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庭に野菜を植えて育てるのはやりがいのある趣味で、収穫も楽しみのひとつです。しかし、野生動物もまた畑の実りを求めてやってきます。庭への侵入を執拗に繰り返す野生動物を防除するのは大変かもしれません。それでも、育てた野菜を楽しむために、動物の侵入を阻止する方法はたくさんあります。

方法 1
方法 1 の 3:
畑への侵入経路を塞ぐ

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    植物の周りにフェンスを設置する 野菜畑への野生動物の侵入を防ぐには、フェンスの設置が効果的です。さまざまな種類のフェンスがあり、動物と野菜を隔てる壁の役目をします。フェンスは動物の防除に役立ちますが、高価なものもあり、設置作業が大変な場合もあります。以下の事実をふまえて、フェンスの設置を検討しましょう。[1] [2] [3]
    • フェンスを設置するには、一般的にまず支柱を立ててフェンスを取り付けます。
    • 大抵の場合、畑全体をフェンスで囲みます。
    • フェンスの素材には木製、金属製、ポリプロピレンなどのプラスチック製などがあります。素材やスタイルは好みで選びましょう。
    • 侵入しようとする動物がフェンスに触れると、ショックを受ける電気フェンスもあります。
    • 穴を掘る動物を防除するため、フェンスを30cmほど地面に埋めるとよいでしょう。
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    庭にレイズドベッド(盛り土)の畑を作る レイズドベッドで植物を栽培すると、雑草を防ぐ、高さがあるため手入れが楽になる、また害虫や害獣を防除するなどの利点があります。大抵のレイズドベッドのデザインはシンプルなため簡単に作ることができ、植物を害獣から守ることもできます。[4] [5]
    • レイズドベッドを作るには、一般的に木材、石、レンガ、またはコンクリートブロックが使われます。
    • レイズドベッドの高さを少なくとも60cmにすると、ほとんどのウサギを防除できます。
    • レイズドベッドの底に金網を敷くと、穴を掘る動物から植物を守ります。
    • レイズドベッドにフェンスを取り付けたり、カバーを被せたりすると、さらなる防除ができます。
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    植物にカバーをかける 特定の植物を守りたい場合は、小さなフェンスで囲んだり、カバーをかけたりしてもよいでしょう。こうすると、大抵の害虫や害獣から植物を守ることができます。保護カバーは手作りするか、ガーデンセンターやホームセンターで購入できます。[6] [7]
    • チキンネット(亀甲金網)で囲うだけでも、十分な防除になるかもしれません。
    • 園芸用の遮光ネットを購入し、食害から守ることもできます。
    • 若い植物は防獣防鳥ネットで覆ってもよいでしょう。
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方法 2
方法 2 の 3:
動物の庭への侵入を阻止する

