車にオイルを補充する方法
この記事はMike Parraが共著しています。 マイク・パーラはアリゾナ州在住の熟練整備士です。ASE公認自動車技術士の資格、そして自動車工学の準学士号を取得しています。1994年より自動車整備の仕事に従事しています。
この記事には15件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
この記事には15件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
この記事には:オイルの確認をする適切なオイルを選択するオイルを補充する15 出典
車のオイル交換を自分で行うことで、いくらか費用を節約することができます。車ごとに多少の違いはありますが、オイルの補充は、細かい点に注意でき、作業で汚れても構わないという意欲さえあれば誰でもできます。ただし、オイルの補充はオイルの交換の代わりとはならないことに注意しましょう。
ステップ
パート 1
オイルの確認をする
-
1
-
2車のボンネットを開ける 通常、ボンネットのロックを解除するには、運転席近くにある小さなレバーを引くかボタンを押す必要があります。それから、車体とボンネットの間に手を入れて、通常ボンネットの真ん中にある小さなレバーを探し、それを内側に押してボンネットを完全に開放します。
-
3オイルゲージを探す 多くの場合、オイルゲージ(通常、円形の取っ手がついている小さな黄色いキャップ)には、「エンジンオイル」というラベルが付いていますが、そうでない場合でも見つけるのは難しくありません。オイルゲージはオイルパンまで伸びる長い金属片で、オイルの線の位置に基づいてエンジン内のオイルの量を示します。オイルゲージは車の前方付近にあり、オイルに触れずにゲージを引き出せるように、明るい色の円形またはフック形の取っ手を備えています。[3]
-
4オイルゲージを引き出して乾いた布で拭く 走行中、エンジンからのオイルはオイルゲージに飛散します。したがって、正確な測定値を得るには、オイルゲージを拭いてから再挿入する必要があります。オイルゲージの中央または一番下にある下限の印に注目します。多くの場合、点、線、格子パターンなどで印が付けられていたり、印としてゲージが曲げられている場合もあります。上限の位置には「Upper」という印があります。車のオイルはこれら2つの印の間に付着するはずです。[4]
-
5オイルゲージを再挿入して引き抜き、オイルレベルを確認する この作業では、ゲージのどこにオイルが付着しているのかを確認する必要があります。一般的に、オイルレベルは一番下ではなく、なるべく一番上に近いところになければなりません。しかし、オイルレベルが下限の印よりも下にない限りは、オイルを追加する必要はありません。[5]
- オイルレベルが下限近くにあり、オイルを追加すべきかどうか分からない場合は、車を2〜3週間運転してから再度オイルレベルを確認しましょう。
-
6オイルゲージに付着したオイルの状態を把握する オイルの色(黒、茶色、透明)を確認しましょう。また、オイルゲージ自体がきれいであるか、あるいは斑点が付いて黒ずんでいているかも確認しましょう。オイルは、始めは淡い褐色かもしれませんが、エンジン稼働時に燃焼サイクルや高温で発生する不純物を収集するため、使用するにつれて黒くなってきます。また、オイルの色は走行距離によっても変わります。例えば、古い車を月に8000km運転している場合、月に1リットルのオイルを燃焼している可能性があります。
パート 2
適切なオイルを選択する
-
1オーナーズマニュアルで推奨されているオイルを使用する オーナーズマニュアルの推奨オイルから切り替える理由はそれほど多くありませんが、切り替えるとなると、オイルの購入は簡単ではありません。エンジンオイル製品のさまざまな数値と規格を理解すると、適切な製品を購入できるようになり、車をスムーズに走行させることができるようになります。[9]
-
2オイルの粘度表記を理解する 粘度は、液体の濃度や流動抵抗を表します。高粘度の液体は低粘度の液体よりも粘性があるため、スムーズに流れにくくなります(例えば、ヨーグルトは牛乳よりも高粘度です)。オイルの粘度は、「10W-30」や「20W-50」などのように2つの数字の組み合わせで表記されます。「W」がついている最初の数字は、冬場のオイルの温度に対する数字です。この数字によって、粘度が高くなる冬場におけるオイルの流動性を把握することができます。2つ目の数字は、高温下でオイルがどれだけ粘性を維持できるかを表します。
