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持ち運びに便利なパンフレットは、経費を掛けずにビジネス相手の信頼を得るのにうってつけのツールです。ここではMicrosoft Wordを使ってパンフレットを作成する方法をいくつかご紹介します。最初の2つの方法ではMicrosoftが提供する既存のテンプレートを使います。しかし、3番目と4番目の方法を使えば、みなさん独自のデザインでパンフレットを作成することができます。

方法 1
方法 1 の 4:

Office 2010のテンプレート

  1. 1
    Microsoft Wordを開きます。空白のページが表示されているはずです。
  2. 2
    画面左上にある「ファイル」メニューをクリックします。
  3. 3
    左端の項目の中から「新規作成」を選んでクリックします。
  4. 4
    テンプレートの一覧から「パンフレット/カタログ」を選択します。
  5. 5
    表示されたテンプレートの中から「パンフレット」を選択します。
  6. 6
    使いたいパンフレットの種類を選びます。テンプレートが保存されていない場合は、Officeが自動的にMicrosoftからダウンロードします。
  7. 7
    選択したパンフレットがMicrosoft Wordの画面に表示されます。みなさんの目的に合わせて編集を加えましょう。
  8. 8
    既存の画像を入れ替えます。変更したい画像や削除したい図をクリックします。
  9. 9
    「挿入」タブをクリックし、メニューの中から「図」をクリックします。画像ファイルの入ったフォルダーの中から、使いたい画像を選択します。
  10. 10
    選択した画像のサイズを調整し、既存の画像と入れ替えます。必要とあれば、画像の位置を調整しましょう。
  11. 11
    既存のテキストを削除します。変更を加えたいテキストボックスをクリックし、既存のテキストを削除して新たなテキストを入力します。
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方法 2
方法 2 の 4:

Office 2007のテンプレート

  1. 1
    画面左上のOfficeボタンをクリックし、「新規作成」をクリックします。
  2. 2
    テンプレートの一覧から「パンフレット」を選択します。
    • お使いのWordにパンフレットのテンプレートがない場合は、Microsoft.comの「テンプレート検索」にアクセスして「パンフレット」を選びましょう。
  3. 3
    みなさんの目的に合ったパンフレットを選択し、右下の「ダウンロード」をクリックします。
  4. 4
    テキストを編集します。既存のテキストをクリックするだけで、変更を加えることができます。テキストの内容だけでなく、フォントの種類や色も変更できます。
    • 既存のテキストはすべて新しいテキストで上書きしましょう。完成したパンフレットに、「製品、サービス、またはイベントの内容をここに記述します」などのテキストが残っていれば、とてもプロの仕事には見えません。既存テキストの消し忘れを防止する手っ取り早い方法は、新たなテキストを別のフォントカラーで入力することです。そうすれば、変更されていないテキストが一目で分かります。編集作業が終われば、フォントカラーはいつでも元に戻せます。
  5. 5
    画像を挿入します。
    • 既存の画像をクリックします。
    • Deleteを押して既存の画像を削除します。
    • 「挿入」タブをクリックして「図」を選択します。
    • フォルダーの中から使いたい画像を選択して「挿入(S)」をクリックします。
    • しばらくしてWord文書に画像が表示されます。必要に応じて画像のサイズや位置を調整しましょう。
    • 画像のサイズを変更するには、画像の隅をクリックしてドラッグします。また、画像自体をクリックしてドラッグすれば、画像を適切な位置に移動させることができます。
  6. 6
    必要に応じてさらに書式を変更しましょう。背景の配色を変更したり、クリック&ドラッグで画像やテキストボックスの位置を調整したり、新たに罫線を加えることもできます。
    • ページの中で編集を加えたい箇所(テキストボックス、画像、背景など)を直接右クリックすれば、ショートカットメニューが表示され、様々な編集・修正オプションを選択できます。
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方法 3
方法 3 の 4:

手動でパンフレットをデザインする(Word 2007以降)

