頭痛を治す方法

共同執筆者 Julia Bowlin, MD

この記事には:痛みを止める生薬を使う生活習慣の改善頭痛の予防82 出典

私達のほとんどは折に触れて頭痛を経験します。多少イライラするだけの症状の軽いものから、頭が割れるようなひどい痛みまで、頭痛には様々な種類があります。頭痛の種類によって治療法も異なります。痛みに我慢ができなくなる前に、その場でできる対処法から、長期にわたる治療まで、みなさんの症状に最適な治療法を実践しましょう。

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痛みを止める

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    市販の痛み止めを服用しましょう。ほとんどの鎮痛剤は服用してから1~2時間後に効き目を発揮します。したがって、頭痛を感じ始めた時点で速やかに1錠服用するようにしましょう。[1] 頭痛には常に早めの対処が効果的です。すでにひどい痛みに悩まされている場合でも、イブプロフェン、アセトアミノフェン、ナプロキセン、アスピリンなどをできるだけ早く服用すれば、ある程度痛みを緩和することができます。それらが手元になければ、カプサイシンの鼻スプレーでも効果があります。
    • 医師の指示がない限り、薬剤の日常的な服用は避けましょう。市販薬を毎日服用していると、「薬物乱用」に陥る危険があります。将来の頭痛への恐怖から、本来必要でない時にも鎮痛剤を服用するようになってしまいます。[2] そうなると今度は、「リバウンド頭痛」と呼ばれる、繰り返し訪れる頻発性の頭痛に悩まされることになります。
    • 週に3回以上頭痛薬を服用する場合は、医師に相談しましょう。薬剤の服用が増えれば、それだけみなさんの体は薬剤に対する耐性が付きます。その結果、痛みに対する耐性が薄れ、「リバウンド頭痛」がさらに頻発することになります。
    • 「リバウンド頭痛」を解消するには、鎮痛剤の服用を減らすか、または服用自体を止める必要があります。医師と相談のうえで、薬剤は適量を服用しましょう。
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    場合によっては、早急に医療処置を受けましょう。頭痛とともに他の症状が併発する場合は、卒中、脳炎、髄膜炎といったさらに深刻な疾患の可能性があります。以下のような症状を併発した時は、直ちに医師の診断を仰ぐか、または救急医療サービスに連絡を取りましょう。[3]
    • 物が見にくい、歩行困難、上手く話せない
    • 肩こり
    • 吐き気または嘔吐
    • 高熱(39度~40度)
    • 立ちくらみ
    • 初期の半身不随
    • 虚脱感、しびれ、麻痺
    • 頭痛が頻発する場合や痛みがひどい場合、または薬の効き目がない、あるいは体を上手く動かせない場合は、医師の診断を仰ぎましょう。
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    カフェインの摂取に気を付けましょう。カフェインは諸刃の剣といえます。カフェイン(いくつかの市販の鎮痛剤にも含まれています)は最初の段階では頭痛に効き目がありますが、やがてカフェイン依存を引き起こし(あるいは悪化させ)、さらに頭痛を頻発させる危険もあります。頭痛の最中は血中のアデノシンが上昇します。カフェインにはこの神経伝達物質を“ブロックする”働きがあります。[4]
    • 頭痛を治療する際は、カフェインの摂取を週2回に抑えましょう。[5] とりわけ偏頭痛持ちの人の場合、週2回を超えると、依存症を引き起こす可能性が高くなります。また一方で、日常的にカフェインを大量に摂取している人が急に摂取を止めると、大抵の場合、副作用として頭痛を覚えます(目安として、1日当たりカフェイン200mg以上、またはコーヒー2杯)。[6] これは日常的なカフェインの摂取によって絶えず脳内血管が拡張しているためです。摂取を止めると、開いていた脳内血管が収縮し、その結果頭痛が起こります。カフェインの過剰摂取が頭痛の原因だと思うみなさんは、症状に合わせて摂取量を少しずつ減らしていくことが大切です。[7]
    • 頭痛が頻繁に起こる場合は、できる限り早い段階で、カフェインの摂取をきっぱりと止めるのが賢明です。[8]
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    水分をしっかり摂りましょう。特に最近嘔吐をしたり、二日酔いになった人は、脱水状態による頭痛に注意しましょう。[9] 頭が痛いと感じ始めたら、すぐに大きなグラスに水を注いで飲みましょう。その後は、1日かけて少しずつ水分を摂るように心がけましょう。きっと時間とともに痛みが引くのが分かるはずです。
