PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

鋳鉄製の調理器具(キャストアイロン)は均等に火が通り、表面が焦げ付かないため、プロの料理人が好んで使用します。また、手入れをすればほとんど永久的に使用できるのも魅力です。鋳鉄製の調理器具に油をなじませる作業は、表面の焦げ付き防止の効果を維持し、鍋やフライパンの錆を防止するために不可欠です。適切に油をなじませた鋳鉄製の調理器具は、生涯使い続けることができるでしょう。

方法 1
方法 1 の 2:
汚れた鋳鉄製調理器具の処理の仕方

譲ってもらったものや、ガレージセールで手に入れた調理器具には、錆や厚いかさぶたのような黒い汚れが付着していることがあります。見た目はよくありませんが、簡単な手入れをすれば確実に新品のようになります。

  1. 1
    調理器具を自動洗浄機能付きのオーブンに入れる 一度洗浄する、またはキャンプファイヤーか熱い炭火の中に直接調理器具を入れて30分ほど暗赤色になるまで焼きます。付着していた薄片は剥がれ落ちて白い灰になるでしょう。調理器具を少し冷ましたら(鋳鉄が割れるのを防ぐため)、以下の手順で処理しましょう。[1]
    • 薄片よりも錆が目立つ場合は、スチールウールで擦り落とします。[2]
  2. 2
    ぬるま湯と洗剤で洗う 金たわしで擦って洗います。[3]
    • 新品で購入したものは、防錆のためにワックスやオイルでコーティングがされています。このコーティングは油ならし(シーズニング)の前に落とす必要があるため、この工程は必須です。洗剤を混ぜた熱いお湯に5分程浸けたら、洗剤を洗い流して自然乾燥させましょう。
  3. 3
    調理器具を完全に乾かす 180℃のオーブンで数分焼くと完全に乾くでしょう。うまく油をなじませるには、金属に油をしみ込ませる必要があります。水と油は混ざり合いません。
  4. 4
    調理器具の内側と外側にラード、食用油脂、ベーコン脂、コーン油等を塗る 油は時間が経過するとべたつくため、ベーコン脂を使用するのがよいでしょう。蓋の両面にも忘れずに塗りましょう。[4]
  5. 5
    蓋と調理器具を逆さまにして高温(好みにより150℃~260℃)で焼く 高温のオーブンで1時間以上「焼き慣らし」をすると、表面に錆や焦げ付きが出来にくくなります。
    • オーブンの下段にアルミホイルや使い捨てのアルミ製ロースターをセットし、その上に調理器具を置いて油が滴らないようにします。
    • オーブンに入れたままで室温まで冷やします。
  6. 6
    繰り返す 3~5回繰り返すとよいででしょう。
  7. 7
    継続的に手入れをする 鋳鉄製の調理器具は、洗うたびに必ず油ならしを行いましょう。
    • 調理器具をコンロに乗せ、コーン油もしくはその他食用油脂を小さじ4分の3入れます。
    • ペーパータオルを丸めて、調理する面に油を広げます。鋳鉄部全体、そして裏面にも塗りましょう。
    • 火をつけて煙が出てくるまで焼きます。
    • IHコンロを使用する場合は、部分的に熱くなると鋳鉄物が割れることがあるため、徐々に加熱しましょう。
    • 調理器具にカバーをして火を止めます。十分冷まし、余分な油を拭いてから仕舞います。ベーコン脂ではなく油を使用して表面がベタベタになった場合は、焚き火でベーコン等の豚の脂を含むものを焼くとベタつきが取れるでしょう。
    広告

