Tor Browserで接続経路を指定する方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

「Tor」は接続経路を匿名化するデスクトップブラウザーです。この記事では、「Tor」の入口ノードと出口ノードを独自に指定する方法を解説します。接続経路を独自に指定すると、他の国の特定のサーバーを経由して、Web サイトの地理的制限(ジオブロッキング)を回避できるようになります。ただし、「Tor」はすべての国で利用できるわけではありません。つまり、一部の国によっては接続経路の指定ができない場合もあるので注意しましょう。

方法 1 の 2:
Windowsの場合

  1. 1
    「Tor」を少なくとも一度は起動したことがあること 「torrc」ファイル(Torの出口ノードの指定を行うファイル)を表示するには、「Tor」をコンピューター上で少なくとも一度は起動している必要があります。
    • 「Tor」を起動するには、「Tor」のアイコンをダブルクリックしてから、接続をクリックします。
  2. 2
    「Tor」フォルダを開く 「Tor」をインストールしたフォルダに移動し、そのフォルダをダブルクリックして開きます。
  3. 3
    「torrc」というファイルをさがす 「torrc」ファイルが保存されている場所に移動するには、「Tor」のインストールフォルダ内で次の操作を行います。
    • Browserフォルダをダブルクリックします。
    • TorBrowserフォルダをダブルクリックします。
    • Dataフォルダをダブルクリックします。
    • Torフォルダをダブルクリックします。
  4. 4
    「torrc」ファイルを「メモ帳」で開く 「torrc」ファイルをダブルクリックし、「プログラムから開く」ウィンドウが開いたらメモ帳を選択して、開くをクリックします。これで、「torrc」ファイルのテキストを編集することができます。
  5. 5
    「EntryNodes...」という行を挿入する カーソルを文書の最後の行の下に置いてから、EntryNodes {} StrictNodes 1と入力して、 Enterを押します。[1]
  6. 6
    「ExitNodes...」という行を挿入する ExitNodes {} StrictNodes 1と入力して、 Enterを押します。
  7. 7
    入口ノードと出口ノードに指定したい国のコードを調べる ウェブブラウザーからhttps://web.archive.org/web/20180328074444/http://www.b3rn3d.com/blog/2014/03/05/tor-country-codes/にアクセスし、「List of country codes for Tor」という見出しまで下にスクロールして、入口ノードと出口ノードに指定したい国のコードを調べます。
    • 例えば、「Tor」のブラウズセッションを「カナダ」で開始して、「ウガンダ」で終了したい場合は、「カナダ(ca)」と「ウガンダ(ug)」の国コードを調べましょう。
  8. 8
    入口ノードと出口ノードに指定したい国のコードを入力する 「EntryNodes」という行の右側にある波括弧{}に、セッションを開始するときに使用したい国のコードを入力してから、「ExitNodes」という行で同じように、セッションを終了するときに使用したい国のコードを入力します。例えば、「カナダ」を入口ノード、「ウガンダ」を出口ノードに指定する場合、各行は以下のようになります。
    • EntryNodes {ca} StrictNodes1
    • ExitNodes {ug} StrictNodes1
  9. 9
    「StrictNodes」を無効にする(任意) 「StrictNodes」を無効にするには、StrictNodes 1StrictNodes 0に置き換えます。これで、指定したコードが機能しない場合に、他の国のコードが使用されるようになります。
  10. 10
    「StrictNodes」に複数の国を追加する 入口ノードや出口ノードで「StrictNodes」を有効にしておきたい場合は、国を1つだけではなく複数追加したほうがよいかもしれません。波括弧で囲んだ国コードをさらに追加すれば国を追加することができますが、必ずカンマで区切るようにしましょう。例えば、「ExitNodes」の行に「ウガンダ」だけではなく「アメリカ」と「フランス」も追加したい場合は、以下のようになります。
    • ExitNodes {ug},{us},{fr} StrictNodes 1
      • 波括弧で囲んだ国と国の間にスペースが入っていないことを確認しましょう。
  11. 11
    元の「torrc」ファイルを更新したファイルに置き換える これにより、「Tor Browser」における国の指定が保存されます。
    • ファイルをクリックします。
    • 名前を付けて保存... をクリックします。
    • 「ファイルの種類」のドロップダウンボックスをクリックして、すべてのファイルをクリックします。
    • メインウィンドウにある「torrc」ファイルをクリックして選択します。
    • 保存をクリックします。
    • プロンプトが表示されたら、はいをクリックします。
  12. 12
    「Tor」を起動する とくに遠い国を選択した場合は、「Tor」の起動に少しだけ時間がかかるかもしれません。
  13. 13
    接続経路の入口ノードと出口ノードを確認する 「Tor Browser」から任意のウェブサイト(例:https://www.google.com/)にアクセスして、ページの左上にある玉ねぎの形をしたアイコンをクリックすると、「このサイト用のTorサーキット」という見出しの入ったドロップダウンメニューが表示され、ブラウザー、入口ノード、中間ノード、出口ノード、インターネットの順に列挙されます。
    • 上記の例の場合は、このブラウザー>カナダ(IPアドレス)>[国名](IPアドレス)>ウガンダ(IPアドレス)>インターネットのようになります。
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方法 2 の 2:
Macの場合

