この記事の共著者 : Gina Almona. ジーナ・アルモナはニューヨーク市にあるヘアサロン「Blo It Out」の経営者です。業界の中で常に新鮮な視線を持ち続けるべく、インターナショナル・ビューティーショーなどのワークショップや展示会に実演者として意欲的に参加しています。美容トレーナーとして20年以上の経験があり、その業績はPeople Magazine、Time Out New York、そしてQueens Sceneで紹介されました。アストリア地区にあるロングアイランド美容学校にて美容術を習得しています。
この記事には14件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
この記事は1,713回アクセスされました。
パーマとして知られるパーマネントウェーブは、化学薬品を使って髪にカールや動きをつける方法です。どのパーマでも「ロッドの周りに髪を巻きつける」そして「化学薬品をつける」という2つの工程を行います。 全ての工程を終えるには数時間かかりますが、仕上がりを見れば、きっとパーマをかけて良かったと感じるはずです。
ステップ
パート 1
パート 1 の 4:準備と髪のブロッキング
-
1クレンジングシャンプーで髪を洗う 皮脂や汚れを取り除き、髪を清潔な状態にします。パーマ液が付着しづらくなるため、コンディショナーは使いません。髪を洗い終わったら、柔らかいタオルまたは着なくなった T シャツで軽く叩くようにして水気を取りましょう。[1]
- プロテインが高配合されたシャンプーを使っても良いでしょう。
- 髪が湿っていても構いませんが、ずぶ濡れの状態は避けます。
- 髪を洗う前にブラッシングを行い、洗った後も目が粗いコームでとかしましょう。
-
2首にタオルを巻き、プラスチック製のケープと手袋をつける パーマ液が肌につかないよう、しっかりと対策を行いましょう。まずは首にタオルを巻き、その上から髪を染める時に使うようなプラスチック製のケープをかぶります。仕上げに、プラスチック製またはビニール製の手袋をつけます。[2]
- ケープや手袋は美容院、美容関連グッズを扱うお店などで購入できます。
- パーマ液が染み込まないよう、ケープはプラスチック製を使用します。
- 汚れても良い古着を着ると良いでしょう。
-
3髪を中央、左右の3つに分ける コームの持ち手側を使い、髪を左右二つに分け、それぞれを耳の上あたりでまとめます。残った中央の髪は前髪の方から襟足までの髪をとってまとめます。左右二つの髪はお団子にして邪魔にならないようにしましょう。
- 中央のブロックはロッドよりも少し細めに作りましょう。ブロックの太さはロッドによって変わります。
- 中央のブロックを頭頂部で前後2つに分けて、それぞれをお団子にしても良いでしょう。
広告
パート 2
パート 2 の 4:髪をロッドに巻きつける
-
1中央のブロックから細い毛束を取る コームの持ち手側を使って中央のブロックから細い毛束を取ります。頭に対して垂直になるよう、毛束をピンと引っ張ります。使用するロッドよりも長さが短い毛束を選びましょう。ロッドに巻く髪の毛が多すぎると、ハリがない弱いカールになってしまいます。
- 前髪の生え際から、または頭頂部の後ろの方から始めましょう。頭頂部の後ろの方から始める場合は、まずは襟足までを進めていき、また前の方に戻って前髪の生え際を巻きます。
-
2毛先にパーマ用ペーパーを巻きつける ペーパーを毛束にあて、毛束の左右に余白部分ができるようにします。ペーパーの余白部分を折り込み、毛束を挟みこみます。次に根元に向かってペーパーをスライドさせます。
- 前もってペーパーを半分に折っておいても良いでしょう。そうすれば毛先に滑らせて折り込むだけです。
-
3毛束をロッドに巻きつける 毛先をロッドの上にあてます。根元まで巻いたらロッドをとめます。[3]
- 希望のカールのイメージに合わせてロッドの太さを選びましょう。ロッドが太いほど大きくゆるいカールに仕上がります。
- ロッドは生え際から襟足の方向に向かって動かし、内巻きに巻きましょう。
-
4中央のブロックの髪全体に同じ工程を行う 頭頂部の後ろの方から始めた場合は、先に襟足までを仕上げてから、前の方の髪に取り掛かりましょう。生え際から始めた人はそのまま襟足まで巻きます。
- 中央のブロックが全て巻けているかを確認しましょう。
-
