この記事では、静電気放電(ESD)によるパソコンの精密部品の破損を防ぐために必要な予防措置について解説します。静電気でパソコンが損傷する可能性は高くはありませんが、万が一にも大切な部品をショートさせないために、できることがいくつかあります。

パート 1 の 2:
作業台の準備

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    作業は硬い台の上で行う パソコンの組み立てや分解は、清潔な硬い台の上で行いましょう。静電気の蓄積を最低限に抑えることができます。テーブル、カウンター、厚い木の板などがよいでしょう。
    • 静電気除去の必要な作業を行う際には、絶対にパソコンをカーペットや毛布、タオルなどの上に置いてはいけません。
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    硬い床に裸足で立つ カーペットの上で靴下を履いていると、体に静電気が溜まります。木材やタイルなど、硬質の床に裸足で立つようにしましょう。[1]
    • カーペットの上で作業せざるを得ない場合は、特に徹底して体の静電気を除去するようにしましょう。2、3分に一度は行うようにしましょう。
    • ゴム製の上履きを着用すれば床との完全な絶縁ができますが、家庭での作業ではそこまでする必要はありません。
    • ゴム底の靴でも、床への放電を防ぐことができます。
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    静電気の溜まりやすい衣類は脱ぐ ウールやある種の化繊には、静電気が非常に溜まりやすい性質があります。帯電しやすい衣類は極力着用せず、代わりに綿の衣類を着ましょう。
    • できれば衣類を洗濯し、乾燥機用シート(ドライヤーシート)を使って乾燥しておけば、パソコン修理等を行うまでに体に溜まる静電気を最低限に抑えることができます。
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    乾燥した日には加湿をする 湿度の低い環境では、静電気が発生する危険が大変高まります。加湿器があるなら使用しましょう。とはいえ、わざわざ購入する必要はありません。ここに挙げた他の予防策でも、十二分に効果があるはずです。[2]
    • 暖房器具や扇風機の前に濡らした布をつるしておいても、加湿ができます。
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    部品はすべて静電気防止袋に入れておく パソコンに新しく取りつける部品はすべて、購入時の静電気防止袋に入れたままにし、設置の準備が整うまで取り出さないようにしましょう。
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パート 2 の 2:
体の静電気を除去する

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    静電気除去の仕組みを理解する 体に溜まった静電気がパソコンの精密部品に流れるのを防ぐには、部品よりも頑丈なものへ放電する必要があります。これによく利用されるのが、床に触れている金属や、他の物体を介して床とつながっている金属です。
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    PCケースを静電気除去に利用する パソコンを自作する人の多くが使うテクニックがあります。静電気放電で損傷する可能性のある部品(マザーボード等)を手にしたり設置したりする前に、塗装していないPCケースに触れるという方法です。
    • 静電気放電による部品の損傷を確実に防ぎたいのなら、部品の設置中、利き手と反対の手でPCケースに触れておくのもよいでしょう。
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    アースになった金属に2、3分ごとに触れる ここで使用する金属の物体は、塗装されておらず、きちんとアースとなっている(接地している)ものでなければなりません。例えば、金属のラジエーターや、PCケースのドライブベイなどがよいでしょう。すぐにできる手軽な方法なので、これ以外の予防措置を取らずにパソコンの組み立てをする人も多くいます。
    • 可能性は低いものの、この対策だけでは不十分なことも実際にあります。短時間の作業で部品が高価なものでない場合をのぞいて、他の対策も併用するようにしましょう。
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    静電気防止リストバンドで放電する 静電気防止リストバンドは、電子製品販売店やオンラインショップで安価に購入できます。手首の肌に密着するように巻きつけ、ぶらさがっているコードの先端のクリップを、アースになる無塗装の金属(ネジ等)に留めて使います。
    • コードレスのリストバンドは効果がないので、使用を避けましょう。[3]
    • リストバンドにクリップではなく輪がついているならば、アース付きコンセントプレートのネジに輪をかけるだけで使えます。このネジは(少なくとも米国の規定では)アースになっているはずですが、念のため回路計で確認するとよいでしょう。[4]
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    アースになった金属と体をワイヤでつなぐ 静電気防止によく使われるテクニックとして、銅線など導電性のワイヤを足首や手首に巻きつけ、反対の端をアースになっている無塗装の金属物につなぐという方法があります。銅線などが手元にあり、硬い台の上で作業を行えない場合には、理想的な手段です。
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    導電マットの上で作業する 「導電性」や「静電気拡散性」と説明のある導電マット(ESDマット)を購入してパソコンの部品を並べ、作業中はマットに触るようにしましょう。静電気防止ブレスレットのクリップを留める場所のついたマットもあります。
    • パソコンを修理する程度ならば、高価なゴム製マットではなく、ビニール製の導電マットで全く問題ありません。
    • 安心感が何よりも大事というなら別ですが、家庭での作業では導電マットを使うだけでも対策としては十分すぎるほどです。
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ポイント

  • CPUを扱う際には、必ず側面を持つようにしましょう。表面に出ているピンや、回路、金属のふたには、どうしても必要なとき以外は触れてはいけません。[5]
  • 静電気放電でパソコン損傷する心配は、一昔前と比べればはるかに小さくなりました。万が一にも放電を防ぐため、対策を取るのは重要ですが、最新のパソコン部品ならば、静電気程度の単純な衝撃には耐えられるシールドが施されています。[6]

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注意事項

  • 組み立て作業中には気がつかなくても、わずかな放電で部品が損傷し、寿命が縮むことがあります。めったにないこととはいえ、最悪の場合、強い電気ショックを受けたマザーボードが修復不可能なほど破損することがあります。
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