この記事では、音声ファイルからエコーやリバーブを除去する方法を紹介します。通常、デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)には、音声ファイルからエコーやリバーブを除去する、あるいは少なくとも軽減するためのエフェクトが用意されています。

方法 1
方法 1 の 2:
「Adobe Audition」を使用する

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    「Adobe Audition」を起動する 真ん中に「Au」と書かれた緑色の四角いアイコンのことで、クリックすると「Adobe Audition」が起動します。「Adobe Audition」には、音声ファイルからエコーやリバーブを簡単に除去または軽減するためのエフェクトが用意されています。ただし、「Adobe Audition」をダウンロードして使用するには、サブスクリプションを購入しなければなりません。
    • 「リバーブ除去」エフェクトは、古いバージョンの「Adobe Audition」では使用することができません。ただし、ほぼすべてのデジタル・オーディオ・ワークステーションに対応しているサードパーティ製の「リバーブ除去」エフェクトプラグインを購入することは可能で、無料トライアルが用意されているものもあります。
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    エコーを除去したい音声ファイルを開く 「Adobe Audition」は、MP3、WAV、AIFF、FLAC、Ogg、FFmpegなど、ほとんどの音声ファイル形式に対応しています。「Adobe Audition」で音声ファイルを開く手順は以下の通りです。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるファイルをクリックします。
    • 開くをクリックします。
    • 編集したいファイルを選択します。
    • 開くをクリックします。
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    波形全体を選択する 波形をダブルクリックするだけで、波形全体を選択することができます。また、クリック&ドラッグで波形の一部を選択することも可能です。
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    「リバーブ除去」エフェクトを選択する 「リバーブ除去」エフェクトを選択する手順は以下の通りです。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるエフェクトをクリックします。
    • ノイズリダクション/リストアをクリックします。
    • リバーブ除去をクリックします。
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    再生アイコンをクリックして音声を確認します 「リバーブ除去」エフェクトウィンドウの左下にあり、クリックすると「リバーブ除去」エフェクトをかけた音声がどのように聞こえるかを確認することができます。[1]
    • また、ウィンドウの左下にある電源アイコン(円の上に一本線を引いたアイコン)をクリックして、エフェクトを無効にすることも可能です。これで、「リバーブ除去」エフェクトをかける前後の音声がどのように聞こえるかを確認することができます。
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    「量」の右側にあるスライダーをドラッグする 「リバーブ除去」エフェクトをかける量を調整するには、「リバーブ除去」エフェクトウィンドウ下部の「量」の右側にあるスライダーを左右にドラッグします。「リバーブ除去」エフェクトをかける量が多すぎると音質が低下してしまい、逆に少なすぎるとエコーやリバーブが残ってしまいます。ウィンドウの左下にある再生アイコンをクリックして、現在の「リバーブ除去」エフェクトの量で音声がどのように聞こえるかを必ず確認しておきましょう。
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    適用をクリックする 音声の聞こえ方に問題がなければ、「リバーブ除去」エフェクトウィンドウの右下にある適用をクリックします。
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    「振幅統計」ウィンドウを開く 「振幅統計」ウィンドウを開く手順は以下の通りです。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるウィンドウをクリックします。
    • 振幅統計をクリックします。
    • ウィンドウの左下にある選択範囲をスキャンをクリックします。
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    平均RMS振幅の値をメモしておく 「振幅統計」ウィンドウの「一般」タブの下にあります。
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    「ダイナミックス」エフェクトをかける 「ダイナミックス」エフェクトには、台詞と台詞の間の音声を抑制することができる「ノイズゲート」という機能があります。「ダイナミックス」エフェクトをかける手順は以下の通りです。
    • 「ダイナミックス」エフェクトは、古いバージョンの「Adobe Audition」では使用することができませんが、ほぼすべてのデジタル・オーディオ・ワークステーションに対応しているサードパーティ製のノイズゲートエフェクターをダウンロードすることは可能です。