5左右のブロックに2列ずつロッドをつける 左右どちらから始めるかを決め、お団子をほどきます。耳より後ろにある髪を上下2つに分け、耳の前の方の髪はまとめておきます。横に移動しながら上下それぞれの髪にロッドをつけていき、最後に前の方の髪(耳より前の髪)にロッドをつけます。[4]
- 左右の後ろ側、中央のブロックなどにつけたロッドの端が互いにぶつかるようにつけましょう。
- 左右のブロックの上の方(中央のブロックのすぐ下)からロッドをつけ、生え側までつけていきます。
- この時点で、髪が乾き始めてくる可能性があります。乾いてきたら水をスプレーで吹きかけましょう。するとロッドの周りに髪を巻きつけやすくなります。
-
6ロールコットンを生え際に巻き、ロッドの下に押し込む パーマ液から肌を守るために、とても重要なポイントです。インターネットまたは美容グッズのショップでロールコットンを購入します。これを生え際に巻きつけ、端をロッドの下に押し込みます。[5]
- ロールコットンは布ではありません。長いコットンボールのようなもので、ネイルサロンで使われるものと似ています。
広告
パート 3
パート 3 の 4:パーマ液をつける
-
1髪質や髪の状態に合わせたパーマ液を購入する パーマ液にはアルカリ性と酸性の2種類があります。髪質に合わせてどちらかを選びましょう。髪質に合わないものを選んでしまうと、イメージ通りに仕上がらなかったり、髪を傷めてしまう恐れがあります。
- アジア系の人や剛毛、猫っ毛、パーマがかかりづらい人、髪にコシやハリがない人は、アルカリ性のパーマ液を選びましょう。
- ダメージヘア、ハイダメージヘア、ハイライトやカラーをした髪、ハリやコシが強い髪の人は酸性のパーマ液を選びましょう。
- 髪全体を染めている人やダメージがある人、アフリカ系アメリカ人のような強いくせ毛を持つ人は美容院に行きましょう。自分の髪質に合わせて、その髪質の扱いに慣れた美容師を選びます。友人や家族におすすめの美容院を聞くか、インターネットで口コミをチェックし近くの良い美容院を探してみましょう。
-
2ボトルの先端に画鋲で穴を開ける パーマ液はスクイーズボトルに入っています。先端を切り取ることもできますが、押しピンや画鋲で穴をあけた方が、パーマ液の量を調整しやすくなります。[6]
-
3小さく円を描くように、ロッド付近にパーマ液をかける 中央、左、右のどの部分の髪から始めても構いません。ロッドの上端にボトルの先端をあて、小さく円を描くようにパーマ液をかけていきます。ロッド1つ1つ順番に作業を進め、ブロック全体が終わったら次のブロックに進みます。ボトル内のパーマ液は全て使い切りましょう。[7]
- ロッド全体にパーマ液が行き渡らなくても問題ありません。パーマ液は重力でそのうちロッドの下まで落ちていきます。
-
4数分おきにロッドを外し、 S字のカールができているかをチェックする まずは5分間放置し、その後少しだけロッドを外します。髪の状態を見て強い S字カールができているかを確認しましょう。カールができていなければ、ロッドを元に戻します。2分後に再度チェックし、それでもカールが弱ければ、カールがしっかりつくまで1分おきに確認しましょう。[8]
- 髪が傷む恐れがあるため、髪の状態をチェックせずに10〜15分放置するのはやめましょう。パーマの効果には個人差があります。
- 髪にS字のカールがついたら、次のステップに進みましょう。
-
5ロッドをつけたまま、3分間髪をすすぐ ポイントはロッドをそのままにすることです。洗面台かシャワーを使って3分間パーマ液を洗い流しましょう。[9]
- この時ロールコットンが濡れてしまうため、髪を洗い終わったら外しましょう。
- 太い髪の人は、ロッドとロッドの隙間も数秒間しっかりとすすぎ、パーマ液が残らないようにしましょう。
-
6ロッドをつけたまま髪を乾かす 1番良いのは自然乾燥ですが、時間がない場合はヘアドライヤーを使っても構いません。ロッドはそのままつけておきましょう。[10]
-
7中和剤をつけて10分待ち、3分間洗い流す パーマ液をつけた時と同じ要領で、中和剤をつけます。中和剤はパーマ液よりも効果が穏やかなため、途中で髪の状態を確認する必要はありません。そのまま10分間放置しましょう。10分経ったら、3分間髪をすすぎます。[11]
- ロッドはつけたまま行いましょう。
-
