この記事の共著者 : Luigi Oppido. ルイージ・オピドはカリフォルニア州サンタクルーズ市のパソコン修理専門店「Pleasure Point Computers」経営者です。25年以上にわたりパソコン修理全般、データ復元、ウイルス除去、アップグレードなどのサービスを請け負っています。また、カリフォルニア中部でKSCOにて放送中の番組、「Computer Man Show! 」の司会者も務めています。
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この記事では、DNS(ドメイン・ネーム・システム)サーバーのエラーが原因で発生するパソコンのインターネット接続の問題を解決する方法を紹介します。DNSサーバーとは、ブラウザがWebサイトにアクセスできるようにWebサイトのIPアドレスを変換する仕組みを提供するサーバーです。しかし、IPアドレスが期限切れになったり、サーバーに問題が発生したりすると、DNSエラーが発生し、インターネットに接続しても特定のサイトやサイト群にアクセスできなくなってしまいます。ただし、このDNSエラーは、使用しているネットワークアダプターのトラブルシューティングやDNSキャッシュのフラッシュ、不要なネットワークアダプターの無効化、パソコンのデフォルトDNSサーバーの変更、さらにはルーターの初期化などを行うことで解決できる場合があります。その中でも、OpenDNSはかなり良いサービスです!個人的にDNSサーバーを設定して(例えば「64.94.1.1」をプライマリ、「4.2.2.4」をセカンダリDNSサーバーとして)使用することがあります。ごくまれにGoogleなどのブラウザでドメイン名を検索して、DNSサーバーとして設定する必要があることもあります。OpenDNSを使用する場合は、その方が一般的です。ネットワークのアダプターの設定を開き、インターネットをクリック、「ネットワークと共有センター」から「アダプターの設定の変更」を選択します。ネットワークアダプターを選択し(通常、他のアダプターとの識別は非常に簡単です)、「プロパティ」をクリックしたら、「インターネットプロトコルバージョン4」を選択して、もう一度「プロパティ」をクリックしましょう。そこにDNSサーバーの設定があります。理想としては、ルーターのDNSを変更する必要があるかもしれませんが、これは特定のパソコンに対してのみ有効です。また、自分でDNSサーバーを探したり、利用しているDNSサービスのベンチマークや診断を行ったりしたいときは、ギブソン・リサーチ(grc.com)のDNSユーティリティーをチェックしてみましょう。非常に参考になります!
ステップ
パート 1
パート 1 の 5:トラブルシューティング
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1別の機器でアクセスしてみる スマートフォンやタブレット、パソコンをネットワークに接続し、1台目の機器でアクセスできないWebページにアクセスできる場合は、ルーターには問題がなく、その機器に問題があると見て間違いありません。
- 2台目の機器でもアクセスできないからといって、必ずしもルーターに問題があるとは限りません。
ポイント:特定のWebサイトにアクセスできない場合は、モバイルデータ通信を使用してアクセスしてみましょう。それでもWebサイトにアクセスできない場合は、Webサイト側に問題があります。
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2別のブラウザを試してみる これは、DNS接続をテストする最も簡単な方法の1つです。FirefoxやGoogle Chromeなどの別の無料ブラウザをダウンロードして、インターネットに接続してみましょう。エラーが解消されない場合は、DNSサーバーが応答しない原因としてブラウザのエラーを除外することができます。
- エラーが解消された場合は、古いブラウザをアンインストールしてから再インストールすると、問題が解決する可能性があります。
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3モデムとルーターの電源を入れ直す これでルーターのキャッシュが消去され、DNSエラーが解消される場合があります。手順は以下の通りです。
- モデムとルーターの電源ケーブルを抜きます。
- モデムとルーターの両方を少なくとも30秒間そのままにします。
- モデムの電源を再度入れ、オンラインになるまで待ちます。
- ルーターも電源を再度入れてモデムに接続し、オンラインになるまで待ちます。
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4パソコンとルーターを有線LAN経由で接続する すでに有線LAN経由で接続している場合は、このステップをスキップしましょう。
- LANケーブル経由でWebページにアクセスできる場合は、ルーターに問題があるかもしれません。その場合は、 おそらくルーターを初期化する必要があります。
- LANケーブル経由でもWebページにアクセスできない場合は、DNS設定に問題があるかもしれません。
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パート 2
パート 2 の 5:DNSキャッシュをフラッシュする
パート 3
パート 3 の 5:不要なネットワークアダプターを無効にする
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1
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2不要なネットワークアダプターを探す 使用していないネットワークアダプターはすべて削除してかまいません。これにはBluetooth接続やWi-Fi接続も含まれます。
- DNSエラーの原因として最も多いのは、「Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter」があることです。[1]
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3不要なネットワークアダプターを選択する ネットワークアダプターはクリックするだけで選択することができます。
- Windows:画面上の各アイコンがネットワークアダプターを表しています。
- Mac:ネットワークアダプターは画面左側に表示されています。
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4ネットワークアダプターを削除する 以下の操作を行います。
- Windows:画面上部のこのネットワークデバイスを無効にするをクリックします。
- Mac:「ネットワーク」画面下部のマイナス記号(-)をクリックします。
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5Webページにアクセスしてみる Webページにアクセスできれば問題は解決です。アクセスできない場合は、次の方法に進みましょう。広告
パート 4
パート 4 の 5:DNSサーバーを編集する
Windows
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1使用しているネットワークアダプターをクリックする 「ネットワーク接続」画面に表示されており、クリックすると選択状態になります。
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2この接続の設定を変更するをクリックする このボタンは画面の最上段にあり、クリックするとそのネットワークアダプターの設定が表示されます。
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3「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」をクリックする 「Wi-Fiのプロパティ」ダイアログ中央のリスト内にあり、クリックすると選択状態になります。
- このリストが表示されていない場合は、ダイアログ上部のネットワークタブをクリックしましょう。
専門家情報パソコン・IT専門家Luigi Oppido
