PS3を脱獄する方法

この記事では、PlayStation 3（以下、PS3）を「脱獄（Jailbreak）」する方法を紹介します。PS3を脱獄することで、PS3で通常は使用できないModやチート、サードパーティ製アプリ、ゲームをインストールできるようになります。ただし、PS3を脱獄することはソニーの利用規約に反しているので、脱獄状態の間にオンライン接続すれば、アカウントが永久停止されるリスクを負うことになります。また、薄型モデルの一部や超薄型モデルのように、PS3のモデルによっては脱獄できないものもあるので注意しましょう。また、脱獄したPS3を販売する行為は商標権侵害となる可能性が高いので、絶対にやめましょう。

パート 1

パート 1 の 6:
脱獄の準備をする

1
脱獄ファイルをダウンロードする　パソコンで脱獄ファイルのホスティングサイトにアクセスして、ダウンロードという赤いボタンをクリックし、ブラウザからファイルの保存を求められたら、許可をクリックしましょう。転送が完了すると、脱獄ファイルのZIPフォルダがパソコンにダウンロードされます。
- 脱獄ファイルのダウンロードには時間がかかることがあるので、他の準備に移る前にダウンロード処理を開始しましょう。
2
USBメモリをFAT32にフォーマットする　フォーマット処理中に「フォーマット」ドロップダウンメニューから「FAT32」を選択して、USBメモリをFAT32にフォーマットすると、USBメモリを使用して後でPS3をアップデートできるようになりますが、現在保存されているファイルもすべて削除されます。
- USBメモリの容量は8GB以上でなければなりません。
- USBメモリはフォーマットした後もパソコンに接続したままにしておきましょう。
3
PS3の型番を確認する　PS3の背面または底面に「CECH」で始まる数字（または英数字）のシリアルコードが記載されているので確認しましょう。
4
PS3の型番と対応モデルを比較する　脱獄可能なPS3のモデルには、以下のようなものがあります。
- 厚型：厚型モデルはすべて対応しています。
- 薄型：「CECH」に続く最初の2桁の数字が「20」、「21」、または「25」で、PS3のバージョンが3.56未満の場合は対応しています。
- 超薄型：超薄型モデルは、どのバージョンでも脱獄することができません。
5
PS3が「NAND」と「NOR」のどちらかを把握する　PS3は型番によって種類を判別することが可能で、これにより、後で使用するカスタムファームウェア（CFW）の種類が決まります。
- 厚型：「CECH」に続く最初の文字が「A」、「B」、「C」、「E」、または「G」の場合は「NAND」で、それ以外の文字の場合は「NOR」です。
- 薄型：脱獄に対応している薄型モデルはすべて「NOR」です。
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パート 2

パート 2 の 6:
ファームウェアチェックドライブを作成する

1
脱獄ファイルのZIPフォルダを展開する　この手順はパソコンのOSによって異なります。
- Windows：ZIPフォルダを開き、展開タブをクリックして、すべて展開をクリックするとウィンドウが表示されるので、その下部にある展開をクリックしましょう。展開が完了すると、展開したフォルダが開きます。
- Mac：ZIPフォルダをダブルクリックして展開しましょう。展開が完了すると、展開したフォルダが開きます。
2
「Step 1」フォルダを開く　「PS3 Jailbreak Kit」フォルダをダブルクリックし、 Step 1 - Minimum Version Checkerフォルダをダブルクリックします。
3
「PS3」フォルダをコピーする　「PS3」フォルダをクリックし、Ctrl+C（Windows）または⌘ Command+C（Mac）を押してコピーします。
4
「PS3」フォルダをUSBメモリのドライブに貼り付ける　「エクスプローラー」（Windows）または「Finder」（Mac）ウィンドウの左下にあるドライブ名をクリックしてUSBメモリのドライブを開き、空白部分をクリックしてCtrl+V（Windows）または⌘ Command+V（Mac）を押します。フォルダの貼り付けが完了したら先に進みましょう。
5
USBメモリを取り外す　USBメモリがPS3用にセットアップされたので、これを使用してPS3のファームウェアを確認していきましょう。

