耳や鼻の軟骨にピアスを開けた時、穴の出口側に小さく盛り上がったしこりができることがよくあります。サイズが合わないアクセサリーを使用したり、雑に扱ったり、ピアスガンやピアッサーの使用が原因でできてしまうことがあります。たまたま運悪くなってしまうことも多いでしょう。しこり自体は問題のないものですが、不快感やかゆみを伴うことがあります。改善するには時間がかかるので、辛抱強く取り組まなければなりません。あきらめずに治療を続けていれば通常2、3ヶ月でなくなり、きれいな穴になるはずです。以下の手順にしたがって取り掛かりましょう。

方法 1 の 3:
専門家が推奨する治療を行う

  1. 1
    塩水を使いましょう。塩水を塗布するのは、しこりを改善するのに最も安全で効果的な方法です。続けていると徐々にしこりが小さくなって目立たなくなっていくでしょう。手順は以下の通りです。
    • 240mlの熱湯に小さじ1/4の塩を加えます。塩が完全に溶けるまで混ぜましょう。
    • お湯の温度が少し下がったら(火傷をしない範囲でなるべく高めの温度が理想的)、清潔なコットンパフをそれに浸します。
    • 浸したコットンパフをしこりに2分間当てます。この時に耳や鼻のアクセサリーは付けたままでも構いませんが、引っ張ったり動かしたりしないようにしましょう。
    • これを1日2回、しこりが消えるまで繰り返し続けます。[1]
  2. 2
    カモミール塩水を使いましょう。塩水にカモミールティーを加えると、ピアス周辺の肌の炎症を鎮静化する作用があるので敏感肌の人には良い方法かもしれません。手順は以下の通りです。
    • 前述したのと同じ割合で熱湯に塩を溶かしましょう。これにカモミールティーのティーバッグを入れて5分間抽出します。
    • 抽出できたらその液にコットンパフを浸してからしこりに5分間当てましょう。1日2回行います。
    • コットンパフの代わりに、熱湯でカモミールティーを抽出した後にティーバッグを取り出し、それを少し冷ましてから直接患部に当てる方法もあります。
    • 他の風味などを加えたものではなく純粋なカモミールティーを使用するようにし、ブタクサアレルギーがある人はこの方法を避けましょう。
  3. 3
    通気性テープを使ってしこりを圧迫するあて布を作りましょう。これは圧迫療法の一例です。この方法は患部の傷を刺激する場合があるので、ピアスの穴が完全に安定してから行うようにします。手順は以下の通りです。
    • 医療用の通気性テープ(マイクロポアなど)を最寄りの薬局で購入しましょう。目立ちにくい肌色のものを選ぶようにします。
    • 清潔なハサミを使って小さな長方形に切ります。しこりとその周辺1~2㎜を覆うことができる大きさにしましょう。
    • しこりを圧迫するように、しっかりとテープでおさえます。テープは付けたままにし、汚れたら新しいものと取り替えましょう。
    • この方法を2~3ヶ月続けます。この間にしこりが消えるかもしれません。効果が無かった場合は別の方法を試しましょう。
  4. 4
    ピアススタジオの店員に相談しましょう。しこりに関するセカンドオピニオンを聞きたい場合は、最寄りの信頼できるピアススタジオの店員に聞いてみましょう。しこりをみて改善するための色々な方法をアドバイスしてくれるでしょう。
    • サイズが合わなかったり大き過ぎるアクセサリーがしこりの原因になる場合がよくあります。専門家であれば適切な物を選んでくれるでしょう。
    • 合わない素材で作られたアクセサリーがしこりの原因になることがあります。軟骨ピアスにはチタンかバイオプラスチックのものが理想的です。[2]
    • かかりつけ医に相談したり皮膚科で診察を受ける事もできますが、ピアススタジオの専門家ほどピアスのことには詳しくない場合があることを心得ておきましょう。
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方法 2 の 3:
医学的証明がない民間療法を行う

  1. 1
    ティーツリーオイルでしこりの改善に効果があったという事例がいくつかあります。ティーツリーオイルには抗菌作用があることから、家庭療法でよく使われます。
    • 炎症を起こさないために必ず100%純粋なティーツリーオイルを購入しましょう。
    • 敏感肌でなければ、コットンパフに1、2滴たらしてしこりに直接塗布します。これを1日2回改善するまで続けましょう。
    • 敏感肌の場合は(非常に刺激が強いので)ティーツリーオイルを1、2滴の水で薄めてから塗布しましょう。
  2. 2
    アスピリンを使ってみましょう。アスピリンには皮膚の下にある血管を広げる効果があるので、それによってしこりを改善するスピードが速くなるため治療には効果的だと言われています。
    • アスピリンの錠剤を小さなボウルに入れスプーンの背で潰しましょう。水を数滴加えてペースト状になるまで混ぜます。
    • それを直接しこりに塗布し10分間乾かしましょう。固まったペーストをぬるま湯で洗い流します。
    • より効果が出るようにこの工程を1日2、3回繰り返しましょう。
  3. 3
    レモン汁を使いましょう。他の家庭療法としては、レモン汁もしこりの治療に効果があった例が報告されています。
    • レモン半分を絞り同量の水で薄めましょう。綿棒をレモン水に浸してしこりに塗布します。
    • しこりが目立たなくなるまで1日2、3回繰り返しましょう。
  4. 4
    ハチミツを使いましょう。ハチミツには自然治癒を促す成分が含まれており、傷や火傷の治療の民間療法によく使われます。
    • 軟骨ピアスのしこりの改善にも効果があるかもしれません。1日に2、3回少量を塗布してみましょう。[3]
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方法 3 の 3:
しこりを事前に防ぐ

