飼育している魚が稚魚を出産する種か、産卵をする種かは通常インターネットで少し検索すれば分かります。そしてそれにより、妊娠で膨らむ腹部に注目しておくべきなのか、水槽の中にある小さくゼリーボールのような卵に目を光らせておくべきなのか判断ができます。稚魚を自分で育てるのはなかなか難しいため、稚魚が生まれる場合には、飼育している種についてできる限りの情報を調べましょう。

方法 1 の 3:
妊娠と出産を確認する

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    出産する種であるかを確認する おそらくグッピー、モーリー、ソードテール、プラティーが最もよく知られた出産する観賞魚でしょう。これらの種のオスとメスは、メスが体内で卵を形成した後に交尾をします。ほとんどの観賞魚は1、2か月の間に卵から魚へと孵化し、メスは出産をします。[1]
    • 飼育している魚の名称をインターネットで検索し、産卵する種(卵生)と出産する種(胎生)どちらであるか調べましょう。[2]
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    メスとオスを見分ける 一般的に出産する種のオスはメスに比べて明るい色、または複雑な色合いで、尾の横にある胴部の下の方に細長い尻びれを持っています。一方メスはオスに比べ単調な色合いで、三角や扇状の尻びれを持ちます。性別が分かれば、2匹の魚が喧嘩しているのか(通常オス同士またはメス同士)、オスとメスが交尾をしている、または交尾をしようとしているのか判断しやすくなります。[3]
    • 識別するのが難しい種もあり、観賞魚ショップの店員など詳しい人に聞く必要があるかもしれません。
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    交尾の儀式に注目する つがいの絆の形成から抱接などにいたるまで、魚の交尾行動には種によって大きな違いがみられることもあります。ほとんどのグラミー系の種を含む多くの種では、オスがメスを激しく追いかけまわし、時には擦り傷や噛み傷などを付けてしまうことがあります。またディスカスのように、オスとメスが協力して水槽内の縄張りを他の魚から守る種もあります。どちらにしても、実際の交尾が始まるとオスとメスは互いにくっついたり、逆さになったり、互いに体をくねらせて動き回ったり、さらには目でとらえるのが難しい繊細な動きなどをします。[4]
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    妊娠の膨らみがないか確認する メスは腹部の後ろ側が膨らんできます。腹部は20日から40日間かけて、大きく丸みを帯びた形や四角い形に育ちます。
    • バルーンモーリーのような種は、エラのすぐ下あたりに自然な膨らみが常にあります。
    • 肥満のオスであれば胸のあたりが膨らみます。2、3日餌やりを止めることで肥満であれば膨らみは小さくなりますが、メスの妊娠の膨らみであれば小さくなることはありません。
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    赤や黒い斑点を見つける 妊娠しているメスには「妊娠マーク」と呼ばれる斑点が肛門近くにできることが多くあります。色は通常黒か明るい赤で、妊娠期間を通して徐々にはっきりしてきます。[5]
    • そのような斑点が常に見られる種もありますが、その場合は妊娠すると斑点は明るくなるか濃くなってきます。
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    生まれた稚魚をどうするか決める 稚魚を育てるのは非常に難しいうえに、大人の魚やフィルターなどに傷つけられないために、通常は完全に別の水槽で飼育する必要があります。育てるのが難しいと思われる場合は、観賞魚ショップや、飼育の手伝いや引き取りをしてくれそうな観賞魚の愛好家などに相談してみましょう。幼魚を自分で育てると決めた場合には、まずは本記事の「稚魚を育てる」というパートを参考にした上で、飼育している種について詳しく調べることも大切です。[6]
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方法 2 の 3:
巣作りと産卵の確認

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    産卵をする種のための手引き ディスカスフィッシュやバタス、ほとんどのグラミー系の種を含む多くの観賞魚は抱卵をします。それらの種のメスは、底に用意した巣、壁、水面に何百もの卵を産みつけます。同じ水槽内にオスがいれば、種によって産卵後に受精をするか、産む前に交尾で受精をします。そして卵から魚として孵化します。[7]
    • 飼っている種の名前をインターネットで探し、産卵する種(卵生種)か出産する種(胎生種)どちらか調べましょう。
    • 卵を受精させる前にメスが精子を何か月か体内で保存することができる種もあります。そのため、メスだけの新しい水槽だとしても産卵する可能性があります。
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    巣作りの合図を見つける 産卵する種には卵を守るために巣を作るものがあります。小さな穴や砂利の小山のようなものですが、必ずしも目視できるとは限りません。泡巣を作ることが可能なグラミーもいて、通常オスが水面に作ります。[8]
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    卵を探す 産卵をするメスには、体内で卵が育つにつれて腹部が膨らむ種もありますが、たいていは大きな変化ではないうえ長くは続きません。産卵された卵はしばしば、とても小さな丸いゼリーのような見た目をしています。多くの場合は水中に放出されますが、巣にある小山に産卵されたり、水槽の底や側面にくっついている場合もあります。
    • ほとんどグラミー系の種を含む多くの卵生種には交尾の儀式があります。数時間にも及ぶことのある激しい求愛行動の末、産卵をして終わります。
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    卵の孵化に備える 稚魚の育成は簡単ではありません。知らないうちに産卵していたとしても、卵が孵化するまでにはある程度時間があります。種によって育て方が異なるため、稚魚を自分で育てようと思うなら、観賞魚ショップなどに相談してみましょう。気づかぬうちに孵化してしまった場合には、以下の「幼魚を育てる」のパートにある基本的なアドバイスを参考にできますが、必ずしもこの方法が全ての魚類に当てはまるわけではないので気を付けましょう。[9]
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方法 3 の 3:
稚魚を育てる

