食物網を描く方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

食物網を自分で描くと、その地域に生息している動物や有機体を深く学ぶことができます。食物連鎖は生態系がいかに直線的に機能しているかを示す一方で、食物網は複数の動物同士が、どのようにしてつながり合っているのかということを視覚的に表します。食物網を描くには、該当する地域を生息地とする一次生産者、雑食性動物、肉食性動物をまず書き出してみましょう。それらを矢印でつなぎ、捕食者と餌の関係を示します。最終的には相関図、あるいは地図が出来上がります。食物網は簡単には描けないこともあるので、焦らないようにしましょう。これが学校の成績に関わる課題なのであれば、最善を尽くしましょう。頑張り過ぎると逆に間違えてしまうかもしれません。この点を忘れないようにしましょう。役に立つ日が訪れるかもしれないので、覚えておきましょう。

パート 1 の 3:
食物網の環境を設定する

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    食物網を描く生息地を選ぶ 世界中のあらゆる動物、植物、あるいは有機体を含めることはできないので、特定の生息地に絞ると良いでしょう。学校の課題であれば教師からどのような生息地を選ぶべきか指示があるかもしれません。特にそういった指示がないのであれば、自分が住んでいる地域の湖、森、小川、浜辺、川、野原などを選んでみましょう。[1]
    • より広範囲に設定するばあいは、「水中」あるいは「砂漠」といった生息環境で絞ってみましょう。さらに「サンタフェ砂漠」のように順次特定していくと、単純な食物網が描きやすくなります。
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    選択した場所に生息する生き物を書き出す 紙を用意し、選んだ場所に生息するあらゆる有機体を考え長い一覧を作りましょう。小さな生き物から植物まで、全て含めましょう。選んだ生息地に関連する科学の本を参照すると作業がはかどるかもしれません。[2]
    • 文字通り全ての生き物が含まれていないとしても、心配する必要はありません。例えば、30分で食物網を完成させなければいけないのであれば、この一覧を書き出すのは最大5分にしましょう。
    • 砂漠を選んだのであれば、様々な種類のトカゲ、サボテン、蛇、クモが挙げられるかもしれません。
    • 広大な海を選んだのであれば、様々な魚、サメ、プランクトンなども含めましょう。
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    大きな紙を用意する この紙に食物網を描きます。食物網は直線状の関係ではないので、含めようとしている動物や植物の数次第では、紙面上にかなりのスペースが必要になります。名前を書くだけでなく、場合によっては絵も描けるような十分な大きさのある紙を選びましょう。紙の他に、パソコンのイラスト作成ソフトなどを使っても良いでしょう。[3]
    • 紙が足りなくなってしまった場合は、文字の大きさを縮小したり、紙の裏側も使うなどして工夫しましょう。
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    食物網に題名をつける 食物網の最上部に大きな文字で題名を書きましょう。何の食物網なのかが一目でわかる題名が理想的です。選んだ生息地の種類が含まれているのが一般的です。
    • 例えば、「砂漠の食物網」、あるいは「海の生命の輪」や「ジャングルの食物網」といった名前を参考にしましょう。
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    描き方(分類、イラストのみ、両方)を決める 統一された方法で食物網全体を描くことが大切です。小さなイラストを含めると見やすいですが、作成により多くの時間を要します。単に学名を用いて分類を行うだけでも十分でしょう。[4]
    • 例えば、食物網に含まれるメンフクロウは「メンフクロウ科」とだけ記しておくことができます。
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パート 2 の 3:
食物網の中に生き物を配置する