    • 男性のみなさんは、少なくとも1日コップ13杯(3リットル)の水を飲みましょう。女性のみなさんは、少なくとも1日コップ9杯(2.2リットル)の水を飲みましょう。 日常的に運動をしている人や、高温多湿の地域にお住まいのみなさん、嘔吐や下痢を伴う病気にかかっているみなさん、または授乳中の女性は、さらに大量の水分摂取が必要です。[10] あるいは、1日当たりに必要な水分摂取量を体重から計算することもできます。毎日、体重1kgにつき30~60mlの水を飲むように心がけましょう。[11]
    • すでに頭痛を覚えている時は、あまり冷たい水を飲んではいけません。人によっては、極度に冷たい水や氷は偏頭痛を引き起こします。すでに偏頭痛持ちの人であれば、なおさら注意が必要です。[12] 飲料の温度はできるだけ室温に合わせましょう。
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    静かで暗い場所を見つけて休憩を取りましょう。できれば、少なくとも30分ほどは横になって体を休めましょう。ブラインドを閉め、部屋の電気を消して呼吸を安定させましょう。[13] 感覚に対する刺激を減らせば、体がリラックスし、症状を和らげることができます。
    • 静かで落ち着いた環境に身を置くには、周りの協力も必要です。人がいる場所で体を休めるしかない場合は、頭痛持ちであることを周りの人に説明したうえで、できるだけ静かにしてもらい、くれぐれも休憩の邪魔をしないように頼んでおきましょう。前もって事情を説明しておけば、後々厄介な揉め事を避けることができます。できれば、少しの間仮眠を取ると良いでしょう。
    • ベッドやソファーは、首筋に負担をかけずに頭部を支えることができる快適なものを選びましょう。首の片側が伸び、もう片側が窮屈に曲がっている場合は、頭と首全体をまんべんなく支えられるように体の向きを調整しましょう。
    • 部屋の明かりを調節しましょう。たとえ盲目の人であっても、光は頭痛を悪化させます。照明の明るい光を避けましょう。[14]アイマスクを装着して光を遮断するのも良いでしょう。
    • 室内の温度も調節しましょう。涼しい部屋でないとリラックスできない人もいれば、常に毛布やヒーターを必要とする人もいます。快適な休息のために、できるだけ夜に就寝する時と同じ環境を再現しましょう。
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    「段階的筋弛緩法」を試してみましょう。段階的筋弛緩法は頭痛を緩和するのに役立ちます。[15] その他、軽いヨガや瞑想といったリラクゼーションのための運動も効果的です。
    • 楽な体勢で横になります。目を閉じて深く息をしましょう。
    • 額(ひたい)から順番に、5秒間ずつ、すべての部位の筋肉に力を入れていきます。
    • 筋肉を緩め、それまでの緊張を解いてリラックスするように意識します。
    • 同じ要領で、次の部位に移ります。筋肉を緊張・弛緩できる部位は上から順に、額、目と鼻、唇・頬・顎、手、腕、肩、背中、胃袋、臀部、太腿、足、爪先となります。 [16]
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    冷湿布を当てましょう。柔らかく冷たい湿布には血管を収縮させて炎症を抑える効能があるため、額と目に当てれば頭痛を和らげることができるでしょう。[17] これは痛みがこめかみや副鼻腔に集中している場合には特に効果的です。
    • 布巾を冷水で濡らし、額の上に置きます。布巾が徐々に温かくなって不快に感じ始めたら、もう一度冷水に浸して使いましょう。
    • 場合によっては、さらに効き目の強い湿布を用意しましょう。濡れた布巾を密閉したビニール容器に入れ、冷凍庫で30分ほど冷やします。取り出してそのまま額の上に置けば、持続時間の長い冷湿布になります。単に冷水で濡らすよりも冷たく、またビニール容器のおかげで肌が濡れる心配もありません。[18]
    • ストレス、不安、または筋肉痛に起因する「緊張性頭痛」の場合、冷湿布以上に、熱いシャワーまたは温湿布が痛みを緩和するのに効果的です。[19]
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    顔や頭皮のマッサージをしましょう。とりわけ緊張性頭痛にお悩みのみなさんは、マッサージで血行を改善し、筋肉をほぐして頭痛を解消しましょう。緊張性頭痛は、姿勢の悪さ、顎の力み、筋肉の緊張など、様々な原因で起こります。不安や憂欝もまた緊張性頭痛の要因となります。[20]
    • 親指を両側のこめかみに当てます(耳の上部と目尻の間にある軟らかい箇所がこめかみです)。しっかりとこめかみを押さえながら、額の真ん中へ向かって小さな円を描くように親指を回します。[21]
    • 副鼻腔炎(蓄膿症)や偏頭痛の場合は、鼻筋を軽くマッサージするのが効果的です。
    • 頭皮マッサージをしましょう。熱いシャワーを浴びて髪にシャンプーを付ける際に、頭皮を入念にマッサージしましょう。また、髪が乾いている時は、指に少量のココナッツオイルやアルガンオイルを付けて頭皮を擦るのも効果的です。