- 冬の寒さでオイルの粘度が高くなりすぎると、車を始動できなくなる可能性があるため、寒さが厳しい地域に住んでいる場合は、最初の数字が5Wかそれ以下のオイルを使用しなければなりません(オーナーズマニュアルを参照しましょう)。
- 車のオーナーズマニュアルに推奨される粘度の規格が記載されています。一部の古い車に見られるように、数字が1つしか記載されてない場合は、車は「シングルグレード」オイルを使用しています。[10]
-
3オーナーズマニュアルで車に適合するオイルの認証規格を確認する こうした確認は、車を保証の範囲内で故障なく使用するのに役立ちます。各エンジンオイルは、API規格(星形のマーク)からILSAC推奨ガイドラインまで、複数の異なる認証規格を記載しています。どのオイルを使用するにしても、必ずメーカーが指定した規格を満たす製品を使用しましょう。
- 規格は最新版へと更新される場合があります。APIの規格は、以前はSJとSIでしたが現在はSLです。繰り返しになりますが、車のオーナーズマニュアルを確認しましょう。
-
4高級車や過酷な環境向けに化学合成オイルを使用する 化学合成オイルはより効果的ですが、一般的なオイルよりも高価です。
- ただし、一般的なオイルでも十分に使用できるため、値段が高すぎると思う場合は、100%化学合成のオイルを購入する必要はありません。[11]
-
5古い車のオイルをマルチグレードオイルに切り替えない 車がシングルグレードオイル(粘度の表記が1つのオイル)で動作している場合は、すぐにオイルを切り替えない方がよいでしょう。切り替えることで、エンジン内部にスラッジや汚れが蓄積し、そうした汚れが遊離して不具合の原因となる場合があります。高性能オイルに切り替えてもさらなる不具合を発生させるだけであるため、車に合う使い慣れたオイルを使用するようにしましょう。
- 暑くなる夏の数ヶ月間は、20W-40Wのようなマルチグレードオイルに切り替えるのではなく、粘度グレードの高いオイルに切り替えることを検討しましょう(30から40など)。[12]
パート 3
オイルを補充する
-
1オイルゲージの読み値が下限ラインに近い場合は、車にオイルを補充する オイルレベルが下限を下回っている場合は、車の損傷を防ぐために、すぐにオイルを補充しなければなりません。ただし、オイルを補充したからといって、 定期的にオイルを交換する必要がなくなるわけではないことに注意しましょう。
- オイルの交換頻度は、一般的に走行距離約5,000kmごとですが、まれに約32,000kmごとである場合もあります。必ず自分の車のオーナーズマニュアルで交換頻度を確認しましょう。ほとんどの専門家は、走行距離約8,000kmごとにオイルを交換することを推奨しています。[13]
-
2車に適合するオイルを購入する オーナーズマニュアルを確認するか整備士に問い合わせて、自分の車に適合するオイルを把握しましょう。特別な理由がない限り、推奨オイル以外のオイルを使用しないようにしましょう。車に適合するオイルでなければ、切り替えたとしても、必ずしも車の性能が改善されるとは限りません。
-
3車のボンネットを開ける ボンネットを開けるには、運転席近くにあるレバーを引くかボタンを押す必要があります。車の前方に行き、ボンネットと車体の間に手を入れ、通常ボンネットの中央にあるレバーを探します。レバーを押してボンネットを完全に開け、エンジンが見える状態にします。
-
4注油口を探す ほとんどの場合、注油口のキャップには、オイル缶が描かれた小さなラベルが貼付されています。注油口が見当たらない場合は、オーナーズマニュアルを確認しましょう。一般的に、注油口は車の前方、エンジンとオイルゲージ付近にあります。キャップを外してわきに置きます。
-
5オイルゲージを確認してオイルの補充量を決める 通常、ゲージの下限と上限の差は約1リットルに該当します。[14] これを目安にして、オイルの補充量を決めましょう。例えば、オイルレベルがゲージの真ん中である場合は、0.5リットルのオイルを補充する必要があります。ただし、オイルが溢れないようにするために、常に0.25リットル単位で補充するようにしましょう。オイルが溢れると、エンジンに深刻な不具合が発生する場合があります。
-
6こまめに確認しながらオイルをゆっくりとタンクに注ぐ 2~3秒間注いだら1分間待ち、オイルゲージを確認します。確認したらゲージを拭き、さらにオイルを追加して再度ゲージを確認します。溢れないように気をつけながら、オイルレベルがなるべくゲージの上限近くになるように追加しましょう。
