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道路を運転しているときに、古くておんぼろで手入れもされていないような車を見かけたことがあるかもしれません。自分の車はそうならないにしなければなりません。適切な手入れとメンテナンスをすることで、車の見た目を新しく輝いた状態に保つことができます。この記事に従って、車にワックスをかけて美しく仕上げる方法を習得しましょう。

パート 1
パート 1 の 3:

車にワックスをかける準備をする

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    洗車する ワックスがけの準備として、低刺激のせっけんと水を使って車をしっかりと洗ってきれいにします。ワックスをかける前に、車を完全に乾いたきれいな状態にしておく必要があります。車の表面が汚れていたり濡れていたりすると、汚れていない乾いた表面にワックスをかけるよりも作業が大変になります。
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    塗装に色あせ、傷、損傷がある場合は、ワックスをかける前にコンパウンドの使用を検討する ラビングコンパウンドやポリッシングコンパウンドは、車のボディからクリアコート層を薄く剥がすことで表面を滑らかにして色味を均一にする細かい研磨剤です。
    • ポリッシングコンパウンドはラビングコンパウンドよりも目が細かいため、ワックスがけの前処理により適しています。湿らせたマイクロファイバークロスを使ってポリッシングコンパウンドをボディ全体に軽く擦り付けます。それから、別のマイクロファイバークロスを使ってコンパウンドを除去します。
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    ワックスがけは気温13~30℃(この範囲でなるべく涼しい気温)で行う 気温が高いと、ワックスは塗ったそばから乾いてしまうため、ある程度の量のワックスを一ヶ所にとり、ボディ全体に伸ばすことがとても難しくなります。また、一度塗ったワックスを拭き取ることも困難になります。気温が低いと、ワックスが伸びづらくなり、ボディに塗るのが難しくなります。[1]
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    車庫でワックスを塗る(なるべく直射日光を避ける) 車庫でワックスがけをする主な理由は、上記のように温度のためですが、ワックスがけは、日光の影響を受けないように屋内で行うのが一番です。日光は車を熱するだけでなく、取り除くのが困難なワックスかすができる原因にもなります。そのため、可能であれば車庫でワックスをかけましょう。車庫の中であれば、温度がある程度制御でき、直射日光が当たりません。車庫がない場合は、木や建物の陰を探して、曇りの日や朝や夕方の涼しい時間を選んで作業を行いましょう。
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パート 2
パート 2 の 3:

車にワックスをかける

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    車に塗るワックスを選ぶ 最高の製品として知られている本物のカルナバを含むワックスを使用するのが理想的ですが、一般的にカルナバを含む製品は他の製品よりも多少値が張ります。したがって、以下のような種類のワックスもあることを知っておくとよいでしょう。
    • 「クリーナーワックス」は、比較的安価ですが強力です。クリーナーワックスは、ボディからクリアコートを除去することが往々にしてあります。[2] この種類のワックスを使用する場合は、ワックスがけの前処理で研磨処理を飛ばすことを検討しましょう。
    • スプレータイプのワックスは塗るのが簡単ですが、あまり長持ちしないという欠点もあります。さまざまな種類のスプレータイプのワックスを検証したところ、スプレータイプのワックスは、数週間しかもたずに剥がれてきてしまう傾向がありました。[3]
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    ワックスに付属しているフォームアプリケーターに適量のワックスをとる 通常500円玉大の量で、ボディの60cm角の範囲に塗ることができます。念のため、ワックスの使用量についてはメーカーによる使用方法を参照するようにしましょう。
    • ワックスの使用量については、塗り足りないよりも、塗りすぎてしまうことの方が問題です。ワックスの塗りすぎはありがちな誤りです。塗りすぎることで、たくさんのかすが発生し、落とすのがより困難になり、べたつきが残ります。実は、ワックスは薄く塗った方が車の表面にしっかりと付着します。[4]
    • カーワックスにフォームアプリケーターが付属していない場合は、湿らせたスポンジを利用しましょう。これは最高のアプリケーターとは言えませんが、他に手段がない場合の代用品となります。当然のことですが、ワックスがけに利用したスポンジを皿洗いに使用しないようにしましょう。
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    力を入れずに重なり合うように円を描きながら、ボディの狭い領域に均等にワックスを塗る 車のボディをいくつかの領域に区切り、各領域ごとにワックスをかけます。必要に応じてワックスを追加しましょう。軽い力で(1.5~2kg程度の圧力)塗り重ねるように手を動かすことで、うまくワックスを塗ることができます。
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    ボディを研磨する(任意) 高速回転ができる、デュアルアクションまたはランダムオービットポリッシャーを使って、さらにワックスを塗り、磨き残しや塗りムラをなくしましょう。ポリッシャーを低速に設定し、ワックスをバフパッドまたは直接ボディにつけます。それから、ポリッシャーを車の表面と平行に保持しながら磨きましょう。必要に応じてワックスを追加しましょう。
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    使用方法に従ってワックスを数分間なじませる ワックスをかけて磨いた後は、メーカーが推奨する時間待ちます。放置時間によっては、ひとつの領域でワックスを塗ってからまたは研磨してから、一旦手を休め、それからワックスを拭き取る必要があるかもしれません。
    • ワックスが拭き取れる状態であるかを知るには、ワックスをかけた箇所を指でなぞってみるとよいでしょう。指が汚れた場合は、ワックスはまだ拭き取れる状態ではありません。指がきれいなままであれば、ワックスを拭き取ることができます。
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    マイクロファイバークロスを使ってワックスを拭き取り、ボディを磨きあげる クロスの片面を使って、円を描くようにしてボディからワックスを拭き取ります。拭いていて抵抗を感じ始めたら、クロスに拭き取ったワックスが溜まってきた証拠です。クロスを裏返し、引き続き残っているワックスを拭き取ってボディの表面を滑らかにしましょう。
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    光沢が出るまで車を磨き続ける ボディに残っているワックスは必ず全て拭き取りましょう。車がピカピカになったら作業終了です。
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ワックスの効果を最大限に享受する