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    首や肩のマッサージをしましょう。首や肩の凝りもまた緊張性頭痛を引き起こします。[22] 幸い、緊張性頭痛は最も頻度の高い頭痛であると同時に、最も治療しやすい頭痛でもあります。
    • 首や肩のマッサージをする場合は、まず腰を下ろし、手を肩に乗せて指を肩甲骨に向けます。
    • 息を吐き、首をリラックスさせて頭を後ろに傾けます。指に力を入れて肩の筋肉を圧迫します。筋肉をしっかりと押さえながら、頭蓋骨の下部分に向けて小さく円を描くように指を回します。
    • 頭の後ろで指を組みます。そのまま頭を前に傾け、腕の重さを利用して首や肩の筋肉を慎重に伸ばします。
    • テニスボールまたはラケットボールを2つ用意して靴下の中に入れます。水平な床に仰向けになり、ボールの入った靴下を頭蓋骨の下、ちょうど首の付け根に置いてリラックスします。最初は副鼻腔に圧迫を感じたり、多少の不快感を覚えるかもしれませんが、やがて収まります。これは特に副鼻腔炎による頭痛に効果があります。
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    首のエクササイズをしましょう。首のストレッチやトレーニングは慢性的な頭痛の解消に効果的ですが、その場で症状を緩和するのにも役立ちます。[23] 以下の手順に従い、簡単な首のストレッチをしてみましょう。[24]
    • 肩を動かさずに、ゆっくりと顎を胸に付けます。首の後ろ側の筋が伸びるのを感じるはずです。その後、頭を元の位置に戻します。
    • 左右どちらかの方向に、ゆっくりと首を回します。15~30秒間そのままの体勢を維持します。正面を向き直します。今度は逆の方向に首を回します。再び正面を向きます。
    • 耳を肩に付けるつもりで首を傾けます(ただし、つられて肩を上げないように注意しましょう)。15~30秒間、そのままの体勢で我慢します。頭を元の位置に戻します。逆の方向にも首を傾けて、15~30秒間体勢を維持しましょう。
    • 痛みを感じたら止めましょう。必要であれば何度かエクササイズを繰り返しましょう。
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    指圧を試してみましょう。特にみなさんの頭痛が筋肉痛やストレスから来るものであれば、指圧で筋肉をほぐして痛みを緩和できるでしょう。[25] 適切な方法で首・肩・手のツボを刺激すれば、頭痛の解消にとても効果的です。
    • まず耳の真後ろにある「乳頭骨」を触り、首筋を辿って頭蓋骨と首の筋肉の境目を探りあてましょう。深呼吸をしながら、その部分を4~5秒間強く圧迫します。[26]
    • 肩の筋肉のツボはちょうど首と肩の端の中間にあります。逆の手を使って(右手を左肩に、左手を右肩に)、両肩の筋肉を掴みます。4~5秒間、人差し指で下向きに強い力を加えましょう。[27]
    • 人差し指と親指の間にある軟らかい箇所をマッサージします。しっかりと押さえながら、4~5秒間、円を描くように擦りましょう。ただし、妊娠中は、陣痛を誘発する場合もあるので、避けたほうが良いでしょう。[28]
    • 靴下にピンポン球をいくつか入れ、椅子に腰掛けた際に背中と背もたれの間に挟んでツボを刺激するのも効果的です。
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    各種リラクゼーション法を実践しましょう。痛みを緩和するための数々のトリックが世界中で実践されています。頭痛の最中は、新しいことを学ぶのに躊躇する必要はありません。少しでも楽になる方法があれば、それを継続しましょう。人気の高いリラクゼーション法には以下のようなものがあります。
    • 瞑想
    • 祈り
    • 深呼吸
    • 心的イメージ
    • サウンドセラピー(例えば、バイノーラルビートを聴く)
    • 気持ちを落ち着かせましょう。熟睡ができればそれに越したことはありません。
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    呼吸法を実践しましょう。時として、呼吸が妙薬となることもあります。呼吸といっても、この場合、深呼吸をしてリラックスすることを意味します。深く安定して息をすれば、緊張がほぐれ、体をリラックスできると同時に、数分のうちに頭痛を緩和することもできるでしょう。 [29]
    • 静かで、涼しく、暗い場所を見つけましょう。
    • 体を楽にしましょう。横になるか、または楽な姿勢で座り、窮屈な服装は脱ぐか、または緩めておきましょう。
    • 鼻からゆっくりと息を吸い込みます。肺に空気が溜まるにつれて、お腹が膨らむのが分かるはずです。[30] 2~3秒息を止めた後、今度は口からゆっくりと息を吐き出します。肺を空にするつもりで吐き出しましょう。

