PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

2019年の20代の転職経験率は男女合わせて約25%で、20代で転職をする人は年々増えています。[1] 終身雇用が当たり前の時代は20代での転職など考えられませんでしたが、現代では多くの若者が転職をしています。20代の転職が有利なのは、3年目までは「第二新卒」という新卒に準じる扱いを受けられ、異業種に挑戦できるためです。20代後半での転職は経験値を問われ、年収アップを狙うこともできます。第二新卒での転職を狙うならしっかり企業分析を、20代後半でキャリアアップを狙うなら実績を積んでおくことが大切です。

方法 1
方法 1 の 2:
「第二新卒」で異業種に挑戦する

  1. 1
    事前に業界分析を行う 「第二新卒」の明確な定義はありませんが、一般的には新卒で入社して3年未満の社会人を指します。[2] この期間に当てはまる25、26歳までのビジネスパーソンは「第二新卒」として、企業が優先的に採用する傾向があります。また経験値が少ないために異業種への挑戦も可能です。そのため、新卒採用時に行きたい企業や業界に入れなかった人が願いを叶えるために第二新卒を狙うことも多くあります。元の所属先で全くの未知の業界に興味を持ったら、新卒採用のときのようにしっかり業界分析を行いましょう。[3]
    • 今いる業界のどこが自分に合わないのかしっかり分析しましょう。将来性か、働き方か、そもそも興味がなかったのか、転職活動をするに至った理由を考えましょう。
    • 業界分析を通じて、志望業界に自分が合っているかどうかを考えましょう。憧れだけでは仕事は続きません。
    • 複数の業界に興味があったり、志望する業界が見つからない場合は、卒業した大学のキャリアセンターなどに行って適性を診断してもらいましょう。 [4]
  2. 2
    企業分析を行う 志望業界が決まったら、次はその業界に所属する企業をざっとチェックして行きたい企業を決めましょう。行きたい企業を決めたらその企業の分析をします。新卒採用のときと同じように、会社の事業内容、実績、将来性、どんな人たちが働いているか、どんな人材を求めているかを「就職四季報」や採用募集サイトでチェックします。
    • 企業によっては「第二新卒」は新卒採用と合同で行われることがあります。企業分析と同時に募集要項をチェックしましょう。
    • 給与・待遇面もしっかり調べましょう。
    • 業界ならではの雰囲気があり、企業単位でもさらに雰囲気は異なりますので、職場環境がしっかり自分に合いそうか、さまざまな情報を収集して調べましょう。
    • 自分の卒業した大学に行きたい企業に所属するOBやOGがいたらコンタクトをとってみて、話を聞きましょう。[5]
  3. 3
    転職エージェントに登録する 新卒採用のときは「リクナビ」「マイナビ」などの新卒用の就職エージェントサイトに登録して就職活動を進めますが、こうした就職エージェントは「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」など、転職用のサイトも運営しています。[6] 転職の際は新卒のときよりも人数が少ないため、1人1人にプロの担当がついて直接面談しながら業界や応募企業を絞り込んでいくこともできます。すべての手続きを自分でしたくない人や、様々な企業を探したい人は転職エージェントに登録しましょう。
    • そもそもの応募が、転職エージェントを通じての応募に限定されている場合もあります。
  4. 4
    「職務経歴書」に前所属会社での経験を詳細に書く 第二新卒からは新卒採用時には書く必要がなかった「職務経歴書」を書く必要があります。職務経歴書には前所属会社での役職・待遇・どんな仕事をしてきたか、どんなプロジェクトにどれくらいの期間携わったかを詳細に書き入れましょう。第二新卒では異業種に入れるチャンスが他年代よりも大きいとは言えど、新卒の時のように熱意だけで通るほど甘くはありません。一度就業経験がある以上、その会社での経験は採用担当が1回読んだだけでわかるよう明瞭に、詳細に書きましょう。[7]
    • 「職務経歴書」には特に所定のフォーマットはありませんが、第二新卒などキャリアが少ない状況では、時系列で書くとかえって寂しい印象になってしまうこともあります。時系列ではなく、担当業務を中心に組み立てましょう。
    • ただ担当業務を箇条書きで並べるだけではなく、その経験からわかる自分の強みをしっかりアピールしましょう。[8]
  5. 5
    面接では異業種に応用できる経験を語る 新卒のときに一番求められたのは「やる気」「元気の良さ」「根性」などの精神論や、はたまたなんとなくその企業と合っていそうかどうか、などふんわりとした部分でしたが、第二新卒などある程度の年数働いた上での転職では精神論や雰囲気だけでは通用しません。異業種に飛び込む場合は、面接において前業種で自分がどんな試練に直面してそれをどう乗り越えてきたかを論理づけて語りましょう。たとえ異業種であっても、組織である以上は自分の前所属会社との共通点はどこかにあるはずです。その共通点や得た経験をもとに、自分がその会社にどんなメリットをもたらせるかを語りましょう。[9]
    • それでも足りない部分は熱意でカバーしましょう。経験に欠ける第二新卒では熱意も判断材料として見てもらえます。
  6. 6
    全体を通してビジネスマナーがあることをアピールする 第二新卒の就職活動では、数年の就業経験からビジネスマナーを身につけているかどうかをしっかりと見られます。新卒入社した企業でしっかりとビジネスマナーを学んでいるはずですので、基本的なビジネスマナーは知っていて当たり前と思われています。書類審査時の志望動機欄でも、面接でもしっかりアピールしましょう。[10]
    • 面接のときは清潔感のある身だしなみは当然ながら、新卒にはないスーツへの小慣れ感も出していきましょう。
    広告

