風邪、インフルエンザ、アレルギーなど原因が何であれ、鼻が詰まると本当にうっとうしいものです。呼吸がしづらく、ぐっすり眠れないこともあるでしょう。幸いにも、家庭で対処できる優れた方法がいくつかあり、症状を素早く抑えることができるかもしれません。ただし、ひどい鼻詰まり、黄色や緑色の鼻水、発熱など感染症の兆候に気づいたら医師の診察を受けましょう。家庭での対処法で効果があらわれたら1週間以内に調子が戻るでしょう。[1]

方法 1 の 3:
すぐに症状を緩和する

  1. 1
    熱いシャワーを浴びて鼻水を薄め、症状をいち早く緩和します。蒸気で鼻水がほぐれるので、少し呼吸しやすくなります。鼻詰まりを早く解消するには、熱いシャワーを浴びながら蒸気をたっぷり吸い込みましょう。うまくいけば、すぐに症状が治まるかもしれません。[2]
    • 別の方法として、シャワーから熱いお湯を流しっぱなしにして浴室のドアを閉めましょう。実際にシャワーを浴びなくても、この浴室の中にいるだけで効果があります。
  2. 2
    生理食塩水スプレーやネティポットを使って鼻水をほぐしましょう。生理食塩水スプレーとネティポットはどちらも塩水を使って鼻の中をすすぐ方法です。市販の生理食塩水スプレーは使いやすい容器に入っています。2~3時間ごとに1~2滴を使うのが一般的ですが、パッケージに記載の使用方法を必ず確認しましょう。ネティポットには必ず蒸留水かボトル入りの水を入れ、使うたびにしっかり洗いましょう。[3]
    • スプレーや点鼻薬は、1週間を超えて使わないように注意しましょう。1週間を超えて使い続けると鼻の粘膜が刺激されて炎症を起こし、鼻詰まりが悪化します。

    ポイント:鼻が詰まって鼻水が出ない場合や鼻をかんでも鼻水が出にくい場合は、無理に出そうとするのはやめましょう。繰り返し鼻を強くかむと鼻の繊細な粘膜が炎症し、鼻詰まりが悪化します。常識では逆に感じるかもしれませんが、鼻をかみ過ぎないほうが鼻がすっきりします。[4]

  3. 3
    水分をたっぷり摂って、過剰な鼻水を薄めましょう。水分を多く摂ると鼻詰まりの解消に効果があります。水、ハーブティー、澄まし汁を飲みましょう。常に水筒やコップを手が届くところにおいて、こまめに水分を補給します。[5]
    • お茶などの温かい飲み物は、鼻水を薄めるのに特に効果的です。水分補給と同時に、温かい飲み物から立ち上る湯気を吸い込むと呼吸が楽になるでしょう。
    • 鼻詰まりが悪化するので、カフェインを含む飲み物やアルコールは控えましょう。
  4. 4
    乾燥した空気は鼻を刺激するので、加湿器を使いましょう。空気が乾燥していると、鼻詰まりがひどくなったように感じます。特に、夜寝るときに加湿器で室内の湿度を上げると、ぐっすり眠れるでしょう。[6]
    • できれば、スチーム式(加熱式)の加湿器を避けましょう。細菌が繁殖しやすいので、病原菌が家中に拡散する恐れがあります。
  5. 5
    鼻詰まりを悪化させる刺激物を避けましょう。鼻詰まりの原因にかかわらず、たばこの煙、ほこり、ペットのふけなどの刺激物で鼻詰まりが悪化します。鼻詰まりで苦しんでいるときは、このような刺激物を極力避けましょう。[7]
    • たばこを吸う人にとっては、禁煙する絶好の機会です。たばこの煙は鼻をひどく刺激し、鼻詰まりが悪化します。禁煙するのが難しくても、せめて鼻が詰まっているときくらいは1日に吸う本数をできるだけ減らすようにしましょう。
  6. 6
    医師が勧めるのであれば、市販の充血除去薬を使用・服用します。錠剤や液体の充血除去薬を服用するか、スプレータイプの点鼻薬を使うこともできます。このような充血除去薬は、風邪による鼻詰まりに効きます。充血除去薬が鼻の中の炎症や腫れを緩和するので、鼻の詰まりが和らぎます。[8]
    • 有効成分としてプソイドエフェドリンかフェニレフリンを含む薬を探しましょう。[9]
    • 鼻詰まりが悪化する恐れがあるので、10日を超えて継続的に充血除去薬を服用・使用するのはやめましょう。それ以上症状が続く場合は、医師の診察を受けましょう。
    • 糖尿病、高血圧、甲状腺機能亢進症、肝疾患、腎疾患、心臓病がある人は、いかなる薬を服用する場合でも必ず医師に相談しましょう。特定の薬と相互作用を起こす充血除去薬もあり、逆効果になる可能性もあります。
    • 鎮痛剤は発熱や頭痛には効果がありますが、鼻詰まりを緩和する作用はありません。[10]
  7. 7
    アレルギーによる鼻詰まりは抗ヒスタミン剤で緩和します。鼻詰まりの原因がアレルギー反応によるものとわかっていれば、効き目の優れた市販薬がいくつもあります。抗ヒスタミン剤の多くは、鼻詰まりだけでなく涙目やのどのかゆみなどアレルギーのそのほかの症状にも対応しています。日中に服用する場合は眠くならない薬を選びましょう。[11]
    • アレルギー症状が毎年再発する場合は、アレルギー検査でアレルゲンを特定することを検討しましょう。注射治療など効果が長く続く治療法もあります。
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方法 2 の 3:
乳幼児を手当てする

