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靴擦れの多くは、サイズの合わない靴、濡れた靴下や肌、あるいは激しい運動によって生じる摩擦や圧力が原因で起こります。すでに靴擦れができてしまっている場合は必要な処置を行いましょう。また、いくつかの注意点を守ことで痛々しい靴擦れを予防することができます。

パート 1
パート 1 の 2:
正しい靴を選ぶ

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    正しいサイズの靴を選ぶ 大きすぎず、小さすぎない靴を選ぶことが大切です。[1]
    • 最も長い足の指(多くの人の場合は親指)と靴のつま先との間に1.5センチ弱の余裕があるものが良いでしょう。[2]
    • 購入する前に試着をして少し歩いてみましょう。
    • つま先が四角、あるいは丸い形状をしている靴が最も快適です。
    • 既に自分の靴のサイズが分かっているとしても、必ず試着しましょう。同じサイズでもブランドによって若干の差があるかもしれません。同様に、普段とは違うサイズでも一番足に馴染むのであれば、その靴を選びましょう。
    • 1日をかけて足は8%むくみます。むくんだ状態で靴を試着することができるよう、午後の時間帯にショッピングに出かけると良いでしょう。[3] [4] 足がむくんで太くなっている時間帯でも快適な靴であれば、靴擦れも生じにくいでしょう。
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    靴擦れのできやすい靴は避ける 小さくきつい靴、逆に緩い靴、あるいは自然に歩くことが難しい靴は足に圧力と摩擦を加えるので、靴擦れができやすくなります。下記のような種類の靴は避けたほうが良いでしょう。[5]
    • ハイヒール(特につま先が狭くなっているもの):つま先で足がつまってしまい、母指球に大きな負担がかかります。また、かかとを含め足全体の摩擦も増してしまいます。
    • ビーチサンダル:脱げてしまわないよう常につま先に力を込めていなければならないので、不健康です。
    • その他、過度にきつい作りとなっている靴は全般的に避けるようにしましょう。
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    靴を足に慣れさせる 靴が新品の場合、初めから長時間履くのではなく少しずつ足に慣らしていくことが大切です。[6] 例えば、初日から終日履き続けるのではなく、まず2~3時間履いてみましょう。こうすることで、靴が徐々に足の形に合っていき、履き心地が良くなります。
    • 運動用のシューズ、あるいはハイキング用のブーツといった体に負荷が多くかかる活動をする際に着用する靴は特に、事前に慣らせることが重要です。
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    正しい靴下を選ぶ 綿の靴下は湿気を吸収します。つまり、足の臭いを防ぐ方法としては効果的です。ただし、汗を吸って湿った布は摩擦を生むので靴擦れができやすくなります。そこで、速乾素材やウール素材の靴下を選びましょう。[7] [8]
    • スポーツやハイキング用の靴下には足裏の部分のクッション性を高めているものもあります。スポーツ用品の専門店などで探してみましょう。こうした靴下は靴擦れの予防に役立ちます。
    • 湿気と摩擦から足を守るために靴下を2枚重ねて履く人もいます。まず湿気を逃す素材を用いた薄手の靴下を履き、その上から分厚い靴下を履きましょう。
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    快適でサポート力の高いインソール(中敷き)を使う 靴屋やドラッグストアなどで幅広い種類のインソールが販売されています。こうしたインソールを内側に敷くことでサポート力や快適さを高め、靴を足に合わせましょう。
    • 購入後、必要に応じてインソールを取り替えることができるよう、中敷きが取り外せる靴を購入しましょう。[9]
    • こうしたインソールはネオプレン(気泡ゴム)、形状記憶スポンジ、ジェル入りのパッドなど様々な素材を用いて製造されています。
    • 特にネオプレン性のインソールは靴擦れの予防に効果が高いということが分かっています。[10]
    • 足の治療や運動機能を補助するためのインソールなどは特に、多くの人の足に対応できるよう様々な形状の製品が販売されています。自分の靴と足に合うインソールが見つかるまで、いくつかの製品を試してみましょう。
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    頻繁に靴を取り替える 例えば、同じ靴ばかり何日も履かないようにしましょう。他にも1~2足用意し、交互に履いた方が良いでしょう。同じ靴を履いていると、同じ場所にばかりに摩擦が生じ、靴擦れの原因となります。異なる靴を組み合わせることで予防しましょう。[11]
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    足は常にサラサラの状態を維持する 防水性と通気性の高い素材で作られている靴が理想的です。[12] 外からの水分の侵入を防ぎながら、内側で発生する汗を外に逃がすことができるからです。
    • プラスチックやナイロン製の靴は通気性が良くありません。革、キャンバス生地、メッシュ素材などが用いられている靴を探しましょう。
    • 靴あるいは靴下が濡れてしまった場合は、できる限り早く脱ぎましょう。乾かしてから再び着用しましょう。足を乾かし、乾いて清潔な靴下と靴を履きましょう。
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パート 2
パート 2 の 2:
摩擦を防ぐ

