電動ドリルで壁に穴をあけるのは大変な作業のように感じるかもしれませんが、いくつかの基本的な予防策を講じて適切な道具を使用すれば、それほど難しくないので心配はいりません。最初に、穴をあける壁の種類に応じて適切なドリルビットを選びましょう。また、電気の配線の近くを避けるなどして、穴をあけるのに適した箇所を選ぶことも重要です。穴をあける準備が整ったらドリルをしっかり握り、安定した動きで操作しましょう。

パート 1
パート 1 の 3:
適切なドリルビットを選ぶ

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    石膏ボードやプラスターボードの壁には、石膏ボード用ドリルビットを使います。穴をあける前に壁を見て、素材を確認しましょう。壁の表面が滑らかで、叩くと中空に反響する音が聞こえる場合は、石膏ボードやプラスターボードでできている可能性が高いでしょう。このような壁に単純な穴をあけるには、石膏ボード用ドリルビットが最適です。[1]
    • 石膏ボード用ドリルビットをはじめ、様々な種類のドリルビットは、大部分のホームセンターで販売されています。
    • 絵画などを掛けるために石膏ボードの中空部分に穴をあける場合は、ネジなどが抜けないように電動ドライバーで石膏ボードアンカーを取り付けると良いでしょう。[2]
    • 石膏ボードの裏の下地材に穴をあける場合は、木工用ドリルビットを使いましょう。[3]
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    レンガや石、コンクリートの壁には、コンクリート用ドリルビットを使いましょう。壁がレンガやブロック、コンクリート、石のような硬いものでできている場合は、コンクリート用ドリルビットを使います。[4] このようなドリルビットは柔らかい金属製ですが先端に炭化タングステンが使われているので、硬い壁でも容易に切削できます。
    • このような硬い壁に穴をあけるには、回転と打撃が併用できるハンマードリルが必要になるでしょう。

    ポイント:硬い壁にペンキや石膏が塗られている場合は、まず石膏ボード用ドリルビットや金属用ドリルビットで穴をあけ始めましょう。ペンキや石膏の部分に穴があいたら、コンクリート用ドリルビットに交換します。

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    木製の壁には、木工用ドリルビットを使いましょう。羽目板が貼られた壁に穴をあける場合は、木工用ドリルビットを選びます。[5] 木工用ドリルビットは、木材を切削しやすいように先端部中央が尖っています。
    • 木工用ドリルビットは、石膏ボードの裏にある下地に穴をあける場合にも使えます。
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    タイルや磁器、ガラスには、ガラス・タイル用ドリルビットを使いましょう。タイルや磁器、ガラスのように脆い素材に穴をあける場合は、それらが粉々にならように特殊なドリルビットを使う必要があります。[6] ガラス・タイル用ドリルビットは、軸がまっすぐで先端が三角形の槍のような形です。先端には超硬チップが使われているため、穴をあけにくい素材でも容易に切削できます。
    • タイルの種類によっては、先端が超硬チップでできているコンクリート用ドリルビットを使えるかもしれません。[7]
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パート 2
パート 2 の 3:
穴をあける位置を決めて印を付ける

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    照明のスイッチやコンセントの上下に穴をあけるのはやめましょう。誤って電線を切ると危険なだけでなく、修理の費用もかかります。このような事故を防ぐために、壁にある照明のスイッチやコンセント、その他の電気器具の真上や真下に穴をあけるのは避けましょう。また、上階にコンセントがある場合も注意が必要です。下階の壁に穴をあける場合でも、上階のコンセントの真下は避けましょう。
    • 事故防止には、電線探知機能付きの壁裏下地センサーが役立ちます。[8] また、金属探知機能が付いた壁裏下地センサーもあります。
    • 電線の近くに穴をあける必要があれば、あらかじめその場所の電気を遮断しておきましょう。
    • 配管や暖房器具の近くの壁や浴室の壁に穴をあける場合は、誤ってパイプに穴をあけないように、事前に配管工事専門業者に相談すると安心です。
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    石膏ボードの壁に穴をあける場合は、下地を探しましょう。重いもの(鏡や大きな絵画、棚など)を取り付けるために石膏ボードやプラスターボードの壁に穴をあける場合は、下地を探す必要があります。[9] 下地を探す一番簡単な方法は、壁裏下地センサーを使うことです。下地センサーのスイッチを入れ、壁に沿って動かしましょう。下地が見つかると、ブザーが鳴るかライトが点滅します。センサーを左右に動かして、下地の両端を見つけましょう。[10]
    • 下地とは、木製の柱や間柱のことです。間柱は壁を固定して支えるために、柱と柱の間に設置されています。
    • 壁裏下地センサーがなければ、壁を叩くと下地を見つけられるかもしれません。下地と下地の間は中空なので叩くと反響音が聞こえますが、下地の上を叩くと響かず、硬い音が聞こえるでしょう。

