非常用持ち出し袋を準備する方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

「非常用持ち出し袋」とは、使うような事態が発生しないことを願いつつ、あらかじめ必要なものを袋に詰めておき緊急時に使うための袋です。この持ち出し袋は、緊急避難が必要になった際に役立ちます。非常用品は、小~中くらいの大きさのバッグにひとつにまとめて詰め込むもので、自分と家族が数日間過ごすことができる分の保存の利く食料品や飲料水を含みます。このほか、懐中電灯や万能ナイフなどの道具や予備の衣類や毛布を詰め込む必要があります。

パート 1 の 3:
防災用品を揃える

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    丈夫なダッフルバッグまたはスーツケースを購入する 非常用持ち出し袋には、必要なものを入れて運べるだけの大きさが必要ですが、持ち出し袋がものでいっぱいになってはいけません。また、避難中に持ち出し袋が破けたり中のものが損傷したりせずに持ち出すことができるよう丈夫でなくてはいけません。[1]
    • 使用していないリュックサックがあれば、非常用持ち出し袋として使用します。さまざまな電子機器を充電できるソーラーチャージャー付きのリュックサックを入手するのもよいでしょう。
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    必要な食料品を購入する また、1人につき3日分の保存食品を準備する必要があります。缶詰は、長期間保存でき、動物に食べられたり虫が入ったりすることはないため保存食品としては理想的ですが、持ち出し袋に詰めるとかなり重くなることがあります。缶詰の他にビーフジャーキー、ピーナッツバター、グラノラバー、アップルソースなどを用意するとよいでしょう。[2]
    • こうした保存の利く食料品は、近くの食料品店で入手可能です。
    • ペットを飼っている人は、緊急時のために数日分のペットフードも準備しておきましょう。
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    飲料水を備え、水を浄化する方法を習得する 1人1日約4リットル分の飲料水または携帯浄水器を備えます。また、緊急時には水を煮沸、ろ過、またはヨウ素剤を添加して飲料水にする方法もあります。
    • 小さい瓶の中に漂白剤を入れたものを準備します。救急時には水に漂白剤を数滴加えて浄化し、飲料水にすることができます。[3]
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    実用的な道具を詰める 非常用品は、起こりうるあらゆる状況を考えて必要なものをそろえければいけません。緊急事態に対処するためには様々な道具が必要です。下記を参考に非常用品を準備しましょう。[4]
    • 照明器具や懐中電灯(できれば手回しハンドルで発電でき、電池切れの心配のないもの)
    • 防災用ラジオ
    • 携帯電話用ソーラー充電器または電池
    • はさみ付きの万能ナイフ
    • 缶切り
    • ガムテープ
    • マッチ
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    予備の衣服や毛布を詰める 屋外で立ち往生した際に風、雨、寒さ、日差しなどから身を守るために衣服や毛布を余分に準備しておきます。自分が住んでいる場所の天候や屋外の状況によって何を詰めるかが異なります。下記を袋に詰め込みます。[5]
    • 予備の衣服(手袋、ウォーキングシューズ、予備の靴下、下着、羽織もの、風や雨を通さない衣服)
    • アルミブランケット(アルミニウムなどから作られているため寝袋よりも軽く、暖かい非常用の携帯防寒シート)
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    あればキャンプ用品を活用する 緊急事態の際に屋外で寝なければいけないことが予想される場合は、テントや家族全員分の寝袋といったキャンプ用品を準備しておくことを検討しましょう。寒い時期に孤立してしまった場合に、このようなキャンプ用品で身を守ることができます。[6]
    • 通常テントや寝袋を持ち運ぶ際は、専用の留め具がついた特殊なアウトドア用リュックサックが必要です。このため、こうしたリュックサックがない場合はまとめて持ち運ぶことが難しいことに留意しなければいけません。
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    必要な衛生用品を備える 長期間にわたって屋外または家から離れて過ごさなければならなくなった時は、衛生面を考慮し、それに伴い必要になるものを備えなければいけません。下記を備えておきましょう。
    • マスク(空気中の有害な塵やほこりから身を守るため)
    • 抗菌ウェットティッシュ
    • 生理用品
    • 救急箱(様々なサイズのばんそうこう、滅菌ガーゼ、抗生物質クリーム、消毒綿、テーピングテープ、抗菌せっけん、かゆみ止め、ピンセット、スプリント・副木)[7]
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    必要な医薬品や処方薬をすべて詰め込む 自宅を離れて避難する際は、必要な医薬品や処方薬を持参します。これには、眼鏡、処方薬、市販薬などがあります。[8]
    • 普段薬を服用している人は、全ての薬を1カ所に保管し、非常用持ち出し袋に入れる時は探すことなくすぐに詰め込めるようにしておきましょう。処方薬はなくなる前に補充しておきます。
    • 薬には使用期限があるため、使用期限が切れた薬がないように、持ち出し袋に詰め込んだ薬は定期的に使用期限を確認します。期限が切れた薬は廃棄し、新しいものと取り替えます。
    • ペットを飼っている人は、ペット用の薬も準備しておきます。
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    重要な書類は密閉できるビニール袋に入れる 重要書類のコピー、地域の地図、予備の現金などを非常用持ち出し袋に入れます。破損を防ぐため、必ず防水のビニール袋に入れます。持ち出し袋に入れる書類は以下を参考に準備しましょう。[9]
    • パスポートまたは運転免許証のコピー
    • 子どもの出生証明書
    • 婚姻届または離婚届の受理証明書
    • 保険証
    • 土地所有証明書
    • 納税証明書
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パート 2 の 3:
非常用持ち出し袋に詰め込む

