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霧は、急速な凝結によって発生します。お湯と氷を使えば少量の霧を発生させることができますが、もっと多くの霧を発生させたいなら、グリセリンの液体溶液を使いましょう。また、ドライアイスを使用するか、冷却装置を作り、グリセリンベースのフォグ液を注ぐことで上昇せずに下に落ちるタイプの霧を発生させることもできます。

方法 1
方法 1 の 4:
瓶で霧を発生させる

  1. 1
    水を沸騰しない程度の熱さになるまで加熱する 水道から熱いお湯が出る場合は、そのまま使えるかもしれません。また、コンロで温めたり、ガラス容器に水を入れて電子レンジで温めたりしてもよいでしょう。[1]
    • 触ると熱くても沸騰していない程度のお湯を用意します。49℃~82℃を目安に温めましょう。
    • キッチン温度計で温度を測りましょう。温度計がない場合は、水面に指をかざして温かさを確認します。火傷の恐れがあるので、お湯に直接触れないようにしましょう。
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    ガラス瓶にお湯を注ぐ まず少量のお湯を注いで、瓶の底に渦を巻くように注ぎましょう。次に瓶の縁までお湯を入れ、たっぷり1分間待ちます。蓋は外しておきましょう。[2]
    • まず少量のお湯を入れるのは、お湯の熱でガラスが割れるのを防ぐためです。メイソンジャーやボールジャーなどの瓶詰用のガラス瓶を使用するようにしましょう。これらの瓶はかなり熱いお湯を注いでも、耐えられる構造になっています。
    • タイマーを1分間(または60秒間)セットして待つ 金属製のストレーナーを用意できていない場合は、この間に用意しましょう。
  3. 3
    ほとんどのお湯を捨てる 瓶の内側に深さ約2.5cm分のお湯を残しておきましょう。この時点で、熱々の瓶の底にお湯が溜まっているという状態になっているはずです。[3]
    • お湯を捨てすぎてしまった場合は、水道から直接お湯を足して調節しましょう。瓶自体がすでに熱々になっているので、水ではなくお湯を足すようにします。
    • お湯を沸騰させた場合は、少し冷まします。ただし、お湯を捨てる際には、鍋つかみをして手を保護したほうがよいでしょう。熱い瓶に直接触ると、手を火傷してしまう危険があります。
  4. 4
    金属製のストレーナーを瓶の口にのせる 網の部分が瓶の中に入るように、ストレーナーを瓶の口にのせます。
    • ストレーナーをお湯に浸けないようにしましょう。
    • ストレーナーが瓶の中の温かい空気に触れるのは構いませんが、お湯には浸からないようにします。
  5. 5
    ストレーナーに氷を入れる ストレーナーの中に手早く3~4個以上の氷を入れます。瓶の蓋に氷を数個入れて、熱々の瓶の口に置いてもよいでしょう。[4]
    • ストレーナーが小さすぎて、そんなにたくさんの氷を入れられない場合は、砕いた氷を使っても構いません。
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    霧が発生するのを確認する 氷の冷気と瓶の中の温かい空気が突然ぶつかると、急速に凝結し、瓶の内側に霧が発生します。ヘアスプレーなどのエアゾールスプレーが手元にある場合は、瓶の中に素早くスプレーしましょう。霧が長持ちします。[5]
    • カラフルな霧を作りたい場合は、お湯に食品着色料を数滴加えましょう。
    • 瓶が冷めてくると霧が薄くなります。
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方法 2
方法 2 の 4:
グリセリンで霧を発生させる

