風邪やインフルエンザを予防する方法

共同執筆者 Shari Forschen, NP

この記事には:良い衛生習慣を行う免疫力を高める初期症状を手当する14 出典

ひとたび風邪やインフルエンザに感染すると治すためにできることは多くありません。他の様々な病気と同様に、予防こそが最良の「治療」と言えるでしょう。衛生習慣や食生活、生活習慣に注意して免疫力を高めるとウィルス感染を予防できます。また、症状の出始めに適切な処置をすれば病気の悪化を避けられることもあります。

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良い衛生習慣を行う

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    手を洗います。しっかりと頻繁に手を洗うことは、風邪やインフルエンザを予防する最も簡単で効果的な方法の一つです。 手洗いによって細菌や風邪・インフルエンザウイルスが人のいる場所や触る場所に蔓延するのを防ぎましょう。
    • 手を水で濡らす前に石鹸をつけます。爪の間や指間、手の平と甲にも注意して20秒くらい力強くこすりましょう。[1]
    • 流水で流し、清潔なタオルで手を拭きます。[2]
    • 石鹸や水のない場所では、ハンドサニタイザーを利用しましょう。
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    鼻と口を覆います。咳やくしゃみをするときは、手やティッシュで鼻と口を覆いましょう。
    • 腕を曲げてひじの内側で鼻と口を覆い咳やくしゃみをすると、自分の手を汚さず周囲に細菌を拡散しない良い方法です。
    • 使用済みのティッシュはすぐに捨て、手を洗います。また、手に咳やくしゃみをした場合はすぐに洗いましょう。
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    人ごみを避けます。風邪やインフルエンザは感染力が非常に強く、通常は人が集まる場所で広がります。人ごみや、人の密集した場所を避けるとウィルスに触れる可能性が少なくなります。
    • 人ごみで物を触ったら手を洗います。例えば、ドアの取っ手(特にトイレのドアの取っ手)などは風邪やインフルエンザウィルスが付着していることが多い場所です。
    • 具合の悪いときは、少なくとも1日は外出しないようにしましょう。風邪やインフルエンザウィルスを拡散することなく、また、外出先で他の病気に感染し症状が悪化する恐れもなくなくなります。
    • 顔、特に口や鼻、目を触らないようにします。
    • 子供の保育園を選ぶときには、病気児童の登園を禁止するなどの明確な規則があり、しっかりとした衛生習慣を行っているか確認しましょう。
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    共有スペースを除菌します。風邪やインフルエンザウィルスは共有スペース、特に洗面所や台所などで広まります。除菌すればウィルスの拡散を防げます。[3]
    • トイレや洗面所のシンク、台所の流しや調理台などに焦点をあてて洗浄します。また、ドアの取っ手も除菌しましょう。
    • 市販の除菌スプレーを使用します。バイバイ菌スプレーのように広範囲の種類のウィルスや病原菌、細菌に効果のある除菌スプレーもあります。
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    使用頻度の高い場所を洗浄します。具体的には、寝室やキッチン、ダイニング、居間、洗面所などです。
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    口腔内の健康を維持します。口の中を清潔に保つことで、微生物が体内に侵入するのを防ぎます。[4]

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免疫力を高める

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    ワクチン接種をします。インフルエンザの治療法はありませんが、ウィルスに対する予防接種を毎年受けることができます。予防接種を受けると免疫力が高くなり、風邪やインフルエンザシーズンの健康状態を予防します。インフルエンザの予防接種については医師に相談しましょう。
    • インフルエンザの予防接種は毎年受ける必要があります。前年の予防接種の効果は、次の年まで持ち越せません。
    • 生後6か月以上であれば、誰でもインフルエンザの予防接種を受けることができます。[5] (65歳以上は肺炎を予防できる、肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP )の接種も受けられます。)
    • 接種箇所が多少痛むのはごく普通のことです。[6]
    • インフルエンザワクチンの経鼻接種を受けることもできます。注射とは異なり経鼻接種では弱毒化した実際のウィルスを体内に送り込むので、接種を受けるには免疫力が高く健康である必要があります。化学療法を受けていたり、臓器移植やヒト免疫不全ウイルスの病気などによって、免疫不全の状態では軽鼻接種を受けることはできません。[7] さらに、免疫不全の患者と常に一緒に過ごしている家族などは軽鼻接種を避けたほうが無難です。
    • 熱、局所や体の痛みなどの副反応が出たら(長く続く場合は特に)医師に報告します。[8]
    • ワクチン接種の記録をもらいます。インフルエンザの予防接種を受けたら、ワクチンの接種記録をもらいましょう。そこには、接種ワクチンの種類や、効果、またインフルエンザの流行を防ぐ方法などについて記載があります。[9]
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    風邪に対するワクチンはありません。インフルエンザと違い、風邪に対するワクチンはありません。風邪を予防する最良の方法は、衛生習慣の実行、健康状態に注意すること、健康的な食生活と定期的な 運動、そして、手洗いなどです。
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    病気の人との接触を避けます。風邪に感染した人や風邪のような症状がある人の周囲や長い時間の接触を避けるようにします。細菌やウィルスが体内に侵入し、病気になるのを防ぐためです。[10]
    • 失礼のないように気を付けて病気の人との接触を避けましょう。例えば、友人や同僚が話しかけたり、出かけようと誘われたら、ただ「ごめんなさい、先約があるので失礼します」などと言って断ります。
    • 感染した人と一緒に住んでいたら、病気が治るまでは同じ場所を一緒に使用しないようにします。
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    自分のものを使用します。病気の人と何も共有しないように気を付けると、ウィルスや細菌が体内に侵入する可能性が低くなるでしょう。
    • 家庭内に感染者がいたら、使い捨ての食器(例えば紙コップやフォーク)を使用する方法もあります。
    • ウィルス拡散のリスクを最小限にするために物に名前を記しておきます。
    • 誰が使ったのかわからない食器などは、熱いお湯かできれば食器洗浄機で洗浄します。
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    代替医療を試します。風邪やインフルエンザの予防や症状緩和に代替医療の効果を信じる人もいます。ビタミンCやエキナセア、亜鉛が風邪やインフルエンザの症状を和らげたり予防するという明確な科学的証拠はないものの、自分に効果があるか試してみましょう。
    • ビタミンC神話は広く普及しているものの、実際は風邪の予防や初期治療に効果があるという証拠はあまりありません。
    • 風邪の初期症状が出たときに、エキナセアを摂取すると症状の緩和や、病気を早く治す効果があります。
    • 風邪の初期症状がでてから数日のうちに亜鉛を摂取すると、症状が緩和できるといった研究結果もあります。
    • 亜鉛入り鼻腔用スプレーの使用は控えます。恒久的な嗅覚障害を起こす恐れがあります。