8髪を乾かし、ロッドを外す 先ほどと同様、1番良いのは自然乾燥ですが、必要に応じてドライヤーを使っても良いでしょう。ロッドをとったら、髪に触らないようにします。カールが取れてしまうため、髪をブラシや櫛でとかさないようにしましょう。
- 髪を触るとしても、指でそっとカールを整える程度にしておきましょう。
広告
パート 4
パート 4 の 4:パーマヘアを長持ちさせる
-
13日間は髪を洗わない 気持ち悪いかもしれませんが、これは重要なポイントです。第一パーマヘアはそこまで頻繁に洗う必要はありません。また髪をすぐに洗うと、せっかくつけたカールがとれてしまうこともあります。[12]
- 3日経ったら、週に2回髪を洗いましょう。
-
2
-
31週間は髪のアレンジやブラッシングを避ける 手ぐしや、目の粗いコームで優しくとかしても構いませんが、ブラシでとかすのは1週間経ってからにしましょう。大切なのは、この1週間の期間は髪をいじらないことです。髪を巻いたり、ストレートにしたり、ポニーテールや編み込みなども避けましょう。[15]
- 寝るときは、シルクのスカーフで髪をまとめると、髪の縮れを防ぐことができます。
専門家情報ヘアスタイリストGina Almona
ヘアスタイリスト専門家の声:パーマヘアをブラッシングすると髪が縮れたり、傷んだりする原因となります。アレンジするときは普通のブラシではなく、目の粗いコームや手ぐしがおすすめです。
-
4ドライヤーやストレートアイロンなどの熱を使ったアレンジを避ける 髪はできるだけ自然乾燥させましょう。ドライヤーを使用するときは、髪が9割ほど乾いてからディフューザーを使って乾かします。ストレートアイロンはできるだけ使わないようにしましょう。[16]
- ストレートアイロンを使用するときは、熱から髪を守るヒートプロテクト処方のスタイリング剤を使い、アイロンを低温に設定しましょう。
-
5髪のカラーリングまでは最低2週間あける パーマの直後に髪を染めると、髪のダメージが悪化する恐れがあるだけでなく、カールが取れる原因にもなります。2週間経てば、通常通りカラーやブリーチ、ハイライトを行っても問題ありません。[17]
- ブリーチやハイライトは出来ればやらない方が良いということを頭に入れておきましょう。髪への負担が大きいパーマを行なった後に、また髪に負担をかけるブリーチやハイライトを行うと、髪をさらに痛めることになります。
- 美容師によっては、カラーやブリーチ、ハイライトを行うまで1ヶ月あけることを勧める人もいます。[18]
広告
ポイント
- パーマをした直後は仰向けでは寝ないようにしましょう。髪に跡がついてとれなくなってしまう恐れがあります。
- 髪が伸びてきたら、ボリュームを出すタイプのスタイリング剤をつけ、根元から乾かすと髪にボリュームが出ます。
- 枝毛が気になる場合は、始めにカットしましょう。パーマをかけた後だとカットしにくくなる場合があります。
- 美容院でパーマをしてもらう場合は、どんなスタイルにしたいのか、また反対に、どんなスタイルは避けたいのかを明確に伝えましょう。できるだけ詳しく伝えるのがポイントです。雑誌の切り抜きや、携帯電話に保存した写真を美容師に見せ、なりたいイメージを伝えましょう。
- 赤毛はパーマがかかりづらい傾向があるため、強いパーマ液が必要になる場合があります。パーマ液を買う前に美容師に相談しましょう。
注意事項
- パーマをしすぎると髪が傷んで脆くなったり、細くなったりする恐れがあります。このような症状が出た場合は必ず美容師に相談しましょう。
- パーマ中に頭皮がヒリヒリしたり赤くなったりした場合は、すぐにパーマ液を洗い流しましょう。
必要なもの
- クレンジングシャンプー
- パーマキット(パーマ液と中和剤)
- 汚れても良い服
- 汚れても良いタオル
- プラスチック製のケープ
- プラスチック製の手袋
- 画鋲
- 25〜35mmのパーマ用ロッド
- 25〜35mmのパーマ用ペーパー
出典