  1. 1
    蒸留水と純粋なグリセリンを混ぜる 水とグリセリンを1:3の割合で混ぜます。例えば、1/2カップの水に対して、1と1/2カップのグリセリンを用意しましょう。これは「フォグ液」と呼ばれています。[6]
    • 液状のグリセリンは、ドラッグストアなどで購入できるでしょう。
    • 合成のものではなく、純粋なグリセリンを使用するようにしましょう。純粋なグリセリンは空気中の水分を吸収する性質があるため、霧を発生させる際によく使われます。[7]
  2. 2
    好みに合わせてフレグランスオイルを加える 香り付きの霧なら、パーティーや演劇などでも一味違った演出ができるでしょう。フォグ液1Lに対し、小さじ1/2杯(約3mL)の香料を加えます。「フレグランスオイル」と明記されているオイルを使いましょう。エッセンシャルオイルを使ってはいけません。[8]
    • 不気味なサーカスをテーマに香り付きの霧を作る場合は、アニスオイルとコットンキャンディーオイルを1:1の割合で混ぜましょう。
    • キャンプファイヤーオイルとレインオイル、リッチポッティングソイルオイルを、1:2:4の割合で組み合わせれば、沼地の香りになります。
    • ディルピクルスオイルとポッティングソイルオイル、アンバーオイルを1:2:2の割合で組み合わせると、地下室をイメージした香りが完成します。
    • トールグラスオイルとシーダーオイル、パンプキンオイルを1:2:2の割合で組み合わせれば、お化けの出そうなヘイライド(ハロウィンの時期などに行われる、干し草を積んだトラクターの荷台に乗って農場を走るイベント)の雰囲気をイメージした香りになるでしょう。
  3. 3
    金属製の缶の側面にいくつかの穴を開ける この缶に金属製のパイ皿をのせ、キャンドルの上に設置します。穴を開けることで缶の中に空気が入るので、キャンドルの火もよく燃えるでしょう。[9]
    • プラスチック製の缶は、燃えると有毒な化学物質が発生する危険があるので、絶対に使用してはいけません。
    • コーヒーの缶、または大きめのスープの缶を使うとよいでしょう。
  4. 4
    2Lのペットボトルの上部をカットする 切断する際には、必要に応じて大人に助けを求めましょう。グリセリンの霧を発生させる際にボトルの漏斗部分を使います。ジュースなどのペットボトルの上部13~15cmほどを、よく切れるハサミや剃刀でカットしましょう。[10]
    • ボトルの上部だけを残し、残りの部分は捨てましょう。
    • 鋭利な刃物を使用する場合は十分注意します。防護手袋をすることで、ケガを防ぎましょう。
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    ペットボトルの細い方の端を錫製のパイ皿にテープで固定する ダクトテープ、または粘着力の強いテープで漏斗状の部分を固定します。この実験には、ポットパイに使うような小さなパイ皿があれば十分です。[11]
    • 漏斗の中のフォグ液が錫製のパイ皿にぶつかって、霧が発生します。
    • パイ皿は穴を開けた缶の上にセットします。フォグ液を注いでもパイ皿がずれないよう、真ん中にセットしましょう。
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    キャンドルに火をつける パイ皿の底全体に均等に熱が行き渡るよう、マルチウィックキャンドルを使うのが理想的です。マルチウィックキャンドル(芯が1本以上あるキャンドル)を持っていない場合は、小さなティーライトキャンドルをいくつか用意して代用しましょう。[12]
    • ティーライトキャンドルを使用する場合、一定のエリアに熱が行き渡るよう、キャンドル同士を密着させて束ねておきましょう。
    • キャンドルの火の上にパイ皿を置きましょう。
    • パイ皿の底の近くまで火が届いているか確認しましょう。ただし、パイ皿の底に火が直接当たらないようにします。
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    フォグ液をボトルに注ぐ ボトルの開口部から、温まったパイ皿に向かって小さじ1杯(5mL)~大さじ1杯(15mL)のフォグ液を注ぎます。[13]
    • フォグ液は少量で十分です。一度に大量のフォグ液を注ぎたくなっても我慢しましょう。
    • 必要に応じてフォグ液を足しても構いません。
  8. 8
    霧が発生する様子を観察する 加熱された溶液はすぐに霧に変わり、ボトルの上部から霧が立ち上り、部屋に流れるでしょう。[14]
    • 霧に色付きの光を当てると、面白い効果を出せるでしょう。色付きの霧を作りたい場合は、ボトルの上部から流れ出るフォグに直接色付きの光を当てます。最も簡単で安全な方法です。
    • 霧の中の透明な雫が色のついた光を反射します。
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方法 3
方法 3 の 4:
ドライアイスで霧を発生させる

