大部分の新型車では配線が隠されているか、もしくは配線の直結を防ぐため、ステアリングコラムに防犯対策が備え付けられていますが、90年代半ばまでの古い型の車は、依然としてエンジン直結の格好の餌食です。しかし、車を運転する必要があるのに鍵をなくしてしまった場合どうすればいいか、知っておくことは重要です。配線をいじるときには十分な注意を払い、お持ちの車種の配線やワイヤの色分けについて必ず取扱説明書をよく調べましょう。ステアリングコラムでの直結方法およびその他の方法を知りたいのなら、この記事がお役に立てることでしょう。

方法 1 の 3:
ステアリングコラムでの直結方法

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    車に乗ります。その車が自分のもので、それを証明する文書がない限り、絶対に勝手に侵入してはいけません。警報機付きの車であれば、無理やりドアを開けた途端に警報を鳴らしてしまうことになります。
    • この方法は、というより大抵の直結方法は、90年代半ばより古い型の車にだけ有効です。それより新しい型では、直結を防ぐために完全なロック機能が搭載されています。この方法を2002年のホンダシビックに試したりすれば、警報を鳴らして、セルモーターにロックをかけるだけの結果に終わるでしょう。つまり、もはや誰もその車を運転できなくなるということです。
    • 取扱説明書があれば、ステアリングコラムとシフトレバーの制御を解除できるかどうか調べましょう。この方法はシフト機能とステアリングコラムに深刻な損傷を及ぼす恐れがあります。
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    ステアリングコラムからプラスチックカバーを外します。カバーは大体見えない留め金か十字穴のネジで留められています。それらを取り外し、アクセスパネルを引き出しましょう。[1]
    • あるいは、もっと古い型であれば、マイナスドライバーを鍵穴に打ち込み、それを回すことで、イグニッションの中の留めピンを壊すことができます。手作業でできたとしてもとても難しい工程ですが、これができるくらい古い車種なら、やってみる価値はあります。
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    ワイヤーハーネスのコネクターを探しましょう。ステアリングコラムのパネルを外すと、電気のワイヤーが入り乱れているのが分かるでしょう。怖がらず、正しい束を見分けられるようになりましょう。大体の場合、メインとなる3つのワイヤーの束が見つかるはずです。
    • 1)照明、クルーズコントロール、その他のインジケーターなどのハンドルシフト制御装置につながるワイヤー
    • 2)ワイパーやシートウォーマーなどの制御装置につながるワイヤー
    • 3)バッテリー、イグニッション、セルモーターなどのステアリングコラム関連の装置につながるワイヤー
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    バッテリー、イグニッション、セルモーターのワイヤーの束を横に引き抜きます。これらのうちの1つがイグニッションスイッチへの主な電気の供給源であり、1つがイグニッション・ワイヤー、あと1つがセルモーターへの供給源です。色の組み分けは車のメーカーによって異なります。取扱説明書を読むかネットを調べるなどして、あらゆる可能性を判別できるようにしましょう。[2]
    • イグニッションワイヤーは茶色であったり、セルモーターのワイヤーは黄色であったりしますが、バッテリーのワイヤーは多くの場合赤です。繰り返しますが、確実なのは取扱説明書を読むことです。あなたは冒険野郎マクガイバーではありません。間違ったワイヤーをいじったりすれば感電してしまうでしょう。
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    バッテリーワイヤーの絶縁体を2.5センチほど剥き、ねじり合わせます。その部分をできれば絶縁テープで巻き、金属製の部品に触れてショートしないようにします。この2本をつなげるとイグニッションの部品に電気が通り、スタータ(セル)を動かせばエンジンがかかります。
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    イグニッションワイヤーとバッテリーワイヤーをつなぎます。この時点で、ダッシュボードライトやその他の電子部品が動き出したのが分かるでしょう。単にラジオを聴きたいだけなら、作業はこれで終わりです。しかし車を動かしたいのなら、イグニッションワイヤーを発火させる必要がありますが、それには危険を伴います。[3]
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    十分に注意しながら、イグニッションワイヤーを1センチ強ほど剥きます。ワイヤーには電気が通っているので、ワイヤーから絶対に手を離さないように十分に注意をします。このワイヤーの先端をバッテリーワイヤーの先端にくっつけます。決してねじらず、ただ車の始動に必要なバッテリーワイヤーとくっつけて発火させるだけにします。
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    エンジンの回転数を上げます。車が始動したら、エンストしたり作業をもう一度繰り返したりしなくて済むよう、何度かエンジンをふかします。
    • エンジンが始動したら、イグニッションワイヤーを離して作業を続けても構いません。エンジンを止めたいときは、バッテリーワイヤーをイグニッションワイヤーから離せばエンジンは止まります。[4]
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    ハンドルのロックを外します。車を始動させ、エンジンを回し、自由に運転するための準備は万端。果たしてそうでしょうか?いいえ、エンジンがかかったとしても、この時点ではステアリングコラムのロックがかかっている可能性があります。つまり、あなたが崖か何かに突撃したいのでない限り、運転を可能にするためロックを外す必要があるのです。[5]
    • 金属の鍵穴を押しさえすれば、バネが外れてロックが解除される車種もあります。70年代半ばから80年代半ばの車をお持ちで、すでに鍵穴にドライバーを差し込んでみたなら、ロックはもう外れている可能性が高いでしょう。
    • 力技でロックを解除できる車種もあります。どちらかの方向にハンドルを外れるほど力いっぱい回転させます。ハンマーを使って、てこの作用でハンドルを回してもよいでしょう。すると、ロックが外れる音がしてハンドルが動くようになるはずです。ロックが解除できれば、普通に運転できます。
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方法 2 の 3:
ロックのピンをドリルで壊す

