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ホームレスとは、一般的には定まった住居や定職を持たない路上生活者のことを指します。[1] 彼らのほとんどは路上や公園などで野宿し、定職に就かず、ほとんどの家財も持たずに暮らしています。ホームレスとしての生活行動の中には、解釈次第では法律に触れる可能性があるものがあるかもしれません。しかし、純粋に「生き抜く力」として見た時には、人間のたくましさのようなものが感じられるかもしれません。そんな視点から、路上生活というスタイルで実際にどのように生き延びていけばよいのか、その方法を見ていきましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
生活の場を知ろう

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    住む場所を知ろう ホームレスの多くは路上生活者という呼び名の通り、路上などの屋外で野宿生活をしています。[2] 起居する場所は路上や公園・河原・橋梁の下などが多く、中には自動車の中で生活するケースもあるようです。この場合は「車上生活者」とも呼びますが、広い意味ではホームレスと言えるでしょう。
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    生活空間を知ろう 野宿をするにも、人間が生きていくためには雨風をしのげる場所が必要不可欠です。厳しい天候に直接にさらされれば生命に危険が及びかねません。生活する空間には「家」としての最低限の機能を確保しなければならないでしょう。
    • 地下の連絡通路や駅の高架下道路などは騒音や人目が多いものの、天井と壁があるため風雨を防ぐのには適しています。こういう場所の一部を段ボールの衝立で囲めば、最も簡易な「家」が完成します。段ボールは断熱性・遮音性が高いことから防災用品としても知られていますね。
    • 公園の林のなかにいるだけでもある程度の風雨をしのぐことができますが、丈夫なブルーシートをロープで木に縛り付けて屋根を作れば濡れない場所を確保できます。水の流れ込んでこない地面を選びましょう。段ボール箱で壁を作るのも忘れてはいけません。ブルーシートは10平方メートル前後の広さのものなら1000円以内で購入できるでしょう。
    • シートや廃材を組み合わせて簡易な小屋をこしらえている人もいます。
    • 屋外で最も快適といえる自動車を「家」としているのが車上生活者です。ただし、置く場所の不自由さと引き換えの快適さと言えるかもしれません。
    • 日雇い労働者や外国人旅行者向けの格安のホテルや旅館があります。ひどい悪天候の時など一時的に利用するには価値があるかもしれません。
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    生活用品を知ろう 家や家財を持たないのがホームレスですが、最低限の物品は必要です。山奥や無人島で使うような専門的な器具ではないかもしれませんが、生きていくための重要な道具であるという点ではサバイバルグッズと呼んでもいいでしょう。
    • 寝具は最も重要です。起居する場所が確保できても、固い地面の上で寝ていては疲労を回復することができないでしょう。野宿にも最適なように作られている寝袋は非常に重宝します。毛布があればさらに睡眠の環境が向上することは言うまでもありません。
    • 炊事と食事の道具は欠かせませんが、豊富に揃えたところで意味はありません。鍋一つ・椀一つというようなミニマムな品数でよいでしょう。電気・ガス等は使えませんから、使わなくなったキャンプ用の調理キットを調達できると便利です。
    • 野宿生活であればこそ、清潔を保つことが重要になってきます。肌着類と石鹸や歯ブラシなどの衛生用品は優先的に確保しておきたいところです。
    • たくさんの物を持っていると、盗難などのトラブルの原因になりかねません。今自分の生活に必要ないと思われる物品には執着しないのが賢明でしょう。
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方法 2
方法 2 の 3:
食べ物を手に入れよう

