APA形式を用いて論文を執筆する時、ページ番号は小さくも、とても重要な要素です。ページ番号は、一般的に引用した内容の最後に添えるものです。また、引用文献の一覧を作成する際は、引用箇所が含まれる章や記事のページ範囲のみを記載します。ページ番号を記載する必要があるのかがはっきりと分からない時は、この記事でも紹介する基本的なルールを参考に判断しましょう。ただし、定かでない場合は「ページ番号がある場合は記載する」ものとして考えましょう。

方法 1 の 3:
本文内でページ番号を記載する

  1. 1
    引用元のページ番号を見つける 事実(データ)や引用句が用いられる場合は、正確なページ番号を用いましょう。複数ページにわたる情報であれば、その範囲全体を記載します。引用元の文献のページ上部あるいは下部の角を見てみましょう。[1]
    • 例えば、本の10ページに記載されていた文言を引用したのであれば、10ページと記載します。
    • 複数ページに及んでいるのであれば、その全てを記載する必要があります。例えば、「10-16」ページとなります。
    • ページ番号は「B1」やローマ数字(「iv」や「xi」など)のように数字以外の情報が含まれていることもあります。こうした場合も、引用元の情報に従って記載しましょう。
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    文を書く 文そのものの中にページ番号を記載する必要はありません。文には引用元から用いた情報を含めましょう。[2]
    • 引用元の作者の名前を文中で述べたのであれば、引用文献が出版された年をそのすぐ後ろに括弧にくくって付け足しましょう。例えば次のようになります。「Smith (2010) showed that poor hygiene was correlated with low self-esteem. スミス(2010)は不衛生な環境と低い自尊心の間に相関関係があることを示した」
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    文末の括弧の中でページ番号を記載する ピリオドの前に括弧を挿入しましょう。この括弧内の情報の記載方法は、引用元の作者の名前を文中で述べてあるかどうかによって変わります。[3]
    • 作者の名前が既に述べられている場合は、文末の括弧の中にはページ番号のみを加えます。「Smith (2010) showed that poor hygiene was correlated with low self-esteem (p. 40). スミス(2010)は不衛生な環境と低い自尊心の間に相関関係があることを示した(p.40)」となります。
    • 文中に作者の名前が述べられていないのであれば、作者の名前と出版された年をまず記載してからページ番号を添えるという方法を取りましょう。例えば、「One study showed that poor hygiene was correlated with low self-esteem (Smith, 2010, p. 40). 過去の研究によれば、不衛生な環境と低い自尊心の間には相関関係がある(Smith, 2010, p. 40)」
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    ページ番号の直前には「p」または「pp」を添える 引用する情報が1ページの範囲内に掲載されているものだったのであれば「p」を添えて、当該のページ番号を続けましょう。引用する情報が複数ページにわたって掲載されているのであれば、「p.」ではなく「pp.」を添えます。またハイフン「-」を用いて範囲を示します。[4]
    • 1ページの引用方法は、例えば「(Smith, 2010, p. 40)」や「(p.40)」となります。
    • 複数ページであれば、例えば「Smith, 2010, pp.40-45」あるいは「pp.40-45」のように記載します。
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    連続していないページはコンマで区切る 引用する情報が連続していない複数ページに掲載されているものだったのであれば、該当するページの全てを記載しなければなりません。ページ番号の前に「pp.」を添えましょう。例えば、引用元の上方が40ページと45ページに掲載されているものなのであれば、「(Smith, 2010, pp. 40, 45)」となります。[5]
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方法 2 の 3:
引用文献一覧を書く