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    正しいサイズのアクセサリーを選びましょう。ゆるいとピアスが穴の中で動いてしまい、軟骨を刺激してしこりができる原因になります。
    • 完璧にフィットするアクセサリーを付けることが重要です。評判の良いピアススタジオの店員であれば、合ったものを選ぶのを手伝ってくれるでしょう。
    • ピアスキャッチが従来のよくある金属製で蝶の様な形をしたピアスも、しこりの原因になりやすいので避けた方がよいでしょう。
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    ピアスガンを使用しないようにしましょう。ピアスガンは軟骨ピアスには絶対に使わないほうがよいでしょう。残念ながらピアスの穴を開けてくれる場所でも、安かったりあまり知識のない場合はいまだに使用しているところもあります。
    • ピアスガンは皮膚にアクセサリーを直接通すという、軟骨にダメージを与えてしこりの原因になりやすい方法です。
    • これからピアスの穴を開けようと考えている場合は、ピアスガンを使っている場所は避けましょう。
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    ピアスを触ったり動かしたりしないようにしましょう。頻繁にピアスに触れたり、髪や服に絡まったりすると、アクセサリーが動いてしこりの原因になります。
    • 髪が長い場合は引っ掛からないように(特に就寝中は)、なるべく後ろで束ねておきましょう。
    • 常にピアスに注意を払い、保護するよう心掛けましょう。頻繁に触って動かしたりしないようにします。
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ポイント

  • ピアスに触れる前や治療を行う前には必ず手を洗いましょう。
  • 塩水が涙よりもしょっぱい濃度にならないようにします。
  • 炎症をおこす可能性もあるので、しこりを触ったり押したりしないようにしましょう。
  • 寝る体制が横向きの場合は、ネックピローを使ってピアスを圧迫しないようにします。ピアスへの刺激をなくして、より快適に眠ることができるでしょう。
  • ピアス部分をぶつけないように注意を払い、枕カバーや電話は頻繁に清潔にします。
  • 紹介した方法はどれも効果が出るまでに時間がかかります。中断すると少し出てきた変化も元の状態に戻ってしまうので、根気強く続けるようにしましょう。
  • 薄めていないティーツリーオイルは直接肌につけないようにしましょう。
  • 温水で割ったレモン汁をしこりにつけてみましょう。
  • レモン汁とアスピリンを混ぜたものを、1日10分間だけつけるか、寝る前に塗布して朝に洗い流すのも効果的です。
  • ティーバッグ療法を行う場合は、ティーバッグを直接患部に当てるのがよいでしょう。
  • ピアススタジオか病院の専門家にエミューオイルについて聞いてみましょう。効果があります。
  • キャプティブビーズリングはスタッドピアス(ラブレットスタッド)より清潔に保ちやすく引っ掛かりにくいでしょう。専用の針で軟骨ピアスを開ける方法は一番衛生的で痛みも少ないです。
  • 医療用エタノールで消毒しましょう。

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注意事項

  • 髪を染める場合は、ピアス部分が安定するまでは絆創膏や医療用テープで保護し、刺激がないか確認しながら行いましょう。
  • デトールのような消毒液、過酸化水素水(オキシドール)や漂白剤、消毒用アルコールなどの強力な殺菌剤はしこりに塗布しないようにしましょう。細菌を抑えるのには非常に効果的でもピアスの患部には刺激が強過ぎます。 どうしてもデトールのような消毒液を使わなければならない時は、刺激を減らすために沸騰殺菌したお湯で薄めましょう。
  • 膿がたまっていてもしこりを潰して出そうとしないようにしましょう。綿棒などで優しく圧力をかけるのは構いませんが、押し潰してしまうと周りの細胞組織を傷めるので、かえって細菌が中に入りやすくなってしまいます。
  • ピアスで炎症を起こしてしまった場合は、ピアスは外さないほうが排膿しやすく、取り除いてしまうとより重度の炎症を引き起こし、現在ある膿が体内に閉じ込められてしまう可能性があります。病院で受診し抗生物質を処方してもらう必要があるかもしれません。 医者によってはピアスを取り除くために、別の芯を入れて穴が塞がらないようにして排膿する場合もあります。炎症が収まった後であれば、ピアスを取りたければ外しても問題ないでしょう。
  • 傷がケロイドになるとピアスの周辺より外へ広がります。通常は周りの皮膚より濃い色をしていて、取り除いてもまた出現します。濃い肌の色をもつアフリカン・アメリカンの様な人達に多くみられる症状です。ケロイドができたと思ったら皮膚科を受診しましょう。
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必要なもの

  • ヨードが含まれていない塩
  • カモミールのティーバッグ
  • 医療用通気性テープ
  • ティーツリーエッセンシャルオイル
  • コットンパフや綿棒
  • カプセルなどに覆われていないアスピリン、レモン汁やはちみつ

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カテゴリ: タトゥーとピアス
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