  1. 1
    「ページレイアウト」タブをクリックし、「余白」をクリックして余白のサイズを設定します。紙面の端まできれいに印刷するために、上下左右の仕上がり線の外側に、少なくとも3mmの塗り足し幅を設けましょう。
    • パンフレットは二つ折り(または三つ折り)にするため、紙面のサイズは通常の文書に比べて小さくなります。なるべく短辺側に余白を設けてテキストや画像のスペースを確保しましょう。
  2. 2
    ページレイアウトのメニューにある「印刷の向き」をクリックし、「横」を選択します。
  3. 3
    ページレイアウトのメニューにある「段組み」をクリックし、段数を設定します。パンフレットを二つ折りにするか、または三つ折りにするかによって、段数は変わります。
    • 二つ折りのパンフレットを作成する場合は、1ページ目を2段、2ページ目を2段に設定します。
    • 三つ折りのパンフレットを作成する場合は、1ページ目を3段、2ページ目を3段に設定します。
    • 必要に応じて段の幅や段同士の間隔を調整します。もっとも、大抵の場合、幅や間隔は初期設定のままで問題はないでしょう。
  4. 4
    段の区切りを設定します。パンフレットの各段(または各紙面)は、それぞれ独立した内容で構成します。
    • 現在、文字カーソルがページ先頭の左端に見えているはずです。 ページレイアウトのメニューにある「区切り」をクリックし、「段区切り」をクリックします。ページが2段に分割され、文字カーソルが2段目の先頭に移動します。
    • 段組みを3段に設定した場合は、2段目に文字カーソルを置いたまま、同じ作業を繰り返します(文字カーソルが3段目の先頭に移動します)。
  5. 5
    ページの区切りを設定します。2ページ目、すなわちパンフレットの外側を作成します。
    • まだ表紙の設定をしていない場合は、文字カーソルを右側の段に置き、「挿入」タブをクリックしてメニューの中にある「ページ区切り」をクリックします。2ページ目が現れ、文字カーソルが2ページ目の先頭に移動します。2ページ目がパンフレットの外側になります。
  6. 6
    ステップ4と同じ方法で、2ページ目でも「段区切り」を行います。
  7. 7
    白紙の紙を使ってパンフレットの即席の見本を作りましょう。そうすれば、Word文書のレイアウトを見た目にも把握しやすくなります(パンフレットは折り畳み式のため、頭で考えただけでは、タイトルや本文の位置関係が理解しにくくなります)。
    • 白紙の紙を1枚用意して横向きに置きます。片方の面に「内側、ページ1」と書き、その裏に「外側、ページ2」と書きます。
    • 「内側、ページ1」と書かれた面を自身に向けて半分に折り畳みます。「外側、ページ2」と書かれた裏面の半分が自身に向きます。ちなみに、三つ折りの場合は、「外側、ページ2」と書かれた裏面の3分の2が自身に向きます。
    • 折り畳んだ用紙をパンフレットと考えて必要な情報を書き込みます。出来上がりのイメージに従って、表表紙(おもてひょうし)にあたる部分にタイトルを記し、内側の面にパンフレットの内容を書き込みます。
    • 用紙を開いて、すべての情報が適切な場所に書き込まれているかを確認しましょう。例えば、タイトルは「外側、ページ2」と書かれた面の右側に記されているはずです。すなわち、Word文書でいえば、2ページ目の右側の段にあたります。
  8. 8
    画像やテキストを追加します。印刷プレビューを使って、その都度出来上がりのイメージをチェックしましょう。
  9. 9
    テスト印刷をします。修正個所をチェックして、必要とあれば、印刷設定を変更しましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:

手動でパンフレットをデザインする(Word 2003以前)