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    靴下や靴の中に破片を入れない 砂や枝などが靴あるいは靴下の中に入ってしまうと、歩いている時に生じる摩擦が高まり、靴擦れができやすくなります。[13] 足に合っている靴であれば、こうした破片も入りにくいでしょう。
    • 靴下や靴の中に何かが入ってしまった場合は、動きを止めて直ちに取り除きましょう。
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    潤滑剤を塗る 同じ場所に靴擦れができやすいという人は、その部位に潤滑剤を塗って、靴下と靴を履きましょう。例えば次のような製品が役立ちます。
    • ワセリン[14]
    • ベビーパウダー[15]
    • フットバーム[16]
    • 擦れ止め軟膏[17]
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    靴擦れができやすい部位に絆創膏を貼る 摩擦が起きやすい場所に小さく切った絆創膏を貼り、肌を守りましょう(テーピングとも呼ばれています)。[18] 「モールスキン」は濡れても粘着力が落ちないので、特に適しています。オンラインショップで購入可能です。
    • 実際に生じる靴擦れよりも少し大き目にモールスキンを切りましょう。
    • 裏紙を剥がします。
    • 粘着力のある面を下にして足に貼り、中央から端に向かってシワを伸ばします。
    • 靴下と靴を履きましょう。
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    耐性をつけて肌を鍛える 歩く距離や、ジョギングあるいはハイキングをする距離を徐々に増やしていくと足の皮膚が強くなります。その結果、靴擦れもできにくくなります。[19]
    • 例えば、ジョギングを習慣にしようと考えている人は、まず短距離を走り、徐々に距離を増やしていくことで靴擦れを予防することができます。
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    しっかりと準備をしてハイキングに出かける ハイキングは、快適とは言えない靴で長距離を移動するため、足に大きな負担がかかります。下記の点を考慮して靴擦れを防ぎましょう。
    • 靴を足にしっかりと慣らしておきましょう。
    • 靴下は2枚重ねにしましょう。合成繊維で作られた薄手の靴下は摩擦を軽減します。綿素材でない、吸収力の高い靴下(ウールなど)も重ねると、湿気を逃す効果が加わり、足をサラサラの状態に維持しやすくなるでしょう。
    • 靴擦れのできやすい部位に潤滑剤を塗っておきましょう。また、ハイキング当日も潤滑剤を携帯し、必要に応じて塗り足しましょう。
    • 擦れやすい場所にモールスキンを貼りましょう。予備も携帯し、必要に応じて処置を行いましょう。
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    おしゃれな靴も注意をする おしゃれな靴は硬い素材で作られていると履き心地が良くありません。足が不自然な状態になったり、滅多に履く機会がなく足が慣れていない場合も、歩きづらいでしょう。このような場合は、次の予防策をとりましょう。
    • 擦れやすい場所にモールスキンを貼りましょう。
    • 靴擦れができやすい場所に潤滑剤を塗りましょう。
    • 歩き心地の良いインソールを敷きましょう。
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    運動用のシューズは注意深く選ぶ 運動用のシューズは、足に多くの摩擦が起き激しく汗をかく動きをする際に履くものです。そのため、下記の点に注意して靴擦れを防ぎましょう。
    • 足に合っていて履き心地の良い靴を選びましょう。
    • まず短時間のみ着用をして靴を足によく慣らしましょう。しっかりと慣らすことができてから、トレーニングの初めから終わりまで通して着用しましょう。
    • 擦れやすい部分にはモールスキンを貼りましょう。
    • 靴擦れのできやすい部分には潤滑剤を塗りましょう。
    • 綿でない素材の靴下を履き、靴と足の間に生じる摩擦を和らげましょう。
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このwikiHow記事について

Troy A. Miles, MD
共著者 ::
整形外科医
この記事の共著者 : Troy A. Miles, MD. マイルス医師はカリフォルニア州在住の整形外科医で、成人の関節再建手術を専門に行っています。2010年にアルベルト・アインシュタイン医学校にて医学博士号を取得後、オレゴン健康科学大学にて臨床研修を、そしてカリフォルニア大学デービス校にて専門医研修を修了。米国整形外科委員会の認可医で、米国膝・股関節外科協会、米国整形外科協会、米国整形外科手術学会、北太平洋整形外科学会の会員です。
カテゴリ: 健康
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