  1. 1
    「Tor」を少なくとも一度は起動したことがあること 「torrc」ファイル(Torの出口ノードの指定を行うファイル)を表示するには、「Tor」をコンピューター上で少なくとも一度は起動している必要があります。
    • 「Tor」を起動するには、「Tor」のアイコンをダブルクリックしてから、接続をクリックします。
  2. 2
    移動をクリックする 画面上のメニューバーにあります。これをクリックすると、ドロップダウンメニューが表示されます。
  3. 3
    フォルダへ移動...をクリックする ドロップダウンメニューの一番下にあります。このオプションをクリックすると、画面の中央にテキストボックスが表示されます。
  4. 4
    「Tor」フォルダのアドレスを入力する ~/Library/Application Support/TorBrowser-Data/Tor/と入力して、 Returnを押すと、「torrc」ファイルが保存されている場所に移動します。[2]
  5. 5
    「torrc」ファイルを「テキストエディット」で開く 「torrc」ファイルをダブルクリックして、プログラムの選択を求められたらテキストエディットを選択します。これで、「torrc」ファイルのテキストを編集することができます。
  6. 6
    「EntryNodes...」という行を挿入する カーソルを文書の最後の行の下に置いてから、EntryNodes {} StrictNodes 1と入力して、 Returnを押します。
  7. 7
    「ExitNodes...」という行を挿入する ExitNodes {} StrictNodes 1と入力して、 Returnを押します。
  8. 8
    入口ノードと出口ノードに指定したい国のコードを調べる ウェブブラウザーからhttps://web.archive.org/web/20180328074444/http://www.b3rn3d.com/blog/2014/03/05/tor-country-codes/にアクセスし、「List of country codes for Tor」という見出しまで下にスクロールして、入口ノードと出口ノードに指定したい国のコードを調べます。
    • 例えば、「Tor」のブラウズセッションを「カナダ」で開始して、「ウガンダ」で終了したい場合は、「カナダ(ca)」と「ウガンダ(ug)」の国コードを調べましょう。
  9. 9
    入口ノードと出口ノードに指定したい国のコードを入力する 「EntryNodes」という行の右側にある波括弧{}に、セッションを開始するときに使用したい国のコードを入力してから、「ExitNodes」という行で同じように、セッションを終了するときに使用したい国のコードを入力します。例えば、「カナダ」を入口ノード、「ウガンダ」を出口ノードに指定する場合、各行は以下のようになります。
    • EntryNodes {ca} StrictNodes1
    • ExitNodes {ug} StrictNodes1
  10. 10
    「StrictNodes」を無効にする(任意) 「StrictNodes」を無効にするには、StrictNodes 1StrictNodes 0に置き換えます。これで、指定したコードが機能しない場合に、他の国のコードが使用されるようになります。
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    「StrictNodes」に複数の国を追加する 入口ノードや出口ノードで「StrictNodes」を有効にしておきたい場合は、国を1つだけではなく複数追加したほうがよいかもしれません。波括弧で囲んだ国コードをさらに追加すれば国を追加することができますが、必ずカンマで区切るようにしましょう。例えば、「ExitNodes」の行に「ウガンダ」だけではなく「アメリカ」と「フランス」も追加したい場合は、以下のようになります。
    • ExitNodes {ug},{us},{fr} StrictNodes 1
      • 波括弧で囲んだ国と国の間にスペースが入っていないことを確認しましょう。
  12. 12
    元の「torrc」ファイルを更新したファイルに置き換える  Command+Sを押してから、「テキストエディット」を終了します。これで、「torrc」ファイルの元のテキストが更新したテキストに置き換えられるはずです。
  13. 13
    「Tor」を起動する とくに遠い国を選択した場合は、「Tor」の起動に少しだけ時間がかかるかもしれません。
  14. 14
    接続経路の入口ノードと出口ノードを確認する 「Tor Browser」から任意のウェブサイト(例:https://www.google.com/)にアクセスして、ページの左上にある玉ねぎの形をしたアイコンをクリックすると、「このサイト用のTorサーキット」という見出しの入ったドロップダウンメニューが表示され、ブラウザー、入口ノード、中間ノード、出口ノード、インターネットの順に列挙されます。
    • 上記の例の場合は、このブラウザー>カナダ(IPアドレス)>[国名](IPアドレス)>ウガンダ(IPアドレス)>インターネットのようになります。
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ポイント

  • 「Tor」の初期設定処理では、現在地に最も適した国が出口ノードにランダムで指定されます。
  • 「Tor」が国内で制限されている場合は、構成または設定をクリックしてから、「Torは私の国では検閲されています」というチェックボックスにチェックを入れると、別の国を経由した接続経路の指定をランダムで試行することができます。

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注意事項

  • 出口ノードのプールを制限すると、Tor ネットワーク全体で自分のフィンガープリントが大幅に増加して、他人のトラフィックと比較して自分のトラフィックが「目立つ」ようになり、匿名性を利用した事例には不向きになってしまいます。
  • 一般に信じられているのとは違って、Torの接続経路は、初期設定のほうが独自の設定より優れている傾向にあります。
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