪の白い部分より深く爪を切るのはやめましょう。
    • 爪を切りにくい場合は、尿素配合のクリームを塗って爪を柔らかくしてから切りましょう。尿素配合のクリームは肌荒れの手当てによく使われている美容クリームで、ほとんどの薬局で販売されています。
    • 感染を広げないために、使い終わった爪切りはできるだけ早く消毒しましょう。イソプロピルアルコールに30分間浸し、すべての真菌を排除します。
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    ぬるま湯とホワイトビネガーを240mlずつボウルに入れて混ぜましょう。足が入る大きさのボウルやバケツを用意します。そこにホワイトビネガーとぬるま湯を入れて混ぜ合わせましょう。[3]
    • ホワイトビネガーの代わりにリンゴ酢を使ってもかまいません。どちらにも、同じような量の酢酸が含まれています。
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    足を10~20分間浸します。ボウルに足を入れ、感染した爪が完全に浸るようにします。酢が真菌に浸み込むように10~20分間浸しましょう。[4]
    • 足に切り傷があると少し痛みを感じるかもしれませんが、危険ではありません。
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    浸し終えたら足をしっかりと乾かします。真菌は湿った環境で繁殖するので、足を浸した後はできるだけ早く乾かしましょう。靴下や靴をはく前に、清潔なタオルで足を軽く叩くようにして乾かします。[5]
    • 真菌が広がる恐れがあるので、このタオルを洗わずに使い回すのはやめましょう。
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    症状がなくなるまで、1日2回足を浸しましょう。爪真菌症は治りにくいので、症状がなくなるまでには時間がかかります。毎日2回、酢水に足を浸しましょう。数週間続けて症状が改善した場合はさらに続けます。症状が改善しない場合は、医療機関で治療を受けましょう。[6]
    • 酢が真菌に届くように、爪が伸びたら再度切りましょう。
    • 治るまでには数か月かかる場合もあります。1日2回足を浸すのが難しい場合や症状が改善しない場合は、医療機関で治療を受けましょう。
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方法 2 の 2:
医薬品を使った治療

残念ながら、酢に足を浸すなどの民間療法で爪のカビが治ったという成功例は多くはありません。効果がないとがっかりするかもしれませんが、医薬品で治療する方法がいくつかあり、こちらのほうが治る確率は高くなります。外用薬で症状が改善する可能性もありますが、爪真菌症に最も効果的なのは内用薬です。医療機関で診察を受け、医師の指示に従って爪真菌症をしっかりと治療しましょう。

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    簡単な治療法として、抗真菌作用がある市販の塗り薬を使いましょう。足を酢に浸すよりも、専用の抗真菌薬を塗るほうが効果があるかもしれません。近所の薬局で薬を購入し、用法どおりに使いましょう。多くの場合毎日塗り薬を患部に塗り、少なくとも数週間続ける必要があります。薬の用法に従って塗り、爪真菌症の症状が改善するか確認しましょう。[7]
    • 承認されている抗真菌塗布薬は、アモロルフィン、シクロピロクスオラミン、エフィナコナゾールなどです。
    • 薬が真菌に届くように、爪を短く切ってから塗りましょう。
    • 塗り薬も爪の下までは浸透しないので、通常、爪真菌症にはあまり効果がありません。薬を塗っても効果が得られずに医療機関で治療を受けることになる可能性は高いので覚悟しておきましょう。[8]
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    医師の診察を受けて内用薬(飲み薬)を処方してもらいましょう。内用薬は体の内部で作用するので、爪真菌症の治療の第一選択となっています。民間療法で真菌感染が治らなければ、医師の診察を受けましょう。医師が患部を診察し、真菌感染を治療するための薬を処方してくれるでしょう。真菌感染をしっかりと治すために、医師の指示に従って薬の服用を2~3か月続けましょう。[9]
    • 一般的な抗真菌薬はラミシールとイトラコナゾールです。
    • 薬の服用を途中でやめてはいけません。真菌が死滅する前に薬の服用をやめると感染が再発する可能性があります。
    • 初診時には、真菌を部分的に取り除くために、医師が足の爪を切る場合もあります。この処置には効果はありますが、感染症が完全に治るわけではありません。[10]
    • 抗真菌薬は効き目が強いので、体内の値が正常であることを確認するために医師が定期的に血液検査を行う場合もあります。薬の作用が強すぎると、肝臓がダメージを受ける可能性があります。[11]
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    マニキュアタイプの薬を爪に塗りましょう。内用薬と併せて爪に塗る薬が処方される場合もあります。クレナフィン爪外用液などの処方薬は、爪に浸透して真菌に作用します。はけで爪に塗布し、1週間おいてからアルコールで拭き取って再度塗布するという使い方が一般的です。この薬を処方されたら、医師に指示された期間は塗布を続けましょう。[12]
    • 外用液の使用方法は、医師に処方される薬によって異なります。医師に指示された使用方法に従って使いましょう。
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医学的ポイント

民間療法では、真菌感染を酢で治療する方法がよく行われていますが、爪真菌症に対してはあまり効果がありません。酢は爪に浸透しないので、真菌を殺すことができないためです。酢での治療を試みてもかまいませんが、期待するほどの結果が得られない可能性があります。数週間行っても症状が改善しない場合は、医療機関で診察を受けて医薬品での治療に切り替えましょう。薬の服用や塗布を行っても、感染症が完全に治るには数か月かかる場合もあります。しっかりと治すために、医師の指示に忠実に従って処方薬で治療を行いましょう。

ポイント

  • 爪真菌症に対する他の民間療法もいくつかあります。ヴイックスヴェポラッブを1日1回爪に塗ると、爪の感染症に効果があるかもしれません。[13]
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注意事項

  • 爪真菌症は接触により伝染するので、足に触れたものはすべて洗いましょう。他の人にうつさないように、家の中では靴下をはきましょう。[14]
  • ティーツリーオイルを1日1回感染した爪に塗り、効果があるか試してみましょう。[15]
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このwikiHow記事について

Zora Degrandpre, ND
共著者 ::
自然療法医
この記事の共著者 : Zora Degrandpre, ND. デグランプリ医師はワシントン州バンクーバー在住の自然療法医で、米国国立衛生研究所と米国国立補完代替医療センターにおいて論文査読者も務めています。2007年に国立自然医学大学にて自然療法医師学位を取得。
カテゴリ: 髪とネイル

医療免責事項

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