  1. 1
    スポイト式鼻吸い器を使って、両方の鼻孔から過剰な鼻水を吸い取ります。使用する前に鼻吸い器の先端を石けん水で洗い、しっかりと乾かしましょう。まず、鼻吸い器を握って空気を抜き、注意しながら先端を乳児の鼻孔に差し込みます。鼻吸い器を握った手を徐々に緩めて鼻水を吸い取れば、呼吸が楽になるでしょう。反対側の鼻孔からも同じように鼻水を吸い取ります。[12]
    • 鼻吸い器を使うたびに忘れずに洗浄しましょう。
    • 必要に応じて1日何回か繰り返すことができます。
    • 乳幼児の中には鼻吸い器を嫌がる子もいます。子供に泣き叫ばれたり身をよじったりされると辛いかもしれませんが、苦しめるために鼻水を吸い取っているわけではないことを忘れずに対処しましょう。鼻水を取り除けば乳幼児は呼吸がしやすくなり、ぐっすり眠れるようになります。
  2. 2
    生理食塩水スプレーで乳児の鼻に詰まった鼻水をほぐしましょう。腕を曲げ、肘で乳児の頭をくるむように抱きます。生理食塩水を左右の鼻孔それぞれに1~2滴ずつ垂らし、そのままの姿勢で4~5分待ちましょう。こうすると鼻水がほぐれて取り除きやすくなります。[13]
    • 鼻吸い器を使って、できるだけ多くの鼻水を取り除いた後で生理食塩水スプレーを使うのが最善です。生理食塩水スプレーを使った後に、鼻吸い器を再度使う必要があるかもしれません。
    • 乳児専用に作られた市販品もあります。また、症状に基づいて医師が特定の製品を処方するかもしれません。何を使うにしても、乳児の鼻に入れる溶液には生理食塩水以外の物質が含まれていないことを確認しておきましょう。[14]
    • 乳児が咳をしたら鼻水を出しやすいように抱き起してあげましょう。
  3. 3
    乳児が呼吸しやすくなるように低温ミスト式の加湿器を使いましょう。昼寝や就寝時に加湿器をかけて、部屋の湿度をできるだけ高くします。乾燥した空気は鼻を刺激するため、詰まった鼻の炎症が悪化します。乳児の手が届かない範囲で、ベビーベッドや布団の近くに加湿器を置きましょう。[15]
    • スチーム式の加湿器を使うのは避けましょう。細菌が繁殖して空気中に拡散する恐れがあります。
    • カビや細菌の繁殖を防ぐために、加湿器を毎日洗いましょう。
  4. 4
    乳児に薬を与える前に医師に相談しましょう。市販薬や充血除去薬の中には6歳未満の乳幼児に与えてはいけない薬もあり、与えた場合、不整脈や中毒事故につながる恐れがあります。[16]
    • 薬や子供に関しては注意し過ぎるくらい慎重に対応しましょう。乳幼児に最も安全な対処法について、小児科医に確認しましょう。
    • 子供の鼻詰まりを解消するために医師に市販薬を勧められた場合は、薬に添付の用法・用量に従って使いましょう。
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方法 3 の 3:
医療機関で治療を受ける

