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アンペア(A)とは、ケーブルなどの電子部品を流れる電流の量です。具体的には、アンペアは、ある時間内にある地点を通過する電子の数であり、1(A)は1(クーロン/秒)に相当します。[1] 電流の測定は、電気系統の作業をする際に重要な作業であり、とりわけ、ケーブルに定格以上の電流が流れていないことを確認するために行う大切な作業です。電流はマルチメーターと呼ばれる特別な機器を用いて測定することができます。
ステップ
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1必ず最初にマルチメーターのテストを行う マルチメーターのファンクションをオーム(Ω)に設定します。テストリード同士を接触させると測定値は0となり、離すと1になるはずです。そうならない場合は、マルチメーターの電池を確認しましょう。 [2]
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2最大測定電流規格を確認する マルチメーターは手に収まる大きさの小型機器で、電圧、抵抗および電流の測定に用いられるのが最も一般的ですが、高機能なマルチメーターでは、静電容量、周波数、温度なども測定することができます。機種ごとに最大測定電流の規格が決められており、測定する電気系統に対応した規格の機種を利用する必要があります。例えば、最大電流10Aのマルチメーターに200Aの電流を流すと、マルチメーター内のヒューズが破損してしまいます。マルチメーターの最大電流規格は、本体または取扱説明書に記載されています。[3]
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3適切なファンクションを選択する ほとんどのマルチメーターには、異なる測定を行うためのいくつかのファンクションがあります。電流を測定するには、測定する電気系統に応じて、ファンクションをAC電流またはDC電流のいずれかに設定する必要があります。電流の種類は、電気系統の電源により決まります。例えば、家庭の電源はACで、電池はDCです。[4]
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4レンジを設定する ヒューズを破損させないために、マルチメーターのレンジ(最大測定感度)を予想される測定値よりもある程度大きなレンジに設定します。マルチメーターを電気系統に接続した際に測定値が表示されない場合は、レンジを下げて表示を調整できます。
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5リードを適切な端子に挿し込む マルチメーターには、一方の先端がプローブ、もう一方の先端がリードになっているコードが2本付属しています。2本のコードをそれぞれ電流測定に適切な端子に挿し込みましょう。どの端子に挿し込めばよいのか不確かな場合は、取扱説明書を参照して確認しましょう。[5]
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6マルチメーター経由で回路に電流を流して測定する 注意:【電気配線を扱う作業は、電源電圧が低いとしても、大変危険で感電の可能性があります。家庭で電気配線を扱う作業を行う前には、必ずブレーカーを落としましょう。また、配線(とくに剥き出しの配線)に触れる前に、AC電流検知プローブでAC電流が流れていないことを確認しましょう。感電して怪我をする恐れがあるため、水気のある場所や湿度の高い場所で作業を行ってはいけません。必ずゴム手袋を着用しましょう。さらなる安全対策が必要な場合もあります。作業前に(インターネット上の情報ではなく)電気作業の専門書に目を通しておきましょう。施工時の配線や古くなった配線は、感電を防ぐための絶縁が完璧ではないと想定しましょう。絶縁が完璧でない場合は、感電の恐れがあります。非常事態に備えて、携帯電話を持った立会者をつけて作業しましょう。この立会者は、作業時に作業者(自分)の体に触れてはいけません。非常事態発生時には、立会者に119番に通報してもらうようにしておきましょう。また、立会者は応急処置と心肺蘇生の訓練を受けておかなければなりません。作業者が感電してしまった場合は、立会者は、絶縁素材のもの(乾燥した厚手の衣類などの絶縁性のあるもの)を使って、作業者を感電源から引き離さばければならない場合があります。さもなければ、皮膚の導電性、場合によっては衣類などの導電性により立会者自身も感電してしまいます。必ず作業前に電気作業の専門書で安全について確認しておき、作業する配線の種類を把握しておきましょう。】配線の1箇所を切断して、切断した線の端の被覆をそれぞれ剥がします。被覆を剥がした線を別々にマルチメーターのテストリードと接続します。必ず、それぞれの線がマルチメーターのプローブとしっかりと接続していることを確認してから測定をしましょう。切断した線(特に剥き出しの部分)が自分に触れないようにしましょう。ブレーカーを上げ、マルチメーターの測定値が読めない場合は、レンジ(感度)を調整します。[6]
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7復旧する ブレーカーを下げて、AC電流検知プローブでAC電流が流れていないことを確認しましょう。それが確認できた場合のみ、回路の配線を元に戻しましょう。ステップ6に記載されている注意事項にしたがい、(インターネットの情報ではなく)電気作業の専門書で安全について確認しましょう。専門書で安全作業について確認したら、切断した回路の復旧作業を行います。回路を復旧するには、切断した配線をつなぎ合わせようとするよりも新しい線を購入して利用する方がはるかに安全です。[7]広告
ポイント
- 通電中の電気回路で作業をする場合は、厚手のゴム手袋を着用しましょう。
- マルチメーターを使って作業する前に、必ず取扱説明書をしっかりと読んで、安全作業について把握しましょう。
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注意事項
- 電気作業(特に高電圧がかかったり、大電流が流れる箇所での作業)を行う前は、必ず、インターネットの情報ではなく、電気作業の専門書を読んでおきましょう。
- 感電して怪我をする可能性があるため、水気のある場所や湿度の高い場所で作業をしてはいけません。
- 携帯電話を持った立会者をつけて、作業前に携帯電話の充電と電波状態を確認しましょう。また、立会者は応急処置と心肺蘇生の訓練を受けた人でなければなりません。作業中は立会者に作業者(自分)の体に触れさせないようにしましょう。
- 電気は感電を引き起こす可能性があり、場合によっては感電した人を死に至らしめます。
- 素肌は電気を通すため気をつけましょう。また、電気を通す可能性のある衣服や他のものにも注意を払いましょう。
- 通電中の回路で作業をする場合は、厚手のゴム手袋を着用しましょう。
- マルチメーターを使って作業する前に、必ず取扱説明書をしっかりと読んで、安全作業について把握しましょう。
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必要なもの
- デジタルマルチメーター
- 電線カッター
- ゴム手袋
出典
- ↑ http://www.si-units-explained.info/ElectricCurrent/
- ↑ https://www.techwalla.com/articles/how-to-measure-amps-with-a-digital-multimeter
- ↑ https://www.techwalla.com/articles/how-to-measure-amps-with-a-digital-multimeter
- ↑ https://www.techwalla.com/articles/how-to-measure-amps-with-a-digital-multimeter
- ↑ https://www.techwalla.com/articles/how-to-measure-amps-with-a-digital-multimeter
- ↑ https://www.techwalla.com/articles/how-to-measure-amps-with-a-digital-multimeter
- ↑ https://www.digikey.com/en/articles/techzone/2017/aug/understanding-selecting-effectively-using-current-probes
- http://www.electronics-radio.com/articles/test-methods/meters/how-to-measure-current.php
- http://www.scienceshareware.com/how-to-measure-DC-current-with-a-dmm.htm
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