- 漏斗を使うと、エンジンにオイルをこぼさずに注ぎやすくなります。
-
7注油口のキャップを閉める 必要なオイルの補充量が0.25リットルを超えることはほとんどありません。それ以上の量を補充しなければならない場合は、エンジンの動作に深刻な問題がある可能性があります。1週間以内に再度オイルの点検を実施し、漏れがないかを確認しましょう。漏れがなければ、エンジンの動作に問題はないはずです。オイルが汚れている場合や走行距離が8,000kmを超えた場合は、必ずオイルを交換しましょう。[15]
必要なもの
- オイル
- 漏斗
- ナプキン、雑巾、ティッシュまたはタオル(オイルゲージを拭くためのもの)
ポイント
- 補充するオイルの種類が分からない場合は、車のメーカー、モデル、および年式をもとに、インターネットで検索してみましょう。
注意事項
- 作業中はエンジンの近くに火気が一切ないようにしましょう。
- エンジンが熱い状態で作業をするときは注意しましょう。
出典
- ↑ http://www.telegraph.co.uk/cars/advice/how-to-check-and-top-up-your-oil/
- ↑ http://www.cartalk.com/content/when-are-you-supposed-check-your-oil-when
- ↑ http://www.elf.com/advice-corner/how-to-check-oil/how-to-check-engine-oil.html
- ↑ http://www.telegraph.co.uk/cars/advice/how-to-check-and-top-up-your-oil/
- ↑ http://www.consumerreports.org/cro/2012/12/how-to-check-your-car-s-engine-oil/index.htm
- ↑ http://www.consumerreports.org/cro/2012/12/how-to-check-your-car-s-engine-oil/index.htm
- ↑ http://www.machinerylubrication.com/Read/541/dipstick-oil-analysis
- ↑ http://www.telegraph.co.uk/cars/advice/how-to-check-and-top-up-your-oil/
- ↑ http://www.edmunds.com/car-care/choosing-and-using-the-right-engine-oil.html
- ↑ http://www.dummies.com/how-to/content/how-to-choose-the-right-motor-oil.html
- ↑ http://www.edmunds.com/car-care/choosing-and-using-the-right-engine-oil.html
- ↑ http://www.dummies.com/how-to/content/how-to-choose-the-right-motor-oil.html
- ↑ http://www.cartalk.com/content/car-talk-service-advice-oil-changes
- ↑ http://www.telegraph.co.uk/cars/advice/how-to-check-and-top-up-your-oil/
- ↑ http://www.consumerreports.org/cro/2012/12/how-to-check-your-car-s-engine-oil/index.htm
記事の情報
カテゴリ: 自動車修理
他言語版:
English: Add Oil to Your Car, Español: ponerle aceite a tu coche, Русский: залить в автомобиль масло, Français: ajouter de l'huile dans sa voiture, Bahasa Indonesia: Menambahkan Oli pada Mobil, Deutsch: Bei deinem Auto Öl nachfüllen, Tiếng Việt: Châm dầu động cơ xe ô tô
このページは 63 回アクセスされました。
この記事は役に立ちましたか?