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パート 3

パート 3 の 6:
PS3の互換性を確認する

1
USBメモリをPS3の右端のUSBスロットに接続する　他のスロットを使用すると処理が誤動作する可能性があるので注意しましょう。
2
ファームウェア番号の場所に移動する　メインメニューから設定を選択して、システムアップデート→記録メディアからアップデートの順に選択し、ダイアログが表示されたらOKを選択します。
3
ファームウェア番号を確認する　「本機にインストールできるアップデートデータはバージョン」というテキストの右側に表示されている数字は「3.56」以下でなければなりません。
- 「3.56」を超える数字が表示されている場合は、PS3を脱獄することができず、脱獄しようとするとコンソールに修復不可能な損傷が生じます。
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パート 4

パート 4 の 6:
インストールドライブを作成する

1
USBメモリをパソコンに再度接続する　PS3が脱獄に対応していることがわかったので、インストールドライブを作成していきましょう。
- 繰り返しになりますが、PS3のファームウェア番号が「3.56」を超える場合は、PS3を脱獄することができず、脱獄しようとするとPS3が動作しなくなります。
2
「PS3」フォルダをUSBメモリのドライブから削除する　「PS3」フォルダを削除するだけで、ドライブからも削除されます。
3
「Step 2」フォルダを開く　展開したPS3 Jailbreak Kitフォルダ内のStep 2 - 4.82 Rebug & Jailbreak Filesフォルダをダブルクリックして開きます。
4
「Step 2」フォルダの中身をUSBメモリのドライブにコピーする　フォルダ内の「flsh.hex」フォルダと「PS3」フォルダの両方をクリック＆ドラッグで選択して、Ctrl+C（Windows）または⌘ Command+C（Mac）を押し、USBメモリのドライブを開いて、Ctrl+V（Windows）または⌘ Command+V（Mac）を押します。
5
USBメモリを再度取り外す　では、最後にUSBメモリをPS3に再度接続して、脱獄が完了するまで接続したままにしておきましょう。