パソコン・IT専門家専門家のアドバイス:ルーターやモデムを再起動してもインターネットに接続できない場合は、「コントロールパネル」や「システム環境設定」で使用している機器のアダプターの設定を開き、IPV4設定をダブルクリックしましょう。その画面でTCP-IP設定をダブルクリックし、すべて自動に設定されていることを確認します。それでもインターネットに接続できない場合は、インターネットサービスプロバイダに問い合わせましょう。
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4プロパティをクリックする このボタンはダイアログ下部にあります。
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5「次のDNSサーバーのアドレスを使う」ラジオボタンをオンにする プロパティダイアログ下部にあります。
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6優先DNSサーバーのアドレスを入力する ダイアログ下部の「優先DNSサーバー」欄に入力しましょう。信頼性の高いDNSサーバーには以下のようなものがあります。
- OpenDNS:208.67.222.222と入力します。
- Google:8.8.8.8と入力します。
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7代替DNSサーバーのアドレスを入力する 「優先DNSサーバー」欄の下にある「代替DNSサーバー」欄に入力しましょう。「優先DNSサーバー」欄に入力した内容に応じて、ここに入力する内容は異なります。
- OpenDNS:208.67.220.220と入力します。
- Google:8.8.4.4と入力します。
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8OKをクリックする DNSサーバーの設定が保存されます。
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9閉じるをクリックする ダイアログの一番下にあります。
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10パソコンを再起動する パソコンの起動が完了したら、ネットワークアダプターをテストしてみましょう。これでうまくいけば、パソコンのデフォルトDNSサーバーが問題だったということです。
- パソコンがインターネットに接続できる場合は、DNSエラーについてインターネットサービスプロバイダに問い合わせてみてもよいでしょう。
- それでもインターネットに接続できない場合は、次の方法に進みましょう。
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Mac
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1
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2システム環境設定...をクリックする 「アップルメニュー」のドロップダウンメニュー上部にあります。
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3ネットワークをクリックする 「システム環境設定」画面にある地球の形をしたアイコンのことです。
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4使用しているWi-Fiネットワークをクリックする 画面の左ペインにあります。
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5詳細...をクリックする 画面のほぼ中央にあります。
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6DNSタブをクリックする 画面上部にあります。
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7+をクリックする このボタンは「DNSサーバ」欄の下にあります。
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8DNSサーバーのアドレスを入力する OpenDNSとGoogleはどちらも信頼性が高く、高速なDNSサーバーを備えています。
- OpenDNS:208.67.222.222または208.67.220.220
- Google:8.8.8.8または8.8.4.4
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9ハードウェアタブをクリックする 画面上部のタブの右端にあります。
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10「構成」ボックスをクリックし、手動をクリックする このボックスはハードウェア画面上部にあります。
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11「MTU」ボックスをクリックし、カスタムをクリックする 「MTU」ボックスは「構成」ボックスの下にあります。
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12テキストフィールドに1453と入力する 「MTU」ボックスの下にあります。
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13OKをクリックする 画面の一番下にあります。
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14適用をクリックする このボタンは画面の一番下にあり、クリックすると設定が保存され、使用しているWi-Fiネットワークに適用されます。
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15パソコンを再起動する パソコンの起動が完了したら、ネットワークアダプターをテストしてみましょう。これでうまくいけば、パソコンのデフォルトDNSサーバーが問題だったということです。
- パソコンがインターネットに接続できる場合は、DNSエラーについてインターネットサービスプロバイダに問い合わせてみてもよいでしょう。
- それでもインターネットに接続できない場合は、次の方法に進みましょう。
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パート 5
パート 5 の 5:ルーターを初期化する
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1ルーターの「初期化(リセット)」ボタンを探す 通常、このボタンはルーターの背面にあります。
- 通常、「初期化(リセット)」ボタンを押すには、針やクリップなどの細いものが必要です。
- また、ルーターを初期化すると、ルーターに接続している機器がすべて切断されます。
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2「初期化(リセット)」ボタンを長押しする ルーターの初期化が完了するまで、少なくとも30秒間は押し続けましょう。
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3ネットワークに接続する ルーターの底面に記載されている工場出荷時のパスワードを使用して接続を行います。
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4アクセスできなかったWebサイトにアクセスしてみる それでもインターネットに接続できない場合、または利用しようとしているWebサイトにアクセスできない場合は、DNSエラーが発生していることについてインターネットサービスプロバイダに問い合わせましょう。
- ルーターを初期化してもDNSエラーが全く解消されない場合は、ルーターが2年以上前のものであれば、新しいルーターの購入を検討しましょう。
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ポイント
- ルーターを定期的に初期化することで、DNSエラーの発生を防ぐのに役立ちます。
注意事項
- DNSキャッシュをフラッシュして初めてWebサイトにアクセスしたときは、そのWebサイトの読み込みに少し時間がかかります。これは、そのWebサイトの新しいDNSアドレスの確立および検証が行われるためです。