  1. 1
    大きな金属製またはプラスチック製の容器にお湯を注ぐ 約15~30Lのお湯で15分間霧を発生させることができます。[15]
    • お湯の温度は49~82℃に保ちましょう。沸騰させるとドライアイスの霧とお湯の蒸気が混ざり、霧が下の方へ広がるのではなく、上へと流れてしまいます。
    • 霧を長時間維持するために、お湯を入れた容器をホットプレートで温めておきましょう。
  2. 2
    ドライアイスをお湯の中に入れる ドライアイスは、水よりもはるかに凝固点が低い(-78.5℃)二酸化炭素を凍らせたものです。トングを使ってお湯にドライアイスを落としましょう。通常、450mLのドライアイスで2~3分は霧を発生させることができます。[16]
    • お湯の温度が高ければ高いほど霧が発生しやすくなりますが、お湯の温度が高いほどドライアイスが霧になるのも早くなり、ドライアイスを追加する回数も増えるでしょう。
    • ドライアイスは必ず耐熱グローブをはめて掴むか、トングなどで扱うようにしましょう。
  3. 3
    霧が発生するのを観察する ドライアイスは非常に冷たく、すぐにお湯と反応して濃厚な霧の雲が発生します。溶けたドライアイスと一緒にお湯の蒸気が立ち上ることで、霧の効果が生まれるはずです。[17]
    • 小型扇風機で霧の流れる方向をコントロールしましょう。
    • 当然ながら霧は空気よりも重く、扇風機などで無理やり立ち上らせない限り、霧の大部分は床や地面に沈み込むように流れます。
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    必要に応じてドライアイスを追加する 霧を安定させるために、約15分ごとにドライアイスを追加します。大きなドライアイスを加えて一度に大量の霧を発生させるのではなく、小さなドライアイスを加えて、徐々に霧の量を増やしていきましょう。[18]
    • お湯が冷めないようにホットプレートで温めたり、キッチンで温めたお湯と交換したりしてみましょう。
    • ドライアイスとお湯が反応し、お湯がブクブクと泡立つ可能性があるので注意しましょう。また、室内で霧を作る場合は、霧の広がり方に関係なく、床が滑りやすくなっているので気を付けましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:
フォグマシンで霧を発生させる

  1. 1
    ホームセンターなどで材料を揃える フォグマシンを自作するために、基本的な材料を揃えましょう。これらの材料は、高価なものではなく、ほとんどのホームセンターなどで購入可能です。長期間使用する予定でなければ、材料のほとんどは他のものに再利用できます。フォグマシンを作るのに必要な材料は以下の通りです。
    • 太さ15㎝の板金製ダクトパイプ 60cm(ストーブパイプとも呼ばれ、中で霧を発生させる容器になります)
    • 太さ6mmの銅製冷却チューブ 7.6m
    • 太さ1cmの銅製冷却チューブ 15m
    • 太さ1cmの透明プラスチックチューブ 約3.6m
    • 太さ4cmのパイプ 60cm(コイルの型として使用する)
    • 太さ7.6cmのABS樹脂パイプ 60cm(コイルの型として使用する)
    • 太さ1cmの透明プラスチックチューブ用のパイプクランプ 4個
    • 小型水中ポンプ(約300L/時) 1台
    • プラスチックの結束バンド 1セット
    • クーラーボックスかバケツ
  2. 2
    柔らかい銅のコイルを2つ作る 直径4cmと直径7.6cmのコイルを作ります。合成樹脂のパイプに、柔らかい銅の冷却チューブをしっかりと巻きつけて、コイルの形に仕上げましょう。銅のチューブは手でパイプに巻き付けることができるはずですが、難しい場合には、ペンチでチューブを掴んで巻き付けましょう。[19]
    • 7.6mの銅のチューブを、太さ4cm、長さ60cmのパイプに巻き付けて、内側のコイルを作りましょう。
    • 15mの銅のチューブを、太さ7.6cm、長さ60cmのパイプに巻き付けて、外側のコイルを作ります。
    • コイルが完成したら、パイプからスライドさせて取り外しましょう。
  3. 3
    小さいコイルを大きいコイルの中に入れる 小さい方のコイルを大きい方のコイルの中にスライドさせ、小さな結束バンドで固定します。霧がコイルの中と周りを通ることで、冷却がスムーズにできるでしょう。[20]
    • 小さなコイルを固定するのが難しい場合は、小さなコイルを大きなコイルの底に寝かせる形で設置してもよいでしょう。
    • コイルがストーブパイプの中にぴったり収まるよう、パイプの長さとほぼ同じ長さになるまで引き伸ばします。
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    ストーブパイプに2つのコイルを固定する ストーブパイプに大きい方のコイルをスライドさせ、2つのコイルを結束バンドで固定します。2つのコイルは、できるだけストーブパイプの中心付近にくるようにしましょう。[21]
    • このようにコイルを設置することで、コイルの中や周りを霧が通り抜ける構造になり、しっかりと冷却できるでしょう。
    • 結束バンドを使って固定しなくてもマシンは機能しますが、使った方がより効果的でしょう。
  5. 5
    コイルを接続する 冷却装置の一方の端で、内側のコイルと外側のコイルを、短いプラスチック製のチューブとパイプクランプを使って接続します。[22]
    • 冷却装置のもう一方の端を、長いプラスチック製のチューブとパイプクランプで、小さな水中ポンプにつなぎましょう。
    • ポンプから送り出される冷水がコイルの中を循環するようにします。
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    氷水を入れたクーラーボックスの中にポンプを沈める ポンプ全体を沈めましょう。その横に市販の小型フォグマシンを置けるだけのスペースを確保しておきます。[23]
    • マシンが機能するためには水が氷でしっかり冷えていなくてはいけません。水に氷を入れて30分ほど待ってから、冷たい霧を発生させましょう。
    • フォグマシンをクーラーボックスの反対側の端に置きます。注ぎ口が外側を向くようにしましょう。
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    ポンプのスイッチを入れる 1分ほどすると、冷たい水が銅のチューブを通って循環し始めます。[24]
    • 銅に触れて温度を確かめましょう。銅の表面から水の冷たさがわかるはずです。
    • フォグマシンの電源を入れる フォグマシンに市販のフォグ液を注ぎ、スイッチを入れます。発生した霧は熱い霧のように上に向かって立ち上るのではなく、冷却装置の効果で床に沈み込むように流れるでしょう。
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必要なもの