  1. 1
    黄色や緑色の鼻水を伴う副鼻腔の痛みがあれば、直ちに医師の診察を受けましょう。黄色や緑色の鼻水が出ている場合、必ずとは限りませんが感染症の疑いがあります。このような症状があれば医師の診察を受け、感染症の可能性を確認してもらうか適切な治療を受けましょう。[17]
    • 副鼻腔からの膿によって細菌性感染症を起こすこともあるので注意が必要です。始めはアレルギーや風邪による鼻詰まりでも、それが細菌性感染症を引き起こす可能性があります。その場合は、早く治すために医師が抗生物質を処方するかもしれません。
    • 稀なケースですが、血液が混じった鼻水や赤い鼻水があれば、直ちに医師の診察を受けましょう。
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    鼻詰まりが10日を超えて続く場合も医師の診察を受けましょう。通常鼻詰まりは1週間以内に治まるので、症状が10日を超えて続く場合は感染症の疑いがあります。医師がインフルエンザなどほかの病気の可能性を確認し、必要であれば薬の処方や治療を行うでしょう。感染症のそのほかの症状は次のとおりです。[18]
    • 38.5℃を超える発熱
    • のどの痛み
    • 頭痛
    • 体の痛み
    • 倦怠感
  3. 3
    鼻詰まりが3か月を超えて続いた場合は、慢性副鼻腔炎の手術を受けましょう。鼻詰まりが3か月を超えて続いたり年間を通して鼻詰まりを繰り返したりすると、慢性副鼻腔炎を発症することがよくあります。鼻が詰まって非常に苦しいため、症状が改善しないのではと不安になるかもしれませんが、手術によって鼻が通ると元のように楽に呼吸できるようになるでしょう。[19]
    • 慢性副鼻腔炎の手術では、医師が風船のような器具を使って鼻腔を広げたり、鼻の通りを妨げている物質を削ったりします。[20]
    • 慢性副鼻腔炎は、鼻ポリープ、アレルギー、感染症、鼻中隔湾曲症など様々な要因で発症します。
  4. 4
    幼児が風邪をひいた場合は、小児科医に相談しましょう。乳幼児は免疫力の発達が十分でないため、鼻が詰まることがよくあります。しかし、アレルギーや風邪で乳幼児の鼻が詰まると、早期に重症化する恐れもあります。幸いにも、医師が最善の対処法をアドバイスしてくれるでしょう。[21]
    • 医師が家庭で手当てを続けるように指示することもあります。
    • 乳児の熱が38.0℃を超える場合はその日のうちに小児科医の診察を受けるか、救急外来に連れて行きましょう。発熱は感染症の兆候かもしれないので、医師の診察を受けておくほうが安心です。
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ポイント


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注意事項

  • 鎮痛剤や充血除去薬を乳幼児に与える前に、必ず医師に確認しましょう。鎮痛剤や充血除去薬は子供に安全に使えるとは限りません。場合によっては、使用・服用に特別な注意が必要になることもあります。[25]
  • 充血除去薬によって血圧が上昇する場合があります。血圧が高めの人は、使用・服用前に必ず医師に確認しましょう。[26]
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  1. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK279542/
  2. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hay-fever/in-depth/seasonal-allergies/art-20048343
  3. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/common-cold-in-babies/diagnosis-treatment/drc-20351657
  4. https://www.healthychildren.org/English/safety-prevention/at-home/medication-safety/Pages/How-to-Manage-Colds-and-Flu.aspx
  5. https://www.nationwidechildrens.org/family-resources-education/health-wellness-and-safety-resources/helping-hands/suctioning-the-nose-with-a-bulb-syringe
  6. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/common-cold-in-babies/diagnosis-treatment/drc-20351657
  7. https://familydoctor.org/otc-cough-and-cold-medicines-and-my-child/
  8. https://www.mayoclinic.org/symptoms/nasal-congestion/basics/when-to-see-doctor/sym-20050644
  9. https://med.uth.edu/orl/2012/07/12/the-common-cold-viral-upper-respiratory-illness-viral-uri/
  10. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/chronic-sinusitis/symptoms-causes/syc-20351661
  11. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/chronic-sinusitis/diagnosis-treatment/drc-20351667
  12. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/common-cold-in-babies/symptoms-causes/syc-20351651
  13. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK279542/
  14. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/common-cold/expert-answers/nasal-decongestant/faq-20058569
  15. https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/what-to-do-about-sinusitis
  16. https://familydoctor.org/otc-cough-and-cold-medicines-and-my-child/
  17. https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/what-to-do-about-sinusitis

このwikiHow記事について

Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者 by
治験審査委員
この記事の共著者 by Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。 この記事は95,448回アクセスされました。
カテゴリ: 全般的健康
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