N95マスクの着用方法

共同執筆者 Direct Relief

空気が汚れているときや感染症が流行しているとき、肺や全般的な健康を守るには、N95マスクの着用が効果的です。危険な微粒子を遮断するために作られたN95マスクは、軽く比較的安価で、このマスクを着用して有害な環境から身を守り、健康を保つことができます。

パート 1 の 3:
自分に合ったマスクを選ぶ

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    N95マスクを着用して、空気中の微粒子を遮断する N95マスクは、金属ヒューム(溶接などで生じた煙霧)、鉱物、粉塵、またはウイルスなどの生体粒子から肺を保護するのに適しています。インフルエンザが流行している場所、または汚染物質や火災などで空気が汚染されている場所で着用します。マスクは多層構造の軽い素材で作られており、鼻と口を覆ってぴったりとフィットします。[1]
    • 工業用または手術用などの、特別仕様のN95マスクもあります。
    • 名称の数字は微粒子の補集効率を示しており、N95は95%以上の粉塵や微粒子を補集します。
    • 油分がN95マスクのフィルターにダメージを与えるため、オイルミストが存在する場所での使用は避けましょう。N95 の「N」は、「耐油性なし(Not resistant to oil)」を表しています。
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    オイルミストが存在する環境下では、「R」または「P」タイプのマスクを着用する 鉱物、動物、植物、または合成油に対処する場合は、「R」または「P」タイプのマスクを使用しましょう。「R」は「耐油性あり(somewhat oil-resistant)」を意味し、製品の説明書に記載された特定の時間内であれば、オイルミストから防護します。また、「P」は「防油性あり(oil-proofまたはstrongly resistant)」を意味します。[2]
    • マスクはまた、P100 や R95などの数字で性能が区別され、数字は微粒子の補集効率を表しています。
    • ガスや蒸気中の有害物質の濃度が高く、マスクの許容暴露限界を超えている場合は、特別な吸収缶が付いた、より効果的な防毒マスクを着用しましょう。
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    さまざまなサイズを試して、最もフィットするマスクを見つける N95マスクのタイプによっては、XS、S、M、Lサイズが揃ったものもあります。可能であれば、購入する前にいくつかのサイズを試しましょう。マスクが顔にフィットしてずり落ちないかを確認し、さらに手で押さえてマスクが顔に密着するかも調べましょう。サイズが合っているか不確かな場合は、マスクがずり落ちないようにひとつ小さいサイズを選びましょう。
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    呼吸器や心臓に疾患がある場合は、担当医に相談する N95マスクの着用で息苦しくなることがあり、特に呼吸器や心臓に問題がある場合は注意が必要です。マスク着用にあたっての注意事項を、医師に尋ねましょう。呼吸がしやすく、マスク内に熱気がこもらない、排気弁が付いたマスクを使用できるかもしれません。ただし、吐く息はフィルターを通らずにマスクの外に出るため、このタイプのマスクは、手術室のような無菌環境を維持する必要がある場所で使用すべきではありません。次の問題を抱えている場合は、マスクを使用する前に医師に相談しましょう。[3]
    • 呼吸障害
    • 肺気腫
    • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
    • 喘息
    • 心肺の疾患
    • 免疫不全疾患[4]
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    米国労働安全研究所(NIOSH)に認可されたN95マスクを購入する N95マスクは、薬局やインターネットで購入できます。米国労働安全研究所に認可されたマスクを購入することが重要です。認可済みであれば、パッケージまたはマスクにNIOSHのロゴと認可番号が記載されています。[5]
    • 職場でN95マスクが必要な場合は、職場からの支給が義務付けられているかもしれません。
    • 米国労働安全研究所から認可を受けていないマスクには、あまり効果がないものもあります。
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    必要なときに備えて、マスクを常備する 感染症の流行や深刻な大気汚染が発生すると、マスクの需要が増大して売り切れが続出します。自分と家族のためにマスクを常備しておきましょう。各人に2、3枚のマスクを揃えておくとよいでしょう。
    • マスクをストックする際は、居住地域の環境も考慮しましょう。例えば、顕著な公害問題がある都市に住んでいる場合は、きれいな空気の郊外に住んでいる場合よりも、さらに多くのマスクが必要です。
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パート 2 の 3:
マスクを正しく着用する