瓶で霧を発生させる

  • 金属製のストレーナー
  • お湯
  • 食品着色料(必要な場合)

グリセリンで霧を発生させる

  • 容器またはボウル
  • グリセリン
  • 蒸留水
  • フレグランスオイル(必要な場合)
  • 穴の開いた金属の缶
  • 金属製のパイ皿
  • キャンドル
  • 2Lのペットボトル
  • ハサミまたは剃刀
  • ダクトテープ
  • ライター

ドライアイスで霧を発生させる

  • 金属製またはプラスチック製の大きめの容器
  • お湯
  • ドライアイス
  • トング
  • 断熱グローブ
  • 小型扇風機(必要な場合)
  • ホットプレート(必要な場合)

フォグマシンで霧を発生させる

  • 太さ15㎝の板金製ダクトパイプ 60cm
  • 太さ6mmの銅製冷却チューブ 7.6m
  • 太さ1cmの銅製冷却チューブ 15m
  • 太さ1cmの透明プラスチックチューブ 3.6m
  • 太さ4cmのパイプ 60cm(コイルの型として使用する)
  • 太さ7.6cmのABS樹脂パイプ 60cm(コイルの型として使用する)
  • 太さ1cmの透明プラスチックチューブ用のパイプクランプ 4個
  • 小型水中ポンプ(約300L/時) 1台
  • プラスチックの結束バンド 1セット
  • クーラーボックスかバケツ

ポイント

  • ドライアイスはクーラーボックスに入れて保管しましょう。
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注意事項

  • ドライアイスの温度は、冷凍庫のサーモスタットが切れるほど低いため、冷凍庫にドライアイスを保管しないようにしましょう。
  • フレグランスオイルにアレルギー反応を起こす人もいるので注意しましょう。
  • ドライアイスの取り扱いには十分に注意します。
  • ドライアイスを密閉容器に入れて保管しないようにしましょう。圧力で破裂する恐れがあります。
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このwikiHow記事について

Bess Ruff, MA
共著者 ::
環境科学者
この記事の共著者 : Bess Ruff, MA. ベス・ラフはフロリダ州立大学の地理学専攻博士課程の学生です。2016年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境科学専門学部にて環境科学と資源管理の修士号を取得後、カリブ海の海洋空間計画プロジェクトに関する調査研究を行い、大学院生としてSustainable Fisheries Groupの研究サポートを行っています。 この記事は3,365回アクセスされました。
カテゴリ: 科学・技術
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