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    鍵穴の下から3分の2程度の位置にドリルを当てます。これは、ロックのピンを壊して鍵ではなくドライバーで車を始動させる方法です。通常、車の鍵をなくした場合に行います。[6]
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    鍵の長さと同じくらいまでドリルを差し込みます。ロックはすべて2つの部分でできていて、バネのついたピンによって固定されています。そのため、2回以上はドリルを当て、その都度抜き出して内部のピンを上手く削れるようにします。[7]
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    鍵を差し込むのと同じようにドライバーを差し込みます。ピンはすでに壊れているので、あまり深く差し込む必要はありません。鍵と同じようにドライバーを使い、エンジンが作動するよう時計回りに4分の1だけ回します。[8]
    • 警告:この方法を行うと車のキースイッチが壊れます。ドライバーや強靭な爪があれば、誰でもその車を盗めるようになってしまいます。
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方法 3 の 3:
ダッシュボードに電気を通す

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    ボンネットを開けて赤いコイル線を見つけます。V8エンジンの場合、大抵プラグとコイル線は裏側にあります。4気筒エンジンの場合はエンジンの中央に近い右側にあり、6気筒エンジンであればその反対で左側の中央付近にあります。
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    ブースターケーブルを取り外します。ブースターケーブルをバッテリーのプラス端子からコイルのプラス端子へ、もしくはコイルにつながる赤いワイヤへとつなぎます。こうすることによってダッシュボードに電気が通りますが、これはエンジンを始動させる際に必要不可欠です。
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    スターターソレノイド を探します。フォード車では、バッテリー近くのフェンダーの右側にあり、GM車では、ハンドル下のスタータのところにあります。
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    ハンドルのロックを解除します。マイナスドライバーをステアリングコラムの中央の一番上に当て、ハンドルとコラムの間を押します。ハンドルからロックピンを外すのが目的です。多少荒っぽくても大丈夫なので心配はいりません。
    • ロックのピンが壊れないか、もしくは警報が鳴るかもしれませんが、ソレノイドはすぐ真下に見つけられるはずです。
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    ソレノイドをバッテリーのプラス端子につなぎます。ソレノイドの上側に小さなワイヤーが、下側にプラスのバッテリーケーブルが見つかるでしょう。イグニッションスイッチワイヤーをソレノイドから外し、絶縁ドライバーを使って、ソレノイドのプラス電極をイグニッションスイッチにつながる端子へつなぎます。
    • そうすればバッテリーから直接12ボルトの電流が流れます。これでソレノイドが作動し、スタータで車を始動できます。
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ポイント

  • 直結によるエンジン始動は車に重大な損傷を与える危険があります。
  • イグニッションスイッチにコンピューターチップが埋め込まれている車は直結による始動ができません。チップは電子回路の装置を制御するもので、それがなければ車は動きません。
  • ほとんどの車は、誤ってホットワイヤリングをすれば警報が鳴ります。
  • 直結は自己責任で行いましょう。
  • エンジンを稼働させ終えた後、イグニッションワイヤーをねじったままにしてはいけません。イグニッションシステムが壊れるか、良くてもバッテリーの放電を引き起こします。

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注意事項

  • 絶縁手袋を着用しましょう。
  • イグニッションワイヤーが運転中に離れてしまったら、エンジンは直ちに止まり、運転をしたりブレーキをかけたりできなくなってしまいます。
  • 車を盗むなど、この方法を違法に使っては絶対にいけません
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カテゴリ: 自動車
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