    ポイント:一般的に、柱や間柱のような下地は455㎜間隔で設置されています。下地を1か所見つけたら、その両側の下地の位置はこの間隔に基づいて推測できるでしょう。

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    穴をあけるところに鉛筆で印を付けましょう。穴をあける位置を決めたら、そこに印を付ける必要があります。鉛筆などを使い、ドリルで穴をあける正確な位置に点をつけるかX印を描きましょう。[11]
    • 隣り合わせに2つ以上の穴をあける場合は、水準器を使って高さを揃えましょう。
    • タイルや磁器、ガラスにドリルで穴をあける場合は、マスキングテープでX印を付けましょう。こうすると穴をあける位置がはっきりするだけでなく、穴をあけ始める時にドリルビットが滑ったり欠けたりするのを防げます。[12]
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パート 3
パート 3 の 3:
穴をあけてネジやアンカーを取り付ける

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    適切な深さの穴をあけられるように、ドリルビットにマスキングテープで印を付けましょう。特定の深さの穴をあける場合(決まった長さのネジやアンカーを取り付けるなど)は、その深さに合わせてドリルビットに印を付けます。ドリルビットの周りに細いマスキングテープを巻きましょう。[13]
    • 穴の深さを測れる深さゲージが付いた電動ドリルもあります。
    • 穴にネジやアンカーを取り付ける場合は、適切な直径のドリルビットを使う必要があります。

    ポイント:適切なドリルビットのサイズや穴の深さがわからない場合は、使用するネジやアンカーの説明書を読んで確認しましょう。

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    穴をあける前に安全ゴーグルと防塵マスクをつけましょう。ドリルで穴をあけると、粉塵や欠片が多く飛び散ります。目と鼻、肺を守るために、適切な保護具を着用することが重要です。作業を始める前に、ホームセンターなどで安全ゴーグルとシンプルな防塵マスクを購入しましょう。[14]
    • ドリルを使う前に、ドリルビットがきちんと固定されていることを確認すると良いでしょう。[15]
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    穴をあける位置にドリルビットをあて、トリガースイッチを引きましょう。穴をあける準備が整ったら、穴をあける位置にドリルビットの先端をあてます。ドリルビットを水平に保ち、壁に対して直角になるようにあてましょう。[16] トリガースイッチを軽く引き、ドリルビットを回転させましょう。
    • 石膏ボードの壁に穴をあける場合は、穴をあける前に皿取錐ドリルビットとハンマーで小さな窪みを作っておくと、ドリルビットが入りやすいかもしれません。[17]
    • タイルに穴をあける場合は穴があき始めるまでしっかり圧力をかけ、根気強く切削する必要があります。表面の釉薬が破れて下のタイルに穴があき始めると、手に伝わる振動とドリルの音が変化するでしょう。[18]
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    圧力をかけながら回転スピードを上げます。壁に穴があき始めたら、トリガースイッチを少し強く引き、しっかりと安定した圧力をかけてドリルビットを押し込みましょう。適切な深さに達するまで切削します。[19]
    • 適切な深さに達したらドリルを止めるのではなく、スピードを落としましょう。
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    適切な深さに達したら、ドリルビットを回転させたまま抜きます。ドリルを作動させたまま、あけたばかりの穴からドリルビットを1度にさっと抜きましょう。ドリルビットを抜く前にドリルを止めると、ドリルビットが壊れる可能性があります。[20]
    • ドリルを水平に保ちながらドリルビットを抜きましょう。
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    必要に応じてアンカーを取り付けます。ドリルであけた穴に壁用プラグやアンカーを使う場合は、ゴムハンマーで叩いて慎重に取り付けましょう。フックやネジを差し込む前に、アンカーがしっかり固定されていることを確認します。[21]
    • 石膏ボードやコンクリート、タイルなどの壁に何かを取り付ける場合は、アンカーを使う必要があるかもしれません。木材に穴をあけた場合は、ネジやフックを直接差し込んでドライバーで取り付けることができます。
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必要なもの

  • 石膏ボード用ドリルビット(石膏ボードやプラスターボードの壁に穴をあける場合)
  • コンクリート用ドリルビット(レンガや石、コンクリートの壁に穴をあける場合)
  • 木工用ドリルビット(木材に穴をあける場合)
  • ガラス・タイル用ドリルビット(タイルや磁器、ガラスに穴をあける場合)
  • ハンマードリル
  • 電線探知機能付きの壁裏下地センサー
  • 壁裏下地センサー
  • 鉛筆
  • マスキングテープ
  • 安全ゴーグル
  • 防塵マスク
  • 壁用プラグ、またはアンカー(石膏ボードやコンクリート、タイルにネジを取り付ける場合)
  • ゴムハンマー
  • フックやネジ

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このwikiHow記事について

Gino Colucci
共著者 ::
修繕・リフォームスペシャリスト
この記事の共著者 : Gino Colucci. 家の修繕・リフォームのスペシャリスト、ジーノ・コラッシは、アリゾナ州チャンドラーで「Crackerjacks Handyman Services (非認定コンストラクター)」を経営しています。同社は、商業施設や個人宅の小規模な修理・メンテナンスをお手頃価格で提供しています。また、損害賠償保険への加入、全従業員の身元調査を実施していて安心です。 この記事は10,147回アクセスされました。
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