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生薬を使う

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    生薬の使用には注意が必要です。頭痛に効き目があるとされる生薬が数多く出回っていますが、他の生薬と同様に、常に副作用やアレルギーの可能性があることを理解しておきましょう。また、使用する時と場合を間違えると、深刻な健康被害をもたらすことがあります(例えば、妊娠中、すでに病気にかかっている場合、など)。往々にして生薬の効能には科学的な裏付けがなく、厚労省や薬局方の承認を受けていない生薬も少なくありません。
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    ハーブ療法を試してみましょう。一定量の有効成分が配合された標準的なサプリメントを購入しましょう。頭痛の解消に効果的とされるハーブがいくつかあります。[31] ただし、これらのハーブの効能については、様々な観点から科学的な証明が試みられ、研究結果も多数発表されていますが、未だ専門家による見解の一致が見られないのが実情です。その他の治療と同じく、慎重に摂取したうえで、不快な副作用があれば直ちに服用を中止しましょう。[32]
    • フキ: いくつかの研究によると、フキには偏頭痛の頻度を下げる効果があることが分かっています。1日25mgのカプセル2錠を12週間にわたって服用すれば、偏頭痛の頻度を最大で60%下げることができます。ちなみに、フキを生のまま食べてはいけません。天然のフキには強い毒性があり、カプセルに加工する際に毒素が取り除かれます。[33]
    • ショウガ: 頭の痛みを軽減するとともに、ショウガには、吐き気や嘔吐といった深刻な頭痛の副作用を抑える効果もあります。アメリカ神経学会(AAN)の報告によると、偽薬と比較した場合、濃縮タイプのショウガサプリのほうが頭痛の緩和に高い効果が期待できます。[34]
    • コリアンダー: コリアンダーの種は、頭痛の原因となる炎症を抑える目的で使用されます。種をそのまま噛むか、または食べ物や飲み物に入れて摂取しましょう。あるいは、濃縮したエキスとして飲むこともできます。 [35]
    • ナツシロギク: ナツシロギクは、カプセルや錠剤として、またはハーブティーとしても摂取が可能です。あるいは、そのままサンドイッチに挟んで食べても良いでしょう(ただし、苦味があります)。ナツシロギクの効能もまた研究者の議論の的ですが、この薬草は何世紀にもわたって偏頭痛の治療に使われてきました。試してみる価値はあるでしょう。[36] 強い副作用はありませんが、場合によっては、舌の痛み、口内炎、吐き気、消化不良、膨満感などを覚えることがあります。また、長期にわたる摂取の後に使用を止めると、睡眠障害や頭痛が起こることもあります。
    • ヤナギ: ヤナギは300mgの錠剤に使われ、1日2錠の服用で偏頭痛の頻度を下げることができます。 [37]
    • ハーブティー: パッションフラワー、ローズマリー、またはラベンダーのハーブティーを煎れて頭痛を和らげましょう。ペパーミントティーやカモミールティーも体をリラックスさせるのに効果的です。[38]
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    アロマセラピーを試してみましょう。アロマセラピーには様々な種類がありますが、一般的に、頭痛の治療には、ラベンダー、マジョラム、カモミールといったアロマオイルが使われます。首のマッサージに使ったり、風呂に入れながら、その豊かな香りを楽しみましょう。 [39]
    • ローズマリーオイル5滴、ナツメグオイル5滴、ラベンダーオイル5滴をオリーブオイルまたはココナッツオイルのようなキャリアオイルに加えます。首や背中に塗ってマッサージをすれば、ストレスや痛みを和らげることができるでしょう。
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    食事療法を試してみましょう。栄養不足もまた頭痛の原因となるため、食事がしっかり摂れているかを確かめましょう。みなさんが口にする食品や飲料の中には頭痛を引き起こすものもあります(赤ワイン、化学調味料、チョコレートなどは頭痛と密接な関係があります)。[40] 普段口にするものに注意を払い、特定の食品に頭痛を引き起こしている疑いがあれば、直ちに摂取を止めましょう。その一方で、中には、頭痛の治療に効果的な食品もあります。
    • アーモンドを食べましょう。アーモンドに含まれるマグネシウムには血管を広げ、頭痛を緩和する働きがあります。他にもマグネシウムを豊富に含んだ食品として、バナナ、カシューナッツ、アボカドなどがあります。 [41]
    • 辛い物を食べましょう。スパイシーな食べ物が頭痛にどの程度の効果があるのかは、人によって、また頭痛の種類によっても違います。とりわけ副鼻腔炎による頭痛の場合、辛い食べ物が鼻詰まりを和らげ、呼吸がしやすくなるため、頭痛を緩和することができるでしょう。[42]
    • ホウレンソウを食べましょう。ホウレンソウは実に栄養価が高く、進んで摂取すれば将来の健康維持に大いに役立ちます。ホウレンソウには血圧を下げる働きがあるため、特に二日酔いによる頭痛の解消に効果的です。サラダやサンドイッチには、レタスの代わりに新鮮なホウレンソウを使いましょう。 [43]
    • カフェインの入った飲料を飲みましょう。カフェインは血管を収縮させ、頭痛を軽減することができます。人によっては、カフェインの過剰摂取は偏頭痛を引き起こすため、コーヒーの代わりに比較的カフェインの含有量が少ない紅茶を試してみましょう。 [44]

