PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

初めての本を書き上げ、今すぐ世の中に発表したいと思ったら、どうすればよいのでしょうか?現代では、Amazonなどが提供しているセルフパブリッシング(自己出版)サービスによって、作家志望の人が自分の作品を世に出すことがより簡単になりました。原稿を仕上げたら、Amazonが提供するオプションから、自分の本にピッタリの形式を選択しましょう。必要な情報を入力して、価格を決めるなどの手続きを進めていきます。完成した作品をすぐに本として販売することで、作家としてのキャリアのスタートに勢いをつけましょう。

パート 1
パート 1 の 3:
本の執筆と出版形式の選択

  1. 1
    原稿を完成させる Amazonの出版サービスで作品を出版する前に、最高の状態になるまで作品を磨き上げましょう。最終草稿をチェックして、タイプミスや文法の誤り、不要な部分や、読みにくい箇所がないかどうかを確認します。文章をできるだけそぎ落とし、作品全体を引き締めましょう。[1]
    • 良い作品を出版するためには、厳しい目で編集を行うことが重要です。読みやすい作品であれば、本の評価も高まります。
    • Amazonはコンテンツの品質基準を厳格に設定しているので、誤りの多い本は削除される可能性もあります。[2]
    • 本を出版する前に、信頼できる友人やプロの編集者などに校正を頼むとよいでしょう。
  2. 2
    Kindleダイレクト・パブリッシングのアカウントを作成する Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)のウェブサイトにアクセスし、「KDPアカウント作成する」をクリックします。氏名(または自分の出版社の名前)、住所、郵便番号、メール、電話番号などの個人情報を入力しましょう。出版に関係する重要な情報は入力した連絡先に通知されます。[3]
    • KDP側で販売後の税金やロイヤリティの支払いを管理するために、社会保障番号や個人納税者番号などの税金に関する基本情報の入力を求められます。日本のユーザーの場合、Amazonのフォームに入力可能な納税者番号というものはなく、米国での免税を受けるためには米国の発行するITINを取得する必要があります。納税者番号の欄を空欄にしておくと、源泉徴収税率が表示されますが、そもそも米国内での売り上げに課される30%の源泉徴収税率は、日本国内の売り上げについては適用されません。原則としてamazon.co.jpから日本国内向けに本を販売する場合は、免税のために安易にマイナンバーを入力する前に、日本のAmazonに問い合わせる、信頼できる情報を探すなどしてきちんと確認するようにしましょう。
    • すでにAmazonのアカウントを持っている場合は、そのアカウントでログインし、KDPのプロフィールを作成することができます。
  3. 3
    出版形式を選択する 日本のKDPでは紙の本の出版サービスは提供しておらず、出版形式は電子書籍に限られます。海外版の場合、KDPのサイトでペーパーバック(紙の本)として出版するか、電子書籍の形式で出版するかを選択できるようになっています。amazon.comを経由して出版する際には、自分の作品にはどちらの形式が合っているかを検討しましょう。ヤングアダルト向けのスリラー作品を出すなら、ペーパーバックの方が対象読者に受け入れられやすいかもしれません。自己啓発書の場合は、スマホやタブレットで読書をする人向けに電子書籍として出す方が、多くの人に読んでもらえる可能性が高まるでしょう。[4]
    • 手にできる印税の金額は、選択した形式によって異なります。電子書籍の場合は単価の70%、紙の本の場合は単価の80%に相当する金額を受け取ることができるでしょう。
    • ペーパーバックの場合は本の印刷費として、Amazon側から売上の数パーセントを請求されます。[5]
  4. 4
    出版可能なファイル形式に変更する Microsoft Wordのような標準的なワープロソフトで執筆した場合、電子書籍リーダーやペーパーバック向けに、ファイル形式を変更しなくてはいけない場合もあるでしょう。出版までの手間が最小限で済むよう、Amazonのサイト内に参考になる情報が掲載されています。 KDPサイト内の該当ページなどをチェックし、指示に従って作業を進めましょう。[6]
    • ペーパーバックを発行する場合は、いくつかあるテンプレートを利用することもできます。[7]
    • PDFやMOBIなどのファイル形式を選択すると、アップロードの際に、挿絵や文章に使ったオリジナルの書式をそのまま反映させることができます。
    広告