方法 2
方法 2 の 2:
2回目からの洗い方と油ならしの方法

  1. 1
    自動洗浄機能付きのオーブンで洗う 調理器具を自動洗浄機能付きのオーブンで洗浄モードの最短時間(ほとんどのモデルでは3時間が普通)で洗います。鋳型から出てきたばかりのようにきれいになるでしょう。[5]
    • 一晩かけて冷やしましょう。
    • 硬めの研磨パッドを使って、シンクで「水のみで」汚れを落とします。
    • ペーパータオルで水分を拭き取り、「すぐに」180℃のオーブンに入れ10分ほど温めます。[6]
  2. 2
    10分間乾かしたらオーブンから取り出す 食用油脂を調理器具に少量乗せてペーパータオルで優しく広げます。液体状のサラダ油を少量使用してもよいですが、液体の油は2回目以降の油ならしに使用した方がよいでしょう。[7]
    • このステップで大切なのは、表面に僅かに光沢が出る程度の油の薄い膜を作るということです。液体が溜まらないようにしましょう。後々厄介なことになります。
  3. 3
    調理器具をオーブンに入れる 260℃~290℃に設定します。 調理する面を下向きにしてオーブンに入れましょう。 こうすることで、余分な油が側面から落ち、油ならしの最中に油が溜まるのを防ぎます。[8]
    • 低い温度で加熱すると油がベタベタになりますが、温度が高いと油がしっかりと焼けます。扉を開けずに1時間焼きましょう。
    • 注意:このステップを行う際は、調理器具から大量の煙が出るため、近くの煙探知機の電源は切っておいた方が良いでしょう。天井のファンを回すと換気しやすいでしょう。
  4. 4
    1時間焼いたらオーブンから取り出す 取り出したらすぐに食用油脂を薄く塗りましょう。そして、完全に冷めたら仕舞いましょう。
    広告

ポイント

  • 鋳鉄製の調理器具を金たわし等で強く擦って洗うと、なじんだ油が定期的に落ちます。優しく洗うか、定期的にオーブンで油ならしを行いましょう。
  • 食べ物が焦げ付いた場合は、調理器具の中に水を少量入れて加熱し、金属製の平らなへらでこそげ落とします。こうなると、再び油をなじませる必要があるかもしれません。
  • アマニ油を使用して250℃で1時間焼き、薄く油を塗るという作業を5~7回繰り返すと、岩のように硬くこびりつかない仕上がりになるでしょう。
  • 調理器具を使用して洗った後は、180℃のオーブンに10分ほど入れて表面の水分を完全に蒸発させましょう。
  • すでに油ならしが済んだ状態で販売されているものもあります。インターネットで好みのメーカーを調べてみるとよいでしょう。
  • 調理器具に汚れが溜まってくる場合、洗い方が十分ではないかもしれません。「汚れた鋳鉄製調理器具の処理の仕方」を参考にしましょう。
  • 鋳鉄製のダッチオーブンを保管する場合、保管する期間に関わらず蓋と本体の間にペーパータオル2枚、もしくは乾いたふきんを挟み空気の流れが出来るようにしましょう。
  • 鋳鉄製の調理器具を使用する際に一番大切なのは、平らなステンレス製のへらを使用するということです。調理器具の底に傷をつけずに、ガラスのような表面に保つことができます。
  • 鋳鉄製の調理器具を頻繁に洗ってはいけません。調理した直後に付着した食べ物を落とす方法はシンプルです。まだ熱いうちに油と粗塩を調理器具に入れ、ペーパータオルかトクサ類(キャンプのときによく使われる草)で擦り、汚れを落として仕舞います。
広告

注意事項

  • 油をなじませた後に洗剤で調理器具を洗うと、なじんだ油が台無しになります。洗剤なしで洗う(似たような料理を作る場合、洗剤なしでも十分です)か、繰り返しオーブンで油ならしを行いましょう。
  • 完全に油がなじむまでは鋳鉄製の調理器具でトマト等の酸性の食材を調理するのは避けましょう。一方で、トマトの酸で溶け出した鉄分はほとんどの場合栄養素となり、調理器具の油ならしもうまくいくため、問題ないと考える料理人もいます。
広告

関連記事

牛乳からクリームを作る
パンをおいしく温め直す
ベーコンが傷んでいるか判断するベーコンが傷んでいるか判断する
ビールをショットガン飲みする
傷んだ卵を見極める傷んだ卵を見極める
鶏肉を解凍する
ブルーチーズが腐っているか判断するブルーチーズが腐っているか判断する
腐った牛ひき肉を見分ける腐った牛ひき肉を見分ける
野菜を蒸す
ラップサンドを巻く
オートミールを作る
自家製ワインを造る自家製ワインを造る
牛乳からバターミルクを作る
チーズを溶かすチーズを溶かす
広告

このwikiHow記事について

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、匿名の筆者を含む33人が執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。
カテゴリ: 食・おもてなし
このページは 361 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告