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生活習慣の改善

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    睡眠をたっぷり取りましょう。“睡眠衛生(スリープハイジーン)”という言葉があります。長時間の質の高い睡眠は、心身を健康にし、頭痛の発生を抑えることにつながります。成人の場合、毎晩少なくとも7~8時間の睡眠が必要です。[45] 現在、睡眠に支障を来たしているみなさんは、ぜひ以下の方法を試してみましょう。
    • 就寝前にスクリーン(テレビやパソコンのモニターなど)を観る時間を減らしましょう。
    • ベッドは、就寝時やパートナーとの親密な時間にのみ使いましょう。
    • できるだけ夕方以降のカフェインの摂取は控えましょう。
    • 部屋の照明を少しずつ暗くしながら、就寝に向けて体を慣らしていきましょう。
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    強い香りを避けましょう。[46] 香水、石鹸、ローションのような芳香剤は素敵な体臭を演出しますが、同時に、強い香りは頭痛の原因ともなります。できれば家族やパートナーといった身近な人にも協力してもらい、みなさんで無臭の衛生用品に切り替えましょう。また、リビングや仕事場にある空気清浄器の匂いが気になる場合は、電源を切るか、または処分しましょう。
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    食生活を変えましょう。食生活を変えたからといって直ちに頭痛を緩和できるわけではありませんが、長い目で見れば頭痛の要因を取り除くことができます。どの部分を改善すべきか分からない時は、かかりつけの医師または栄養士に相談しましょう。 [47]
    • 特定の食品に対してアレルギーがある場合は、直ちに摂取を止めましょう。
    • カフェインの摂取量を減らしましょう。カフェインは頭痛を誘発します。もっとも、カフェインの摂取を止めた直後は、一時的な頭痛に襲われることがあります。しかし、ひとたびこの離脱状態を乗りきれば、すっきりとした気分で毎日を過ごせるでしょう。
    • 頭痛を引き起こす可能性のある食品の摂取は極力控えましょう。グルタミン酸ナトリウム、亜硝酸塩や硝酸塩(塩漬肉)、チラミン(熟成チーズ、ワイン、ビール、精肉)、亜硫酸塩(ドライフルーツ、香辛料、ワイン)、サリチラート(紅茶、酢、いくつかの果物)などの成分の入った食品には特に注意が必要です。[48]
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    運動器系に問題があれば早急に治療しましょう。首または背骨の歪み、姿勢の悪さ、筋肉の緊張などは痛みの原因となるため、矯正が必要になります。ストレッチ、ヨガ、ピラティスといったエクササイズによる矯正も可能ですが、まずは理学療法士や指圧師(カイロプラクター)にみなさんの筋骨格の状態を診てもらい、適切な治療を受けましょう。
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    ヨガをしましょう。ヨガは筋肉や関節の緊張をほぐし、頭痛を緩和するとともに、再発の予防にもなります。首回しやリラクゼーションヨガを日常的に実践しましょう。
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    仕事場の環境を整えましょう。仕事中の無理な体勢が頭痛を引き起こしていることも考えられます。デスクの位置やパソコンの使い方を人間工学的観点からもう一度見直しましょう。みなさんの体のサイズに合わせて、デスクの高さやモニターまでの距離を調整しましょう。[49]
    • 仕事の最中は首をニュートラルな位置に固定しましょう。パソコンやその他デジタル機器を使用する際、つい猫背になり、首を前に突き出して脊椎が歪んだ姿勢で仕事を続ける人も少なくないでしょう。首がいつも前屈しているようであれば、パソコンの位置を調整し、背筋を伸ばしたまま視線を真っ直ぐ前に向けられるようにしましょう。
    • デスクワークやパソコンでの作業が長時間続く場合は、定期的に休憩を入れましょう。1時間ごとにデスクから視線を外し、数分間遠くを見たり、その場で簡単なストレッチをしましょう。
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    複数の医療専門家を当たりましょう。頭痛の原因は様々です。症状が一向に改善しない場合は、他に健康上の問題があるのかもしれません。専門家に原因を突き止めてもらいましょう。
    • 歯医者に行きましょう。歯の「食いしばり」、顎のズレ、虫歯、膿瘍、抜歯後の感染はいずれも頭痛の原因となります。
    • 眼鏡士に相談しましょう。適切な診断を受けずに眼鏡をかけている場合、みなさんの頭痛の原因は眼精疲労かもしれません。
    • 耳鼻咽喉科に行きましょう。感染症、ピアスの穴、その他耳、鼻、喉に問題があれば頭痛の原因となります。
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    気持ちを落ち着かせましょう。怒り、苛立ち、フラストレーションなどが蓄積すると、気持ちの抑えが利かなくなり、やがては頭痛を引き起こします。不安、ストレス、憂欝もまた頭痛の原因となります。必要であれば、専門家によるカウンセリングまたはその他の心療の助けを借りて自身の感情をコントロールする術を身に付けましょう。心の病は確実にみなさんの日常生活を蝕みます。[50]
    • 顎の力みや歯ぎしりの自覚がある場合は、できるだけあくびをして顔の緊張をほぐしましょう。
    • 試験、結婚、運転免許試験といった大事の前にはリラクゼーションエクササイズをしましょう。
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    頭痛日記を付けましょう。ストレスのかかる仕事が長時間続いた後や、人付き合いがうまくいかなかった時、特定の食品を摂取した後、あるいは生理が始まった時などに頭痛を覚えたことを記録しておけば、頭痛が起こるパターンを把握することができます。頭痛を直接引き起こしている原因が分かれば、頭痛を未然に防ぐ手立てを考えることもできるでしょう。
    • これは医師が診断を下す際にも有益な情報となります。診察を受けに行く時は、必ず頭痛日記を持参しましょう。
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    喫煙を止めましょう。みなさんが喫煙者であれば、きっと喫煙が頭痛を悪化させているに違いありません。煙草の煙には、一酸化炭素を始め、頭痛の原因とされる成分が多分に含まれています。ニコチンもまた血管を収縮させて頭痛を引き起こすとともに、肝機能を阻害して頭痛薬の効き目を低下させます。[51] とりわけ「群発頭痛」を抱えている人、または一日中決まった周期で激しい頭痛に襲われている人は、喫煙を止めれば頭痛の頻度を下げることができるでしょう。[52] 研究によって、煙草を止めると頭痛の頻度が半減することが分かっています。
    • 頭痛は二次喫煙によっても起こります。煙草の煙が苦手な人やアレルギーのある人は特に注意が必要です。たとえ煙草を吸わなくても、煙草の煙が充満した場所にいれば頭痛を引き起こす可能性があります。

