文章を書くスピードを上げる目的で速記を学ぶ場合、まずは自分に合った速記法を選ぶ必要があるでしょう。英語の場合の速記法には大きく分けて、ジャーナリストがよく使うティーライン式、ピットマン式、速記者に広く使われているグレッグ式の3種類があります。それぞれの方法には長所と短所がありますが、どの方法を選んでも筆記の速度は上がるでしょう。授業中や会議中にメモを取ったり、思いついたことを書き留めたり、単に文書を書いたりすることも、より速く楽にできるようになるはずです!

方法 1 の 4:
ティーライン式の場合

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    ティーライン式のアルファベットを覚える ティーライン式のアルファベットは、英語のアルファベットを曲線と基本の線で表します。他の速記法のようにフォニックス(綴りや発音の関連性)を利用するのではなく、それぞれの文字を違う記号で表記するのが特徴です。例えば「A」を逆さまにして「V」の形にするなど、ほとんどの文字は英語のアルファベットの曲線や基本の線を利用して表します。
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    単語を表すのに必要な母音と子音だけを残す ティーライン式の場合、無声子音、二重子音、不要な母音は省きます。単語の最初と最後の母音だけを残しましょう。[1]
    • 「LAMB(子羊)」は「LM」、「COMMA(コンマ)」は「CMA」、「ABOUT(~について)」は 「ABT」、「LIGHT(光など)」は「LT」と表記します。
    • 「You should always remember to take notes in class(授業中は常にノートを取りましょう)」という文章をティーライン式で書くと、「U shld alwys rmbr t tk nts in cls」となります。
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    母音は子音よりも小さく書く ティーライン式では、母音は子音よりも少し小さく書きます。これにより、母音と子音を識別しやすくなるでしょう。[2]
    • 「COMMA」という単語をティーライン式で書く場合、「C」と「M」は標準サイズで、「A」は小さいサイズで書きます。
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    子音をつなぎ合わせる 子音は、紙からペンを持ち上げることなく、1~2ストロークで書くようにします。最初の文字をはっきりと書いたら、1つの記号になるように次に続く文字を書きます。この書き方によって、速記のスピードが上がるでしょう。[3]
    • 「b」と「d」を組み合わせる場合、最初に「b」を書き、「b」に横線を加えて「d」を書きます。
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方法 2 の 4:
ピットマン式の場合

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    ピットマン式のアルファベットを学ぶ ピットマン式では、単語の綴りではなく、音声を基にして独自に作られたアルファベットを使用します。子音と母音の記号は別々に分かれており、太い線やスラッシュ、点を使って単語を書き表します。
    • ピットマン式のアルファベットは、以下のウェブページ(英語)で確認しましょう。http://www.omniglot.com/writing/shorthand.htm.
    • 音声学を利用したこの方法では、単語中の特定の文字の音を、それぞれの単語で同じように表記します。例えば「form」「elephant」「rough」の「f」の音は、ピットマン式ではすべて同じように表記されます。
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    子音記号は正しい太さで書く ピットマン式の子音記号は、子音ごとに線の太さの程度が異なります。それぞれの子音を正しい太さで書くようにしましょう。[4]
    • 子音の「t」の縦線は、子音の「d」の縦線よりもわずかに細くなっています。
    • 子音の「p」の左斜線は、子音の「b」の左斜線よりも細くしましょう。
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    点やダッシュで母音を表す ピットマン式では、子音を表す記号に点やダッシュを付けて母音を表現します。これにより綴りではなく、音で速記をして単語を表記することができるでしょう。[5]
    • 「bat」という単語を書く際には、まず「b」の記号を書いて、その下に「t」の記号を書き、「b」の左斜め上に「a」を表す点を書き入れましょう。
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    「a」「the」「of」「to」など、よく使われる単語を略字で表す 罫線の下のラインの上の位置に1つ点を書くと「a」と「an」の略字になります。「the」の場合は、罫線の下のライン上に点を書きましょう。「Of」を表す際は、左端から斜めに短いスラッシュを引き、罫線の下のラインの上で止めます。「To」も左端から斜めに短いスラッシュを引きますが、こちらは罫線の下のラインに触れるようしましょう。[6]
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方法 3 の 4:
グレッグ式の場合

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    グレッグ式のアルファベットを確認する グレッグ式は表音式であり、綴りではなく単語の音を基に表します。単語を表す際にフック型の記号や丸を用いるのが特徴です。ピットマン式のように子音と母音の記号が別々に分かれています。
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    子音記号の正しい形と長さを覚える 子音はそれぞれ異なる形と長さのフックで表現します。中には「n」や「m」のように、まっすぐな縦の線で表すものもあるでしょう。また「f」や「v」のように、横に広がる曲線的な子音記号もあります。それぞれの子音記号を正しく書けているかよく確認しましょう。[7]
    • 「and」の「n-d」や「men」の「m-n」などのように、その単語の音に基づき、複数の子音を1つの記号として表現する場合もあります。
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    母音を丸で表す グレッグ式では大小の丸で単語の母音を表します。「a」など、よく使われる母音は大きな丸で、「e」のような母音は小さな丸で表記しましょう。[8]
    • その単語の中で母音がどう表記されているかに関係なく、丸を使って母音の音を正しく表すようにしましょう。例えば、「oo」という母音は下に開いた丸で表し、「ea」という母音は丸の中央に点を打って表します。
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    グレッグ式の正しい句読点を覚える ピリオド、クエスチョンマーク、ハイフンといった句読点は、グレッグ式では異なる記号で表されます。句読点の記号は、罫線の下のラインの上の位置に書きましょう。[9]
    • ピリオドは短いダッシュで、クエスチョンマークは小さな「×」で表します。
    • 句読点の略記法の一覧を以下のウェブページで確認しましょう。http://www.omniglot.com/writing/shorthand.htm.
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方法 4 の 4:
速記の技術を磨く

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    インクのペン(ボールペンや万年筆)やシャープペンを使う 紙の上で滑るようにスムーズに書ける筆記用具を使うことで、速記もしやすくなります。インク漏れの多いペンや、先の尖っていない鉛筆などは使わないようにしましょう。[10]
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    速記の講座を受講する ベテランの速記者のクラスを受講して、速記の技術を磨きましょう。海外なら地元のコミュニティカレッジやライティングセンター、またはオンラインで速記のクラスを探します。日本語の速記を学ぶ場合は通信講座などを探して受講しましょう。こうした講座では、速記のスピードを上げ、書いたものを読みやすくする方法を学ぶことができます。
    • 1対1の指導のほうがよいという人の場合、海外なら地元のライティングセンターやオンラインで速記の家庭教師を探してみましょう。速記が上達するよう、定期的に指導を受けるようにします。
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    習慣的に速記の練習をする 最低でも1日に1回は速記の練習をしましょう。授業やインタビューなどの際に速記法を使う習慣をつけることで、より上達していくはずです。[11]
    • 速記法で使う各文字を暗記用のフラッシュカードに書き、そのカードを使って練習しましょう。
    • 必要に応じて参照できるよう、速記用アルファベットの一覧を用意しておきます。
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ポイント

  • 速記の技術を身につけておくと、会議の際にメモを取るのにも便利です。
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