30秒以内で喧嘩に勝つ方法

共同執筆者 Dany Zelig

何をもって「喧嘩に勝った」と言えるのか、それには様々な定義があるでしょうが、1つには対戦相手の状態がどうであれ自身が無傷で逃れることが挙げられるでしょう。怪我を回避するには喧嘩しないことが一番簡単な方法です。ただし不意に攻撃を仕掛けられたり、窮地に追い込まれたりしたら、出来るだけ素早く喧嘩を終わらせることが重要です。相手の攻撃を即無効にできる格闘の技もありますが、絶対確実なものでも、誰にでもできるものでもありません。特に日々体を鍛えているわけではなく、格闘技のトレーニングも積んでいなければ即座に実行できません。

方法 1 の 3:
脅威のレベルを把握する

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    数秒間で状況を理解する 状況が把握できれば結果に大きな違いを生みます。たとえ数秒間でも理性的に考えられれば冷静さを保つことができ、腕力だけでなく頭脳を駆使して戦うことができるでしょう。
    • 相手は自分に怒っているのか、世間一般に対する怒りを露わにしているのか、喧嘩の相手を探しているのか、精神的に病んでいるのか、それともただ酔っているだけなのかなど、相手の状態を把握しましょう。正確に把握できると、状況を即収束させることができるでしょう。[1]
    • 戦うべきか逃げるべきか、戦うならどう戦うべきかを判断する前に、相手の体の大きさや腕力を把握しましょう。一般的に格闘の世界では、「優れた技の持ち主が未熟な人を打ち負かす」または「スキルが同レベルなら、大きい方が小さい方を打ち負かす」と言われます。覚えておきましょう。[2]とは言え、自分よりも大きくて強い相手との喧嘩に勝てないという意味ではありません。ただそのような要因を考慮に入れなければならないということです。
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    怒りをエスカレートさせない 相手は怒鳴ったり脅したり物を投げたりしているだけで手を出していないなら、事態を沈静化し喧嘩を回避できる場合があります。[3]
    • まずは落ち着きましょう。怒りに怒りで対抗すると状況を悪化させます。
    • 相手の話を聴く意図があることを伝え、実際に注意深く聴きましょう。苦痛を抱えていたり動揺したりしているだけなら、静かに話を聞けば、相手も自然に落ち着きを取り戻します。
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    相手の行動が予測不可能な場合には注意する 酒に酔っている、あるいは精神を患っているなど分別がない言動を取る相手の怒りを沈めるのは難しいかもしれませんが、方法がないわけではありません。[4]
    • 相手が平静さを失っているだけなら、一旦落ち着けば実際には喧嘩を望んでいないことを自分でも悟るでしょう。相手の様子を正確に把握できれば、戦うべきか、それとも事態を沈静化するべきなのかの判断がしやすくなります。
    • 平静さを失っている人を落ち着かせるには、相手の話を聴くことです。相手の言うこと全てに同意した上で、相手に取って欲しい行動(例えば座る、その場を去るなど)を促しましょう。重要なのは相手の話を真剣に聴く、全てに同意する、静かに要求を伝えるという行動を何度も辛抱強く繰り返すことです。途中で諦めると失敗します。 [5]
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方法 2 の 3:
相手の弱点を利用する

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    相手の最初の攻撃かわす 相手が体ごとぶつかって来る、またはパンチを打ってくることがありますが、それを上手にかわすには、瞬時に脇にそれ相手が通り過ぎた所で背後から倒すという方法が効果的です。これは相手の勢いを利用する技です。
    • 相手の攻撃をかわすには落ち着くことが肝心です。私たちは本能的にパンチやキックを避けようとはしますが、「体が固まって」しまうこともあります。覚えておきましょう
    • 相手を押し倒すには最初に足蹴りで遠くに飛ばし、腕で最後の打撃を与えます。
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    相手が望む方法で戦わない パンチ、グラップル、キックなど1つの技だけで戦い通す人がほとんどですが、相手と同じ手法を使ってはいけません。
    • 相手がパンチを打って来たら、地面に引きずり倒しましょう。
    • 相手がタックルして来たら、しっかりと立っていましょう。
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    フェアな戦い方を選ばない クラヴ・マガ(イスラエルで考案された近接格闘術)は相手の弱点を攻撃することを推奨します。相手のつま先、股間、腹、顔、首の側面など柔らかい身体部位に、自分のかかと、膝、肘、手の付け根、頭の天辺など強くて硬い部分で攻撃を加えます。[6]
    • 相手のつま先を思い切り踏みつけます。
    • 相手の股間、腹の上部(みぞおち)、へそ周辺(横隔膜)に蹴りやパンチを入れます。
    • 相手の目に指を突っ込むか、鼻、顎にできるだけ強くパンチを放ちます。
    • 攻撃を受けた時に手近に武器として使えるものがあれば利用しましょう。相手に向かって自分の持っている鍵を投げつける、周辺の砂、砂利、土などが掴めればそれを相手に向けてまくなど、使えそうな物は何でも利用しましょう。それらを武器として使うことも可能です。[7]どんなことをしてでも自分を守る権利があります。自己防衛は相手への攻撃とはみなされません。
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    相手を騙す 虚勢をはったり大げさに振る舞うのが得意であれば、相手を騙して喧嘩を自分の有利に運ぶことができるでしょう。
    • 武道の構えをとりましょう。拳を顔の前に上げて相手の前に立ちはだかり、相手にも同じ構えを挑みましょう。熟練の格闘家でなければ、あなたに反応して同じ構えをするはずです。そうなれば、事を有利に運ぶことができます。
    • 横からキックする振りをしましょう。相手のすねに蹴りを入れるように見せかけて、顔、みぞおち、横隔膜にパンチを放ちます。自分の足元を見たくなるかもしれませんが、堪えましょう。相手に意図が見破られてしまうかもしれません。
    • 相手があなたの構えに乗ってこないとしたら、格闘家としてトレーニングを積んでいる可能性があります。
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方法 3 の 3:
プロの格闘家の技を真似る