パート 2
パート 2 の 3:
作品情報を入力する

  1. 1
    KDPアカウントの「本棚」に移動する このページから、作品のアップロード、作品情報の入力と編集、ユーザーの統計情報の確認などを行うことができます。本棚にアクセスしたら、「+電子書籍または有料マンガ」または「+ 無料マンガ」のいずれかを選択しましょう。海外版の場合は「+Kindle eBook」と「+ Paperback」の選択肢があるので、いずれかの出版形式を選択します。[8]
  2. 2
    本の詳細を入力する 著者と作品について、重要な情報を書き込む一連のフォームが表示されます。著者名、本のタイトル、簡単な説明、どの年齢層向けなのかといった情報を入力しましょう。[9]
    • この段階で、特定のキーワードやカテゴリーを設定しておくことで、ターゲットとなる購買層へ売り込むことができます。[10]
    • 子供向けのファンタジーというカテゴリーを設定したり、「料理」、「ブログ」、「旅行」などのキーワードを使用したりすることで、作品情報が検索結果に表示されやすくなるでしょう。
    • 各項目に記載する内容は時間をかけて考え抜き、作品情報の完成度を上げましょう。本の認知度が向上する可能性が高くなります。
  3. 3
    表紙のデザインを選択または作成する 表紙に使う予定の画像などがすでにある場合は、その画像をアップロードします(ただし、画像サイズが適切かどうか、著作権で保護されている画像ではないかを確認しましょう)。海外版の場合、サイト内のデザイン機能の指示に従って、自分で表紙を作成することができます(Amazon内の表紙作成ツールは現在日本版では提供されていません)。本の内容や主題を視覚的にまとめ、一瞬で読者の心を掴む表紙に仕上げましょう。[11]
    • Amazonの場合、表紙となる画像の縦横比は1.6:1を推奨しています。[12]
    • オリジナルの表紙のデザインを誰かに依頼してもよいでしょう。プロ仕様の表紙デザインによって、潜在的な購買層にアピールできるかもしれません。
  4. 4
    本をアップロードする 「電子書籍の原稿をアップロード」をクリックし、パソコン上のファイルから原稿を選んでアップロードを開始しましょう。特に長い作品の場合は、アップロードには数分ほどかかる場合があります。本がアップロードされた後も、作品情報に細かな変更を加えることは可能です。「保存して続行」をクリックするまで、内容は更新されません。[13]
    • KDPは、DOC・PDF・HTML・MOBIなど、ほとんどの主要なデジタルファイル形式に対応しています。[14]
    • 電子書籍を発行する際は、ファイルをKindle対応のファイル形式に変換してからアップロードしましょう。
    広告

パート 3
パート 3 の 3:
本を出版する

  1. 1
    表紙デザインやページレイアウトをプレビューで確認する プレビュー機能を使って、完成した本を確認します。繰り返しになりますが、明らかなタイプミスやファイル形式のエラーがないか十分注意しましょう。これは、出版前に主要な変更を加えることができる最後のチャンスです。[15]
    • 電子書籍は、開く環境によって表示形式も変わります。デバイスによってどのように変化するのかを知るために、様々なデバイスで本をプレビューするとよいでしょう。
  2. 2
    本の価格を決める 適切だと思う価格に設定しましょう。本の形式だけでなく、扱うテーマの市場性についても考慮します。例えば、子供向けの短い電子書籍よりも、理論物理学のペーパーバックのテキストの方が高くなるのが普通です。価格を決める際には、似たようなテーマの本の価格を調査して参考にしましょう。[16]
    • ロイヤリティは70%と35%の2種類から選ぶことができます。大抵の人が、売れるたびに多くの利益を得られる70%を選択するでしょう。ただし日本の場合は、出版する本をKDPセレクトに登録していないと、70%を選択することができません。またKDPセレクトに登録すると250円未満の価格で販売できなくなるので注意しましょう。海外で販売する場合、35%を選ぶと紙の本の送料が無料になります。出版する本の市場が狭い、あるいはより多くの人に買ってもらうために250円よりも低い価格にしたい場合は、35%を選ぶことになるでしょう。[17]
    • Amazonでは(電子書籍の場合も)作品をオンラインで公開するための「配信コスト」として、数パーセントを売り上げから天引きされます。
  3. 3
    本を出版する 作品情報の掲載内容に問題がなければ、「Kindle本を出版」または「Publish Your Paperback Book」(海外版で紙の本を出版する場合)をクリックします。アップロードしたファイルは、KDPまたはCreateSpace(印刷出版を担うAmazon系列企業)のコンテンツチームに送られ、出版準備が進められます。本が問題なく受理され、サイトに掲載されれば通知が届くでしょう。[18]
    • 出版した本がAmazonで購入できるようになるまでに、最大で72時間かかります。
    • 本が正式に出版された後も、作品情報の更新は可能です。[19]
  4. 4
    KDPのアカウントページで、売上、感想、その他の統計情報を確認する 定期的にユーザーページにログインし、出版した本の売上状況などをチェックしましょう。Amazonは、自社のサービスを利用して本を出版している著者に向けて、デイリーレポートを配信しています。これは、本がどれくらいの頻度で購入されたり、貸し出されたりしているかをリアルタイムでチェックできるサービスです。このサービスを活用して、ビジネスの視点で本の売り込み方を考えましょう。[20]
    • Amazonの著者ページを作成し、著者とこれまで出版した作品について、読者が詳細を確認できるようにしましょう。
    • ロイヤリティの明細書は大体60日ごとに送られてきます。本が売れれば、安定した収入につながるでしょう。[21]
    広告

