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油は最悪です。お気に入りのジャケット、バッグ、革製の家具に付着したしつこい油染みは、二度と落ちない気がするでしょう。しかし、タイミングよく適切な材料を使って、きれいに落とす方法があります。ここで紹介する方法を使えば、自宅で手っ取り早く、革製品にかつての美しい光沢を蘇らせることができます。

方法 1
方法 1 の 3:

素早く染みを落とす

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    材料を用意する バターがブーツに飛び散った、ベーコンの脂がソファに垂れた、という場合は直ちに行動を起こしましょう。素早く対処すれば、革製品をきれいにするのに必要なものは次の二つだけです。
    • マイクロファイバー製の布
    • タルカムパウダー
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    布で軽く叩いて油を吸収する 布を油染みにそっと押し当てるようにして、できるだけ早く、できるだけたくさんの油を吸収します。革製品のクリーニングで厄介なのは、革は液体、特に油を吸収しやすく、いったん液体が吸収されると部分的に汚れを取り除くのが難しくなることです。
    • 革を擦ってはいけません。革の表面を傷めるだけでなく、ますます染みが浸透します。糸くずの出ないマイクロファイバー製の布で優しく拭いましょう。  
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    革のキメを確認する 木と同様に革にはキメの方向があります。クリーナーは、キメに逆らわず、キメに沿って塗るのが効果的です。つまり、革を拭く際は、いつでもキメの方向に沿って拭きましょう。
    • キメの方向が見つからなければ、染みの外側から中心に向かって染み抜きを行いましょう。こうすれば、ある程度染みを縮小できます。[1]
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    タルカムパウダーを振りかける 家庭用のベビーパウダーを使って油を吸い取ります。惜しみなく、たっぷり使いましょう。ベビーパウダーは革よりも吸湿性があるため、特に油が付着した直後に振りかければ、革を傷めずに油を吸収することができます。
    • ベビーパウダーをかけたら一晩、もしくは少なくとも数時間はそのままにして、油を吸収させます。
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    ベビーパウダーを優しく払い落とす 布を使ってそっとタルカムパウダーを払い落とします。パウダーを革に強く擦りつけると、せっかく吸収した油分を戻してしまうので注意が必要です。
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方法 2
方法 2 の 3:

液体洗剤を使う

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    材料を用意する 小さめの革製品についた油染みを落とすのに特に効果的なのは、少量の食器洗剤を蒸留水で泡立てる方法です。清潔なマイクロファイバー製の布2枚、洗剤、水を用意します。スプレーボトルがあると作業がしやすくなります。
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    洗剤を付ける 布を液体洗剤に浸けます。まずは革製品の端を使ってテストしましょう。革のキメに沿って布で優しく叩きます。
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    革を蒸留水で濡らす 清潔な指で染みを擦りながら泡立てます。必要に応じて水をさらに加えて染みを落とします。  
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    きれいな布で水気を拭き取る 染み抜きを繰り返す場合は、革が完全に乾いてから行います。染みがほとんど見えなくなるか、完全に落ちるまで、何度か作業を繰り返す必要があるかもしれません。革が完全に乾くのを待ってから、もう一度洗浄作業に取り掛かります。
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方法 3
方法 3 の 3:

手作りの染み抜き剤を使う

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    材料を用意する シンプルかつ効果抜群の革用洗剤は、基本的にパン焼きと同じ材料で自作できます。
    • 蒸留水 3/8カップ
    • シーソルト 1/8カップ
    • 精白小麦粉 小さじ1/2
    • 重曹 大さじ1
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    材料をボウルでよく混ぜる スプーンかフォークを使い、塩水、小麦粉、重層を混ぜてペースト状にします。このペーストは革製品のキメを傷めずに、油染みだけをそっと浮き上がらせるのにとても効果的です。
    • また、他の染み抜き剤を試すこともできます。
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    パッチテストを行う 革製品の目立たない部分に、使用する染み抜き剤を塗布して様子を見ます。染色された革製品は、どのような洗剤を使用しても色合いが変わる可能性があるため、変色しても問題がない箇所を選びましょう。
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    布をペーストに浸し、パッチテストを行う部分に塗る 染み抜き剤を布に少量含ませ、細心の注意を払って塗りましょう。前章で紹介した方法に従い、そっと叩くように染み抜き剤を付け、そのまま洗剤の作用で汚れが落ちるのを待ちます。擦るとかえって染みが広がるため、決して擦ってはいけません。
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    他の布で軽く叩きながら拭く 優しく拭き取り、染み抜きを繰り返す前に完全に乾かします。染みがすっかり落ちるか、小さくなるまで、何度か染み抜きを繰り返す必要があるかもしれませんが、その場合は革の状態が元に戻るまで時間を空けましょう。
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    他の方法を試す 染み抜き剤の作り方は他にもたくさんあり、効果も様々です。思うように染みが落ちなければ、違う方法を試しましょう。洗浄作業の基本的な手順は同じですが、手元にある異なる材料を組み合わせて染み抜き剤を作ります。[2] 以下のような組み合わせが成功例として報告されています。
    • 水と白酢を1:1の割合で混ぜる
    • レモン果汁とケレモルを1:1の割合で混ぜる
    • 酢と亜麻仁油を1:2の割合で混ぜる
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材料

  • 染み抜きをする製品と似た色の布と、さらに2枚の布
  • スプレーボトル: 液体洗剤を使う場合に便利です。
  • 忍耐

手作り染み抜きペースト

  • 塩水 1/2カップ(蒸留水3/8カップとシーソルト1/8カップ)
  • 精白小麦粉 小さじ1/2
  • 重曹 大さじ1

液体洗剤を使う方法

  • 中性洗剤(エマール、アクロンなど)
  • スプレーボトルに入れた蒸留水 

ポイント

  • 油染みが付くと始めはとても汚く見えますが、革が油を吸収するため、じきに目立たなくなります。
  • アニリン仕上げの革製品には染み抜きは効きません。このタイプの革の汚れを落とすには特殊な脱脂剤が必要です。
  • 通常、革の表面よりも内側に大量の油が付着しています。
  • 染色加工された革製品を水性の革クリーナーで洗浄すると、泡が表面の残滓を取り除き、汚れが落ちやすくなります。
  • フッ素系のレザープロテクターは油や泥をはじくため、あらかじめ革製品に塗っておけば、後々汚れを落としやすくなります。
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注意事項

デリケートな生地の汚れを落とす場合には、必ずパッチテストを行います。洗剤で革が変色しないかを確認しましょう。

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