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頭痛の予防

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    まずは頭痛の種類を特定しましょう。頭痛のほとんどは緊張性か、または生活習慣に起因するもので、取り立てて深刻な病の症状ではありません。そうはいっても、激しい痛みに苛まれて仕事が全うできないとなれば厄介です。頻発性の頭痛、激しい頭痛、鎮痛剤の効かない頭痛、他の症状を伴う頭痛が起こる場合は、直ちにかかりつけの医師や医療専門家の診察を受け、適切な診断を仰ぎましょう。頭痛には様々な原因があり、自力で症状が改善しない場合はしかるべき医療処置が必要になります。
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    ストレスを減らして緊張性頭痛を予防しましょう。緊張性頭痛は最も一般的な頭痛です。 通常、他の頭痛に比べてそれほどの痛みはありませんが、痛みが数時間、場合によっては数日間続くこともあります。緊張性頭痛はしばしば筋肉の収縮が原因で起こり、目の裏や額全体に締め付けられるような痛みを覚えるのが特徴です。[53] 原因となる筋肉の収縮を放置していると、頭痛は鈍痛に変わるか、または頻発するようになります。特に不安や憂欝を抱えている場合は、全般的に気分が優れない、といった感覚を覚えます。緊張性頭痛の治療には、鎮痛剤の服用、休息、原因となるストレスの緩和などが効果的です。[54]
    • マッサージ、指圧、リラクゼーション療法を行い、緊張性頭痛を未然に防ぎましょう。 [55]
    • 「話し合い療法」もまた緊張性頭痛の予防および緩和に有効です。カウンセラーや心療医と一緒にみなさんの不安やストレスの原因を究明しましょう。[56]
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    偏頭痛をエクササイズで予防しましょう。偏頭痛は遺伝性の病とも言われていますが、その正確な原因については未だ明らかではありません。[57] 偏頭痛はズキズキした痛みとともに吐き気や嘔吐を引き起こします。また時として、星が見える、物がチカチカする、部分的に視界が暗転する、といった「閃輝暗点」と呼ばれる視覚障害を伴うこともあります。さらに場合によっては、痺れや虚脱感を併発します。偏頭痛は、食物、ストレス、ホルモンバランスの変化、事故、薬剤、その他様々な要因で起こります。偏頭痛には特別な医療処置が必要になるため、繰り返し起こる場合は速やかに医師の診断を仰ぎましょう。[58]
    • 数あるエクササイズの中でも、体の緊張をほぐす有酸素運動は偏頭痛の予防に効果的です。肥満もまた偏頭痛の要因となるため、定期的な運動によって適正体重を維持できれば、偏頭痛の予防につながります。[59]
    • 運動前のウォームアップは大切です!適切なウォームアップを行わずに激しい運動をしたり、急に体を動かすと偏頭痛を引き起こす危険があります。ちなみに、性急な性行為もまた偏頭痛の種です。[60]
    • 適切な水分補給およびバランスのとれた食生活も偏頭痛の症状の改善に効果的です。
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    アルコールやニコチンの摂取を止めて群発頭痛を抑えましょう。群発頭痛もまた発病のメカニズムが明らかではないため、残念ながら、最初の発症を未然に防ぐ術はありません。[61]群発頭痛は最も激しい痛みを伴う頭痛の一つで、目の周り(通常頭の左右どちらか一方)に集中的な痛みを覚えます。さらに、瞼が重い、鼻水・涙が止まらない、といった症状を伴う場合もあります。[62] このような深刻な頭痛が現れた時は、直ちに医師の診断を仰ぎ、適切な治療を受けましょう。群発頭痛の症状を緩和するための薬剤や治療法はたくさんあります。[63]
    • ニコチンやアルコールの摂取を避け、将来的な群発頭痛の危険を減らしましょう。もっとも、すでに群発頭痛を発症している最中であれば、目立った効果は期待できないかもしれません。[64]
    • 酸素マスクによる「酸素療法」は群発頭痛の治療に極めて有効とされています。[65]
    • 研究によれば、就寝前に10mgのメラトニンを服用すると、群発頭痛の発症頻度が低下することが明らかになっています。[66] 群発頭痛は睡眠周期が乱れると発症しやすくなるため、規則正しい睡眠は非常に大切です。[67]