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    洗車にはワックスがけした車用の洗剤を使う もちろん、一般的な食器用中性洗剤は車の洗浄に使用できますが、ワックスの美しい仕上がりを維持するのにはあまり役立ちません。ワックスの輝きを長持ちさせるには、ワックスがけした車用の洗剤を使用します。また、ワックスが剥がれたら、必要に応じて塗りなおしましょう。
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    ワックスを2度がけして艶と光沢を出す 多くの専門業者は、深く耐久性のある仕上がりにするためにワックスを2度がけします。まずは合成ワックスを塗って磨き、艶を出します。合成ワックスを拭き取り、上からカルナバワックスを塗って仕上げます。モーターショーなどでよく見かけるピカピカの光沢を出すには、さらに磨きましょう。[5]
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    筋状に残ったワックスを取り除く ワックスを拭き取った後に、筋状の跡が残った場合は、次の方法が有効です。スプレーボトルに蒸留水を満たします。そこに、小さじ1杯の消毒用アルコールを入れて勢いよく混ぜます。この溶液をこびりついている筋状の跡に軽くスプレーし、マイクロファイバークロスで拭き取りましょう。
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    ワックスの持続期間は、メーカーが言う通りにならない場合があることを念頭に入れる ワックスの持続期間は車によって異なります。再びワックスをかけるタイミングは、メーカーが推奨するタイミングではなく、自分の目と触感による判断次第です。
    • ワックスメーカーには、ワックス製品の必要な使用量を多く見積もる経済的な動機があります。メーカーは、消費者の購入サイクルを早めて売上を伸ばすために、塗布の頻度を必要以上に多く見積りがちです。
    • 一方で、ワックスによっては、特定の車で効果があまり持続しないため、頻繁に再塗布が必要になる場合があります。
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    マット仕上げの車にはワックスを塗らない マット仕上げの車にはワックスを塗らないようにしましょう。[6] マット仕上げの車に対して、ワックスに含まれる研磨成分は禁物です。
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ポイント

  • 複数の薄い層を形成するようにワックスをかけることで、分厚い1層よりも光沢と保護力がもたらされます。
  • 車にワックスをかけることで美しい外観を保ちやすくなります。これにより、車の価値を高く保ちやすくなります。
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注意事項

  • ワックスを車に塗ってから長時間放置しないようにしましょう。さもなければ、ワックスが乾燥して車の表面に目立つ跡が残ってしまいます。
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必要なもの

  • カーワックス
  • 小さなワックスパッド
  • 柔らかいマイクロファイバークロス

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このwikiHow記事について

Chad Zani
共著者 ::
カーディテーリング専門家
この記事の共著者 : Chad Zani. カリフォルニア州のロサンゼルスに住むチャド・ザ二は、アメリカとスウェーデンの各地に店舗を展開するカーディテーリング会社、「Detail Garage」のフランチャイズディレクターを務めています。カーディテーリングに対する情熱をもとに、全国に増え続けるフランチャイズオーナーの教育に当たっています。 この記事は1,363回アクセスされました。
カテゴリ: 自動車
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