方法 2
方法 2 の 2:
同業種の転職でキャリアアップを狙う

  1. 1
    前所属先で関連資格をしておく 第二新卒としての期間が過ぎた20代後半になってからの転職は、主にキャリアアップ、年収アップのための同業界への転職がメインとなります。[11] この場合における転職は、前職の時点ですでに勝敗が決していると言っても過言ではありませんので、数年に渡る準備が必要です。同業界他社に移籍する場合は、その業界に関連する資格を取得しておくと有利になります。しっかり勉強して資格を取得しておきましょう。[12]
    • 企業によっては社員の資格取得のために、福利厚生の一環として幾らかの費用を支給してくれるところもありますので、積極的に活用しましょう。
  2. 2
    前所属先で実績を出しておく 同業界への転職、キャリアアップのための転職で重要なのが「目に見える実績」です。今いる会社でどのようなスキルを身につけ、その結果としてどんな実績を出したかが必ず問われます。将来転職して年収を上げるためには、今いる会社でしっかり実績を積み、その実績を職務経歴書に書きましょう。20代後半からは企業は「即戦力」を求めてきます。
  3. 3
    中途採用募集が出たらすかさず応募する 同業界への転職なら、数年働けばある程度その業界にどんな企業がいてどのくらいの規模かはわかることでしょう。そのため、転職エージェントを通じての応募が必須ではない場合は、一概にエージェントへの登録の必要はありません。その業界で自分より大きく、キャリアアップになる企業が中途採用を募集するタイミングは逃さないようにしましょう。募集がかかったらすかさず応募します。
  4. 4
    面接では即戦力となることをアピールする 20代後半からは経験値が未熟では通用しなくなってきます。企業はすぐにでも会社の中で成果を出せる即戦力を求めていますので、面接では職務経歴書に書いた実績と自分の強みを結びつけて、どうやってその会社に利益をもたらせるかを語りましょう。手掛けたプロジェクトは詳細まで、どんな実績を上げたかは数字を持ち出して具体的に語りましょう。[13]
    • その会社でやりたいこと、何を成し遂げたいのか、今の環境でそれができない理由、その会社ならそれができる理由もしっかり語りましょう。[14] 第二新卒でもこれは同様です。
  5. 5
    全体を通じてリーダー経験と指導経験をアピールする 20代後半からは「リーダー経験があるか」どうかも問われることがあります。また、リーダー経験をした人も実際に少なくありません。企業にとってリーダーとして先頭に立てるかどうかは重要な採用基準となりますので、職務経歴書や面接ではしっかりアピールしましょう。また、20代後半ともなれば新入社員や後輩をOJTなどで指導した経験もあるかどうかが問われますのでそう言った指導の経験も欠かさずアピールしましょう。[15]
    広告

ポイント

  • 『@DIME』の調査によると、20代が「求人を探す際に妥協できない条件」は「勤務地」が62.2%で1位。2位が「年間休日数」(59.3%)、3位が「年収」(34.7%)という結果が出ています。[16]
  • 転職活動の期間の平均は約3ヵ月間と言われています。[17]
  • 職務経歴書は「プレゼンテーション資料」です。自分が積極的にやった仕事のこと、自分の強みをしっかり書きましょう。20代はまだ経験が未熟でも「ポテンシャル」を見てもらえます。そのポテンシャル評価の軸となるのが職務経歴書です。[18]
広告

注意事項

  • 20代の内に転職を繰り返すと、企業から「この人は入社してもすぐ辞めてしまうのでは」と不信感を抱かれます。20代での転職回数は1〜2回に留めるのが良いでしょう。[19]
  • 転職は仕事を辞めてから始めるものではありません。初めての転職となる20代にとっては特に退職してからの転職活動は危険です。会社に在籍しながら仕事の空き時間を利用して行いましょう。[20]
広告

このwikiHow記事について

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、著者の皆さんがボランティアで執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。
カテゴリ: 求人
このページは 350 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告