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    鎮痛剤の服用に注意して薬物乱用頭痛を防ぎましょう。薬物乱用頭痛(MOH)または「リバウンド頭痛」は、(通常、緊張性頭痛の治療のために)長期的にわたって鎮痛剤を服用した後の離脱症状が原因で起こります。薬物乱用頭痛は根治が可能です。ほとんどの場合、鎮痛剤の服用を止めれば、数日のうちに頭痛は収まるはずです。薬物乱用頭痛と緊張性頭痛の症状は似通っています。[68]
    • たとえ市販の鎮痛剤であっても、週に2、3日以上の頻度で服用してはいけません。深刻な痛みに耐えられず、さらに鎮痛剤が必要な場合は医師に相談しましょう。[69]
    • 市販の鎮痛剤の服用は、月15日以下の頻度に抑えましょう。[70]
    • コデイン、モルヒネ、ヒドロコドン、[71]ブタルビタール(フィオリセット、エゾル、フレニリンなど)[72]といったアヘン性鎮痛剤または催眠剤の服用は禁物です。
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    水分補給で二日酔い頭痛を予防しましょう。ご存知の通り、二日酔い頭痛は極めて一般的な頭痛です。試算によると、アメリカ国内の二日酔い頭痛による生産性の年間損失総額は1480億ドルに上ります(病欠、仕事量の著しい低下など、二日酔いとあれば仕方ありません)。[73] 二日酔い頭痛になるとズキズキした痛みや吐き気を覚え、とにかくひどい気分で一日を過ごさないといけません。二日酔い頭痛を予防する唯一の方法はアルコールを口にしないことにつきますが、水分をたっぷり摂れば翌日の二日酔いの症状も少しは和らぐでしょう。
    • 大ざっぱな目安として、摂取したアルコールの4倍の水(またはノンアルコール、ノンカフェインの飲料)を飲みましょう。一般的なカクテルの場合、1杯につき大体30~60mlが酒類です。したがって、カクテル1杯につき、大きめのグラス1杯分の水を飲む計算になります。[74]
    • その他、スポーツドリンクやだし汁でも効果はあります。アルコール(当たり前ですが)やカフェインの入った飲料は避けましょう。アルコールやカフェインには利尿作用があり、あっという間に脱水状態になります。
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    自身の体質を理解してアレルギーまたは食品による頭痛を防ぎましょう。アレルギーや過敏症は深刻な頭痛とともに、しばしば鼻水、涙目、痒みまたは火照りといった症状を引き起こします。花粉症のような季節性のアレルギー疾患は抗ヒスタミン剤による治療が可能です。また、食物アレルギーや過敏症も頭痛を引き起こします。頻発性の頭痛とともに、痒みまたは涙目といった症状が現れる場合は、医療専門家によるアレルギー検査を受けましょう。検査では、各種アレルギーを引き起こす物質(トリガー)を皮膚に付着させ(もちろん安全に配慮したうえで)、みなさんの頭痛がアレルギーによるものかどうかを調べます。[75]
    • 化学調味料の主成分であるグルタミン酸ナトリウム(MSG)は時として頭痛を誘発します。グルタミン酸ナトリウムに対して過敏症がある場合、顔面の圧迫感、胸の痛み、上半身・首・肩の火照り、そして頭のズキズキした痛みが症状として現れます。肉類に含まれる亜硝酸塩や硝酸塩は軽度の頭痛から、場合によっては深刻な頭痛まで引き起こすことがあります。[76]
    • アイスクリームを一気に食べたり、冷たい飲料を急いで飲んだ時などに、キンキンするような頭痛を覚えた経験は誰しもあるでしょう。「アイスクリーム頭痛」とも呼ばれるこの手の頭痛は、深刻な痛みを伴うものの、ほんの数分で収まります。
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    パーソナルケアを見直しましょう。時として頭痛は、眼精疲労、空腹、首または肩の凝りによって起こります。さらに、特定のヘアスタイルも頭痛の原因となり得ます(例えば、きつく縛ったポニーテールや、耳の後ろを圧迫するヘッドバンド)。これらの頭痛の症状は緊張性頭痛のそれとよく似ています。仕事場の机やモニターを適切な位置に調整したり、タイトなポニーテールや団子ヘアをほどいて髪を下ろすなど、これまでの習慣を少し変えるだけでこれらの頭痛は十分に予防できます。[77]
    • 頭痛を防ぐには、毎日決まった時間に食事を摂ることも大切です。不規則な食生活は血糖値を下げ、深刻な頭痛や吐き気を引き起こします。[78] 精製食品の摂取を極力控えて頭痛の頻度を下げれば、毎日を気分良く過ごせるでしょう。
    • 規則正しい睡眠を心がけましょう。毎晩少なくとも7~8時間の睡眠を取りましょう。[79]