  1. 1
    本の章や記事全体のページ範囲を見つける 自分の論文に用いた箇所のページ番号だけでは引用文献一覧には不十分です。その情報が含まれている記事や章全体の開始と終了ページ番号を把握しましょう。これがページ範囲です。つまり、当該の章が27ページから始まり45ページで終了するのであれば、「27-45」となります。[6]
    • 新聞記事には特異なページ番号(「1A」や「B3」など)が、本の序文ではローマ数字(「i」や「ii」「iii」)が用いられていることもあります。引用元で用いられている仕組みのまま、ページ番号を記載するようにしましょう。
    • 引用元のページ数が飛んでいる場合は、それぞれの範囲を記載し、次の範囲を続ける前にコンマで分けます。例えば「15-20, 25-30」となります。
    • ページ範囲には引用文献一覧や付録といった補足的な情報が掲載されているページも忘れずに含めましょう。つまり、本文は173ページで完了していても付録が180ページまで続いているのであれば、最後のページは180となります。
  2. 2
    ページ番号以外の情報も全て書き出す 引用の方法は、引用文献の種類によって変わってきます。ページ番号が含まれているのは一般的に本の章や記事なので、次のようなルールを参考にしましょう(ピリオドやコンマも含めます)。[7]
    • 本の章:作者の苗字, 1つ目のイニシャル. 該当する場合は2つ目のイニシャル. (出版された年). 章のタイトル. In 1人目の編集者のイニシャル. 苗字 & 2人目の編集者のイニシャル. 苗字 (Eds.), 斜体で本のタイトル (章のページ範囲). 出版地: 出版社.
    • 雑誌: 1人目の作者の苗字, 名前のイニシャル. & 2人目の作者の苗字, 名前のイニシャル. (出版された年). 斜体で記事のタイトル. 出版物のタイトル, 巻 (版), 記事のページ範囲.
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    ページの範囲を出版物のタイトルと出版地の間に含める ページ範囲を括弧にくくり、開始ページと終了ページをハイフンでつなぎます。番号の前に「pp.」を添えます。例えば、41ページから63パージまで続いているのであれば、次のようになります。[8]
    • Williams, B. and Johnson, A. (1990). Traffic Patterns and Urban Spread. in C. Carr (Ed.), Traffic Engineering Trends (pp. 41-63). New York: ZMN Publishing.
  4. 4
    学術ジャーナルの記事の場合は、ページ範囲を一番最後に添える 「p.」や「pp.」は必要ありません。開始ページと最後のページをハイフンでつなぐだけで完了です。つまり、5ページから23ページに掲載されている記事であれば、次のようになります。[9]
    • Roberts, R. (2013). Managing Traffic in the Southwest. Traffic Engineering, 23 (2), 5-23.
  5. 5
    新聞記事の場合は当該ページを1つ1つ記載する 新聞記事のページ数の記載方法は、他の出版物(学術ジャーナルや雑誌など)とは若干異なります。1ページだけなのであれば、ページ数の前に「p.」を、そして複数ページであれば「pp.」を添えましょう。連続していないページであれば、個別に全て記載します。例えば、記事の冒頭部分がB2に、続きがB3かB4に掲載されている場合は、次のようになります。[10]
    • Diaz, C. (2016, June 26). “Traffic in the City,” The Times Morning Gazette, pp. B1, B3-B4.
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方法 3 の 3:
ページ番号を記載すべきか判断できるようになる

  1. 1
    統計などのデータを引用する データや統計などを既存の科学的研究や調査から引用する際は、その情報が掲載されているページの番号を記載しましょう。[11]
    • 例えば 「According to Jones (2006), 5% of people were on social media 5 or more hours a day (p. 207). ジョーンズ(2006)によれば、SNSユーザーの5%が、1日に5回以上SNSにログインしている(p.207)」と書くことができます。
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    引用句がある 引用句がある場合は、クオテーションマーク(引用符)をしめくくった後、ピリオドを打つ前に括弧でページ番号を含めましょう。本、記事、章から引用された、あらゆる句で、このような処理を行います。[12]
    • 例えば「Jones (2006) stated that “the top 5% of users were on social media for 5 or more hours every day” (p. 207). ジョーンズ(2006)は”上位5パーセントのSNSユーザーは、1日5回以上SNSにログインしていた”(p.207)と明言している」といった要領で書くことができます。
  3. 3
    言い換える場合もページ番号の記載を検討する 言い換えるということは、引用元の作者の全体的な考え方、主張、あるいは研究結果を、あなた自身の言葉で言い直して読者に伝えるということです。この場合、ページ番号を記載する必要はないものの、非常に長い文献や内容が複雑な文献から、特定箇所の内容を言い換える場合は、ページ番号も添えてあると親切でしょう。例えば、下記のような書き方を試しましょう。[13]
    • 「Jones (2006) indicated that addictive behaviors could be seen in a small population of excessive users (p. 207). ジョーンズ(2006)は、小数のヘビーユーザーに常習行動が見られるということを示唆している(p.207)」
  4. 4
    ページ番号がない場合は段落番号を記載する ウェブサイトやページ番号のない文献を引用する時は、段落番号を代わりに用いましょう。これは、特定のデータや引用句を記載する時にのみ必要な措置です。また、引用文献一覧には段落番号を含める必要はありません。[14]
    • 段落の記載方法も、基本はページ番号と同じです。ただし、「p.」ではなく「para.」を用いるという違いがあります。つまり、3つ目の段落の情報を引用したのであれば、「(para.3)」あるいは「(James, 2007, para.3)」といった方法で記載します。
    • 段落番号は、冒頭の1つ目の段落から、引用箇所が含まれている段落まで順に数えましょう。つまり、冒頭から3つ目の段落は「para.3」となります。
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このwikiHow記事について

Cara Barker, MA
共著者 by
図書館司書(教育・指導専門)
この記事の共著者 by Cara Barker, MA. カラ・バーカーはウェスタンカロライナ大学ハンター図書館にて助教授、および図書館司書(研究・教育)を務めています。2014年にワシントン大学にて図書館情報学の修士課程を修了し、アメリカ全土の図書館で16年以上の勤務経験があります。
カテゴリ: 教育
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