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    あらゆる「生産者」を並べる 一次生産者とは、日光と科学的エネルギーの力で自ら食物を作り出すことのできる有機体を指します。つまり食物連鎖や食物網の基本となります。余白を設けながら、それぞれの生産者が重ならないように記しましょう。[5]
    • 例えば、砂漠の食物網であれば、一次生産者としてサボテンが挙げられます。光合成を利用して日光をエネルギーに変えて生きています。
    • 生態系の一次生産者は独立栄養生物とも呼ばれています。
    • 一次生産者を食物網の一番下の層に並べ、視覚的に「基礎」であるということを示す描き方を好む人も少なくありません。ただし、これが唯一の正しい描き方だというわけではありません。それぞれが重ならないよう十分な余白を確保できている限りは、紙面の位置は関係ありません。
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    一次消費者を並べる これが次のステップです。一次消費者とは生産者を餌として生息する生き物を指します。つまり、草食動物です。生産者を描いた時のように複数の一次消費者を書き込みましょう。[6]
    • 自分で一覧にした生き物に目を通し、一次消費者を見つけましょう。「一覧にした生き物の中で生産者を食べるのはどれだろう」と考えてみても良いでしょう。
    • 砂漠の食物網であれば、サボテンや草(生産者)を餌とする一次消費者としてバッタが挙げられます。
    • 食物網は一覧表のような見た目にはならないので、それぞれの生き物の間に矢印を描くための十分な余白がある限りは、どの位置にどの生物群を描いても構いません。
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    二次消費者を加える 二次消費者とは肉食動物そして雑食動物を指します。生き物の一覧に目を通し、当てはまる生き物を紙に自由に加えましょう。[7]
    • 砂漠であれば、ネズミが二次消費者として挙げられます。草とバッタの両方を餌とする雑食動物です。
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パート 3 の 3:
最後の仕上げを加える

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    三次消費者、さらにそれ以降を加える 二次消費者、一次消費者、そして生産者を餌とする生き物を指します。これら三種類に分類される動物の全てを必ずしも餌とするわけではないものの、三次に分類されるには二次消費者を餌とすることが前提です。さらにその先も、三次消費者を餌とする生き物、といったように続いていきます。[8]
    • 三次、四次、と食物網に加える階層に上限はありません。最終的な捕食者(ほとんどの場合が肉食動物)が、その食物網の頂点捕食者となります。
    • 例えば、砂漠の食物網であれば、蛇が三次捕食者として挙げられます。二次捕食者のネズミを餌とするためです。その蛇を餌とするタカは四次捕食者です。
    • 食物網をピラミッドのように描きたいのであれば、生産者を紙の一方の側に書くことから始め、その反対側に捕食者を集まるようにしましょう。
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    デトリタス食者あるいは分解者を加え、より複雑な食物網を作る どちらも死んだ有機体を餌にする生物です。つまり食物連鎖を完結させエネルギーを移動させる役割を担っています。デトリタス食者(毛虫やイモムシなど)は動物の死骸を餌にしています。分解者(バクテリアなど)は、死んだ生物の完全な分解を促します。[9]
    • 分解者の働きは肉眼では見えませんが、食物網で重要な役割を担っています。
    • こうした有機体を、好きな位置に書き加えましょう。
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    有機体を矢印でつなぎ、エネルギーの移動を示す この作業で食物網がようやく「網」のように見えるようになります。捕食者と餌の関係を示す矢印を複数書き込みましょう。餌として捕食される生き物から捕食者に向かって矢印を向けましょう。どの生物も、自らが餌となり、そして捕食者となり、複数の矢印で関連付けられているはずです。[10]
    • 例えば、砂漠の例では、まず草からバッタに向かって矢印を描くことができます。同時に草からネズミに向けた矢印も加えることができます。
    • これが食物網と食物連鎖図の違いです。食物網は食物連鎖よりも複雑に入り組んでいて、様々な生き物が複数の異なる矢印でつながっています。出来上がる食物網は直線上の関係ではありません。
    • より広域な食物網を作っているのであれば、矢印を色分けすると分かりやすいでしょう。例えば、動物の餌となる植物は緑、動物の餌となる動物は赤、といった要領で分けてみましょう。
    • パソコンを用いて食物網を描いているのであれば、「図形」から矢印を選び挿入しましょう。
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ポイント

  • 同じ生息地の食物網でも同じものは恐らくないでしょう。あなたの作る食物網は選択する動物や有機体次第で大きく変わります。

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注意事項

  • 紙を用いて食物網を作り上げるのであれば、まずは鉛筆で下書きをすると便利です。間違った矢印を書き込んでしまったとしても、簡単に消して修正することができます。
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必要なもの

  • マーカー、ボールペン、鉛筆
  • パソコンのイラストツール

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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 絵画・描画
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