飼い犬にウサギを引き合わせる方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

この記事には:ペットを選ぶペットを引き合わせる準備2匹を引き合わせる2匹の様子を観察する10 出典

ペットを飼っている人の半分は、犬を1匹以上飼っています。みなさんもその1人かもしれません。では、犬の飼い主がウサギを飼いたいと思ったら、どうすればいいのでしょうか。犬とウサギを一緒に飼うためには、抵抗なくお互いを慣れさせる方法を知っておく必要があります。ウサギの品種選びから始まって、犬のしつけをすること、毎日すこしずつ慣れさせることなどがそれに該当します。そうしたことを実践すれば、複数のペットが仲良く暮らすことは可能です。ただし、自然界ではウサギは犬にとって獲物だということを覚えておかなければなりません。犬が同じ家にいることでウサギは恐怖で大変なストレスを感じるかもしれません。そういう場合は、犬とウサギを別々に飼い続ける覚悟が必要です。

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ペットを選ぶ

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    ウサギと相性の良い犬を探す これから新しく犬を飼う場合は、ウサギと相性のよい犬種を選ぶことが大切です。レトリバー、ラブラドール、テリヤなどの、ウサギやネズミを追う傾向のある犬は避けるべきです。これらの犬種は生まれつき猟犬としての性質を持つことで知られています。[1]
    • 犬種だけでは、その犬の性格を知ることはできないかもしれません。他のペットに犬を引き合わせる前に犬の性格をきちんと把握しておくことが大切です。
    • 相性が良いと思われる犬種であっても、犬のブリーダーはウサギを一緒に飼うのには賛成しないかもしれません。新しい犬種を飼うにあたって、いろいろな相反する意見が出るのは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
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    犬に慣れやすいウサギを選ぶ ウサギの品種も非常にたくさんあり、犬と同じようにそれぞれの性格もバラエティーに富んでいます。ウサギを選ぶ時には、自宅の犬とうまくやっていけそうな性格のウサギを選ぶようにします。次にあげる品種は、社交性のあるウサギです。[2]:
    • サセックス
    • ダッチ
    • ヒマラヤン
    • ハバナ
    • カリフォルニアン
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    獣医の意見を聞く 新しいペットを家に連れて来る前に、かかり付けの獣医の意見を聞きましょう。現在飼っているペットが健康で他のペットとうまくやっていけるかどうかを確かめておくべきです。ストレスを抱えていたり、傷ついているペットは、攻撃的になることがあります。かかりつけの獣医に健康診断をしてもらい、新しいペットを迎えるにあたってアドバイスを受けるとよいでしょう。

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ペットを引き合わせる準備

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    犬にしつけをする 犬が飼い主のコマンドに従えるように、しっかりとしたしつけトレーニングを行っておきます。飼い主の言うことにきちんと従うことができる犬であれば、ウサギと引き合わせることができます。犬は、おすわり、まて、ふせ、といった基本的なコマンドが理解できなければなりません。こうした簡単なコマンドを教えるには、いくつかの方法があります。
    • 犬のしつけ教室に通う:獣医さんにお勧めの犬のトレーナーを紹介してもらいましょう。しつけ教室や犬の幼稚園を開くペットショップもあります。しつけ教室では、役立つコマンドを学ぶだけでなく、飼い主と愛犬の絆を深めることにもなります。犬は飼い主をリーダーとして認めて信頼するようになり、飼い主の言葉をより注意深く聞くようになるはずです。 [3]
    • 犬にコマンドを出す練習をする:基本的なコマンドを復習しておきたい場合には、自宅などのリラックスした環境で練習するといいでしょう。[4]こうした練習をすることで犬はコマンドに慣れてきて、喜んで飼い主の指示に耳を傾けるようになります。犬は飼い主が主導権を握っていると知ることで飼い主になつき、集中して指示に従います。
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    共有スペースを設ける 最初に2匹を引き合わせるには、ペットのどちらもがテリトリー意識を持たず、同時に飼い主がすべてをコントロールできる場所が必要です。それには居間やリビングルームなどが適しています。ペットが食事をしたり寝たりする場所にはテリトリー意識を持ちやすいので、避けたほうがよいでしょう。[5]
    • 2匹に無理強いをしてはいけません。共有スペースを設けると、ペットに余計なストレスを与えずに済みます。見知らぬ生き物に会うのはそれだけで十分にストレスになります。綱や首輪で必要以上に犬の動きを押さえつけないように、気をつけましょう。
    • 共有スペースは飼い主が安心できる場所でもあります。2匹が会ったときに双方の動きをしっかり観察するには、飼い主もリラックスできる場所でなくてはなりません。つまり全員にとって快適な場所を選ぶことが大切です。
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    ウサギをキャリーなどの安全な場所に入れる 最初に犬に会わせるときは、ウサギにとって安全で、同時に逃げてしまわないような場所にウサギを入れておきます。こうしておくと、たとえ予期しない出来事が起こったとしても、ウサギには危険が及びません。
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    犬をコントロールする 最初に2匹を引き合わせるときは、犬を確実にコントロールできるようにします。専門家は、「おすわり」か「ふせ」をすすめています。こうすると犬の観察とコントロールが同時にできます。
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    手助けを求める 家族や友人にウサギか犬を捕まえておくように頼みましょう。犬とウサギの反応をしっかり観察しながら監視するには、すこしでも手助けがあると助かります。[6].