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    庭の周囲に忌避剤を散布する 庭に侵入する大半の動物は、野菜のにおいを嗅ぎつけて餌にありつこうと寄ってきます。忌避剤を散布すると、動物は庭が安全な場所ではないことを知り、また不快なにおいがするため近寄らなくなります。次の2種類の一般的な忌避剤から、自宅の庭に合うものを選びましょう。[8] [9] [10]
    • 天敵の尿のにおいがする忌避剤が販売されています。このにおいを嗅ぐと、動物は庭が危険な場所であると感じます。野生動物の種類によって天敵も異なるため、庭に侵入する害獣の種類を確認してから忌避剤を購入しましょう。
    • 辛いスパイスや不快なにおいがする忌避剤を庭に散布する方法もあります。動物が庭に侵入するのをためらったり、においや味を嫌って他の場所で餌を探したりします。
    • 忌避スプレーは、大抵のホームセンターやガーデンセンターで販売されています。
    • 家庭でできる忌避剤の作り方をインターネットで検索して試してみましょう。
    • 雨や湿気で効力が弱まるため、忌避剤は頻繁に散布する必要があります。
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    害獣が嫌う植物を植える 庭に頻繁に侵入する動物の種類を特定できる場合は、その動物が嫌う植物を植えてみましょう。そうすると、害獣の侵入と野菜への被害を防ぐことができます。以下の植物には害獣への忌避効果があるとされています。[11] [12]
    • アザレア、ツゲ、ラムズイヤー、シャクヤク、マリーゴールドは、ウサギに対して効果的です。
    • ケマンソウ、スイセン、ヒソップ、モウズイカは、鹿が嫌う植物です。
    • 何週類かを組み合わせて庭全体に植え、害獣を防除しましょう。
    • 庭の周囲にこれらの植物を植えてバリアを作ると、害獣の侵入を防ぐことができます。
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    迷惑な動物を脅して追い払う 庭は心が休まる場所ですが、侵入してくる害獣は常に脅威がないか警戒しています。そのため、野菜を食害する動物を驚かせたり威嚇したりする装置を庭に設置してもよいでしょう。以下の例を参考に、自宅の庭での活用を検討してみましょう。[13] [14]
    • 新型の害獣対策装置はモーションセンサーを搭載し、侵入する動物に水を噴射するものもあります。
    • 屋外に犬がいると、害獣を庭から遠ざけます。
    • 輝くまたは光を反射する素材を使った鳥おどしもあります。
    • 動物の動きを感知すると、アラーム音や威嚇音を出す装置を使ってもよいでしょう。
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    猫を使って小動物を追い払う 猫の狩猟本能が小動物の防除に役立ちます。猫は実際に害獣を捕獲するとともに、猫のにおいや存在が害獣を遠ざけます。屋内外を行き来する猫を飼っていたら、庭で食害を及ぼす小動物の防除に一役買ってもらうことを検討してみましょう。[15]
    • 野生動物は病原体を保有していることがあるため、猫が必要な予防接種を受けていることが重要です。
    • 常に猫の健康状態に注意し、屋外に出ても安全かを確認しましょう。
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    犠牲になる植物を植える 以外に思うかもしれませんが、野菜畑から少し離れた場所に害獣が好む植物を植えるのは、作物への被害を防ぐ効果的な方法のひとつです。食害を及ぼす動物の種類を特定できたら、その動物が好む植物を野菜畑から離れた場所に植えます。そうすると、害獣はその植物に目が行くため、野菜への被害を防げます。
    • 害獣が好む植物は、畑から離れた場所に植えましょう。
    • 好物が簡単に手に入ると、害獣は庭に近づかなくなります。
    • 余分な野菜を動物が近づきやすい場所に植えておくと、実際に収穫する作物を守ることができます。
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    動物が近づきにくい庭作りをする 環境を変えることで、動物が近寄りにくい庭にすることができます。現在の庭は、動物が侵入しやすい環境になっているのかもしれません。配置を変えたり、手入れをしたりするなどの簡単な方法で、動物が近寄らない庭になります。次のことを心がけ、害獣を防除しましょう。[16] [17]
    • 雑草や厚手の保護カバーを取り除き、動物の隠れ場所をなくしましょう。
    • 庭のそばにある材木の山を除去しましょう。
    • 庭の周囲の茂みを刈り取りましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
一般的な害獣に対処する