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    「しきい値」を「平均RMS振幅」と同じ値に設定する 「AutoGate」の下の「しきい値」というつまみの下に表示されている値をクリックして、「振幅統計」ウィンドウでメモしておいた平均RMS振幅の値を入力します。必要に応じて値は切り上げましょう。
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    再生アイコンをクリックして音声を確認します 「ダイナミックス」エフェクトウィンドウの左下にあり、クリックすると「ダイナミックス」エフェクトをかけた音声がどのように聞こえるかを確認することができます。
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    必要に応じて「停止」時間を長くする 「AutoGate」で台詞の一部がカットされてしまう場合は、「停止」というつまみをドラッグして「停止」時間を長くします。再生アイコンをクリックして音声がどのように聞こえるかを確認しましょう。台詞の一部がカットされることなく、台詞と台詞の間の不要なノイズがカットされるまでこの操作を繰り返しましょう。
    • また、「リリース」時間を50ミリ秒に短くしてもよいでしょう。
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    適用をクリックする 音声の聞こえ方に問題がなければ、「ダイナミックス」エフェクトウィンドウの左下にある適用をクリックして、「AutoGate」で「ダイナミックス」エフェクトを適用します。
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    音声ファイルを書き出す 音声の聞こえ方に問題がなければ、音声ファイルをAIFF、MP3、QuickTime、WAVのいずれかの形式で書き出しましょう。音声ファイルを書き出す手順は以下の通りです。
    • ファイルメニューをクリックします。
    • 別名で保存をクリックします。
    • 「ファイル名」の右側にあるテキストボックスにファイル名を入力します。元のファイル名とは異なるファイル名を付けるとよいでしょう。
    • 「形式」の右側にあるドロップダウンメニューから任意のファイル形式を選択します。
    • 保存をクリックします。
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方法 2
方法 2 の 2:
「Audacity」を使用する

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    「Audacity」を起動する 青いヘッドフォンの耳あて部分と耳あて部分の間を音波が伝播しているようなアイコンのことで、クリックすると「Audacity」が起動します。
    • 「Audacity」をダウンロードするには、https://www.audacityteam.org/download/にアクセスし、使用しているOSに合ったダウンロードリンクをクリックします。ダウンロードが完了したら、インストーラーファイルをダブルクリックして、画面に指示に従いましょう。
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    音声ファイルを開く 「Audacity」は、MP3、WAV、AIFF、FLAC、Ogg、FFmpegなどのほとんどの音声ファイル形式に対応しています。音声ファイルを開く手順は以下の通りです。
    • ファイルメニューをクリックします。
    • 開くをクリックします。
    • 音声ファイルを参照して選択します。
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    波形全体を選択する 「Audacity」で音声ファイルを開いたら、波形をダブルクリックして波形全体を選択しましょう。また、クリック&ドラッグで波形の一部を選択することも可能です。
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    「コンプレッサー」エフェクトをかける(必要な場合) 波形の大きな部分と静かな部分に大きな差がある場合は、「コンプレッサー」エフェクトをかけて、波形の大きな部分と静かな部分の差を小さくすることができます。「コンプレッサー」エフェクトをかける手順は以下の通りです。「コンプレッサー」エフェクトは、音声編集の各工程で必要に応じてかけましょう。
    • エフェクトメニューをクリックします。
    • コンプレッサーをクリックします。
    • 「レシオ」の右側にあるスライダーをドラッグして、ウィンドウの上部にあるグラフの線が元の位置より少し下になるようにします。また、「閾値」や「ノイズフロア」を下げてもよいでしょう。
    • プレビューをクリックして、その音声がどのように聞こえるかを確認します。
    • 音声の聞こえ方に問題がなければ、OKをクリックしてエフェクトを適用します。
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    「ノイズプロファイル」を取得する 「ノイズプロファイル」は、「ノイズの除去」エフェクトを使用して不要なノイズを低減するための音声サンプルになります。ノイズプロファイルを取得する手順は以下の通りです。
    • 除去したいノイズサンプルがある音声部分をクリック&ドラッグで選択します。台詞の後に不要なノイズが聞こえる部分などを選択しましょう。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるエフェクトをクリックします。
    • ノイズの除去をクリックします。
    • ノイズプロファイルの取得をクリックします。
    • ウィンドウを閉じます。
