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ストーカーやハッカー、雇用主、親、または警察などに盗聴・傍受されているのではないかと心配なら、ここで紹介する方法を参考にしましょう。自宅の固定電話でもスマートフォンでも、他人があなたの通話を盗聴する方法はたくさんあります。この記事では、電話が盗聴されていないか確認する方法と、盗聴に対処する方法を紹介します。

Question 1 の 4:

スマートフォンが盗聴されているサインは?

  1. 1
    頻繁にバッテリーが熱くなったりバッテリーの減りが早くなったりする スマートフォンが通話を監視したりアクティビティを追跡したりするスパイウェアに感染していると、バッテリーが普段より早く減ったり熱くなったりする可能性があります。
    • AndroidとiPhoneでバッテリーを最も使用しているアプリを確認するには、[設定]から[バッテリー]を開きましょう。
    • バッテリーに問題があっても、必ずしも盗聴されているとは限りません。使用しているアプリやバッテリーの使用年数もバッテリーの消耗に影響します。
  2. 2
    データ使用量が多い 盗聴ソフトウェアによってモバイルデータ通信が使われ、大量の記録やログが盗聴者に送信されている可能性があります。普段通りに使っているのにモバイルデータの使用量が突然増えた場合は、誰かが盗聴するためにモバイルデータ通信を使っているかもしれません。
    • 最近のスパイウェアは、追跡されることなくスマートフォンから大量のデータをアップロードすることができます。
    • iPhoneのデータ使用量を確認するには、[設定]を開いて[モバイル通信]を選択しましょう。
    • Androidのデータ使用量を確認するには、[設定]を開いて[ネットワークとインターネット](または[接続])を選択しましょう。[モバイルネットワーク]をタップ(または通信キャリアを選択)して、[モバイルデータ使用量]を確認します。[1]
  3. 3
    スマートフォンが不規則に点灯したり誤作動したりする 何も操作していないのに、スマートフォンが点灯する、シャットダウンする、起動する、アプリをダウンロードするなどの場合は、誰かが遠隔操作している可能性があり、通話も盗聴されているかもしれません。
  4. 4
    突然多くの広告やポップアップが表示される 特にウェブサイトを閲覧していない時に、迷惑なポップアップやスパム広告が表示される場合は、マルウェア(特にアドウェア)が原因かもしれません。聞いたことがないリンクに誘導するメッセージや、ウイルスの削除と引き換えに金銭を要求する警告ポップアップに注意しましょう。
  5. 5
    見覚えのないアプリが表示される アプリのリストにインストールした覚えがないアプリが含まれていないか確認しましょう。通常、ストーカーアプリや追跡アプリの多くは、ホーム画面やアプリのリストに表示されませんが、目立たない名前でこっそりインストールされている可能性もあります。たとえば、「SyncManager」というアプリが表示された場合は、大抵の場合、スマートフォンに「FlexiSpy」(商用電話盗聴アプリ)がインストールされています。[2]
    • 最近、ジャーナリストの追跡に使われたとニュースで報じられた「Pegasus」(軍用盗聴ソフトウェア)は、ソフトウェアをインストールすることなく、遠隔でiPhoneやAndroidにインストールされました。[3] 政府機関がこのような強力なソフトウェアを使って盗聴している場合、盗聴を示すサインは見つからないでしょう。
  6. 6
    カメラやマイクが不規則に起動する マイクやカメラを使用するアプリを開いていないにも関わらずそれらが使用されている場合は、誰かがマイクやカメラを使って見たり聞いたりしている可能性があります。マイクやカメラが使用されていることを示すサインは、スマートフォンによって多少異なります。
    • iPhoneでは、カメラが使用されていると画面上部に緑色の点が表示され、マイクが使用されているとオレンジ色の点が表示されます。
    • Android12以降の端末では、カメラやマイクが使用されていると画面右上にカメラやマイクが付いた緑色のアイコンが表示されます。Android12よりも古い端末の場合は、Google PlayストアからAccess Dotsという無料アプリをインストールすると同じ機能を使うことができます。
    • 上記の点やアイコンが表示されないからといって、盗聴されていないとは言えません。スマートフォンにマイクやカメラがケーブルで接続されている場合は別ですが、そうでなければ、持ち主の同意なしに知らないうちにカメラやマイクを遠隔操作される可能性があります。
  7. 7
    知らない管理者やマネージャプロファイルが表示される 見覚えがないアプリがインストールされていなくても、誰かが気づかれにくい方法で盗聴している可能性があります。AndroidでもiPhoneでも、通常はアクセスできない特定のアプリに管理者としてアクセスできる特別なプロファイルをインストールされて、スマートフォンでの操作を監視される可能性があります。怪しいプロファイルを見つけるには、次の方法を試しましょう。
    • Android:設定アプリを開き、[セキュリティとプライバシー]、[権限マネージャ]の順にタップすると、管理者権限を持つすべてのアプリが表示されます。見覚えがないアプリが表示されたらそれをタップして、[無効化]を選択して削除しましょう。[4]
    • iPhone:設定アプリで[一般]を開き、[プロファイルとデバイス管理](または[プロファイル])を選択して見覚えがないアプリをタップしましょう。[プロファイルを削除]を選択して、そのアプリの管理者権限をiPhoneから削除します。[5]
    • すべてのプロファイルを削除できるわけではありません。削除できないプロファイルを削除するには、Android OSやiOSを再インストールする必要があります。
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Question 2 の 4:

誰かが自分の電話を盗聴することは可能?

  1. 携帯電話も固定電話も盗聴される可能性がある 警察やストーカーは、依然として盗聴器を仕掛けることもありますが、最近の盗聴のほとんどは盗聴器を必要としません。ハッカーがスマートフォンを盗聴する場合は、iPhoneやAndroidにスパイウェアをインストールするか、インストールするように持ち主を誘導します。また、警察が傍受する場合は、電話の種類にかかわらず、電話会社に連絡するだけで傍受が可能になります。[6]
Question 3 の 4:

固定電話が盗聴されているサインは?

  1. 1
    「パチパチ」「ブーン」「カチカチ」などの音や雑音が聞こえる 固定電話で通話しているときに雑音がひどい場合は、盗聴器が仕掛けられている可能性があります。しかし、誰かが通話を傍受するソフトウェアを通信網に使って固定電話を盗聴している場合は、雑音が聞こえないかもしれません。[7]
    • 一部の盗聴器や隠しマイクは、FMラジオに近い周波数を使用します。ラジオをモノラル設定にして周波数バンドをどちらか一方の端まで動かした際に、「キー」という音がするようであれば、RFバグという盗聴器が仕掛けられているかもしれません。
  2. 2
    電話やモジュラージャックの近くに見慣れない機器やワイヤーがある 自宅の電話機やモジュラージャックが、外されたり交換されたりした形跡がないか確認しましょう。また、見慣れない機器やワイヤーがその近くにあるかもしれません。盗聴器は、モジュラージャックやその周辺に仕掛けられることが多いため、その部分で見慣れないものを探しましょう。
  3. 3
    屋外の端子盤に細工された形跡がある 端子盤の中がどうなっているか知らないかもしれませんが、詳しい知識がなくてもとりあえず覗いてみましょう。端子盤に細工された形跡がある場合や中身が荒らされている場合は、誰かが盗聴器を仕掛けた可能性があります。
    • 端子盤には、特殊な六角レンチを使用しないと開閉できない部分があります。この部分にこじ開けられた形跡があれば、注意が必要です。
    • 通常、固定電話用の端子盤は1つだけで、端子盤に接続されているワイヤーは2本だけです。端子盤やワイヤーがこれより多い場合は、盗聴されているかもしれません。
  4. 4
    RF信号検出器が電話機の近くで強い周波数を検出した RF信号(無線周波数)を使った最も一般的な商用盗聴器(RFバグ)が仕掛けられている場合は、広範囲のRF信号に対応した検出器を使用すると簡単に見つけることができます。[8] ほとんどのRFバグに使われている周波数は10MHz〜8MHzですが、念のため最大で24GHzを検出できるRF信号検出器を使いましょう。[9]
  5. 5
    電話や電話線の修理業者が家に来る 頼んでいないのに電話会社や修理業者の社員を名乗る人が修理に来た場合は、盗聴器を仕掛けようとしているのかもしれません。電話会社やその人が言う修理業者に電話をかけて、その人の身元を確認しましょう。[10]
    • その会社に電話をかける場合は、過去の請求書などの書類に書かれている番号にかけましょう。ドアの前にいる怪しい人から教えられた番号にかけないようにします。
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Question 4 の 4:

電話が盗聴されていると思った時の対処法は?

  1. 1
    スマートフォンをリセットする iPhoneやAndroidにスパイウェアがインストールされている疑いがあれば、初期設定に戻してスパイウェアを削除しましょう。警察が通信キャリアを通じて通話を傍受している場合は、初期設定に戻しても効果がありませんが、ハッカーやストーカーに盗聴されている場合はこの方法で対処できるでしょう。
    • スマートフォンをリセットすると、盗聴している人に気づかれる可能性があります。危険にさらされている場合は、スマートフォンをその場に残して警察へ行き、助けを求めましょう。
  2. 2
    電話会社に助けを求める 固定電話が盗聴されているという確信がある場合は、電話会社に連絡し、本格的な機材を使って調べてもらいましょう。電話会社が行う標準的な電話回線の分析で、ほとんどの違法な盗聴器や隠しマイク、低周波機器、回線の改造が検出できるでしょう。
    • 電話会社が調査を断る場合は、政府の要請に従っている可能性があります。
  3. 3
    警察に相談する スマートフォンが盗聴されている証拠がある場合は、警察に捜査を依頼しましょう。ほとんどの警察署には、電話に仕掛けられた隠しマイクや盗聴器を検出するための機材があります。ただし、確かな証拠がなければ、そのような機材を使って調べてもらえないかもしれません。
    • 家庭内暴力の被害に遭っている場合は、DV相談窓口に連絡しましょう。
  4. 4
    プリペイド携帯を使う スマートフォンが盗聴されている場合は、プライバシーを守るために安いプリペイド携帯を購入しましょう。プリペイド携帯を使って警察やDV相談窓口などに連絡し、盗聴について相談します。
    • 警察の監視対象となっている場合は、プリペイド携帯を使っても監視の目を逃れることはできません。
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ポイント

  • ハッカーにスパイウェアをインストールされる恐れがあるので、スマートフォンを放置しないように気をつけましょう。
  • 米国で通話録音にすべての当事者の合意を必要とする州に住んでいて、警察に盗聴されている場合、警察は盗聴が完了したら当事者に通知する必要があります。[11] 通話録音にすべての当事者の合意を必要とする州は、カリフォルニア、コネチカット、デラウェア、フロリダ、イリノイ、メリーランド、マサチューセッツ、ミシガン、モンタナ、ネバダ、ニューハンプシャー、オレゴン、ペンシルバニア、バーモント、ワシントンです。
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Bryzz Tortello
共著者 ::
携帯電話修理のスペシャリスト
この記事の共著者 : Bryzz Tortello. 携帯電話修理のスペシャリスト、ブライズ・トルテヨは、「Tortello Repair Services」のオーナー兼CEOです。iPhone・iPadの画面やバッテリーの交換から、マイクロソルダリング、データ復旧までを専門に扱い、経験は10年以上。キャニオンズ大学にて学びました。 この記事は227,514回アクセスされました。
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