  1. 1
    メニューバーにある「ファイル」をクリックし、「ページ設定」をクリックします。ダイアログボックスの中の「余白」タブをクリックして余白の幅を設定します。紙面の端まできれいに印刷するために、上下左右の仕上がり線の外側に、少なくとも3mmの塗り足し幅を設けましょう。
    • パンフレットは二つ折り(または三つ折り)にするため、紙面のサイズは通常の文書に比べて小さくなります。なるべく短辺側に余白を設けてテキストや画像のスペースを確保しましょう。
  2. 2
    再び「ファイル」をクリックし、「印刷」をクリックします。ダイアログボックスの中の「プロパティ」をクリックし、「用紙設定」タブをクリックします。印刷の向きを「横」に設定します。
  3. 3
    メニューバーにある「書式」をクリックし、「段組み」をクリックして段数を選択します。パンフレットを二つ折りにするか、または三つ折りにするかによって、段数は変わります。
    • 二つ折りのパンフレットを作成する場合は、1ページ目を2段、2ページ目を2段に設定します。
    • 三つ折りのパンフレットを作成する場合は、1ページ目を3段、2ページ目を3段に設定します。
    • 必要に応じて段の幅や段同士の間隔を調整します。もっとも、大抵の場合、幅や間隔は初期設定のままで問題はないでしょう。
  4. 4
    段の区切りを設定します。パンフレットの各段(すなわち各紙面)は、それぞれ独立した内容で構成しましょう。
    • ページ先頭の左端に文字カーソルが見えているのを確認して、メニューバーにある「挿入」をクリックします。「改ページ」をクリックし、「段区切り」のボタンをオンにします。文字カーソルが2段目の先頭に移動します。
    • 3段に設定している場合は、2段目に文字カーソルを置いたまま、同じ作業を繰り返します(文字カーソルが3段目の先頭に移動します)。
  5. 5
    ページの区切りを設定します。2ページ目、すなわちパンフレットの外側を作成します。
    • まだ表紙の設定をしていない場合は、文字カーソルを右側の段に置き、再び「挿入」をクリックします。「改ページ」をクリックし、「改ページ」ボタンをオンにします。文字カーソルが2ページ目の先頭に移動します。2ページ目がパンフレットの外側です。
  6. 6
    ステップ4と同じ方法で、2ページ目でも「段区切り」を行います。
  7. 7
    白紙の紙を使ってパンフレットの即席の見本を作りましょう。そうすれば、Word文書のレイアウトを見た目にも把握しやすくなります(パンフレットは折り畳み式のため、頭で考えただけでは、印刷した際の表裏の関係が理解しにくくなります)。
    • 白紙の紙を1枚用意して横向きに置きます。片方の面に「内側、ページ1」と書き、その裏に「外側、ページ2」と書きます。
    • 「内側、ページ1」と書かれた面を自身に向けて半分に折り畳みます。「外側、ページ2」と書かれた裏面の半分が自身に向きます。ちなみに、三つ折りの場合は、「外側、ページ2」と書かれた裏面の3分の2が自身に向きます。
    • 折り畳んだ用紙をパンフレットに見立てて必要な情報を書き込みます。どのような見た目にしたいかを考えながら、表表紙(おもてひょうし)にあたる部分にタイトルを記し、内側の面にパンフレットの内容を書き込みます。
    • 用紙を開いて、すべての情報が適切な場所に書き込まれているかを確認します。例えば、タイトルは「外側、ページ2」と書かれた面の右側に記されているはずです。すなわち、Word文書でいえば、2ページ目の右側の段にあたります。
  8. 8
    画像やテキストを追加します。印刷プレビューを使えば、いつでも仕上がり具合をチェックすることができます。
  9. 9
    テスト印刷をします。修正個所をチェックして、必要とあれば、印刷設定を変更しましょう。
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ポイント

  • Word画面の上部に通常のツールバー(ファイル、編集、表示、挿入…)が表示されていれば、そのWordは2003以前のバージョンです。
  • カタログのレイアウトがWord画面上でどのように表示されるのかを理解しましょう。カタログには表と裏があるため、Word文書は2ページの長さになります。1ページ目がカタログの内側、そして2ページ目がカタログの外側にあたります。二つ折りのカタログは、内側2面と外側2面で作成します。三つ折りのカタログは、内側3面と外側3面で作成します。
  • カタログは必ず両面印刷でプリントアウトしましょう。印刷の方法が分からなければ、wikiHowで調べましょう!
  • 一般的に、カタログには二つ折りと三つ折りの2種類があります。折目が1つの二つ折りカタログは、合計4面で作成します。折目が2つの三つ折りカタログは、合計6面で作成します。
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