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パート 5

パート 5 の 6:
ファームウェアをインストールする

1
USBメモリをPS3の右端のUSBスロットに再度接続する　USBメモリは脱獄処理が完了するまで接続したままにしておきましょう。
2
PS3のブラウザを起動する　PS3のホーム画面に表示されているwwwアイコンを選択します。
3
「空白のページ」オプションをホームページに設定する　ホームページに設定するには、以下の操作を行います。
- △ボタンを押します。
- ツールを選択します。
- ホームページを選択します。
- 空白のページを使用するを選択します。
- OKを選択します。
4
一時ファイルを削除する　一時ファイルを削除しないと、カスタムファームウェア（CFW）をダウンロードしようとしたときにエラーが発生する可能性があるので注意しましょう。一時ファイルの種類に応じて、以下の操作を行います。
- Cookie：△ボタンを押して、ツール→Cookie削除の順に選択し、ダイアログが表示されたらはいを選択します。
- 検索履歴：△ボタンを押して、ツール→検索履歴削除の順に選択し、ダイアログが表示されたらはいを選択します。
- キャッシュ：△ボタンを押して、ツール→キャッシュ削除の順に選択し、ダイアログが表示されたらはいを選択します。
- 認証情報：△ボタンを押して、ツール→認証情報削除の順に選択し、ダイアログが表示されたらはいを選択します。
5
アドレスバーを表示する　PS3のコントローラーのSELECT（セレクト）ボタンを押します。
6
アドレスを入力する　以下の3つのアドレスのいずれかをアドレスバーに入力し、START（スタート）ボタンを押します。このいずれかのサイトが動くまで何度か試してみる必要があるかもしれないので注意しましょう。
- http://ps3.editzz.net/
- http://redthetrainer.com/ps3/norNandWriter
- http://ps3hack.duckdns.org/
- 上記のサイトは、PS3のブラウザで初めて開いたときに動くことがほとんどないので、粘り強く試してみましょう。
7
コンソールのタイプを選択する　パート1で判別したコンソールのタイプに応じて、NANDまたはNORオプションのいずれかを選択します。
- http://ps3.editzz.net/の場合は、まず画面上部のChoose Console（コンソール選択）タブを選択しなければなりません。
8
ダウンロードページをブックマークに追加し、ブラウザを閉じる　「SELECT（セレクト）」ボタンを押すとメニューが表示されるのでブックマークに追加を選択し、〇ボタンを押して、ダイアログが表示されたらはいを選択するとブラウザが閉じます。
9
ダウンロードページを再度開く　ブラウザを起動して、 SELECT （セレクト）ボタンを押し、保存したURLを選択して、ダイアログが表示されたらOKを選択します。
10
Write to Flash Memory（USBメモリに書き込む）オプションを選択する　このオプションがページ下部にあるので、選択するとカスタムファームウェア（CFW）のダウンロードが開始されます。
11
インストールが完了するまで待つ　画面下部に「SUCCESS ...（成功...）」という緑色のボタンが表示されたら、カスタムファームウェア（CFW）のインストールは完了です。^{[1]
X
出典文献}
- 画面下部に「SUCCESS ...（成功...）」という緑色のボタンが表示されない場合は、Write to Flash Memory（USBメモリに書き込む）オプションを再度選択しましょう。
- 「SUCCESS ...（成功...）」というボタンは表示されたが、PS3がフリーズしている場合は、10分ほど待ちましょう。フリーズ解除されない場合は、PS3を一度シャットダウンしてから電源を入れ直し、NORまたはNANDのカスタムファームウェア（CFW）を再度インストールしてみましょう。
12
PS3の電源を切る　カスタムファームウェア（CFW）のインストールが完了すると、数秒後（場合によっては数分後）、ビープ音が鳴ってPS3の電源が自動的に切れます。

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パート 6

パート 6 の 6:
PS3を脱獄する

1
PS3の電源を入れ直す　PS3の電源を1分以上切ったら、同期コントローラーを使用して電源を入れ直します。
- PS3で「破損」ファイルの復元を許可するように求めるダイアログが表示されたらOKを選択して、コンソールでファイルのバックアップを許可しましょう。
2
設定を選択する　画面上部にあるブリーフケースの形をしたアイコンのことですが、選択するには左にスクロールする必要があるかもしれません。
3
システムアップデートを選択する　PS3の「システムアップデート」メニューが表示されます。
4
記録メディアからアップデートを選択する　PS3に接続されているUSBメモリがスキャンされます。
5
ダイアログが表示されたら、OKを選択する　更新プログラムのインストール先が脱獄用のUSBメモリに指定された状態でアップデート処理が開始されます。
6
ファームウェアのインストールが完了するまで待つ　これには最大1時間かかる場合があるので、しばらく待ちましょう。脱獄が完了するとPS3のホーム画面に戻るはずなので、早速脱獄したPS3を試してみましょう。
- PS3がフリーズしたり、脱獄のインストールができなかったりした場合は、このパートを少なくともあと2回、繰り返し行いましょう。それでもうまくいかない場合は、「ファームウェアをインストールする」という項目で紹介しているいずれかのサイトからカスタムファームウェア（CFW）をダウンロードしてみましょう。
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ポイント

PS3の脱獄は試行錯誤の連続です。上記の手順を初めて試す場合、必要なソフトウェアのインストールがうまくいくことはほとんどありません。処理がうまくいかなくてもすぐには諦めず、必ず何度かやり直してみましょう。
脱獄したPS3では、ホーム画面アプリからレトロゲームまで何でもインストールすることができます。

注意事項

PS3を脱獄すると、PlayStation Networkにサインインすることができなくなり、アカウント（またはコンソール）をオンラインにすること（マルチプレイなど）も禁止される可能性があります。
互換性のないPS3にカスタムファームウェアをダウンロードしてインストールしようとすると、コンソールが動作しなくなり、永久に使用できなくなる可能性があります。