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水槽での魚の飼育は、とても楽しく、ペットとしても理想的です。一旦魚を一つの場所に落ち着かせると、その水槽から動かさずにずっと住まわせなければならないと考えがちですが、飼い主が引っ越す時も手放さずに連れて行くことは可能です。適した容器に魚を移して移動し、できる限り早く水槽に戻しましょう。

方法 1
方法 1 の 4:
引っ越し前の準備をする

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    魚を移動する準備をする 単に水槽ごと車に積み込み引っ越せば良いというわけではありません。輸送する方法を事前に考え計画を立てる必要があります。ほとんどの種類の魚は48時間前後であれば移動に耐えられますが、それ以上長引くと死んでしまう恐れがあります。[1]
    • 一晩別の場所に泊まらなければならない場合は魚も一緒に連れていきましょう。車や積荷の中に残さないようにしましょう。
    • 魚を連れて飛行機に搭乗する必要がある時は、航空会社に事前に問い合わせ規定を確認しましょう。
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    引っ越しの数日前に水槽の水を取り替える 移動の数日前に水槽の水を取り替えておく必要があります。水を取り替えることで水槽の中を清潔な状態に保つことができます。水は一度に全部を取り替えるのではなく、移動までの5日間をかけて20%ずつ取り替えていきましょう。[2]
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    移動直前の1~2日は餌を与えない 移動する直前は魚に餌を与えないようにしましょう。こうすることで水が必要以上に汚れてしまうことを防ぎます。魚は餌がなくても1週間ほどは生存可能なので、餓死してしまうことは恐らくないでしょう。移動の24~48時間前からは餌を与えないようにしましょう。[3]
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    最後に魚の引っ越し準備をする 荷造りをする際は、魚の準備は一番最後に行いましょう。早めに魚の準備を済ませるのは得策ではありません。移動のための一時的な環境に置く時間は少しでも短いほうが良いでしょう。[4]
    • また、到着後はまず魚を水槽に戻す作業から荷ほどきを開始しましょう。最後まで後回しにするのは好ましくありません。
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    不必要に魚を動かさない 魚は移動に適したペットではありません。休暇に連れて行ったり、ケースに移して軽い気持ちで車に乗せることはできません。魚はとても繊細です。つまり、引っ越しなどの必要に迫られない限り移動させないよう心がけましょう。[5]
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方法 2
方法 2 の 4:
移動用の容器を選ぶ

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    プラスチック袋に魚を入れる 方法の一つとして挙げられるのがプラスチック袋です。魚用の袋をペットショップなどで購入しましょう。袋の3分の1を水槽の水で満たします。次に、魚を1匹入れましょう。複数の魚を入れないよう注意しましょう。[6]
    • 念のため袋は二重にしましょう。水漏れの対策になります。
    • 魚や水が袋の外に流れ出てしまわないよう、袋の口は輪ゴムで閉じておきましょう。
    • 1時間以上、袋の中で魚を保管しなければならない時は、ペットショップで事前に固形酸素発生剤を購入し、袋の中に一緒に入れましょう。
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    18リットル容量のバケツに入れる 18リットル容量のバケツは複数の魚を一緒に移動させることができるので便利な方法です。ただし、必ず新品のバケツを用意し、化学薬品に触れたバケツの使用は控えましょう。化学薬品が残留して蓄積し、魚にとって有害となる可能性があります。また、しっかりと蓋をしましょう。[7]
    • バケツは水槽の水で満たします。
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    魚を容器に入れる 蓋つきの頑丈な容器もまた魚の移動に適しています。水槽の水で容器を満たしましょう。魚や水が流れ出てしまわないよう、しっかりと蓋をします。[8]
    • この方法は、ヒレが鋭い魚、ビニール袋では外に飛び出してしまいそうな魚に特に適しています。
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    小さな水槽は、そのまま移動させる 小さな水槽は、魚と水が入った状態のまま移動させることができます。この場合、魚と水以外は水槽に入っていないようにしましょう。つまり、石、装飾物、フィルターなどは全て取り出します。水槽の中に物が入っていると、揺れ動き魚に怪我を負わせる恐れがあるためです。また、水も多少取り除きましょう。こぼれにくくなるだけでなく、魚も広範囲に揺れ動かなくなります。[9]
    • ただし、小さな水槽でも引っ越しは簡単ではありません。小さくても重く割れやすいので注意が必要です。地面に落として割ってしまうと魚も死んでしまう可能性があります。
    • 水が入った水槽は空のものよりも移動中に割れやすく欠けやすいという側面もあります。
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    断熱材が用いられた安全な容器に入れる 魚をビニール袋や小さな容器に移した場合は、さらに頑丈な容器に入れましょう。容器と袋の間(複数の袋がある場合は袋同士の間)に緩衝材を挟みます。容器の中で袋が動いて転がってしまわないよう準備しましょう。動いてしまったことで魚が怪我をする恐れがあります。[10]
    • 断熱式の容器を移動用に活用すると良いかもしれません。例えばピクニック用の保冷バッグなどが適しています。
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    十分な大きさのある容器を選ぶ どのような種類の容器で魚を移動させるにしても、魚が泳ぎ回れるような大きさのあるものであることが大切です。巨大である必要はありませんが、快適に過ごさせることができるようにしましょう。また、水中が酸素不足の状態にならないようにするためにも、ある程度の大きさが必要です。[11]
    • 容器の3分の1まで水で満たしましょう。3分の2は酸素のための空間として確保します。
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    水槽内の植物はプラスチック袋に入れる 水槽に植物も含まれていたのであれば、水槽の水を入れたプラスチック袋に移しましょう。水槽の水を用いることで水槽内と似た環境で移動させることができるので、必要なバクテリアも生きたまま良好な状態を維持することができます。[12]
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方法 3
方法 3 の 4:
移動中の魚の安全を確保する