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初期症状を手当する

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    体が潤った状態を保ちます。水分を多く摂取して熱や痰、鼻水などで失われた体内の水分を補います。
    • 体が潤っていると、気分もすっきりし、症状の悪化を最小限に抑えることができます。
    • 体内を潤った状態に保つためには、女性は1日少なくともコップ9杯、男性は少なくとも13杯の水分を摂取する必要があります。[11]
    • 水分補給には水やジュース、澄まし汁、カフェイン不使用の炭酸飲料やお茶などが適しています。
    • コーヒーやお茶などカフェインの入った飲み物は脱水を促し、症状が悪化する恐れがあるので控えましょう。
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    チキンスープを飲みます。長く民間療法に用いられてきたチキンスープが、風邪の予防や症状の緩和に効果があることが研究で証明されました。チキンスープを飲むと風邪を初期段階で治したり、風邪やインフルエンザの症状を最小限に緩和することができます。スープの湯気だけでも症状を和らげる効果があります。
    • チキンスープを飲むと風邪やインフルエンザで起こる鼻づまりなどの症状が緩和します。 また、脱水を防ぎます。[12]
    • チキンスープには抗炎症効果があります。また、一時的に鼻から鼻水を排除し、ウィルスが鼻の粘膜に接触する時間を減らします。[13]
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    お酒とたばこを控えます。お酒やたばこは風邪やインフルエンザの症状を悪化させます。お酒やたばこを全くやめるか制限すると病気が早く治り、合併症の危険を軽減します。
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    塩水でのどを鎮静します。生理食塩水でうがいをするとのどの痛みが和らぎます。効果は一時的ですが、必要に応じて繰り返すことで炎症を抑えることができます。[14]
    • 30mlのお湯に小さじ半分の塩を溶かして生理食塩水を作ります。
    • 少なくとも1日に2回、塩水を口に含み30秒間うがいをします。風邪やインフルエンザによるのどの炎症を緩和することができます。
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    トローチやスプレーを使用します。緩和鎮痛薬はのどの痛みを抑えます。ユーカリやクスノキの成分が入ったトローチやスプレーを使用すると、風邪やインフルエンザによる鼻詰まりに効果があります。
    • トローチやのどスプレーを2~3時間に1度使用します。
    • のどの麻痺を起こし嚥下障害になる恐れがあるので、トローチをかんだり飲み込まないように注意します。
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    鎮痛薬を服用します。風邪やインフルエンザにかかると、体が痛むことがあります。痛みを緩和するためには市販の鎮痛薬を服用します。また、鎮痛薬を服用すると体がリラックスできるので、風邪やインフルエンザを早く治すのにも効果があります。
    • 体の痛みを抑えるのに、アセトアミノフェンやイブプロフェン、ナプロキセンナトリウムなどを服用します。
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    充分な休息をとります。横になり充分に体を休めると症状が和らぎ、風邪やインフルエンザを早く治すのに効果があります。特に、熱が出たら職場や学校へ行かずに家で休みます。充分に休息をとると同時に、家族や友人、同僚などに感染を拡大する危険を減らします。
    • 少なくとも夜8時間の睡眠をとり、昼寝もしましょう。体力をつけて免疫システムが風邪やインフルエンザウィルスの増殖に抵抗できるようにします。
    • 快適で、暖かく、少し湿度のある(加湿器を使用します)寝室で休むと鼻づまりや咳が緩和されます。

記事の情報

この記事はShari Forschen, NPが共著しています。 シャリ・フォーシェンはノースダコタ州にある医療センター、「Sanford Health」に勤務する正看護師です。2003年にノースダコタ大学にてナース・プラクティショナー(家庭医学専門)の修士号を取得後、正看護師として働いています。

カテゴリ: 健康

他言語版:

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