ポイント

  • 髪を上げているみなさんは、縛ったポニーテールや三つ編みをほどいて髪を下ろしましょう。
  • アイスパックや冷凍野菜をタオルに包んで痛みのある箇所に当てましょう(額、背中、首など)。ただし、冷たいものを直接肌に当ててはいけません。
  • 頭痛のある時は、遠慮なく周りの人から離れて休憩を取りましょう。無理をして活発に談笑していれば、さらに症状は悪化します。会話に参加するのは、休憩を取ってからでも良いでしょう。
  • 眼鏡が必要な人は、書類に目を通したり、細かい作業をする際は必ず着用するようにしましょう。眼鏡を掛けずに作業をすると頭痛が起こる場合もあります。
  • アイスキューブを湿布代わりにしてはいけません。角が肌に食い込むと痛みが起こります。 冷凍直後でも軟らかく肌触りの良いアイスパックを使いましょう。
  • あらゆる観点から生活習慣を見直し、体の緊張や頭痛を引き起こしている要因を特定しましょう。食事、強い光、アルコール、エクササイズ、ストレス、環境の変化、睡眠障害、激しい運動など、すべてが「誘発因子」となり得ます。要因を特定できれば、それらと上手く付き合う方法を考えてストレスまたは緊張に起因する症状を軽減することができます。
  • 人によっては、電球型蛍光灯が頭痛を引き起こすこともあります。電球型蛍光灯の近くで作業をするたびに頭痛を覚える場合は、白熱灯やLEDに交換しましょう。
  • 頻発性の頭痛を抑えるには、規則正しい睡眠が不可欠です。
  • 緊張性頭痛のある時は、液晶やテレビの画面を避けましょう。また、本や書類を読むのも控えたほうが良いでしょう。細かい文字を目で追うと症状が悪化する恐れがあります。
  • アドビルなどの鎮痛剤が手元にない場合は、アーモンドで代用できます。10~12粒食べれば3分ほどで気分が良くなるでしょう。
  • 休息・鎮痛薬・睡眠のいずれも効果がない場合は、軽い食事を摂り、オレンジジュースを飲んでみましょう。痛みから意識を逸らすのも頭痛への有効な対処法です。
  • 近くにある電子機器の電源をONにしておく必要がある場合は、画面の明るさを調節して暗くするか、またはスクリーンを閉じましょう。必要でない場合は、半径4m以内のすべての電子機器の電源を切り、コードも抜いておきましょう。
  • 少なくとも20分は仮眠を取りましょう。
  • 目を閉じて深く息を吸い込み、その後すべての空気を吐き出しましょう。
  • ほとんどの頭痛は水分不足をきっかけに起こります。頭痛を感じ始めたら、直ちに水を飲んで体の水分を補いましょう。
  • 冷たいペーパータオルを頭に当てましょう。
  • 休息をしっかり取りましょう。仮眠は頭痛の緩和に有効です。快適で静かな場所を見つけましょう。
  • 冷たい水を飲んで痛みを軽減しましょう。
  • 頭のマッサージをしましょう。
  • お子さんが頭痛を覚えた時は、子供用のアドビルを飲ませ、5~10分ほど横に寝かせましょう。
  • 静かで暗い場所に横になり、呼吸に意識を集中しましょう。
  • 髪を耳の真上あたりまで優しく引き上げましょう。頭痛を軽減できます。
  • ハーブティーを飲みましょう。ハーブティーは健康的で、通常は副作用もありません。ハーブティーで効果がなければ、スポーツドリンクのような電解質の入った飲料を試してみましょう。
  • 頭痛には水分が良薬となります。頭痛を感じ始めたら、コップ2~5杯の水を飲みましょう。
  • スマホなどの明るい画面を長時間覗き込まないようにしましょう。頭痛を引き起こしている原因かもしれません。
  • 頭痛のある時は高く跳んではいけません。痛みをさらに悪化させます。

注意事項

  • 腫瘍は頭痛を引き起こします。もっとも、頭痛が起こったからといって、腫瘍があるとは限りません。通常、腫瘍による頭痛は、痺れ、四肢の虚脱感、言語不明瞭、視界不良、癲癇(てんかん)、人格変化、平衡機能障害、歩行困難などの症状を伴います。このような症状を自覚した時は、早急な医療処置が必要になります。
  • 家庭療法を試みる際には注意が必要です。かえって症状を悪化させる前に、まずはかかりつけの医師に相談したほうが良いでしょう。頭痛が悪化したり、他の症状が現れた時は、直ちに止めて医師に連絡しましょう。
  • 避妊薬や抗うつ剤といった薬剤も頭痛を引き起こすことがあります。それらの薬剤を定期的に服用している最中に頭痛を覚える場合は、医師に相談しましょう。頭痛は薬剤の副作用か、あるいはさらに深刻な病の兆候かもしれません。
  • 事故で頭部に外傷を受けた後に頭痛に悩まされることがあります。そのような場合は、脳震盪、頭蓋骨骨折、脳内出血などの疑いがあるため、早急な医療処置が必要になります。
    • 事故または衝撃的な事件によって「外傷後頭痛」が起こる場合もあります。このような頭痛の治療は極めて難しく、専門の訓練を受けたカウンセラーや精神科医の助けが必要になるでしょう。外傷後頭痛からの回復には長い時間がかかります。
  • 動脈瘤は「雷鳴頭痛」と呼ばれる激しい痛みを伴う頭痛を引き起こし、しばしば、首の凝り、複視(物が二重に見える)、意識喪失といった症状を併発します。直ちに救急処置を受けましょう。この場合、手術および血圧調節以外に治療法はないでしょう。[80]
  • 市販薬の服用には注意が必要です。市販薬であっても、使用法を間違えると深刻な健康被害を引き起こします。必ず使用上の注意に従って適量を服用しましょう。できるだけ少量を服用するに越したことはありません。[81]
  • 潰瘍、胃腸の異常、消化不良、喘息がある場合は、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)を服用してはいけません。代表的な非ステロイド系抗炎症剤として、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン(アリーブ)、ケトプロフェン(オルジス)などがあります。 [82]

出典

  1. http://www.drugs.com/pro/ibuprofen.html
  2. http://www.americanheadachesociety.org/assets/1/7/Stephen_Silberstein_-_Medication_Overuse_Headache.pdf
  3. http://www.mayoclinic.org/symptoms/headache/basics/when-to-seerem-doctor/sym-20050800
  4. http://www.achenet.org/resources/caffeine_and_migraine/
  5. http://www.achenet.org/resources/caffeine_and_migraine/
  6. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/tension-headache/in-depth/headaches/art-20047631
  7. http://www.achenet.org/resources/caffeine_and_migraine/
  8. http://www.achenet.org/resources/caffeine_and_migraine/
  9. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14979888
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記事の情報

この記事はJulia Bowlin, MDが共著しています。 ボウリン医師はオハイオ州に住む家庭医です。1993年にライト州立大学の医学部、「Boonshoft School of Medicine」から医学博士号を授与されています。

カテゴリ: 健康

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