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    一番重いものを最初に詰め込む かさばるものは持ち出し袋の一番底に詰めます。通常こうすることで、袋の中の重さが均等になり運びやすくなります。
    • ウォーキングシューズ、缶詰、ペットボトルの水、かさばりやすい照明器具などは袋の底に入れます。
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    衣類は密閉できるビニール袋に入れる ジップロックや圧縮袋の中に衣類を入れ、非常用持ち出し袋に詰め込みます。こうしておけば、洪水が発生した時に衣類が濡れるのを防ぐことができます。[10]
    • 圧縮袋を使うと、かさばる衣服や毛布を小さくまとめることができるため、非常用品を入れるスペースを節約することができます。
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    荷物は全て整理して詰める 中に詰めたものが潰れたり損傷したりしないように、整理しながら適切に詰めます。まず、袋の底に一番重いものを詰めます。次に、重いものから順番に詰め、一番軽いものを一番上に詰め込みます。[11]
    • 種類別にまとめます。衣類をビニール袋に入れる際は、一人ずつ別の袋に入れます。または、小さい袋に下着類を全て入れ、大きい袋にかさばる衣類や防寒着を入れます。
    • 衛生用品は非常用持ち出し袋の1カ所にまとめるか、全て1つの袋に入れて保管します。また、道具類は全てまとめて別の袋に詰めます。
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    食料品はプラスチック製または金属製の容器に入れて保管する 食料品(缶詰以外)を詰め込む場合は、プラスチック製または金属製の容器に入れて保管する必要があります。箱入りの食品や開きやすい食品は虫や動物から狙われやすいため、こうした容器に入れて保管しておけば、食べ物が無駄になったり害虫に食べられたりすることを防ぐことができます。[12]
    • 食料品はこうした容器に入れてから、持ち出し袋の中に詰めます。
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パート 3 の 3:
非常用持ち出し袋を保管する

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    涼しく乾燥した場所で保管する 食品の腐敗や汚染を防ぐため、一定の条件下で保管しなければいけません。非常用持ち出し袋に食品が入っている場合は、暑くなったり寒くなったりしやすい通気口や出入り口を避け、涼しく乾燥した場所に保管します。また、非常用持ち出し袋は邪魔にならない安全な場所に保管する必要があります。日々の生活で人の行き来がある場所から離れた所に保管します。[13]
    • こうすることで家の中にいる害虫が持ち出し袋に侵入するのを防ぐことができます。
    • 玄関の戸棚の上や洗濯室の棚の中に保管するとよいでしょう。
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    持ち出しやすい場所に置く 非常用品が必要な状況では、何が起きているか十分にわからないまま、すぐに行動しなければいけません。持ち出し袋はすぐに持って家を出ることができる場所に置きます。[14]
    • また、すぐに運び出せるよう非常用持ち出し袋を車のトランクに保管してもよいでしょう。ただし、食品の保存に適していない季節によっては、保管している食品が極端に熱くなったり冷たくなったりするため注意が必要です。
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    子どもや動物の手の届かないところに保管する せっかく準備した非常用持ち出し袋を実際に緊急時に使おうとした時、犬が食べ物を探して噛んだために袋や布がボロボロになっていたり、子どもが懐中電灯で遊んでいたために電池切れになっていたりということは避けたいものです。
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ポイント

  • 非常用持ち出し袋を特定の状況に合わせて複数準備する場合は、外に置いていてもはっきりとわかるように、色付きのストラップや荷札などの目印をつけます。

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注意事項

  • ニュースに耳を傾けましょう。近くで火事が起きている、または異常な天候が近づいているというニュースを聞いたら、必要なものを詰め込んで避難の準備をします。避難勧告や避難指示が出る前に避難することも考えましょう。みんなが避難するまで様子を見ていて避難の途中で渋滞に巻き込まれたり、物資が不足したりして困ったりするよりも時間に余裕を持って行動することが大切です。
  • 「非常用持ち出し袋」は最後手段として考え、緊急事態でない時はできるだけ使わないようにしましょう。
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必要なもの

  • 保存の利く食料品
  • 電池式ラジオまたは手回しラジオ
  • 懐中電灯と予備の電池
  • 救急箱
  • 笛(緊急笛など)
  • マスク
  • ウェットティッシュ
  • 漂白剤または浄水器
  • 缶切り
  • 地図
  • 携帯電話の充電器
  • 住民票、ペットを含む家族の写真、保険証、納税記録書などの重要書類
  • 予備の歯ブラシと歯磨き粉
  • 携帯電話
  • お金
  • 天候に応じ快適に過ごすことのできる衣類・毛布
  • 処方薬、ペット用品、乳児用品、予備の眼鏡など各家族がそれぞれに必要なもの
  • 万能ナイフ

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この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
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