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    水槽の水面から取った水で容器を満たす 移動用の容器は水道ではなく水槽からの水で満たしましょう。この時、水面から水を取るようにしましょう。最も水が清潔な部分です。水槽の底から水をくみ上げると、魚の排泄物を容器に移し、底に定着していたバクテリアに魚がさらされる恐れがあります。[13]
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    魚以外は何も容器に入れない 魚のお気に入りの石や植物は容器やバケツに一緒に入れないようにしましょう。水槽の水と魚のみにします。それ以外の物が混ざっていると魚が怪我をする恐れがあります。[14]
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    温度を管理する 普段通りの水温を維持することも大切です。水温が上下すると魚が病気になる恐れがあります。普段の水槽の水温をできる限り維持しましょう。つまり、エアコンやヒーターのすぐ近くに移動用の容器を配置する必要があります。[15]
    • 移動用の容器をさらに断熱材で囲っても良いでしょう。温度が一定に保たれます。
    • 魚の体温も確認しましょう。高すぎるのも低すぎるのも好ましくありません。
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    暗くする 暗くして移動することで、魚が感じるストレスを軽減することができます。魚は日中の明るい時間に活動的になり、夜は静かになります。日中の明るい時間の移動であれば魚が入っている容器を覆うと良いでしょう。[16]
    • 例えば、ビニールシートやラグが適しています。
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    移動中は魚に餌を与えない 移動は魚にストレスを与えるので、ストレスの原因を増やさないようにしましょう。袋や容器を開けて餌を与える必要はありません。餌を与えなければ排泄も減るので、移動中の水も、より清潔な状態を維持することができます。[17]
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    到着後、魚を水槽に戻す バケツに入れて魚を移動させたのであれば、水を直接水槽に戻しましょう。魚は網ですくっておいても良いかもしれません。[18]
    • ビニール袋に入れていたのであれば、まず、水槽の水面に袋を浮かばせます。こうすることで袋の内側と外側の水温が近くなります。水温差が小さくなった段階で、袋の中身を水槽に空けましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:
水槽も移動の準備をする

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    水槽の水を魚に無害な容器に空ける 魚や植物を移動させる準備が整ったので、次は水槽の中の8割の水を魚に無害なバケツやプラスチック袋に移しましょう。水は水槽の底ではなく水面からくみ上げます。こうすることで、水に混ざる排泄物が減ります。[19]
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    水槽内の飾りは水槽の水と一緒に運ぶ 石などの飾りも水槽の水と一緒に運びましょう。こうすることで、表面に繁殖していた良いバクテリアも一緒に運ばれます。[20]
    • こうした飾りは水槽から必ず出して運びましょう。中の飾りが動き回ることで水槽にひびが入る恐れがあります。
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    ろ材を適切に荷造りする ろ材は移動距離に合わせて正しく包みましょう。短距離の移動であれば、水槽と別になっている時間も短いので、清潔な化学薬品不使用の密閉式容器に収納しましょう。掃除をする必要はありません。[21]
    • より長時間の移動であれば、ろ材は掃除し、目的地に到着後、再び水槽に入れましょう。あるいは、これまで使用していたものを廃棄し、新しく買い直しても良いかもしれません。
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    水槽を元の状態に戻す 目的地に到着後、まず水槽を状態を戻しましょう。飾りや石を戻し、保管しておいた水で再び満たします。ろ材、ヒーター、ポンプなども再度設置します。そして植物を戻しましょう。[22]
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このwikiHow記事について

Doug Ludemann
共著者 ::
アクアリスト
この記事の共著者 : Doug Ludemann. ダグ・ルーデマンはミネアポリス市にてアクアリアムサービスを提供する会社、「Fish Geeks, LLC」を経営しています。ダグはミネソタ大学にて生態学、進化学、そして行動学の学士号を取得しており、20年以上にわたり水族館業界、そして魚の飼育管理業務に携わってきました。プロのアクアリストとしてミネソタ動物園、そしてシカゴ州のシェッド水族館での勤務経験があります。
カテゴリ: ペット・動物
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