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    総合格闘技の技を使う アメリカの総合格闘技、アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(略称:UFC)の歴史の中で、10秒以内に決着がついた試合が8つあります。[8]UFCの格闘家ほどの経験は積んでいなくても、彼らの技を真似て使うこともできるでしょう。
    • プロの総合格闘家は、ボクシングやレスリング、その他数種類のスポーツ格闘技の技の習得を目指して訓練します。
    • プロの格闘家はフルタイムで一年中トレーニングを行い、効果的にかつ効率よく戦う準備を常日頃からしています。
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    強力なパンチを突然最初に打つ UFCファイターに人気がある技ですが、強力なパンチをいきなり放つと、相手は気絶して倒れてしまいます。ただし、正しいパンチの仕方を知らなければ相手を傷つけるどころか、逆に自分の手を痛めてしまいます。
    • 親指を外に出して拳を作ります。
    • 指の節でパンチします。特に人差し指と薬指の節を使い、手首をまっすぐにして放つと効果的なパンチになり、自身の手の骨を折る危険も小さくなります。[9]
    • UFCファイターのグレイ・メイナード、ジェームズ・アーヴィン、トッド・ダフィーなどは、相手の頭目がけてパンチを放ち、相手を倒すことで有名でしたが、[10][11][12]訓練していない場合には、相手の喉元、首の側面、肋骨を狙うと効果的な強いパンチを放てるでしょう。[13]
    • 格闘家の中にはライアン・ジムのように、一打で相手をノックアウトする人もいますが、[14]一回のパンチで相手を倒すのは、プロのボクシングや総合格闘技の世界でも非常に稀だということを覚えておきましょう。
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    最初にキックを入れる イギリス人のキックボクサー、マーク・ウィアーは対戦相手のユージーン・ジャクソンに蹴りを入れた後、絶妙のタイミングでパンチを放って倒し、10秒で試合は終わらせたことがあります。[15]
    • ジャッキー・チェンの真似をしてはいけません。膝やすねを目がけて入れる強いキックは、頭を目がけて入れる高いキックよりも遥かに素早く行えるため効果的です。
    • 足の側面で相手の膝の横に蹴りを入れるとバランスをしっかり保ちながら、相手に最大のダメージを与えることができます。[16]
    • キックの利点は、相手から離れて攻撃できるため相手がパンチを打ちにくくなる所です。[17]
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注意事項

  • 強盗に襲われたり脅されたりした時に即その場を切り抜けるには、相手が要求するものを渡すことです。強盗は相手に怪我を負わせたいとは思っていません。金目のものが欲しいだけです。もちろん抵抗する権利がありますが、そうすれば相手と対峙することになり状況を必要以上に悪化させてしまう危険があります。相手が武器で脅してこない限り、相手の欲しいものを相手に放り投げて逆方向に逃げましょう。強盗は投げられた物に気が取られるため、その隙に逃げられます。とても効果的な脱出方法だと言えるでしょう。[18]ただし、ナイフや銃で脅迫された場合には、相手が望むものを渡す意図があることを口頭で伝え続け、相手の指示に従い喧嘩を避けましょう。相手は自分の望みが手に入れば、おそらくその場から去るはずです。
  • 人を殺傷するのが主な目的の凶暴なタイプに襲われた場合には、逃げるか戦うかの決断を思慮深く行い、決断を下したら相手の不意をついて選んだ行動を瞬時にとり、状況を制御しなければなりません。いわゆる凶悪犯人は泥棒や強盗、怒り狂ったまたは精神をきたした障害者に比べ冷静な態度で相手に接する傾向があります。目的の相手を人気のない場所に「追いやろう」とするかもしれません。しかし、凶悪犯人の傾向が把握できていれば、襲われて最初にショックを受けたのはあなたでも、逃げるか戦うかの行動を咄嗟に起こして相手を逆に当惑させることができます。つまりショックを相手に与えることで、自分を優位に立たせます。[19]逃げるにしても戦うにしても、最初に相手を動揺させ不意をついて行動をとれば、自分に有利に物事を運ぶことができるでしょう。
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このwikiHow記事について

クラヴ・マガインストラクター
この記事はDany Zeligが共著しています。 イスラエルの近接格闘技術「クラヴ・マガ」の2代目講師であるダニー・ゼリグは、イミ・リヒテンフェルド(クラヴ・マガ創始者)より直接指導を受けており、イミ派の師範代、そしてクラヴ・マガ協会から認定資格を与えられています。ダニーは1993年より一般市民、軍隊、そして警察関係者にクラヴ・マガの指導を行っています。
カテゴリ: 武道
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