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    可能であれば、着用前にひげを剃る N95マスクの着用が必要であると判断した場合、ひげをすべて剃りましょう。ひげがあるとマスクが顔に密着せず、マスクの効果が損なわれます。[6]
    • 緊急時でひげを剃る時間がない場合は、可能な限り顔に密着するようにマスクを装着しましょう。
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    マスクを着用する前に、手をよく洗う 石鹸を使って手を洗い、マスクが濡れないように手をよく乾かしましょう。手を洗うことで、使用前のマスクの汚染を防ぎます。[7]
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    手をカップ状にしてマスクを持ち、口と鼻を覆う ゴムバンドが下に垂れるようにして、マスクを手のひらに載せます。マスクで鼻と口を覆い、ノーズピースを鼻にフィットさせます。マスクの下部があごを包むようにかぶせましょう。[8]
    • マスクを清潔に保つため、マスクの外側と縁以外の部分に触れないようにしましょう。
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    上下のゴムバンドを頭にかける マスクに2本のゴムバンドが付いている場合は、下のゴムバンドを頭の後ろ(耳のすぐ下)にまわして首にかけます。引き続ぎ片手でマスクを顔に押しつけながら、上のゴムバンドを耳の上にかけましょう。[9]
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    ノーズピースを鼻の形に合わせる マスク上部の金属製のノーズピースに、両手の人差し指と中指をあてます。両側から指で押さえつけ、鼻の形に合わせて密着させます。[10]
    • ノーズピースが付いていない場合は、マスクが鼻に密着しているかを確認しましょう。
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    子供への対策を考える N95マスクは子供用にデザインされていないため、子供の顔には正しくフィットしません。空気が汚染されている場合は、できる限り子供の外出を控えましょう。インフルエンザの流行時には、食事の前とくしゃみや咳をした後に手洗いをさせるなど、予防措置をとりましょう。また、N95以外の子供用のマスクを着用させてもよいでしょう。[11]
    • 17、18歳以下の子供にN95マスクを着用させてはいけません。
    • これより年上のティーンエージャーであれば、N95マスクが正しくフィットし快適に装着できるかを試してもよいでしょう。マスクが適切に密着する場合は、マスクを着用して歩き回り、めまいや呼吸困難などの問題がないかを注意深く観察しましょう。問題がある場合は、マスクを外して屋内に戻りましょう。
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パート 3 の 3:
マスクの密着性の確認と外し方

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    マスクを通して呼吸をし、漏れがないかをテストする 両手でマスクを押さえ、息を吸ってマスクが顔に密着しているかを調べます。次に、息を吐いてノーズピースやマスクの縁から空気漏れがないかを確認しましょう。鼻の周囲から空気が漏れている場合は、ノーズピースを調節しましょう。マスクの縁から空気漏れがある場合は、頭の横のゴムバンドの位置を調節しましょう。[12]
    • それでもマスクが完全に密着していない場合は、友人や家族に手伝ってもらうか、違うサイズやタイプを試しましょう。
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    ゴムバンドを引っ張ってマスクを外す マスクの正面に触れないように、下のゴムバンドを引っ張って頭から外します。ゴムバンドは胸に垂らしておきます。次に、上のゴムバンドを引っ張ってマスクを外しましょう。[13]
    • マスクは捨てるか、清潔な密閉容器またはバッグ内に保管しましょう。
    • 汚染している可能性があるため、マスク自体には触れないように注意しましょう。
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    医療現場で使用したマスクは廃棄する 病人の対応または感染症対策にマスクを使用した場合は、マスクの表面は汚染している可能性があります。有害な微粒子に触れないために、適切な方法で廃棄しましょう。マスクに触れないように慎重にゴムバンドを持ち、ゴミ箱に捨てましょう。[14]
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    マスクが乾燥していて密着していれば、再度着用する マスクの着用目的が環境汚染物質からの防護で、マスクが有害な細菌に触れていない場合は、マスクを再使用しても構いません。装着するたびに、マスクが顔に密着しているかを確認しましょう。マスクは清潔な密閉容器またはバッグに保管し、他の物に触れて形が崩れないように注意しましょう。
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このwikiHow記事について

人道支援団体
この記事はDirect Reliefが共著しています。 「Direct Relief」はアメリカの全州(50州)、そして世界の80か国で活動する人道支援団体です。現在までその支援活動に対し、数々の賞が与えられてきました。Direct Reliefは緊急事態や自然災害に見舞われた人たちを助けることに焦点を置いています。組織の透明性、そして効率的で効果的な活動内容は、Charity NavigatorやGuideStar(慈善活動の審査をする組織)、そしてペンシルバニア大学のチャリティー団体「Center for High Impact Philanthropy」から高い評価を受けています。
カテゴリ: 健康
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