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    「ノイズの除去」エフェクトをかける 「ノイズの除去」エフェクトは、先ほど取得した「ノイズプロファイル」を使用して、音声ファイルの不要なノイズを低減するものです。「ノイズの除去」エフェクトをかけてもまだエコーが聞こえる部分がある場合は、別の「ノイズプロファイル」を取得し、さらに「ノイズの除去」エフェクトをかけましょう。「ノイズの除去」エフェクトをかける手順は以下の通りです。
    • 波形全体をダブルクリックして選択します。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるエフェクトをクリックします。
    • ノイズの除去をクリックします。
    • プレビューをクリックして、「ノイズの除去」エフェクトをかけた音声がどのように聞こえるかを確認します。
    • 「ノイズの除去(dB)」の右側にあるスライダーをドラッグして、エフェクトを調整します。
    • 「感度」の右側にあるスライダーをドラッグして、エフェクトをかける量を調整します。
    • プレビューをクリックして、もう一度音声を確認します。
    • 音声の聞こえ方に問題がなければ、OKをクリックします。
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    「増幅」エフェクトをかける(必要な場合) 「ノイズの除去」エフェクトは音量を下げるものなので、「増幅」エフェクトをかけて音量を元に戻しましょう。ただし、「増幅」エフェクトをかけすぎると、音声が歪んで聞こえてしまうので注意が必要です。また、「増幅」エフェクトをかけた後に、さらに「コンプレッサー」エフェクトもかける必要があるかもしれません。「増幅」エフェクトをかける手順は以下の通りです。
    • 波形全体をダブルクリックして選択します。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるエフェクトをクリックします。
    • 増幅をクリックします。
    • 「増幅(dB)」の下にあるスライダーを右にドラッグします。
    • クリッピングを可能にするにチェックを入れます。
    • プレビューをクリックして、エフェクトをかけた音声がどのように聞こえるかを確認します。
    • 音声の聞こえ方に問題がなければ、OKをクリックします。
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    「ローパスフィルター」または「ハイパスフィルター」エフェクトをかける(必要な場合) 音声の聞こえ方によっては、「ローパスフィルター」または「ハイパスフィルター」エフェクトをかける必要があるかもしれません。音声が高音でヒスノイズが多い場合は「ローパスフィルター」、低音でこもったような音の場合は「ハイパスフィルター」エフェクトをかけましょう。
    • エフェクトメニューをクリックします。
    • 必要に応じてローパスフィルターまたはハイパスフィルターをクリックします。
    • プルダウンメニューを使用して、「減衰頻度(オクターブあたり)」を指定します。6dB~48dBの範囲で指定可能です。
    • プレビューをクリックして、音声がどのように聞こえるかを確認します。
    • 音声の聞こえ方に問題がなければ、「OK」をクリックしてエフェクトを適用します。
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    「グラフィックEQ」エフェクトをかける(必要な場合) 「グラフィックEQ(グラフィックイコライザーとも呼ばれる)」は、音声ファイルの全体的な音調を調整するためのものです。エフェクトウィンドウにあるスライダーを使用して、音声ファイルの音の周波数を調整しましょう。中心線より上にドラッグすると周波数は上がり、中心線より下にドラッグすると周波数は下がります。なお、左側のスライダーは低音の低周波、右側のスライダーは高音の高周波、中央のスライダーは低音と高音の間の中間音に影響があります。「グラフィックEQ」エフェクトをかける手順は以下の通りです。
    • エフェクトメニューをクリックします。
    • 「グラフィックEQ」をクリックします。
    • ウィンドウの下部にあるスライダーを使用して、音声ファイルの周波数を調整します。
    • プレビューをクリックして、「グラフィックEQ」エフェクトをかけた音声がどのように聞こえるかを確認します。
    • 音声の聞こえ方に問題がなければ、OKをクリックしてエフェクトを適用します。
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    音声ファイルを書き出す 音声の聞こえ方に問題がなければ、音声ファイルをメディアプレイヤーで再生できるように書き出しましょう。音声ファイルを書き出す手順は以下の通りです。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるファイルをクリックします。
    • 書き出しをクリックします。
    • MP3として書き出しをクリックします。
    • 保存をクリックします。
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    プロジェクトファイルを保存する 今後さらに音声ファイルを編集する予定がある場合は、プロジェクトファイルを保存しましょう。プロジェクトファイルを保存する手順は以下の通りです。
    • ウィンドウ上部のメニューバーにあるファイルをクリックします。
    • プロジェクトファイルを保存をクリックします。
    • ポップアップメニューのOKをクリックします。
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