ポイント

  • より多くの人に作品を知ってもらうために、KDPセレクトに登録することを検討しましょう。本の独占権を90日間Amazonに与えることになりますが、代わりにAmazonがより多くのリソースを使って、サイト内外で本を宣伝してくれます。
  • 作品情報に記載するキーワードとカテゴリーは慎重に選択しましょう。本が検索結果に表示される確率を上げることができます。
  • 本を出版することは決して簡単なことではありませんが、胸を張って世に出せる質の高い作品を生み出すために力を尽くしましょう。内容の充実した作品を作り上げることで、熱心な読者を獲得できるはずです。
  • キャッチーで興味をそそるタイトルは、読者の心に刺さり、本についてもっと知りたいと思わせる効果があります。
  • 独創的でニッチなテーマを扱った本の場合、自己出版の市場ではより高い値段で取引される傾向にあります。
広告

注意事項

  • 出版の過程で何か問題が起きた場合は、臆することなく質問や苦情を伝えましょう。Amazonもあなたの本で利益を得る立場にあるため、出版がスムーズに進むように協力してくれるはずです。
  • インターネット上で自己出版をした場合、本が店頭に並ぶことはありません。
広告

関連記事

画像検索で簡単に人物を特定する画像検索で簡単に人物を特定する
Pinterestの動画をダウンロードするPinterestの動画をダウンロードする
ブロックされたウェブサイトにアクセスするブロックされたウェブサイトにアクセスする
Google PlayのアプリをパソコンにダウンロードするGoogle Playのアプリをパソコンにダウンロードする
Discordで動画を送るDiscordで動画を送る
深層Webにアクセスする深層Webにアクセスする
Googleドキュメントを保存するGoogleドキュメントを保存する
YouTubeでチャンネル登録者を削除するYouTubeでチャンネル登録者を削除する
2台のルーターを接続する2台のルーターを接続する
Webページの画面をコピーするWebページの画面をコピーする
Instagramで2つのアカウントの連携を解除するInstagramで2つのアカウントの連携を解除する
Webページを保存するWebページを保存する
Snapchatでプロフィール画像を変更するSnapchatでプロフィール画像を変更する
YouTubeをブロックするYouTubeをブロックする
広告

このwikiHow記事について

Grant Faulkner, MA
共著者 ::
ライター
この記事の共著者 : Grant Faulkner, MA. グラント・フォルクナーは、毎年11月に開催される小説執筆イベント「National Novel Writing Month (NaNoWriMo)」の最高責任者、そして文芸雑誌「100 Word Story」の共同設立者です。また、ライティングと出版に関するウィークリーポッドキャスト番組「Write-minded Podcast」の共同司会者でもあります。クリエイティブライティングに関する本を2冊出版し、ニューヨークタイムズと Writer’s Digest(ライター向けの専門誌)に掲載されました。サンフランシスコ州立大学にてクリエイティブライティングの修士号を取得。 この記事は1,519回アクセスされました。
このページは 1,519 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告