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2匹を引き合わせる

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    徐々に相手に慣れさせる いきなり2匹を引き合わせたり、2匹を一緒にしたりしてはいけません。まずそれぞれを別々に部屋に連れて行ってお互いの匂いに慣れさせます。 [7]
    • 2匹がお互いを知り合える時間を与えます。早く慣れさせようとしてプレッシャーを与えたり、怖がらせたりしないようにしましょう。
    • ゆっくりと前向きに引き合わせましょう。「いい子!」や「優しくね」などの前向きな励ましの声をかけてあげましょう。ペットは飼い主の自信に満ちた優しい声に反応するはずです。
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    2匹を近づける 次のステップでは2匹を近づけます。ウサギのほうから犬に近づくようにしましょう。こうするとウサギが本能的に逃げ出すことはありません。ウサギが逃げ出すようなことがあると、犬は本能的にウサギを追いかけてしまいます。[8]
    • 行動を観察します。ウサギが蹴ったり、息遣いが荒くなったり、逃げようとしたりしたら、犬を部屋から出してウサギを落ち着かせます。ストレスを感じたウサギは座り込んで、死んだふりをしようとするかもしれません。たとえウサギが逃げなかったとしても、それはウサギが犬を受け入れたことにはなりません。恐怖のあまり動けなくなっているだけかもしれないからです。
    • 犬が興奮しすぎたら、数分間「おすわり」か「まて」をさせて落ち着かせましょう。
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    2匹から目を離さない 引き合わせの最初の数回は、どんなことがあっても決して2匹だけにしてはいけません。どんなに仲が良さそうに見えても、リスクを冒すべきではありません。
    • 2匹の心身のコンディションがよい時に引き合わせるようにしましょう。人間と同じように、ペットにもよい日・悪い日があります。最初の数回、特に2匹が体調不良やストレスを感じている時は引き合わせるのを控えましょう。
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    短く切り上げる あまり長い間一緒の時間を作ると、興奮を与えすぎることになって、怪我をするような事故につながりかねません。ウサギと犬がどれくらい興奮しているかをよく観察しましょう。どちらかがストレスを感じているサインを出したら、切り上げます。

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2匹の様子を観察する

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    習慣にする 2匹はすぐには仲良くならないかもしれませんが、それで構いません。お互いに慣れさせるためには、しばらく短い出会いを繰り返して、それを習慣化します。そうすると、やがてお互いの匂いと姿に慣れてきます。
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    常に2匹に注意を払う 小さな子どもと同じように、決してペットから目を離してはいけません。何がきっかけで、犬が本能にかられて攻撃的になるかわかりません。大きな音がウサギをびっくりさせるかもしれません。常に2匹が安全であるように注意を払いましょう。[9]
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    餌は別々の場所で与える 動物は食事の時間になると、または餌を食べる場所に関して、テリトリー意識を持つことがあります。そのため、餌は別々の部屋で与えましょう。どちらかが餌を食べている時に攻撃的なサインを見せたら、餌をやる時間をずらします。[10]
    • 寝る場所や用を足す場所などを含め、他にもペットがテリトリーを意識する場所があるかもしれません。2匹がお互いの近くにいる時には目を離さないようにしましょう。
    • 飼い主に対してテリトリー意識をもつことがあるかもしれません。飼い主が他のペットを可愛がることにもう1匹が嫉妬することも考えられます。動物の保護本能を刺激して怒らせたりしないように気をつけながら、どちらもきちんと世話をしましょう
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    根気強く続ける 新しい友だちを作るのは簡単ではありません。ペットたちが新しい飼い主、新しい家、そしてお互いに慣れるには時間がかかります。辛抱強く見守ってあげましょう。

記事の情報

wikiHow共著者の一人、Pippa Elliott, MRCVSがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。

カテゴリ: | 動物

他言語版:

English: Introduce a Dog and a Rabbit, Español: presentar a un perro y a un conejo, Italiano: Presentare un Coniglio a un Cane, Русский: представить друг другу собаку и кролика, Português: Apresentar um Cão a um Coelho, Bahasa Indonesia: Memperkenalkan Anjing dan Kelinci, ไทย: ทำให้สุนัขและกระต่ายคุ้นเคยกัน, Tiếng Việt: Cho chó làm quen với thỏ, Français: présenter un lapin à un chien

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