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    飼育している種について可能な限り調べる 本記事の説明はあくまでも基本的なことであり、「急に水槽が稚魚で溢れた」など緊急時の対応としては役立ちます。ですが稚魚の育成は非常に困難であるため、飼育している魚の特性についてできる限り知識を得ておきましょう。
    • 観賞魚ショップの店員や、観賞魚愛好家のインターネット掲示板などで相談をしましょう。一般のペットショップに相談するよりも、詳しい回答を得られます。
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    フィルターをスポンジフィルターに変える 水を吸い込んだり水流を作るろ過装置を使用している場合は、その電源を切り、代わりに観賞魚ショップ等で売っているスポンジフィルターを使いましょう。これ以外の装置では水流が稚魚を疲れさせてしまったり、さらには装置が稚魚を吸い込んで殺してしまう可能性があります。[10]
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    魚を分ける 多くの魚のブリーダーは、完全に別の水槽を用意し、卵や稚魚を移し替えます。しかし観賞魚の飼育に慣れていない場合、安全で安定した水中環境を急に用意するのは難しいかもしれません。代わりに、水槽を仕切る網状のセパレーターを観賞魚ショップで購入し魚を分けましょう。親の魚が子を育てる種もあれば、捕食してしまう種もあるため、インターネットで飼育している魚について調べて確かめましょう。情報が見つからない場合は、親の行動を見てどのように分けるか決めましょう。:
    • 親が卵を巣に産み付け他の魚から守っているようであれば、セパレーターを使い親と卵を片方に、他の魚をもう片方に隔離しましょう。
    • 母親が出産をした場合、もしくは卵を水中に放出した場合は、片方に全ての成魚を集めて稚魚と分けましょう。稚魚は成魚から逃れるために自ら網目をすり抜けていきます。
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    稚魚用の餌を与える 観賞魚ショップなどで稚魚に特化した餌を購入することができますが、多くの場合様々な種類の中から選ぶ必要があります。ゾウリムシや液体フード、ワムシなどは基本的に安全な餌ですが、魚が成長すると種や大きさによって違う餌がさらに必要になります。観賞魚ショップの店員に飼育している種に合う餌を相談してみましょう。
    • 観賞魚ショップが近くにない場合は、固く茹でた卵の黄身をさらし等でこして与えましょう。[11]
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    成魚になった後の世話の計画を立てる 成魚を何匹か自分で飼育する予定であれば、予め水槽を用意しておきましょう。飼育しない場合には、観賞魚ショップや愛好家と連絡を取り、ある程度の年齢になった時に売る(または譲る)方法を準備しておきましょう。
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ポイント

  • 繁殖を望まない場合は、オスとメスを分けましょう。繁殖してしまった際は、観賞魚ショップに相談すれば引き取ってくれるかもしれません。
  • 出産をする種のメスは、出産4周期分の精子を体内に蓄えることができます。飼育している魚が妊娠したら、稚魚がたくさん生まれることを想定しておきましょう。
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注意事項

  • 飼育している魚に、肥大、動きが遅い、攻撃的などの兆候がある場合は、専門家や近くのペットショップなどに相談しましょう。妊娠ではなく病気の可能性があります。
  • 適切な飼育環境を用意しなければ、全てではないとしてもほとんどの稚魚は死んでしまいます。
  • 飼育している魚を自然の川に放流することは、その水源から取ってきた魚である場合以外、絶対にやめましょう。魚が繁殖し、意図せず自然環境の破壊に繋がる可能性があります。また、日本では「特定外来種」の放流、輸入、飼育は「外来生物法」という法律で禁止されているため注意を払いましょう。
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必要なもの

稚魚を育てる場合:

  • 小さな予備の水槽やセパレーター
  • エアーポンプと部品のついた小さなスポンジフィルター
  • 稚魚用の餌
  • 稚魚が成長し水槽が小さくなったときの飼育に適した場所

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カテゴリ: ペット
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