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    害獣の種類を特定する 庭に侵入する害獣を効果的に防除するには、害獣の種類を知る必要があります。動物の特性を知ることで、特定の害獣に有効な対策をとることができます。それぞれの動物の好き嫌いに焦点を合わせると、より効果的に対処できます。以下の一般的な害獣への対処法を参考にしましょう。[18]
    • ウサギ
    • ウッドチャック(北アメリカに生息)
    • ハツカネズミ
    • モグラ
    • アライグマ
    • ドブネズミ
    • スカンク(南北アメリカに生息)
    • 鹿
    • 鳥類
    • ナメクジおよびカタツムリ
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    ウサギを庭に寄せ付けない ウサギは侵入口を見つけて庭に忍び込み、栽培しているほとんどの植物を食害します。やっかいな害獣であるウサギを寄せ付けない庭に保つことが大切です。次の対処法を用いて、ウサギの害から作物を守りましょう。[19] [20] [21] [22]
    • フェンスは最低1mの高さが必要です。
    • ウサギがフェンスの下を掘って侵入しないように、フェンスを地中に30cmほど埋めます。
    • レイズドベッドで作物を栽培すると、ウサギの被害を受けにくくなります。
    • アザレアやツゲなどの植物を植えて、ウサギの侵入を防ぎましょう。
    • 茂み、材木、岩などを除去し、ウサギが好む隠れ場所をなくしましょう。
    • ウサギの被害が続く場合は、居住地域の自治体にウサギの捕獲規制について尋ねましょう。
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    鹿を追い払う 鹿による作物の食害は頻繁に発生し、大きな被害を被る場合もあります。鹿から庭を守るには、鹿が近寄りにくい環境にすることが大切です。以下の方法をとり、鹿の侵入を防いで作物を守りましょう。[23]
    • 鹿よけのフェンスは、2.5mほどの高さが必要です。
    • 鹿は安全な着地点が見えない限り、フェンスを飛び越えません。フェンスを2重にするか、内側に支柱を立て、鹿がフェンスを越えないようにします。
    • 庭の周囲に狼などの天敵の尿をスプレーし、鹿を追い払いましょう。
    • モーションセンサーを搭載した装置を使い、鹿を脅してもよいでしょう。
    • 犬が庭にいると、鹿は近寄ってきません。
    • ローズマリー、ニンニク、オレガノをバリアとして植えることもできます。
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    鳥類を撃退する 鳥類はやっかいな害獣になることもあり、丹精込めた果物や野菜を食害します。害鳥は次のような方法で追い払うことができます。[24]
    • 庭の周囲に光り輝く風船を取り付けた支柱を立てます。威嚇的な顔がついたビニールのボール状の鳥よけが効果的です。
    • 植物の周りをチキンネットで囲んでもよいでしょう。
    • 確実な方法として、畑に鳥よけネットを被せる手もあります。竹の棒、フェンスの支柱、長い杭などで枠組みを作ります。そして、ネットが地面に届くように枠組みに被せ、風に飛ばされないようにU字型ピンで固定します。
    • 鳥はワイヤーを嫌うため、釣り糸や黒い糸を庭に張り巡らしてもよいでしょう。
    • コンピューターシステムを活用したハイテクな防除方法を試してみましょう。鳥追いフクロウが害獣の動きを感知し、かん高い鳴き声をあげて威嚇します。
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    ナメクジやカタツムリを駆除する ナメクジやカタツムリは最も一般的な害虫の一種です。小さな体やゆっくりとした動作に反して、これらの害虫は一日で体重の数倍もの餌を食べます。以下の方法を試し、庭のナメクジやカタツムリを駆除しましょう。[25]
    • 珪藻土( Diatomaceous Earth)をバリアとして使うのが最も効果的な方法です。珪藻土に含まれる細かく鋭い粒子がナメクジやカタツムリを傷つけて撃退します。ただし、スイミングプール用の珪藻土は避けましょう。
    • ヨーグルトなどの浅い容器にビールを入れて罠を作りましょう。ビールを容器の縁から約3cmの深さまで注ぎ、縁を地面と同じ高さにして土に埋めます。ナメクジやカタツムリはビールにおびき寄せられ、容器の中に落下します。ビールは数日おきに入れ替えましょう。
    • ナメクジやカタツムリ駆除用の銅板や銅テープを購入し、5~8cmの幅の銅板を植物の周囲にバリアとして置きます。銅のバリアは高価な場合もあるため、大切な植物に限定してもよいでしょう。
    • ナメクジ・カタツムリ駆除剤のスラゴを購入しましょう。この駆除剤は、人間や野生動物には無害です。
    • ナメクジやカタツムリが好むアカツメクサを庭の周囲に植え、畑内の作物から目をそらさせましょう。
    • 毎朝、ナメクジやカタツムリを手で捕獲して除去する方法もあります。捕まえたら洗剤液に入れて殺傷します。
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    ウッドチャックを追い払う 北米に生息するウッドチャックは、早春に若い野菜を食害します。ウッドチャックの防除には、フェンスを設置するのが最良の方法です。[26]
    • 溝を掘ってチキンネットのフェンスを設置しましょう。
    • フェンスを設置したくなければ、ビニールまたは防護カバーを被せて若い野菜を守りましょう。
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    ハツカネズミやハタネズミを阻止する ハツカネズミとハタネズミの見かけは似ており、どちらも野菜畑に同様の被害をもたらします。これらのネズミは一年を通して活動し、ほぼすべての緑色野菜を食害します。次の方法でネズミを防除しましょう。[27] [28]
    • 粘板岩(スレート)の粒子を植物の周りの土に混ぜます。粘板岩を含んだ土を使うこともできます。
    • ネズミから球根を守るには、砕いた砂利を植え穴に入れます。
    • ロールドオーツやピーナツバターを置いたバネ式のネズミ捕りを使って殺傷するか、人道的な罠を使いましょう。ビタミンDを成分とする駆除剤を使うと、摂取後数日でネズミは死に至ります。
    • 植物の保護カバー、藁、柔らかいマルチを庭から除去し、ネズミの隠れ場所をなくしましょう。
    • 近所のガーデンセンターまたは金物店で、アンモニウムを含むネズミ駆除剤を購入しましょう。
    • 猫はハツカネズミやハタネズミを捕獲します。猫が庭にいるだけで、ネズミが近寄らないこともあります。
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このwikiHow記事について

Ben Barkan
共著者 ::
ガーデン・ランドスケイプデザイナー
この記事の共著者 : Ben Barkan. ガーデン・ランドスケイプデザイナーのベン・バーカンはマサチューセッツ州ボストンにて食用ガーデン造りを主体とする建築会社「Founder of HomeHarvest LLC」を経営しています。オーガニックガーデン造りに関し12年以上の経験があり、創造性に富んだデザインと特別注文の庭づくりを専門に行っています。パーマカルチャー(恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系)デザイナー、マサチューセッツ州建築工事監督、そしてリフォーム建築家の認定資格を保有。マサチューセッツ大学アマースト校にて持続的農学の準学士号を取得。 この記事は6,065回アクセスされました。
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