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=pv5_RW7wa9Q&feature=youtu.be&t=10s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=1m25s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=pv5_RW7wa9Q&feature=youtu.be&t=1m26s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=pv5_RW7wa9Q&feature=youtu.be&t=10m25s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=3m20s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=4m26s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=5m12s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=6m
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=7m30s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=7m50s
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=9m20s
- ↑ http://www.instyle.com/hair/how-to-care-for-permed-hair
- ↑ http://hairpros.edu/how-long-does-a-perm-last/
- ↑ http://www.instyle.com/hair/how-to-care-for-permed-hair
- ↑ http://www.instyle.com/hair/how-to-care-for-permed-hair
- ↑ http://hairpros.edu/how-long-does-a-perm-last/
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=WpWK0G5TyRA&feature=youtu.be&t=11m38s
- ↑ http://www.instyle.com/hair/how-to-care-for-permed-hair
このwikiHow記事について
自宅でパーマをかけるには、初めにシャンプーで髪を洗い、軽く叩くようにして水気を取りましょう。パーマ液が付着しづらくなるため、コンディショナーは使いません。首にタオルを巻き、プラスチック製のケープと手袋をつけてパーマ液が肌につかないようにしましょう。髪を3つのブロックに分け、左右の髪をお団子にまとめます。中央のブロックから巻き始めます。前髪の生え際から細い毛束を取り、ピンと引っ張りましょう。パーマ用ペーパーで毛束を挟み、毛先に向かってスライドさせます。パーマ用ペーパーの上にロッドをあて、毛先から根元まで毛束を巻いてロッドをとめましょう。ロッドのすぐ後ろから細い毛束を取り、同じように巻きます。中央のブロックでこの手順を繰り返し、うなじまで巻いていきましょう。次に、左右のお団子の片方をほどきます。耳の後ろで髪を前後2つに分け、耳の前の方の髪をお団子にまとめましょう。後ろのブロックの上部から細い毛束を取り、ピンと引っ張ってパーマ用ペーパーで挟みます。ロッドをあてて、中央のブロックの髪と同じように巻きましょう。ロッドのすぐ下から細い毛束を取り、同じように巻いていきます。この手順を繰り返して、このブロックの下まで髪を巻きましょう。耳の前のお団子をほどき、同じように巻きます。反対側のお団子をほどいて同じ要領で髪を巻き、すべての髪をロッドに巻き付けます。巻き終わったら、ロールコットンを生え際に巻いてロッドの下に挟み込み、肌にパーマ液がつかないようにしましょう。小さく円を描くように、各ロッドにパーマ液をかけます。ボトル内のパーマ液を使い切りましょう。そのまま5分間放置します。ロッドを1つ外し、強いS字のカールができているかをチェックします。カールができていなければ、ロッドを元に戻してさらに2分間放置しましょう。強いS字のカールができるまで、2分おきに確認します。ロッドをつけたまま3分間髪をすすぎましょう。そのまま髪を乾かします。パーマ液をつけた時と同じ要領で中和剤をつけ、10分間放置しましょう。3分間髪をすすぎ、自然乾燥させます。最後にロッドをすべて外したら、パーマヘアの完成です。 パーマヘアを洗ったり乾かしたりする時の注意点については記事を参考にしましょう。