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    食べ物を調達しよう 他の何をおいても、食事だけは確保しないわけにいきません。しかし、路上生活における食料調達の困難さは、ホームレスの約4割が食べ物のことで悩んでいるという調査結果からも窺い知ることができます。[3] 現実問題として完全に0円で生活するのは難しく、食料調達の方法は現金収入の有無にも左右されます。食べ物は買うのか、無料で手に入れるのか、そのやり方によってホームレスとしての生活スタイルも大きく変わってきそうです。
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    食料を買おう 現金を持っているなら、自分で食料を購入することが一番目の選択肢でしょう。定職に就かないホームレスが使えるお金はごくわずかですから、買う物やお店を吟味するなど節約する工夫が重要になります。今日では100円均一ショップや100円コンビニが普及したおかげで、少なくとも購入先に困るケースは減ったと考えられます。
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    自炊をしよう 既製品の食べ物を買うよりも、食材を買って自炊をする方が節約になるかもしれません。また、加熱調理ができることで食品衛生面の不安が少なくなり、古くなった食べ物を捨てるというような無駄を減らすことも期待できます。ただし、燃料や器具を効率的に使わないと節約に失敗することもあり得ますので注意しましょう。
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    無料の食べ物を手に入れよう 幸いと言うべきでしょうか、わが国では「ゴミと呼んでしまうにはもったいない」という程度の食品が日々大量にゴミとして廃棄されています。これを不当な方法を用いずに入手できれば、この上ない無料の食料になることは間違いありません。
    • コンビニ、ファミレス、ファーストフードといった種類の店舗では厳しい品質管理が行われていますので、販売期限の切れた食品はすぐに店頭から廃棄に回されます。一般的に販売期限は賞味期限や消費期限よりも早いので、まだ食べることができるものが多いと言われています。
    • 回転すし店は生ものを提供している性質上、他の種類の外食店よりも品質管理が厳しい傾向にあります。裏返せば、鮮度の高い食品が廃棄処分に回されていると考えることもできますね。
    • スーパーや市場などから出される廃棄食品にも、食材として使えるものが少なくなさそうです。例えば小麦粉のようにそのままでは食べられない食品でも、自炊で調理ができる場合には頼もしい食料となるでしょう。
    • どの種類の店でも、廃棄する商品を店員に配るようなことは行われていると言われます。店主と意思の疎通ができれば、廃棄品を分けてもらうことも不可能ではないかもしれません。
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    炊き出しに参加しよう 全国の自治体や支援団体により、ホームレスや生活困窮者向けの炊き出しや食料の配布などが行われていることがあります。[4]
    • 材料と道具が提供され、料理は参加者自身の手で行うスタイルの炊き出しもあるようです。
    • 自治体が行うものは、生活支援や就労支援の相談等とあわせて行われていることが多いようです。ホームレスの多い区域でビラが配られることもありますが、情報が必要であれば市役所の生活支援課などに聞きに行くのがいいでしょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
生活事情を知ろう

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    収入を知ろう ホームレスは決して怠け者というわけではありません。収入のある仕事をしている人の割合は65%で、うち過半数が月に1~5万円の現金収入を得ています。[5] 住居も社会的信用もない状況で月1万円を得るのは容易なことではないでしょうが、1円も持たない暮らしがあまり現実的ではない以上、最低限のお金は自力でなんとかしておくべきかもしれません。
    • ホームレスの収入源として最も多いのは廃品回収です。アルミの空き缶や銅線を集めて業者に買い取ってもらうのですが、重くてかさばる金属を運ぶだけでも大変な作業でしょう。
    • 数は多くありませんが、若く健康なホームレスの中には日雇い労働で収入を得ることができる人もいます。
    • ホームレスが収入を得る販売スキームとしては、雑誌販売の仕事を提供しているビッグイシュー(THE BIG ISSUE)が有名です。[6] ただし、これはあくまでもホームレスの自立を応援する取り組みであることと、所得が年間38万円を超えた場合には課税の対象となる点に注意しておきましょう。
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    身の危険について知ろう 住居を持たないホームレスにとって、外部からの暴力や暴言は大きな脅威です。各地のホームレス支援団体等が行った実態調査によると、ホームレスの40%が襲われた経験を持っているという恐るべき結果が出ています。[7] 万が一の際には迷わず警察を頼るべきです。緊急通報や交番に逃げ込む手段などは、念のため近くのホームレス仲間同士でも確認し合いましょう。
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    セーフティネットを知っておこう 国民の生活と生命を守るための防衛ラインとでもいうべき社会保障の仕組みを、ひとまとめにして「セーフティネット」と呼びます。健康保険や年金制度は私たちにも馴染みの深い制度ですね。路上生活ではもっと緊急的に助けが必要になる可能性もありますが、そうした場合に備えられたセーフティネットもあることを覚えておきましょう。
    • 「シェルター」とも呼ばれる緊急一時宿泊施設のある自治体があります。健康悪化の恐れがある場合などの緊急避難的な施設だと記憶しておくとよいでしょう。
    • ホームレス自立支援施設では、食事や一次的な宿泊場所の提供を受けることができます。入所できるのは自立の意思があるが現在ホームレス状態にある者に限られます
    • 我が国における最終防衛ラインと言えるのは生活保護でしょう。ホームレスでも一定の条件下で生活費の支給を受けることができます。[8] しかし、受給できることを知らなかったために、生活保護を受給させて給付金をだまし取るような詐欺に遭った事件も発生しています。そういった意味でも知っておくべき事項だと言えるでしょう。
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ポイント

  • 余計な食料や物品を集めてゴミを出したり、騒音を出したりしないことが路上生活の最低限のルールです。地域から苦情が出れば路上生活を続けることが困難になっていくので注意しましょう。
  • 清潔感のある服装一式には通行証のような効果があります。単発アルバイトで仕事を得るのにも、いざという時に宿泊施設やネットカフェに入店するのにも役立つでしょう。
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カテゴリ: ティーン
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